Z SPACE

【Z BLOG】フジイ ヒロキ:英語とジャズ

  • 僕は2004年の9月から2006年の1月までアメリカに滞在していました。
    当時もきちんと英語が喋れた訳ではないのですが、やはり喋る機会が減れば減るほど衰えるので、少しずつではありますが、勉強を続けています。

    改めて思うのは、

    「英語の学習とジャズの練習は似ている」

    という事。

    英語学習の4つの要素といえば、「リスニング、ライティング、リーディング、スピーキング」が挙げられると思いますが、ジャズのインプロビゼーション(即興演奏)をやってみようと思った場合、例えばJ.J.ジョンソン氏のCDを聴き(リスニング)、それを譜面に起こし(ライティング)、書いたものを読んで(リーディング)、演奏(スピーキング)をします。いわゆる耳コピですね。

    また、これら4つの要素を効率良く学ぶために「文法」というのがあると思いますが、それが「スケールやコード、Ⅱ-Ⅴ-Ⅰなどのコード進行」に当たると思います。

    日本は、僕の世代でも中学1年生から英語の授業がありましたが、ほとんどの人が喋れるようになりません。その理由が文法中心だからであるという問題は、ずっと言われ続けていますよね。

    さらに、日本人は真面目なので、教科書の1ページ目から順番通りに進み、最後までくまなく学ぶというような完璧主義の人や教育システム(カリキュラム)が多く、出来るようになってから何かをやろうとしているように感じます。

    これをジャズに当てはめると、スケールやコードを全てのキーできちんと覚えて、全部出来てからセッションに行こうと思っているような感覚です。極端な例かも分かりませんが、この感覚でやっていると、膨大な文法に押し潰されて、楽しむ前に嫌になってしまいますよね。

    英語でも、まずは旅行に行くといった目標を決め、それに必要な最低限の会話文を覚え、とりあえず使ってみる。それで何とかコミュニケーションが取れた方が嬉しくて、もっと勉強したいと思うようになる気がします。このような感覚の方が、もっとジャズを身近に感じ、楽しむ事が出来るのではないでしょうか?

    日本人は「人の目を気にする」人も多く、「下手だと思われてるんじゃないか?」などと考える人も多いですが、そういう事は気にせず、どんどんやってみた方が良いと思いますね!

    ちなみに管楽器には「タンギング」という技術があり、これが正に「英語の発音」そのものだと思います。この件に関しては僕のブログに詳しくまとめてあるので、興味のある方は是非読んでみて下さい!

    ジャズのタンギングについて Vol.1
    http://hirokifujii.com/one-point-lesson/2634.html

    ジャズのタンギングについて Vol.2
    http://hirokifujii.com/one-point-lesson/2651.html

    ジャズのタンギングについて Vol.3
    http://hirokifujii.com/one-point-lesson/2667.html

    ※トップの写真は僕の先生、ブルース・ポールソン氏です(バディ・リッチ・バンド、秋吉敏子バンド、ドク・セベリンセンのトゥナイトショーバンドのトロンボーン奏者。スティービー・ワンダーやフランク・シナトラなどとも共演)。

    ページトップへ戻るReturn to Top

    関連リンク

    • Yamaha Wind Instruments
    • Yamaha Percussion
    • Yamaha Strings
    • Yamaha Saxophone Camp 2015 in つま恋