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| キーボーディスト・作/編曲・アレンジャー・プロデューサー |
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レイヤーサウンドからサンプリングサウンドまで、
すぐに音楽に向き合えるシンセ |
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- MOTIF ESの印象はどうですか?
何と言っても、まず音がいいってことでしょうね。その上、使える音色が豊富で同時発音数にも余裕があるので、MOTIF ES一台でレイヤーサウンドからサンプリングサウンドまで手軽に演奏できてしまうオールマイティーな楽器だと思いましたね。以前のように複数の楽器を用意して接続したりする手間も省けるし、音を出す前の準備などのストレスを感じず、すぐに音楽に向き合えるシンセだなと言うのが第一印象です。
鍵盤タッチや基本性能はもちろんのこと、ちゃんとライブで使えるシーケンサー、サンプラー、DIMENSIONのライブでは全て使っていますが、そういう機能をすべて含めて一台で何でもできちゃうことは、僕にとって非常にいいなって言うのが、率直な意見ですね。
以前からMOTIFシリーズは使ってるんですが、MOTIF ESになって音質がさらにグレードアップしただけでなく、エフェクターが8パートまでインサーションできるようになったので、僕の中での使い方がさらに広がってきました。それにノブやスイッチ類が以前よりしっかりしましたね。ライブなどでもよく触る部分なので安心感があって嬉しいですね。
- 普段どのようにお使いですか?
まず自宅でのデモ制作なんですが、MOTIF ESとノートパソコンだけでやるようになりました。8パートまでインサーションでエフェクトをかけれるようになったこともあって、MOTIF
ESだけで完結してしまってます。それから本番のレコーディングに移るわけですが、デモのままでもかなりいい雰囲気を出してるってことで、そのままCDになってしまったものもあるんですよ(笑)。
- ライブなどではどのようにお使いですか?
ライブではいつもMOTIF ES8とSY99の2台のシンセを使ってるんですが、もちろんメインキーボードとしてMOTIF ES8を使用してます。あらかじめ使用するボイスを簡単にエディットして用意しておくんですが、例えばエレピだったら、そこにパッド系のボイスをレイヤーして鳴らせるように、特定のスライダーにパッドのボリュームコントロールをアサインしておいたり、鍵盤をスプリットして左側にはバッキング用のボイス、右側にはメロディ用のボイスをアサインしたりしてフル活用してますね。それに、今はミキサーも使わなくなっちゃって、SY99の音声をそのままMOTIF
ESのA/D INPUTに入力して、MOTIF ESでミックスして一緒に出力してますから、昔と比べてどんどんセットがコンパクトになってきましたね。それに、A/D
INPUTに入力した音をMOTIF ESのアサイナブル アウトから出力するように設定して、しかもそこに特定のエフェクトをかけたりして、MOTIF ESを通常の外部音源用エフェクターとして使うっていう、これは裏技ですね(笑)。もちろん、ボイスを切り替えるとエフェクトも切り替わるわけですから、曲ごとにエフェクトをチェンジする操作も楽なんですよ。
- マスター機能は使われてますか?
ライブの時はいつもマスターモードで使いますよ。自分の使うボイスは一通りマスターに入れてあるので、色んなセッションに顔を出す時も特別に音を探す手間もなく、すばやく自分の音をセットできるんですよ。
- MOTIF ES8に採用されているバランスドハンマー鍵盤のピアノタッチの使い心地はどうですか?
僕はピアノ弾きなんで、鍵盤そのものだけでなくその鍵盤と音色とのマッチングも重要視してるんですが、MOTIF ES8の鍵盤は最高に気持ちよくてすごく気に入ってます。ちