Z SPACE

【Z BLOG】三木 俊雄:あいつら何なの?

  • 一昨年末に解散したPE'Zというグループがある。トランペットとテナーサックスにピアノトリオというジャズクインテットの編成でありながら歌謡曲〜J-Pop的なメロディーを演奏するインストグループ。かなりの人気を集めていてメジャー・レーベルから10枚以上アルバムを出している。
    メンバーはちょっと一昔前の暴走族風の衣装を着ていたりして、「あいつら何なの?」という、まぁ正直言ってあまり良い印象を持っていなかった。

    しかし、ちょうどその頃そのPE'Zのサックスの門田君に出会い、それから約一年間教えることになった。彼はグループの中では特にスカした二枚目という感じだが、実際に会うと拍子抜けするくらいイイ奴だった。礼儀正しく、謙虚で真面目。
    もともと国立音大サックス科を出ていてサックスは上手かった。しかしプロとしての演奏活動のほぼすべてをPE'Zに費やしていたので、バンドの解散を機に、いわゆるジャズのアプローチをもう一度学び直したい、ということだった。

    そして彼は現在、Yasei Collective のリズムセクション、松下マサナオ(ds) 中西道彦(b)に宮川純(key)という素晴らしいメンバーと共に"BARB"というグループを率い、PE'Zの時代からのメロディーセンスを受け継ぎながら、よりリズミックでジャズ的な音楽を模索している。

    いつの頃からか、いや、ずっと昔からかもしれないが、世に出ている若い人がどうもイケスカナイ感じに見えることが多かった。
    彼らの、我が物顔で、自信満々で、傍若無人に見える立ち振る舞いに「あいつら何なの?」と思うことがよくあった。
    しかしこの門田君に限らず、そういう人々は実際に会うと物凄くちゃんとしているものだ。黒田卓也君しかり、類家心平君しかり。

    よくフェイスブックなどを眺めていると「最近の若者はなっとらん」と嘆く投稿を目にする。気持ちは何となく、いや非常によく分かるのだが、果たして本当にそうなのか?もちろん答えは「なっとる奴もいれば、なっとらん奴もいる」に決まっている。
    知り得たほんの小さな情報から全体を想像し、一般化する。それも大抵悪い方に。そしてそれを正そうとする。

    どうやら僕の中にも「〜なんてクソみたいな音楽だぜ!あ、聴いたことないけどな」と宣うちょっとアタマのおかしい奴がいて、時折そいつを正座させて小一時間説教をしてやらなければならない。
    「世の中を変えてやるなんて大それた事でも考えてるつもりか? いいか、お前が変えられるのはお前だけだからな。」と。

    【Z BLOG】中山 浩佑:「CMレコーディング」

  • 先日、突然の当日呼び出しを貰いCMのレコーディングをしてきました。
    音楽の録音仕事をしていると、たまにあるのですが、「これからスタジオにこれませんか?」というお仕事があります。
    仕事で家を出ていたりすると、持ち替え楽器を持っていなかったりミュートがなかったりするのですが、その日はまさかのミュート必須。
    しかし偶然楽器屋さんでレッスンをしていたので、レッスンが終ってから楽器屋さんでミュートを調達してスタジオに直行できました。

    そしてスタジオに到着すると歌と、声録りの真っ最中。
    時間内に間に合ったーと思って安心した矢先、見たことある方が作家さんとして座っているではないですか!!
    もう10年以上の付き合いになる。JABBER LOOPのキーボーディストでfox capture planのリーダーである岸本亮さん(メルテンさん)のお姿が!!!!
    お互い知らずに別の方からの仕事で偶然ご一緒させて頂きました。
    二人で「うわあああああ!!」って再会を喜びました(録音中w
    しかし嬉しかったですー!!

    いろんなご縁で色々なお仕事をさせて頂いていますが、若いころからの知り合いで、先輩である方と現場で偶然ご一緒できるときは何だか本当にうれしいです。
    縁があって、普段の付き合いや実力があって、ある意味遠い外国の戦場で心の知れた友人に会うようなそんな気分になります。

    録音は無事にすぐ終わり、短い時間でしたが有意義な時間を過ごさせていただきましたー!!

