PPTPを使用したVPN拠点間接続(2拠点) + 内線VoIP : Web GUI設定

管理番号:YMHRT-3931

本設定例では、PPTPトンネル機能と内線VoIP機能を使用しています。

PPTPトンネル機能の対応機種は、RTX1300RTX1220RTX1210RTX810NVR700WNVR510NVR500FWX120です。

内線VoIP機能の対応機種は、NVR700WNVR510NVR500です。

図 PPTPを使用したVPN拠点間接続(2拠点) + 内線VoIP

インターネットVPN(PPTP)を利用して、拠点間を安全に接続する構成です。

本設定例では、インターネット電話(VoIP)とVPN接続を併用して、安全な内線通話を実現します。
VPN接続は暗号化されるため、拠点間の通信および通話が盗聴される心配はありません。

光回線に接続するためには、別途ONUが必要です。
NVR700WとNVR510は、本体のONUポートに小型ONUを装着することで、光回線に接続できます。

本機能の対応機種のうち、設定例を掲載している機種は、以下のとおりです。

機種 掲載内容 備考
拠点1 NVR700W NVR510 Web GUI設定例  
拠点2 NVR700W NVR510 Web GUI設定例  

拠点1 ルーター(1)の設定例

設定の概要

以下の手順で設定を行います。

IPアドレス設定

1. ルーターの設定画面を開きます。

図 IPアドレス設定1

2.「かんたん設定」をクリックします。

図 IPアドレス設定2

3.「基本設定」をクリックします。

図 IPアドレス設定3

4.「LAN アドレス」をクリックします。

図 IPアドレス設定4

5.「設定」をクリックします。

図 IPアドレス設定5

6.「192.168.1.1」を入力して、「次へ」をクリックします。

図 IPアドレス設定6

7. 入力内容を確認して問題がなければ、「設定の確定」をクリックします。
   パソコンのIPアドレスを再取得してください。

図 IPアドレス設定7

8.「変更後のIPアドレスでトップページにアクセスし直す。」をクリックします。

図 IPアドレス設定8

インターネット接続設定

1.「プロバイダー接続」をクリックします。

図 インターネット接続設定1

2.「新規」をクリックします。

図 インターネット接続設定2

3.「WAN」が選択されていることを確認して、「次へ」をクリックします。

図 インターネット接続設定3

4. ブロードバンド回線自動判別の表示を確認して、「次へ」をクリックします。

図 インターネット接続設定4

5.「PPPoE 接続」が選択されていることを確認して、「次へ」をクリックします。

図 インターネット接続設定5

6. プロバイダーへの接続情報を入力して、「次へ」をクリックします。

設定名 任意の設定名
ユーザーID プロバイダーから指定された接続用のID
接続パスワード プロバイダーから指定された接続用のパスワード(または自分で変更したパスワード)
図 インターネット接続設定6

7. プロバイダーとの契約内容にしたがい、DNSサーバーアドレスの設定をして、「次へ」をクリックします。

図 インターネット接続設定7

8. フィルターの設定をして、「次へ」をクリックします。

図 インターネット接続設定8

9. 設定内容を確認して問題がなければ、「設定の確定」をクリックします。

図 インターネット接続設定9

10. プロバイダー接続の設定が完了しました。

図 インターネット接続設定10

ネットボランチDNSへの登録

1.「ネットボランチDNS」をクリックします。

図 ネットボランチDNSへの登録1

2.「設定」をクリックします。

図 ネットボランチDNSへの登録2

3. ホストアドレスの設定をして、「次へ」をクリックします。

インターフェース WAN/PP[01] (provider1)
※(  ) 内は、プロバイダー情報の設定画面で入力した「設定名」が表示されます。
ホスト名 拠点1のホスト名
図 ネットボランチDNSへの登録3

4. 利用規約を確認して、同意できる場合は、「同意する」をクリックします。

図 ネットボランチDNSへの登録4

5. 入力内容を確認して問題がなければ、「設定の確定」をクリックします。

図 ネットボランチDNSへの登録5

6. ネットボランチDNSの登録が完了しました。
  「ホスト名」は、拠点2の設定で使用しますので、控えておいてください。

図 ネットボランチDNSへの登録6

PPTPの設定

1.「VPN」をクリックします。

図 PPTPの設定1

2.「拠点間接続」をクリックします。

図 PPTPの設定2

3.「新規」をクリックします。

図 PPTPの設定3

4.「PPTP」を選択して、「次へ」をクリックします。

図 PPTPの設定4

5. PPTPに関する設定をして、「次へ」をクリックします。

設定名 任意の設定名
PPTPサーバー/クライアント PPTPサーバー
ユーザーID 拠点1-2 PPTPのユーザーID
(双方の拠点で、同じユーザーIDを設定してください)
接続パスワード 拠点1-2 PPTPのパスワード
(双方の拠点で、同じパスワードを設定してください)
接続先のホスト名またはIPアドレス 接続先のネットボランチDNSホストアドレス
図 PPTPの設定5

6. 経路に関する設定をして、「次へ」をクリックします。

接続先のLAN側のアドレス 拠点2のLAN側ネットワークアドレス
図 PPTPの設定6

7. 入力内容を確認して問題がなければ、「設定の確定」をクリックします。

図 PPTPの設定7

8. PPTPの設定が完了しました。

図 PPTPの設定8

SIP電話帳の設定

1.「IP電話」をクリックします。

図 SIP電話帳の設定1

2. メニューバーを右方向にスクロールします。

図 SIP電話帳の設定2

3.「SIP電話帳」をクリックします。

図 SIP電話帳の設定3

4.「設定ウィザード」の「設定」をクリックします。

図 SIP電話帳の設定4

5.「SIPユーザー名(自分側)」を入力して、「次へ」をクリックします。

図 SIP電話帳の設定5

6.「プレフィックス」を入力して、「次へ」をクリックします。
   本設定例では、プレフィックスの変更は行いません。

図 SIP電話帳の設定6

7. SIP電話番号の設定をして、「次へ」をクリックします。

宛先 通話対象の名称
電話番号 通話対象の電話番号
SIPアドレス 相手側のSIPアドレス
(相手先のSIPユーザー名とホストアドレスを「@」で区切って入力してください)
図 SIP電話帳の設定7

8. 入力内容を確認して問題がなければ、「設定の確定」をクリックします。

図 SIP電話帳の設定8

9. SIP電話帳の設定が完了しました。

図 SIP電話帳の設定9

拠点2 ルーター(2)の設定例

拠点1と同様の手順で行ってください。
PPTPの設定で、拠点1 ルーター(1)を"PPTPサーバー"とした場合、拠点2 ルーター(2)は"PPTPクライアント"を選択してください。

接続状態の確認

[ダッシュボード] - [ガジェット] で 以下を選択すると、接続状態が確認できます。

  • プロバイダー接続状態
  • VPN接続状態(拠点間)
  • 通話履歴
図 接続状態の確認

【ご注意】
本設定例は、設定の参考例を示したもので、動作を保証するものではございません。
ご利用いただく際には、十分に評価・検証を実施してください。

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