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【Z BLOG】古屋 ひろこ:キラキラのヒーローたち

  • この二ヶ月ちょいほど、私のスーパーヒーロー達の演奏を聴ける機会に恵まれまして、Count Basie Orchestra、そしてRoy Hargrove QuartetとRichard Bonaのバンド、からのザ・クロマニヨンズのコンサートと目白押しでした!!!こんな短期間にこんなに詰まってるなんて!神様の思し召しに違いないとオシャレしてイソイソ、はたまたTシャツにジーパンにドクターマーチンの正装でイソイソ、ヒーロー達に会いに行ったのです。

    まずはカウントベイシーオーケストラでリードラッパを30年務めているというMike Wiliam氏となんとベイシーの曲を一緒に演奏する機会に恵まれました。ビックリ!音がキラッキラでした!そして、ppからffの幅がとっても大きい。物凄い歌心。貴重な経験でした。ベイシーは私の青春です。


    そして憧れのトランペッター、Roy Hargrove氏と念願のツーショット♡相変わらずハチミツみたいにキラキラして甘くて琥珀色で時にバーボンみたいななんていうかもう甘く酔う音でした、相変わらず。ファッションもたまらなくオシャレなんだー!!!!!大好き!

    スーパーベーシスト&ボーカリストのRichard Bona氏とは今回はツーショットは叶わなかったので彼のカッコいい楽器の写真をば。感動して震えました。

    私の物心ついてからのソウルミュージックは甲本ヒロト氏と真島昌利氏の音楽に間違い無く、それは32歳になる今も変わらないわけで、だから無理やりにでも時間を作って行って来ました、ザ・クロマニヨンズ!
    これでいいのだ!と最初から最後まで大きく強く眩しかったです。ロックは永遠なり。ずっと大好きなんだろうな…
    写真はツアーTシャツをゲットしてとにかくニヤニヤの止まらない私です…。

    好きな音楽に五感で触れることは文字通り音を楽しむことだとスーパーヒーロー達のお陰で再認識できた最近でした。ミュージシャンとして人間として大事なことだし、幸せだなぁと思いました。

    では、また。

    古屋ひろこ

    【Z BLOG】吉田 佐和子:その仕事は本当に自分がするべきなのか?

  • 先日、体調を崩してしまった。
    24時間以内に3本の本番をこなし、ようやく一息つける!と思った矢先の出来事だった。
    酷い腰痛が私を襲った。
    いい年をして、泣いてしまうくらい痛かった。
    幸い、なんとか体調は戻っていったのだけど、3日間ものあいだ私の仕事は「寝ること」だった。

    体調を崩すと、いろんなことを考える。
    まず、普段悩んでいることが、どうでもよくなる。
    悩めることは、しあわせなことなのだ。
    体が健康的な状態だからこそ、悩める。
    痛みが頭の思考の大半を占めるから、悩みがとてもとても小さくなる。
    そして、そんな悩むことでもなかったなぁ、と思えてくるのだ。

    体が動かなくなった時に私がいつも考えるのは、健康で過ごせる時間は無限にあるのではなく、有限であるということ。
    そして『自分にしかできない仕事をしているか?その仕事は本当に自分がするべきなのか?』ということである。

    代えの効く仕事ばかりしていても、自分の本来の価値は上がらない。
    自分にしか出来ない仕事はどんなものなのか?ぜひ、あなたに頼みたい!と言われるような仕事が出来ているのか。
    そんなことを考える。

    自分にしか出来ない仕事をするためには、まずは断る力を身につけることが大事だと思う。
    もちろんいろんな仕事を一通り体験しておくべきだと思うが、やってみて違和感を感じたものや、自分が成長しないと感じたものなど、継続して行う必要がない仕事もあるだろう。
    また、なんでもかんでも引き受けないことが、自分の価値を上げることにもつながる。
    真の意味でなんでも出来る人というのは、そんなに多くないはずなのだ。

    最近、少しずつ仕事の内容が変わってきたように思う。
    音楽プロデューサー、よりもコンテンツプロデューサーとしてSNSコンテンツの運用をはじめ音楽以外の部分でも自分の考え方や視点が求められるようになってきた。
    数年前には全く考えていなかったけど、自分のなかに渦巻いている思考が必要とされる仕事が増えてきたのだ。
    これからも、音楽家という肩書きにとらわれず、「吉田佐和子」としての表現をもっと突き詰めて生きていけたらと思う。

    このZブログのお仕事をいただいた時はあまり感じていなかったけど、書くことは伝えることであり、表現することだ。
    表現することは演奏することでもある。
    すべてが繋がって『自分』になる。
    表現に繋がるすべての行為は無駄にはならない。
    こうして思いを綴ることも、いつか自分の何らかの表現につながり、人に感動を与えるのだ。