    メルテンさんと写真撮り損ねちゃいましたが、僕がレコーディングしている写真を頂いたので公開!!w

    本当にうれしいお仕事でした。
    このCMについてはまた公開されたらお知らせいたします。
    放送圏外かもしれないところにハイノートかましておきました!使われてるといいなぁ。

    先日某テレビ番組での楽曲アレンジとTp演奏もしてきました。
    またここで報告いたしますー!!!

    また次回!!!

    【Z BLOG】フジイ ヒロキ:「Z Express Big Band DEBUT LIVE」

  • 昨年11月に行われた楽器フェアのために結成された「Z Express Big Band」ですが、なんと好評につき、継続的に演奏活動を行っていく事が決まりました!

    ↓楽器フェアの際の記事です。
    「Z Express Special Big Band powered by Yamaha」 

    メンバー全員がヤマハのZシリーズの愛用者によるビッグバンドというのもユニークですが、今回はゲストもユニークです!

    クラシックのサックス奏者の雲井雅人さんと、何と表現して良いか分からない(笑)、異色のユーフォ&チューバデュオのTUBAMAN SHOWさんです(楽器フェアでも異彩を放っていました)。

    通常のビッグバンドのライブではまずあり得ない、ヤマハだから出来るコラボレーションだと思います。是非、ジャズファンだけでなく、普段は吹奏楽しか聴かない、やらないという方にも足を運んでいただきたいですね。定員112名は、コンサートとしてはやや少ない収容人数ですので、お早めのチケットご購入をオススメします!

    「Z Express Big Band DEBUT LIVE」

    2017年4月22日(土)
    開場15:30 開演16:00

    会場:ヤマハ銀座スタジオ / ヤマハ銀座ビルB2F

    出演:Z Express Big Band
    ゲスト:雲井雅人(sax)、TUBAMAN SHOW

    チケット料金:一般4,000円、学生3,000円(自由席・税込)
    チケット購入はこちら→チケットぴあ  

    定員:112名
    主催:ヤマハ株式会社

    Z Express Big Band メンバー
    Sax:菅野浩、福井健太、RaymondMcMorrin、河村緑、宮木謙介
    Trp:石井真、赤塚謙一、古屋ひろこ、MikeZachernuk
    Trb:和田充弘、フジイヒロキ、石橋采佳、朝里勝久
    Drs:勘座光 Pf:佐久間優子 B:寺尾陽介
    Mc&Trb:三塚知貴

    http://www.yamahaginza.com/studio/event/002709/

    【Z BLOG】三木 俊雄:投げ銭制なのでお気軽に?

  • 最近よく「投げ銭制です」あるいは「チップ制です」という告知を目にする。
    これは一定のライブチャージを設けず、お客さんがその対価を決めて支払う、あるいは支払わないというもの。
    もともとストリート・ミュージシャンへの文字通り「投げ銭」だったのが、ライブハウスをはじめ音楽以外のウェブ上に掲載する記事などにも広がっている。

    チップという文化は欧米、特にアメリカにおいて一般的なものだ。
    建前としては受けたサービスの質に応じて客が自主的に支払う「心付け」だが、実際はその相場を含め支払いを求められるのがルール。
    アメリカにおいて、もしちゃんとしたレストランでチップを支払わずに出て行った場合、おそらくウェイターが追いかけて来て一悶着起こるだろう。そういった習慣のない観光客相手の店ではあらかじめ勘定に組み入れていたりもする。

    しかしレストランで支払うチップはウェイターのサービスに対してであって料理にではない。つまり「あなたが食べた料理の値段を決めてください」ではない。
    ここには有形で主たる「モノ」と無形で付属的な「サービス」の違いがあり、「モノ」は提供する側が、「サービス」は提供される側がその対価を決める、という仕組みのように見える。

    では音楽あるいは文章などの演奏や作品は「主たるモノ」なのか「付属的なサービス」なのか。

    「投げ銭制」はこの主客の曖昧なモノとサービスの狭間における、消費者の言わば性善説に則った仕組みであり、「より良いモノ/サービスならばより高い対価を得られる」あるいは、対価を払うための「最初のハードルを下げる」というメリットが考えられる。「投げ銭制ですのでお気軽にどうぞ」というわけだ。

