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WTDI/TN226 試奏レポート

WeROCK Vol.058より転載

 

寺沢功一

ブリザードでメジャー・デビューを飾り、その後、スライをへて、現在はミントミンツやライダーチップスなどで活躍。また、浜田麻里やGacktのレコーディングもサポートしている。
そして、久保田陽子、石原愼一郎、西田竜一と新バンド、Punishも始動!
ROCKSTAR MUSIC SCHOOLの講師としても活動中。

 

WTDI

エデンのアンプには中域に独特の粘りを感じるのですが、このプリアンプからもその特徴がしっかり出てくれます。だから、すごい音がヌケてきますね。それに、コンプレッサーや各イコライザーがすごく効くんです。コンプのかかり具合が大きいので使い勝手がいいし、指弾きやピック弾きだけでなくスラップにも向いていると思います。そして、ポイントは中域の周波数帯を変えられるミッド・シフト・スイッチとEQのかかり具合を強調できるエンハンス・コントロールも付いていて、音を作りやすいということ。低域が足りないなと思えば、ベース・ブーストを押せばいいし、初心者にもわかりやすいプリアンプだと思います。また、ゲイン・コントロールが付いていますが、エデンのアンプと同じくそんなに激しく歪むタイプではないですね。基本的には太くてヌケのいい音だし、どんなスタジオやライヴ・ハウスでも使える音 だと思いますよ。歪みとは別のところでしっかりと音の存在感をアピールしたいベーシストにオススメですね。ジャンルを問わず使えます。

 

ミッド・コントロールが効く帯域を変えられるミッド・シフト・スイッチ

寺沢がお気に入りのセッティング例。ベース・ブーストとミッド・シフトはオフ

WTDI 製品情報

 

TN226

“存在感のある中域が、まさにエデンならではという1台”

プリアンプのWTDIのところでも触れたのですが、エデンはミッド・レンジが独特というか、すごくグッと出てくるんですよね。昨年発売された、このテラ・ノヴァ・シリーズにも、その特徴をしっかりと感じます。バンド・サウンドの中でも、しっかりとヌケてきてくれる音だと思います。

基本的な音は、とても素直というかベースに対してすごいナチュラルな印象ですね。インプット・ゲインを上げても、そんなにブリブリと激しくは歪まないのですが、全体的に扱いやすいです。コントロールも、これまで僕が触れてきたエデンよりもシンプルだし、僕のような古いタイプのベーシストにもわかりやすいですよ(笑)。

まず、ポイントはエンハンスというツマミでしょうね。右に回していくとドンシャリになって、スラップに向いた音も簡単に作れます。それでも中域がしっかりと出ているし、ベース・ブーストでさらに低域を簡単に強調できる。ホントに使いやすいですよ。コンプレッサーも効きがいいですね。そこも、プリアンプのWTDIと共通しています。スラップをメインに演奏するような、音の主張が強いベーシストにも使いやすいというか、向いていると思います。スラップで弾くと音のヌケが悪くなったり、低音がドーンと来てくれないアンプもあるんですよ。でも、エデンにはそういうところがない。スラップに、とくに合うかかり具合に調整されている気がします。だから、スラップでも音が前に出てくるんですよ。EQの効きもいいし、 中域がロー・ミッドとハイ・ミッドにわかれていて、さらにそれぞれをパラメトリック的に細かく帯域を調整できるじゃないですか。ロック・サウンド の中でもヌケてくれるだろうし、初心者にも使いやすい。ジャンルもオールマイティに使えます。

 

ミッド・レンジは、ロー・ミッドとハイ・ミッド、さらにそれぞれをパラメトリック的に帯域をコントロールできる

寺沢のオススメ・セッティング。エンハンスでハイとローを強調しつつ、ミッドもしっかりと感じさせるサウンドだ

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