    Zブログを更新するのは今回が最後になりました。
    今月からはパリに移住しますが、個人ブログ(http://sawakoyoshida)はずっと更新していくので、ぜひ覗きにきてくださいね。

    短いようで長かった2年間。
    読んでくださったみなさん、ありがとうございました。
    そして、お世話になった担当スタッフ様にも感謝の気持ちを込めて。。
    また音楽を通してどこかで皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

    【Z BLOG】三木 俊雄:氏か育ちか その2

  • 前回の続きです。
    (氏か育ちか その1)

    それが「母国語」であるかないか、それは例えば外国語の習得においても「日本語に翻訳するのではなく、英語で思考し、発音すること」などという話はよく聞く。いわゆる「ネイティヴ脳」になる、ということ。
    しかし「ネイティヴ」とはどういうことだろう。例えば冒頭で書いたブラジルの母国語はポルトガル語であるが、本国ポルトガルのイベリア・ポルトガルとは随分違うらしい。ポルトガル人からすればブラジル人のしゃべる言葉はずいぶん変に聞こえるだろう。しかし使用人口はその10倍以上であり、日本においてもポルトガルと言えばブラジル・ポルトガル語だ。
    英語にしてもアメリカ英語に慣れた耳からするとイギリス英語は何ともたどたどしく、まさかこれを母国語として話しているように聞こえないこともある。

    こと英語に関して言えば母国語として使用する人口は中国語に遠く及ばないものの、第二外国語としての学習人口はダントツで多い。その意味でのコミュニケーション・ツールとしては最も普及している言語と言えるだろう。
    つまり世界中の英語使用者の多くは非ネイティヴであり、その意味では「変な英語」をしゃべっていて、そしてそれで誰もあまり困っていないのだ。

    さてこの「コミュニケーション・ツール」としての「非ネイティヴ」な感覚は音楽においてどこまで当てはめることができるのか、もう一歩踏み込んで言うなら「氏か育ちか」というこの問題。

    少し前にニュージーランドの首相がスパゲッティを乗せたピザをSNSに上げたところ物議を醸した、という話題があった。「こんなものはピザではない」という意見が冗談混じりに、しかしある面で真面目に寄せられたのいう。
    これに限らず、日本のケチャップで味付けされたスパゲッティ「ナポリタン」や、あるいはアメリカでよく見かけるアヴォカドとカニかまを巻いた寿司「カリフォルニア・ロール」など、これを伝統的な食文化の発展として認めるか認めないのかという問題もあるだろう。「美味しければそれで良い」というおよそ反論の余地のないと思われる大前提はどこまで受け入れられるのか。「美味しいのは結構なことだが、それとその国の食文化とは別問題である」という考え方も当然ながら存在する。

    確かにハリウッド映画に出てくる「スモウ、フジヤマ、ゲイシャ」的な描写や、いかにもジャポニズム的な音楽にある種の嫌悪感を覚える人は多いだろう。
    とは言うものいわゆる伝統的な「その国の食文化」とされるものも多種多様な融合を経ていて、決して純粋、純血なものではない。
    この「純血幻想」とでも呼ぶべきものはあらゆる文化、そして政治的に広く利用されて来た。

    (つづく)

    【Z BLOG】朝里 勝久:「サテンのチューニング管」

  • 先日、トロンボーン奏者の三塚知貴さんとご一緒した時に、何やらカッコいい色をしたチューニング管を使っているのを見ました。聞いてみるとサテン仕上げのものとの事。新しいもの好きな私は色々と情報を仕入れた後、ヤマハの方に無理を言ってしっかり自分の楽器用のものをお借りしました。(いつもお世話になっております)

    こっちが普段のもので、

    こっちがサテン。

    ※ちなみに金管楽器で言う「サテン」とは一般的に、メッキの仕上時に砂を吹き付けたり、刷毛やスチールウールでこすったりしてつや消し状態にしたものです。写真のものは、最後にクリアラッカーで仕上げてあります。

    カッコ良いですよね!?見た目よりも音や吹奏感が大事だろうという声も聞こえてきそうですが、いやいや、見た目も大事!(笑)
    …すみません、音の話もします。
    最初に感じたのは、音が遠くに飛んでいく感覚がある事。その割に、自分にもニュアンスなどしっかり聴こえます。吹奏感に関しては多少抵抗が強くなる感じです。前で聴いている人、横で一緒に演奏する人に色々意見を頂きつつ、色々試しているところです。いよいよ明後日に迫った「Z Express Big Band」では、こちらのチューニング管を使ってみようと思っています。

