Steinberg Cubase VST 用 XG ボイスリストマニュアル


Steinberg Cubase VST 用 XG ボイスリストは、Steinberg 社のオーディオ/MIDI シーケンスソフト Cubase VST で XGフォーマット対応音源の内蔵音色名の表示を行なうためのスクリプトファイルです。 本ファイルは、Cubase VST バージョン5.0〜5.1にて使用されることを推奨いたします。 その他のバージョンのCUBASEでは正常に動作しない可能性もありますのでご注意ください。

【対応音源】

  MU2000(Extended Edition) / MU1000 / MU500 / MU100シリーズ / MU90 / MU80 / MU50
  / S-YXG100 / S-YXG50 などXGフォーマット対応音源全般

※ご使用の音源により選択できない音色があります。詳しくは ご使用の音源のマニュアルをご参照ください。

■ご注意
  • このスクリプトおよびマニュアルの著作権は、すべてヤマハ株式会社が所有します。
  • このスクリプトおよびマニュアルの一部または全部を無断で複製、改変することはできません。
  • このスクリプトおよびマニュアルを運用した結果およびその影響については、ヤマハ株式会社は 一切責任を負いかねますのでご了承ください。
  • このソフトウェアは無償で配布させていただいているため、ユーザーサポートサービスは お受けになれません。
  • シーケンスソフトウェアの操作、設定につきましては各ソフトウェアメーカーのサポートセンターに お問い合わせ下さい。
  • このマニュアルに掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。 したがって、最終仕様と異なる場合がありますのでご了承ください。
  • このマニュアルに掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
■目次
  1. スクリプトファイルをインストールする
  2. インストゥルメントを設定する
  3. 音色名を表示させてみる
  4. ご使用についての注意
  1. スクリプトファイルをインストールする。
    scriptフォルダ内の全ファイルを、既にインストール済みのCubase内のinactiveフォルダに コピーします。初期設定の場合、inactiveフォルダは以下の場所にインストールされています。

    【Windows】
    C:\Program Files\Steinberg\Cubase VSTxx 5.0\Scripts\Patchnames\inactive


    インストールされているフォルダは、ユーザーの設定、ソフトウェアのバージョンにより 多少異なることがございますので、あらかじめご了承ください。

  2. インストゥルメントを設定する。
    音色名を表示させたいMIDIトラックを選択します。画面左端のトラック情報(Track Info)から インストゥルメント欄をクリックして、インストゥルメントの設定を選択します。


    インストゥルメントの設定(Setup Instruments)ダイアログが表示されますので、 名称欄に任意の名前を入力し、パッチ名ソース(Patchname Source)ポップアップメニューから パッチ名スクリプトを選択します。

    パッチ名機器(PatchnameDevice) ポップアップメニューから、設定(Setup…)を選択します。 (初期設定では、GMまたはYamahaXG対応のスクリプトのみが選択可能になっています。)
    ※この時、インストールされている全てのスクリプトファイルの一覧を自動的に作成します。

    パッチ名スクリプトの設定(Setup Patch Name Scripts)ダイアログが表示されたら、 ポップアップメニューから目的の音源を選択します。ここでは、「XG Patchname.txt」、 「XG Samp_AD.txt」のファイルのうち、いずれかを選択します。

    ※(参考)下記は本スクリプトではありませんが、MOTIFのパッチネームを選択した場合の画面です。


    アクティブ(Active)チェックボックスを使用して、MIDI音源のスクリプトを設定します。 必要に応じて手順を繰り返して別の音源の設定も行い、最後にOKをクリックします。

  3. 音色名を表示させてみる。
    音色名を表示させたいMIDIトラックを選択します。
    トラック情報(Track Info)から、インストゥルメント欄をクリックして、インストゥルメントの 設定を選択します。
    ここで、パッチ名ソース(Patchname Source)にパッチ名スクリプト(Patch Name Scripts)が、
    パッチ名機器(PatchnameDevice)に下記の任意のスクリプト名が表示されていることを確認します。
    (Yamaha XG, XG Samp_A/D)
    OKをクリックしダイアログを閉じます。

    パッチ名を設定したMIDIトラックを選択した状態で、画面左端のトラック情報(Track Info)から、 パッチ名(Pacth Name)をクリックします。ここで設定したパッチネームによる音色の選択が可能です。

    ※(参考)下記は本スクリプトではありませんが、MOTIFのパッチネームを設定した場合の画面です。


    また、このボイスリストには、ドラムキットのキーネームも含んでいますので、 パッチを設定したMIDIパートをドラムエディットで開くと、キーネームがサウンドリストに 表示されます。

    ただし、これらの音色名(ドラムキットも含む)は使用するトラックをCubase上で ドラムトラックに設定した場合は反映されせん。トラックをMIDIトラックに設定した場合にのみ 適用されます。

  4. ご使用についての注意
    XG Patchname.txtとXG Samp_AD.txtに関しては、共にXG音源の音色名を表示させるためのスクリプトですが、 XG Patchname.txtはノーマル音色/ドラムキット用、XG Samp_AD.txtはMU2000でのみ使用できる Sampling Voice/Sampling Kitと、AD/INPUT端子搭載音源のみ使用できるA/D INPUTプリセット切り替え用のパッチネームです。
    ただし、A/D INPUTプリセット切り替え用のパッチネームを使用するためには、あらかじめ システムエクスクルーシブデータを転送し、A/DインプットのMIDIチャンネル、プログラムチェンジ、 バンクセレクトなどを設定しておく必要があります。

    XG用のパッチリストには、パッチ名後に「***」等の印が追加されているものがあります。 印は、以下のような意味を持ち、これによってお手持ちのXG音源で音色を選択できるか できないか判断することができます。

    **
    :MU80 Extension (MU80より拡張された音色)
    ***
    :MU90 Extension (MU90より拡張された音色)
    *4
    :MU100 Extension (MU100より拡張された音色)
    *5
    :MU128 Extension (MU128より拡張された音色)
    *6
    :MU2000/MU1000 Extension (MU2000/MU1000より拡張された音色)

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