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【Z BLOG】フジイ ヒロキ:ジョージ・ロバーツ氏との思い出(再会/アメリカ編)





  • 2002年から2004年まで、千葉県の某有名テーマパークでパフォーマンスしていたのですが、
    人間とは(少なくとも僕は)楽をしてしまう生き物なのでしょうか、ちょっと生々しい話になってしまいますが、
    毎月給料が貰えて明日も仕事があるという状況だと、どうしても現状に甘んじてしまいます。



    高1でジョージ・ロバーツ氏と出会い、ジャズやポップスに目覚め、高3の時、芸大受験をやめ、
    「将来アメリカに行く!」と誓った気持ちは、ある程度安定した仕事環境の中で、どこかへ忘れつつありました。



    ふとそんな事を思い出した時、「このままではいけない!」と思い、自分の心がアメリカへ向き始めます。



    中学校の吹奏楽部の時、当時は航空自衛隊中央音楽隊に所属されていた、世界的ユーフォニアム奏者の外囿祥一郎さんが
    金管のトレーナーとして指導に来て下さっていたのですが、その後もしばらく個人レッスンをしていただいていました。



    受験をやめた時、「僕の高校時代の恩師がアメリカの大学で先生をやっているので、ジャズをやりたいんだったらその学校を紹介するよ!」とおっしゃって下さっていたのを思い出し、久々に連絡を取り、その先生が帰国している際に紹介していただきました(ちなみにその先生は、元福岡工業大学付属高校の吹奏楽部の顧問で、ネバダ州立大学ラスベガス校の教授だった鈴木孝佳先生です)。



    外囿先生、鈴木先生のおかげで、ついに僕はアメリカへ行ける事になります!



    本来2004年9月から大学に入学する予定だったのですが、またしても僕の英語力がなさすぎた事が原因で、
    手続きをミスり(笑)、2005年の1月入学になってしまいました。



    テーマパークの仕事は辞めてしまったし、周りは僕がすでに渡米していると思っていて仕事は来ないし(笑)、
    どうしようかなぁと思っていた頃、高2の時、さくらんぼで共演させていただいたロイド・エリオット氏の訃報が舞い込んで来ました。



    実は2001年にも、ジョージ・ロバーツ、ロイド・エリオット両氏がゲストの大きなイベントがあり、僕は晴れてプロの一人としてこのコンサートに参加させていただいたのですが、この時はジョージ・ロバーツ氏が体調不良で来日出来なくなってしまいました。
    彼よりも元気でピンピンしていたロイド氏が先に亡くなってしまい、



    「いま会っておかなければ後悔する」



    と感じた僕は、ジョージ・ロバーツ氏と会うため、彼の住んでいるサンディエゴを目指します。
    現地の語学学校とホームステイの手続きをし、ビザを取得、ついにアメリカに上陸する事が出来ました!
    2004年9月の出来事です。



    この頃は彼もEメールが出来るようになっていたので、メールでサンディエゴに来た事を連絡したのですが、
    すぐに電話がかかってきて、わざわざホームステイ先まで会いに来てくれたのです(トップはその時の写真です)。
    たまたまホームステイ先に選んだ場所は、彼が野外のカフェで時々小さなコンサートを開いていた場所で、
    後日そこでの共演も実現しました!
    その場所は、以前文通をしていた時に添えられていた写真の場所で、
    数年後自分がそこに行き、一緒に演奏出来たというのは、とても感慨深かったですね。











    2005年はまるまる1年ラスベガスで過ごし、2006年に帰国したのですが、
    2007年、仕事の休みを利用して、再度サンディエゴを訪れました。
    この時彼はすでに楽器の演奏をやめてしまったので、共演する事は出来ませんでしたが、
    まだお元気で、ご自身で車を運転して会いに来てくれまして、とても楽しい時間を過ごす事が出来ました
    (下記はその時の写真で、これが最後の再会となってしまいました)。



    昨年9月、残念ながら86歳で他界されてしまいましたが、
    多くの方に多大なる影響を与えて下さったベース・トロンボーン奏者だった事は間違いありません。



    僕は、トロンボーンを始めてからのほとんどの期間で彼の影響を受けた訳で、
    近年日米で彼と最も関わりの深かった若手トロンボーン奏者の一人だと思います。
    おこがましい話ではありますが、彼の意思を引き継ぎ、音楽家としても、人としても一人前になれるよう、
    日々頑張りたいと思っています!



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