    ここが考え方の別れるところだろう。

    僕個人としてはこの「投げ銭制」が上記のメリットを持つとは思わない。
    なぜならば、「人はお金を払ったものにこそ価値を感じる」ものだと思うからだ。
    そのことについては以前facebookに書いた。facebookに登録していない方も自由に読めます。投げ銭制ではありません(笑)

    https://www.facebook.com/mikitoshio/posts/773524259382285 

    まだ駆け出しだった頃、あるアレンジの仕事を頼まれた。そして「ギャラはどれくらい?」と聞かれたが、僕は自分のスケールなど持っていなかったので「いくらでもいいです」と答えてしまった。
    「三木君、それは良くないね。君は謙虚なつもりかもしれないけど、『いくらでもいい』という人に大事な仕事は頼まないよ。お互いの予算を提示することは全く悪いことじゃない。必要なことなんだ。」

    従来のライブチャージ制においては、お客さんはこれから始まる、まだ聴いていないものに対価を払うという、一つの「賭け」をしていることになる。
    そんな「賭け」なんかせずに実際聴いてみて良かったと思った分だけ払えばいいじゃないか、というこの「投げ銭制」
    しかし支払う方が対価を決めるこの仕組みは原理上、お客さんが「安かった」と思うことはない。そればかりか「これでよかったかな」という余計な心理的負担を強いるもののような気がする。

    お客さんが「来てよかった」と思うのはこちら側が決めた金額以上の価値を感じたときで、それでこそもう一度来たいと思うのではないだろうか。
    そしてそれが出来るかどうかが、こちら側の「賭け」であり、世の中はそういった双方の「賭け」によって成り立っていると思うのだ。

    【Z BLOG】フジイ ヒロキ:「Blacky Big Band」

  • 1/8、今年最初のライブは、六本木のバードランドというお店で、ドラマーの黒田慎一郎さん率いる「Blacky Big Band」でした。

    黒田さんは、僕がテーマパークのバンドに在籍していた時の同僚でもあり(所属バンドは別でしたが)、最近では僕の生徒さんのサポート演奏や、昨年3/11にリリースしたチャリティーCD(http://hirokifujii.com/cd)のレコーディングなど、幅広くお世話になっていて、現在はテーマパークだけでなく、ジャズコンボを中心に様々なグループからも引っ張りだこの売れっ子ドラマーです。

    今回のメンバーは、テーマパーク関係の現役、OBプレイヤーに加え、黒田さんが普段一緒に活動している米軍横田基地の空軍バンド所属のサックスプレイヤーのJim Butler氏、トランペッターのBen Paille氏も参加、そして、フロリダから遊びに来ていたトランペッターのTom Parmeter氏も加わり(彼は僕も黒田さんも、テーマパークのイベントで共演歴があります)、なかなかユニークなメンバーでのライブになりました。同窓会のような雰囲気で楽しかったです(笑)。

    曲目は、Count Basie、Buddy Rich、Gordon Goodwinなどの新旧ビッグバンドの王道曲が中心でしたが、その中に僕のオリジナル「You’ll Never Walk Alone」も取り上げていただきました。この曲は前述したCDの中で、黒田さんに演奏してもらっています。

    CDは、チャリティーで低予算のため、トランペット、サックスはオーバーダビングで、それぞれ一人のプレイヤーに演奏していただきました(トロンボーンは僕一人)。リリース後、アマチュアバンドでは何回か演奏していただいていますが、プロでは今回が初めてとなります。本当にやりたいのは、やはりこのような「生演奏」なので、こうして素晴らしいメンバーに演奏してもらえてとても嬉しかったです。

