企業ネットワークの「VPN」と「VoIP」を推進

弁当屋を展開している「スガキフーズ」では、インターネットVPNを使って直販店や工場、新工場のパソコン同士を相互接続しようと考えている。前回はヤマハのRT107eの導入を行ない、VPNの構築を実現した。今回はその後のVPNの管理をみてみよう。
VPNの構築は済んだけど…
先頃、スガキフーズのVPN構築プロジェクトは完了し、工場と新工場、直営店のネットワークはRT107eに よって相互接続された。スガキフーズの本社部門のある直営店に設置したサーバには、グループウェアや在庫・受発注のデータベースサーバが導入されている。これらのサーバをVPN経由で利用できるようになったので、FAXベースの受発注だった業務は飛躍的に効率アップした。
さて、構築から2週間経って専務の高藤さんは、RT107eの導入を手伝った木上さんを会社に呼んだ。
高藤: まずはVPNの評判がとても好調ということで、お礼を言いたいと思いまして……。
木上: いえいえ、恐縮です。私は導入のアドバイスをしただけで。実際、設定は高藤専務が全部やったじゃないですか。
高藤: あと、導入コストがかなり抑えられたのもよかったです。各拠点間を専用線でつなぐことを考えれば、RT107eの導入コストも数ヵ月で回収できるはずですから。ただ、1点だけ危惧しているのは、このVPNの管理なんです。利用価値が上がってくると、万一VPNが落ちたときに、業務に大きな影響が出てしまいます。
木上: そうですね。しかも、遠隔の拠点に設置されている装置ですから、現場の人に操作してもらう必要がありますよね。
このようにVPNを張ったものの、いざ管理や運用といった面でユーザーが困ることも多い。ヤマハのルータでいくら簡単に設定できるといっても、IPsec の技術はやはり難しい。そのためVPNが切断したら、いち早くITエンジニアに復旧を依頼しなければならないだろう。さて、どうしたものか?
しかし心配はいらない。今回スガキフーズが導入したRT107eには、こうした管理・運用の作業を軽減するための機能がいくつも搭載されている。当然、木上さんはその点を踏まえて、スガキフーズに導入を提案したのだった。
木上: 高藤専務!今度のヤマハのRT107eは、管理・運用において便利な機能をいくつも持っているので、ご安心を。まず、VPNが切れた場合は、それを前面のSTATUSランプの点滅で知らせる機能が搭載されています。
高藤: そんな便利な機能があるのかぁ。だったら、各拠点のRT107eを見やすいところに置いて、ランプの点滅があったら、私や木上さんに通知するようにして運用すれば、ダウンタイムも最低限に抑えられるかもしれないな。
木上: そうなんです。具体的にはVPNのキープアライブという機能があって、接続エラーが指定した回数を上回ると、ランプが付きます。Webブラウザの設定ツールをいちいち立ち上げなくて済むので、管理者としてはとても楽ですよね。さらにRT107eには、ファームウェアの自動更新機能があるんです。
高藤: そのファームウェアというのは、なんでしたっけ?確かルータを動かすためのソフトウェアだったかな。
木上: そうです。ファームウェアとはルータを動作させるために必要なソフトウェアで、ルータの処理そのものを司る重要なものです。このファームウェアは、インターネット経由でダウンロードし、ルータに組み込むことで、既知の不具合をなくしたり、機能を追加したり、さらにはパフォーマンスまで向上させることまで可能なんです。
高藤: ふむ。その自動更新機能はどうやって使うのかな?
木上: はい。背面のボタンを押すだけで、自動的にファームウェアが更新されます。
高藤: へー。面倒くさいと思ったけど、ずいぶん簡単なんですね。これなら拠点に管理者がいなくても大丈夫そうだな。
今までファームウェアの更新は、いったんパソコンにファームウェアをダウンロードし、それをネットワーク経由でルータに転送するというやり方だった。この方法は、初心者にとってはやや敷居が高く、結局設定を行なったエンジニアや管理者が行なうのが一般的だった。しかし、RT107eで は背面にある赤いボタンを約3秒ほど押すと、ファームウェアのダウンロードと更新作業を行うことができる。これであれば、本社の管理者が更新を確認した ら、あとは拠点の従業員等に指示を出すだけで済む。もちろん、指示といっても「背面の赤いボタンを押してください」とお願いするだけなので、負担もないだろう。

イーサアクセスVPNルーター
RT107e
希望小売価格<税込>71,400円
(本体価格 68,000円)
解説
VPNとは?
インターネットに接続されている利用者の間に、仮想的な通信トンネルを構成して、第3者がアクセスすることのできないプライベートなネットワーク。
詳しくはこちら
企業ネットワークのブロードバンド化を推進するヤマハルーター
ブロードバンドの爆発的な普及によって、企業ネットワークにも高速化とコスト削減の波が押し寄せてきています。ヤマハルーターは、VPN機能、VoIP機能、バックアップ機能を加えたさまざまなネットワーク構築に対応。幅広く多様なユーザーニーズに、最適なソリュ-ションをご提案します。
VPNの裾野を広げるRT107e
このあと、実際に木上さんがSTATUSランプのデモなどを行ない、スガキフーズの高藤氏もようやく安心したようだ。今後は内線IP電話の導入なども検討していく予定だ。
このようにRT107eは、今まで躊躇していたユーザーのインターネットVPN導入を後押しするような魅力にあふれている。標準価格7万円台というお手頃な価格や、Webブラウザを使った簡単設定、あるいは運用・管理に便利な機能などのポイントである。もちろん、単に安いだけではない。RTX1000譲りの安定感や性能などを持ち合わせており、企業で業務使うのにもまったく問題ない。これからVPNの導入を検討しているユーザーは、本当に中堅・中小企業のニーズを考えたRT107eを選択の最優先候補に挙げるべきだろう。

※ 本ページに登場に登場する人物名・団体名・企業名・知名などは全て架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
解説
VPN提案 ![]()
専用線に比べてはるかに安いコストで、インターネットを専用線のように利用する技術です。認証技術や暗号化を用いてセキュリティが強固にできるので、不正侵入されることのない安全なネットワークが構築できます。
拠点間ネットワーク
拠点間を繋ぐ最適なネットワーク構成をご提案します。
センター&複数拠点間
数多くの拠点間を繋ぐ最適なネットワーク構成をご提案します。
フレッツ・サービスとの接続
フレッツサービスを利用したネットワーク構成をご提案します。
導入事例
ヤマハルーターを活用した導入事例をご紹介します。