    いやー、それにしてもかっこいい(いつまで言うとんねん)

    【Z BLOG】吉田 佐和子:音楽は『独り』では出来ない

  • 3月25日、地元でソロコンサートを行った。
    渡仏前最後のコンサートだった。

    ピアニストは山口彩菜ちゃん。
    いつも明るい笑顔で場を和ませてくれる、素敵な人だ。

    コンサートの開催は約1ヶ月前に急に決めたもので、告知はあまり十分ではなかった。
    でも、この日初めましての方、福知山で活動を始めた2010年から私を支えてくれる方、大阪や神戸からわざわざ駆けつけてくださった方など、いろんな方に囲まれてコンサートを行うことができた。

    このコンサートや、今年の1月から行ってきたライブやコンサートでお客様と交わした言葉、いただいたプレゼント、懇親会の幸せな時間。ぜんぶぜんぶ、本当に嬉しかった。

    また、このコンサートの開催にあたり、高校の同級生や妹が快く手伝ってくれた。

    ライブハウスでの演奏とは違い、クラシックのコンサートは裏方スタッフなしでは行うことが出来ない。
    何より、主催者と演奏者としての役割を兼ねながらいつもコンサートを行う私にとって、冷静に動いてくれるスタッフはとても大切な存在だ。

    『この人たちのために音楽がしたい』と心から思える本番が続いて、演奏を聴きに来てくれたお客さんや手伝ってくれるスタッフを、音楽で笑顔に=幸せにするのがわたしの役目やなぁって思うし、そう思わせてくれるあったかい人たちのおかげで、わたしはあったかい音楽ができてると思う。
    音楽というのは演奏者とお客様の雰囲気が混ざり合い成り立つもののように思う。
    音楽は『1人』でも出来るけど、やっぱりこうして周りにいてくれる人たちの存在を忘れちゃいけない。
    『独り』ではこんなあたたかい音楽は出来ない。 
    フランスに行って、しんどいなぁと思うことがあっても、みなさんにいただいたあったかい気持ちを思い出せば、きっと乗り越えられるはず。
    そんな風に思えた1日だった。  

    【Z BLOG】朝里 勝久:「バランス」

  • 例えば金管楽器奏者にとって、演奏する上で「耐久力」は大きな問題です。限界を超えると出したい音が出なくなり、演奏になりません。一般的にはマウスピースが小さく、高音域を演奏する楽器の方が、高い息圧やそれに伴い口輪筋を酷使するので「キツい」と言われています。私はBass Tromboneを演奏していますが、普段の演奏で唇がバテることはあまりありません。(いや、モノによりますが!)ただ、それに甘えて普段の練習を疎かにしていると、ジワジワと能力が下がるという恐怖が。しかもバストロの場合、普段の仕事はなんとなくこなせてしまう事が多いので、気付いた時にはエラい事になっている場合も。これはまた別の話ですが。

    更に余談ですが、録音の現場で同じブースにトランペット奏者もいて同時に演奏する時など、トランペットにキツいフレーズが書いてあると、ご本人だけでなくこちらも少しドキドキするのです。割と平和な譜面の自分が、間違えてやり直しになった時の空気を想像するだけで…。

    さて、昨今インターネットの普及もあり、本当に様々な人の考え方を知る事が出来ます。耐久力に関しても、アンブシュアが云々とか、息や舌の使い方が云々など、情報がたくさん手に入ります。というか、溢れています。それらを見ていると、これは直接自分の状態を見てもらいながら、聴いてもらいながらやるべきなのではないかな、言葉だけで捉えると危ないなと思う事があります。否定するつもりはないんです。私も色々ネットを眺めつつ、興味深いヒントがあれば練習や本番で試すことはあります。でも、選別は必要ですよね。文字だけの情報をそのまま鵜呑みにしている人は最近すごく多いなと思います。

    耐久力に関して、もちろん無理な吹き方によって阻害されている場合も多々あるのですが、フォームを正しい方向に持っていったら全て解決、ということは有り得ないし、そもそも正しい方向に持っていく練習が必要ですよね。そして、どんなスタープレイヤーも、必要に応じて耐久力を上げるための練習はしているはずです。

    大事なのは「バランス」だと思うのです。

    頭でっかちで、練習時間は長いけど意外とマウスピースと唇がくっついている時間が短いのかなと思う事があります。
    気合入りまくり、毎日15時間吹いて吹いて吹きまくってます!奏法は後から付いてきます!アパチュアってどんな食べ物ですか?押忍!…というのもアレですが。でも、最近こういった方向に傾いている人が減った気がします。でも逆に、という話です。