    このブログでも何度も書かせていただいていますが、復興に音楽の力が発揮されるのはむしろこれからだと思っていますので、風化防止も含め、信念を持って活動していきたいと思います。

    http://hirokifujii.com/youll-never-walk-alone-project 

    【Z BLOG】中山 浩佑:「レコーディング」

  • 2月に入ってからは制作仕事が増えていましたが、今僕が勢力的に活動している中の1つに「森男」というバンド活動があります。
    ライブではたまにトランペットを演奏しますが、レコーディングや制作では基本的にはシンセサイザー、トラック作りを担当しています。
    いずれかっちょいいブラスセクション入れたいなーと思ってみたり。
    このバンドの活動のキッカケは3年前にポルノグラフィティのサポートをした時に遡ります。
    ポルノでベースを演奏している野崎森男さんとの出逢い。
    それからプライベートでもお付き合いさせてもらう様になって、そして矢沢永吉さんのバックバンドでも共演し、色んな考えや、話を共有していく中で生まれたプロジェクトです。

    そしてそんな「森男」で昨年アルバムを出しましたが、なんと今年4月。新作リリースします!
    すごいスピード感!!
    僕も一生懸命作りました。是非聴いてみてください!

    そしてそんな森男でレコ発。また全国ツアーしますのでを是非森男を体感しにきてください。
    素晴らしいメンバーでお届けします。

    まずは森男ワンマンライブ
    「黒く染まれば〜始まりの夜」
    名古屋、森男初上陸!

    3/10名古屋タイトロープ 

    3/11東大阪ライブハウスキルナ
     

    4/9下北沢 GAREGE 森男 レコ発LIVE 

    4/22渋谷duo MUSIC EXCHANGE
    「STAR★ROCK fes 2017」(通称:森男フェス)  
    [出演]喜多村英梨 / チリヌルヲワカ / te’ / モラトリアム / 森男

    森男ライブツアー(会場未発表)
    5月2日 福岡
    5月3日 広島
    5月6日 下北沢ガレージ
    5月7日 千葉
    5月28日 金沢
    6月16日 名古屋
    6月18日 大阪
    6月24日 下北沢ガレージ

    です。是非応援しに来てください!!
    僕も行ける会場はついて回ります。Tp演奏あるかも・・・??お楽しみに!!

    おまけに録音中のスタジオの写真を。

    また次回!!!

    【Z BLOG】三木 俊雄:My Hero!

  • バークリーで初めて彼の演奏を観た時の衝撃は今でも忘れられない。
    目の前で何が起こっているのかわからなかった。僕が夢を見ているか、もしくは彼が手品をやっているとしか思えなかった。
    ここはアメリカとは言うけれど、こんな上手い人間がこの世にいるのか。しかも学生で年下。
    話をしてもまるで尖ったところのないメローでスローなカリフォルニアの兄ちゃん。

    当時テナーは他にもマーク・ターナー、シェーマス・ブレイク、サム・ニューサム、クリス・チークそして夏の間はジョシュア・レッドマンなどがいた。
    しかし何と言ってもドニーが一番。彼は学内ではまさに神にも等しい存在だった。
    マイケル・ブレッカーがクリニックに来た時も真っ先に「ドニー、楽器は持って来たか?」

    「卒業したらどうするの?」
    「そうだね、今はボストンでゲイリー・バートンのバンドがあるけど、最終的にはニューヨークに行けたらと思う」
    彼ほどの実力を持ちながらやはりニューヨークに行くというのは勇気のいること。ボストンにはジェリー・バガンジー、ジョージ・ガゾーン、ビル・ピアースといった世界的なプレーヤーがいたが生計そのものはレッスンで立てていた。ガゾーンは生徒によく言っていた。"Don't go to NewYork."

    その後、上記のバークリー生はニューヨークで目覚しい活躍を遂げることになる。もちろんそのトップを走るのはドニーだと、おそらく誰もがそう思っていただろう。
    しかし、意外なことにドニーの活躍はそれほど目立ったものではなかった。
    日本に帰って来てから数年して訪れたニューヨークで彼のライブを何度か観た。
    スモールズのような熱心なジャズファンの集まる小さな店もあれば、あるいはピアノもないネットカフェだったりもした。
    4、5人の客を前にして天地がひっくり返るような演奏をしていた。

    とは言え、彼ほどの実力があればスタジオの仕事などがあり、生活は問題ないらしい。しかしどういうことだ?
    "Jazz is a weird business, you know?"
    と彼は静かに笑っていた。

