Vol.12 第5回 やらまいかミュージックフェスティバル

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メイン会場「キタラ」のステージ

市民が奏でる、市民が楽しむ、市民がつくる音楽祭

静岡県浜松市/開催日:2011.10.8〜9

音楽の街・浜松

音楽の街・浜松の市民イベント「第5回やらまいかミュージックフェスティバル」が10月8、9日、JR浜松駅周辺の13の会場にて実施されました。
翌週から始まる「浜松ジャズ・ウィーク」(23日まで)、翌々週に行われる「浜松ブルースフェスティバル2011」、月末には邦楽のイベント「和洋奏楽」と音楽イベントが目白押し。主催や開催主旨は違っていても、町中が音楽にあふれかえる10月。まだ5回目と歴史は浅いですが、「やらまいかミュージックフェスティバル」は音楽の街・浜松を代表するような市民音楽祭でした。

1164名の参加者、150名を越えるボランティアスタッフ

今年は、329グループの応募があり、選考の末260組1164名の参加者が浜松に集い、駅周辺の13会場、2日間延べ25のステージが開催されました。13の会場は一番はなれたところでも中心地から徒歩で15分以内のところで、コンパクトに設置され、JR浜松駅から遠州鉄道新浜松駅に向かう、一番人通りの多い場所にはイベント会場「キタラ」から始まり、飲食スペースに、グッズ売り場、もう一つのイベント会場「ギャラリーモール」とそれを囲むように、楽器の体験スペースや「手づくりカスタネット」、「手づくりマラカス」といったワークショップが配置されています。老若男女、すべての人々が楽しめるよう配慮されていました。
そして、今回、このフェスティバルを見て一番感心させられたのが、PAの質の高さ。ビッグバンドのような大編成のバンドは、翌々週の「ストリートジャズフェスティバル」に多く参加するため、比較的小編成のバンドが主体ではありますが、各楽器の音をしっかり拾いつつ、モニターへの返しも万全。聞く側はもちろん演奏する側にとってもよりよい条件が整えられている。ここには実行委員会側のこだわりを感じました。

13会場で、合計25のステージ

JR浜松駅前の「キタラ」は、バリエーション豊かななんでもあり大規模バンドのステージとなり、賑わいを出す一方、周辺会場では、比較的アコースティック主体のステージを配置、遠鉄バスターミナル地下ステージや遠鉄新浜松駅横の「UP-ON」ステージでは、1〜2名の弾き語りの参加者が集い、じっくりと聞かせるステージを展開。5月末の「すみだ」のステージに参加した「おっく」は「UP-ON」ステージで一日目のトリを飾りました。
駅から少し離れた場所では、大音量のロック系のステージもあり、唯一のライブハウス会場「浜松FORCE」ステージや遠鉄百貨店屋上ステージといったデッドな環境では、ヘビメタグループも参加、静岡銀行アゴラ浜松ビルの一階ロビーでは、クラシックやアカペラといったライブな響きが必要な音楽が奏でられていました。

来年を見据えて

節目である5回目が無事終了し、このフェスティバルが、「音楽の街づくり」を推進する浜松市にとって中心的な役割を担う、重要なイベントに成長したのではないかと感じました。今後、イベント自体の規模の拡大、内容の充実はもちろんのこと、音楽への興味付けの場である「ワークショップ」の活用や、「うたごえ広場」や「チャレンジステージ」のような、市民が気軽に音楽に参加できる場の拡充が、「市民が奏でる、市民が楽しむ、市民がつくる音楽の街」を構築することになるのではと思いました。自主運営を貫きながらも、より多くの人が参画することで、今以上に魅力的な音楽祭に育っていくには幾多の課題もあることでしょうが、是非それを超えて欲しいものです。
イベントの開催は毎年10月第2日曜日と前日土曜日。次回がどうなるのか?が今から楽しみです。

自分だけのカスタネット完成まであと少し。集中しています
楽器体験スペース。ドラムが人気
音楽の願いごとをやらフェス絵馬に書いて黒田稲荷に奉納すると、願いが叶うかも。
UP-ONステージのトリをつとめた「おっく」

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