    僕の最初の師匠が「喇叭をいつも持っている奴には敵わない」と仰っていたのですが、最近よくこの話を思い出します。

    【Z BLOG】古屋 ひろこ:春って愉しい

  • 日本には四季があって、いろんな季節を体感出来るから私はこの国に生まれて本当に良かったなと思うのですが、春生まれなこともあるのかとにかく春が好きです。花がとても好きな私ですが、桜は特に好きです。
    小さな可愛い花がたくさん誇らしげに咲いて、それを見ながら大好きなあの人とお弁当を作ってピクニックしたり、はたまた愛する仲間と気の済むまで飲み明かしたりもう春って本当に最高です。

    そんな春には愉しいイベントが盛りだくさんです。中でもオススメを掲載させていただくので(完売のものもあるのですが…)興味を持たれた方是非いらっしゃいませ!

    まずはこちら、4/22にYAMAHA銀座ホールで行われるYAMAHA Z Express Bipbandのライブ、こちらは既に完売しているのですが、とても楽しみです。いらっしゃる方々、楽しみましょう!残念ながらいらっしゃれない方々、またこちらでレポートさせていただくのでお楽しみに…!

    そしてコチラ、私のリーダーバンドでありますTHE OMATSURIESのツーマンライブが汐留にありますがよろしくお願いBLUE MOODというお店であります!私のバースデーライブともなっておりますので是非ともいらっしゃいませ!まだお席あるようなのでお待ちしております!

    こちらはイベントの写真ではなく先日のレコーディング(撮影照明機材全て自前!)の写真になりますが、東京アクティブNEETsは今年もニコニコ超会議@幕張メッセに出演させて頂きます!生放送もあるようですが詳しくは下記のHPからご覧くださいませ!ライブ演奏以外にも色んなイベントが催されてとても大きく楽しいイベントなので是非是非、とてもオススメです!

    http://www.chokaigi.jp/2017/sp/ 

    こちら三つが四月のオススメイベントになります!
    皆様にどこかでお会い出来ますように…!!!

    皆様が愉しい花見と春の気候でステキな春を過ごされますように。

    では、また。

    古屋ひろこ

    【Z BLOG】朝里 勝久:「Z Express Big Bandリハーサル」

  • 昨年、東京ビッグサイトで行われた2016楽器フェアで、このイベントの為に結成された「Z Express Big Band」が今後も演奏活動を行っていくことになりました。この記事では、4月22日の本番に向けたリハーサルの模様を、少しだけお伝えしたいと思います。


    リハーサルの場所は本番と同じヤマハ銀座スタジオ。音響関係も本番と全く同じで、非常にやり易かったです。


    トロンボーンセクションの皆様。奥にはリーダーも。


    休憩中…。

    5時間に及んだ長丁場のリハーサル。だんだんリーダー三塚さんのギャグに対する反応も薄くなってきて…(笑)
    冗談はさておき、熱い本番になりそうです。細かいところをもう少しさらわないと!

    「Z Express Big Band DEBUT LIVE」
    ※チケットは既に完売しております。

    2017年4月22日(土)
    開場15:30 開演16:00

    会場:ヤマハ銀座スタジオ / ヤマハ銀座ビルB2F

    出演:Z Express Big Band
    ゲスト:雲井雅人(sax)、TUBAMAN SHOW

    チケット料金:一般4,000円、学生3,000円(自由席・税込) 

    定員:112名
    主催:ヤマハ株式会社

    Z Express Big Band メンバー
    Sax:菅野浩、福井健太、RaymondMcMorrin、河村緑、宮木謙介
    Trp:石井真、赤塚謙一、古屋ひろこ、MikeZachernuk
    Trb:和田充弘、フジイヒロキ、石橋采佳、朝里勝久
    Drs:勘座光 Pf:佐久間優子 B:寺尾陽介
    Mc&Trb:三塚知貴

    お楽しみに!