    やがてリック・マーギッツァの後任として参加したマリア・シュナイダー・オーケストラのソリストとしてようやく脚光を浴びるようになり、アルバム"Concert in the Garden"ではグラミー賞、最優秀ジャズ・インプロビゼーションに輝いた。
    日本にもマリアをはじめ、いろいろなバンドで来てはいたが、リーダーとしてまだその機会がなかった。

    しかしデビッド・ボウイの遺作"Black Star"に全面的に参加することにより注目を集める。
    そして遂に彼はリーダーとしてブルーノート東京にやって来た。2日間のステージはいずれも超満員。信じられないような圧倒的な演奏だった。更にその直後、彼のブラックスターバンドは今年のグラミー賞を受賞。
    彼は50歳。本当に、本当にうれしい。
    おめでとうDonny McCaslin. You are my Hero!

    【Z BLOG】三木 俊雄:長所と短所 その2

  • 自分の短所と言っても、自分の考える短所と他者から見たそれは違うもの。

    (前回の記事:長所と短所 その1)

    しかし周りの人がそれとなく教えてくれる短所に比べて、ずっと難しいのが長所の自己分析だ。

    自分の考える長所というのは往々にして他人から見た短所の裏返し。つまり「それが長所でもあり短所でもある」というもの。
    すなわち「理屈っぽく、思ったことをすぐ口にする、デリカシーのなさ」を、自分では「論理的で率直な裏表のない言動」と考えていることが往々にしてあり、またそれが客観的にみた短所が直らない原因とも言える。
    したがって、これを長所として述べたところで「それ、さっき言ってたよね」となるに違いない。

    では他人から見た自分の長所は何であろうか?

    前回書いたように、人の欠点は酒の肴になるが美点はお茶受けにもならない。つまり、そもそもそういう話題にならないので「周囲の認識は一致していて当の本人は気づいていない」長所というものはなかなか見つからない。

    で、いろいろ考えてなるべく短所の裏返しではない長所を探してみる。

    数分間じっと考えてみた結果、僕の場合は「あまり怒らない」というのが辛うじて当てはまるような気がする。自分で言うのも何だが、わりと温厚な性格だ。少なくともこの数年間に怒鳴ったりした記憶がない。
    その裏返しとして「臆病」というのが考えられるが、どうもそのように思われているようでもない。

    よし、これだ。「私の長所は、あまり怒らず穏やかなことです」と答えよう。

    「あなたは確かにあんまり怒らないけど、それって別に慈愛に満ちているとかじゃなくて、本当にいろんなものが気にならないのよね」

    うーん、そうか、怒らないの裏返しは臆病ではなく、「鈍感」。つまりは「デリカシーのなさ」なのか…
    よく「バカは風邪を引かない」と言うが、バカだから風邪を引かないのではなく、バカは風邪を引いたことに気が付いていない、ということらしい。

    そういえば前回、「ミュージシャンの周りは基本的に良い人ばかりだ。」と書いたが、それも僕の勘違いかも知れない。

    以前、あるピアニストに「ピアニスト同士って、自分の楽器を持ち運ばないせいか、あんまり仲良く話しをしてるイメージがないですね。その点、サックスは一緒にも吹けるし、楽器やマウスピースの話で盛り上がれるので、みんな仲良いですよ」と言ったら「そう思ってるのお前だけじゃないのか?」と言われたことがある。

    いずれにせよ、僕は面接には通りそうにない。

    この春、社会に出る卒業生の前途に幸多からんことを。

    【Z BLOG】古屋 ひろこ:活力はご飯から

  • 楽器を演奏すると、本当にお腹がすくものです。
    コンサートの前にたくさん食べても、コンサートが終わるとなぜかお腹がペッコペコになっています。

    トランペット奏者にはなぜかお肉好きがとても多いように思うのですが、私ももれなくその一人です。
    トランペットといったらなんか肉食系攻め攻めなイメージがありますよね。私だけ?

    写真は自宅近くのお気に入りの焼き肉屋さん。ご飯の大盛りが、日本昔ばなしみたいでいいでしょう?

