ヤマハの楽器作り

ヤマハの楽器作り

ヤマハの打楽器は、熟練の技を持った職人の技術と、最新鋭のテクノロジーを駆使した設計技術、そして安定した品質のもとに成り立っています。
ティンパニを作り上げるときのハンマーのひと打ち、マリンバの音板仕上げのひと削りが音色や音程を大きく決定づけるのです。
ここでは、打楽器工場の様子やヤマハの環境への取り組みについてご紹介いたします。
ヤマハが自信と誇りを持って送り出すこの楽器に、あなたの演奏で命を吹きこんでください。
きっと、多くの人たちと感動をともに創ることができるでしょう。

環境への取り組み

希少木材の代替材として。そして屋外演奏にも最適なFRP「アクースタロンTM」。

楽器の材料として用いられる木材の中には、いまや希少な資源となったものが少なくありません。マリンバやシロフォンなどに用いられるローズウッドは、材料として十分に成長するまでに200年以上はかかるといわれています。だからと言って、その木材を別の種類の木材へと簡単には変更できません。音色や音質の違い、耐久性など、難しい要素が多々あるからです。

ヤマハはこれらの希少木材の代替材を研究するために、マリンバ、シロフォンの音板の素材解析に有限要素法というシミュレーション技術を導入し、従来のローズウッドの音響特性を分析しました。それをもとにして、代替材としてFRP「アクースタロンTM」を開発、採用した製品を1985年から量産しています。Fiber(繊維)、Reinforced(強化された)、Plastics(プラスチック)の略でガラス繊維を束ねてプラスチックで固めた合成素材です。これは単純なプラスチックの塊とは違い、自然木材の構造に近くなるよう、木目方向に繊維を束ねることで、音色、音質をローズウッドに近づけています。このアクースタロンTMの導入で、ヤマハは希少木材の使用量を減らすことができました。

また、アクースタロンTMの特長として、木材に比べ、気温や湿度の変化に影響されることが少ないことが上げられます。これは屋外の演奏に適しているということで、炎天下でも曇りの日も、安定した音で演奏することができ、アメリカのマーチングバンドなどでは大変な人気があります。

ヤマハは、伝統的な素材を用いた楽器の開発も進めながら、自然素材と同等の性能を備えた新しい素材開発を進めることで、「稀少木材の保護」と「高品質な楽器の提供」の両立に積極的に取り組んでいます。

  • 有限要素法:構造・強度解析などに用いられる数値解析技術。

2つの音板のピッチ変化比較図

アクースタロンは、温度変化による音程(ピッチ)変化がローズウッド音板の約半分、湿度による変化はありません。

ホルムアルデヒド対策

木材用接着剤などに含まれるホルムアルデヒドは、「シックハウス症候群」の原因物質の一つとして知られており、厚生労働省では室内濃度指針値0.08ppmが設けられています。

ヤマハでは2003 年からホルムアルデヒド削減のプロジェクトをヤマハグループ全体で進めており、打楽器の製造工程においても、設備・接着剤・加工条件などの改良を重ねてきました。

その結果、2009 年度より出荷されるヤマハのすべての打楽器製品が厚生労働省の基準をクリアしたものになります。

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