    【Z BLOG】三木 俊雄:氏か育ちか その1

  • ブラジル音楽の一つで、有名なサンバやボサノバといったものの他にショーロというジャンルがある。ギターやカヴァキーニョ(ウクレレに似たもの)などの弦楽器にフルートとパンデイロ(タンバリンのようなもの)を加えた編成で演奏されることが多く、即興演奏的な要素が多いため「ブラジルのジャズ」と呼ばれることもある。

    日本でも近年その人気は高く、現代ショーロ・ギタリストの第一人者ヤマンドゥ・コスタは2月に来日した。と言ってもその時点で僕はヤマンドゥの存在すらしらなかった。
    その時の通訳およびアテンドを務められたショーロ・ギタリストの高田泰久氏からヤマンドゥそしてショーロのいろいろなお話を伺うことができた。

    ショーロに限らずブラジル音楽はかなりマニアックでコアなファンが多く、今回のヤマンドゥのワークショップにも熱心な受講者が集まったとのこと。
    その中でヤマンドゥに向けられたのはやはり「あなたのその独特のフィーリングを身に付けるにはどうしたらよいのか」という質問。
    ヤマンドゥは「ショーロはブラジルの音楽なのでこのフィーリングを身に付けるにはブラジルに来て、ショーロの演奏をよく観、よく聴くことだ」と答える。
    「それを日本で習得するにはどうしたらよいのか?」という質問には、
    「僕はたまたまブラジルに生まれ育った。君達は日本に生まれ育ったのになぜ日本の音楽をやらないんだ?」と。

    これ僕達が事あるごとに繰り返し問い続けてきた問題でもある。

    おそらく彼にとってショーロという音楽は自分にとって母国語のようなものなのだ、ということを言いたかったのだろう。ギターはよく練習した。そして音楽は観て、聴いて学んだ。しかし母国語のフィーリングは「練習して学んで身につけた」わけではないと。
    これは日本人からみると大きなアドバンテージに見えるかもしれないが、ブラジル人である彼にとっては当たり前のことでり、同様のアドバンテージを日本人も持っているはずなのになぜ?ということだろう。

    もちろん、日本に生まれ育って異国の素晴らしい音楽、文化に触れ、それを志すというのはあらゆる意味において有意義であるし、日本人に生まれたからといって必ずしも着物を着なければならない訳ではない。
    問題はそれを習得するために「身も心も」そうならなければならないのだろうか?
    ということ。

    (つづく)

    【Z BLOG】吉田 佐和子:吉田佐和子Farewellライブ終了!


  • お世話になった大塚にあるライブハウス、Grecoで3月24日に「吉田佐和子Farewellライブ」を行った。

    Farewellとは、旅立ちとか別れとか、そういう意味がある。
    4月からフランスに移住することになった私にとって、東京では最後のライブとなった。

    メンバーは1月のライブに引き続き、フルート&ピッコロの丸田悠太さん、ピアノは野口茜さん。

    私とピアノの茜さんは作曲をするので、2人のオリジナル曲を中心に、少しだけクラシックも交えてお送りしました。
    フルート、クラリネット、ピアノの編成でジャズライブを行うというのはなかなかないし(ジャズスタンダードは全然やらないですが)、ピッコロ、クラリネット、ピアノの編成ではどうか?となるともっと少ないと思う。

    クラリネットとフルートの相性がいいのは以前から知っていたけれど、ピッコロも相性がいいというのはこのメンバーでライブをしてから気づいたこと。

    丸田さんは、所属しておられる東京佼成ウインドオーケストラで主にピッコロを担当されていて、このあいだリリースされたCD( http://amzn.to/2oeqVg4 )にはピッコロのソロ楽器としての魅力を余すことなく愉しめる曲が収録されているそう。
    そんな丸田さんだからこそ、ピッコロという楽器で様々な音色を奏でられるんだろうなぁ。
    一緒に演奏していると『ピッコロってこんな音も出るんだ!』と驚きと感動の連続なのである。

    そんな今回のメンバーでやるライブは2回目ということもあり、前回よりもパワーアップしたサウンドに!
    お客様にも喜んでいただけました♪

    打ち合わせをしてないのに、すうっとタイム感やノリが1つの方向に向かって合わさっていく。
    同じ人と何度も共演する面白さというのは、こういうところにあるんだよなぁ、とリハーサルをしながらしみじみ感じていました。

    素敵だなぁ、って思える人たちと一緒に音楽を奏でられる時間は何者にも代えがたい、しあわせな時間です。

    また夏に一時帰国した際にはぜひ一緒にライブしたいなぁ。

    後日談になるが、この日演奏した、茜さんのオリジナル曲『siesta』がライブ後もずっと頭から離れなくて、ついついCDを買ってしまった。
    最近CDは売れない、なんて言うけど、こうして誰かの頭の中を占拠してしまうような音楽を創ることが出来たなら、その人の心を捉えて離さない音楽を創れたのなら、その感情をもっと長く感じるために自然とお金を使いたくなるよね。。と感じたのでした。

    関連リンク

    • Yamaha Wind Instruments
    • Yamaha Percussion
    • Yamaha Strings
    • Yamaha Saxophone Camp 2015 in つま恋