    特に頑張った本番の後や、誕生日など特別な日にたらふく食べに行きます。いやぁ、おいしいんですよこれが。

    お肉に限らずですが、おいしいものを食べると、またいい音で演奏出来るように頑張ろう!!!と活が入るわけですね。

    あと、最近ミュージシャンの中で釣りが大変流行っていますね。中にはかなりの本格派で、カツオやマグロなんか釣っちゃう方もいらっしゃるみたいです。す、すごい…。私も釣りをすることは好きですが、2年ほど前に行った黒ムツ釣りが最後だったかな。確か海は出航時から大荒れで、立ってるだけで大変だった記憶が…

    しかしこの時はビギナーズラックも手伝って、黒ムツ三匹に姫鯛にスルメイカも釣れました。自分で釣った魚を捌いて刺身や昆布締めにしたり、塩辛を作ったりしましたがとても美味しかった…(あれ以来塩辛は俄然手作り派)これがまた白いごはんに合って美味しいんですよね。
    今年は釣りにもまたチャレンジしてみたいなぁ。
    庭の広いお家に住んで、野菜の自家栽培も夢です。

    世の中にはまだまだ知らない美味しいものがあるんでしょうね。今年はまだ行ったことない土地に行って、美味しいものにめぐりあいたいです。

    では、また。

    古屋ひろこ

    【Z BLOG】吉田 佐和子:ギタリスト小畑さんと渡仏前最後のデュオライブ

  • 4月からフランスに移住することになった。
    あともう少し時間があると思っていたら、あっという間に渡仏の時期が近づいてきた。

    2月15日には日暮里にあるBar Poroで、ギタリストの小畑和彦さんとデュオライブを開催した。

    小畑さんは、わたしが東京に来て一番お世話になっている音楽家の1人。
    東京で一緒にライブした回数が多かったのも小畑さんだった。

    2013年の夏。
    まだコードも何もわからなかった私は、本当に最初のころメロディーと伴奏に欲しい音を書いて小畑さんのところへ持って行った。
    今から思えば本当に丁寧に対応してくださったと思う。
    そこで、ドミソはCメジャーということを知り、自分が鳴らしたい音はどんな記号で表すのかを知った。

    そこから一気に曲を書くようになり、2014年の春には全曲オリジナルの1stアルバム『heart voice』をリリース、2015年には2ndアルバム『Letter』をリリースした。
    そのどちらもが、小畑さんとのデュオによるものだ。

    FaceBookにはタグ付けという機能があり、演奏後に写真をアップすると、私のタイムラインと小畑さんのタイムラインに写真が掲載される。
    『小畑さんとよくやってる人だよね』といろんなところで言われた。
    誰にも知られていなかった私の知名度を上げてくれたのは、小畑さんだ。

    そんな小畑さんとの最後のデュオライブ。
    どんな感じになるのか、検討もつかなかった。
    その日、小畑さんから私に向けた新曲『旅立ち』という曲をいただいた。
    今までのいろんなことが蘇って、リハーサル中に、泣きそうになりながら演奏した。

    本番は、その日来てくださったお客様のあたたかい空気感に包まれて、とても良い夜となった。
    1曲終わるごとに、お客様のあたたかい熱気が伝わってきた。
    いくら演奏者が良い時間にしたいと思っても、ライブに来ておられるお客様の空気感というのは無視できない。
    「さよなら」じゃなくて、「またね」という声が聞こえて来るようなお客様の雰囲気に、感謝の気持ちでいっぱいだった。

    ここに来てくださったお客様のために演奏したい。
    ーあんなに強く思って演奏した日はこれまでなかったと思う。

    演奏的に、もっとこうできたとか、あぁしたかったとか、反省はあるけれど、自分のことよりも、とにかく精一杯音を届けたいと思った。
    お客様の気持ちに応えたい!という気持ちでいっぱいだった。

    そんな経験が出来たことを心から嬉しく思ったし、私と小畑さんがあの日紡いだ音楽も、来てくれたお客様も、本当にみんな最高だと思った。

    『ありがとう。』
    そんな気持ちで渡仏出来る私は、本当に恵まれている。

    パリに行ってどんなことが待っているかはわからないけど、きっと、この日のことはずっと忘れられない。

    そんな素敵な一夜になった。

    関連リンク

    • Yamaha Wind Instruments
    • Yamaha Percussion
    • Yamaha Strings
    • Yamaha Saxophone Camp 2015 in つま恋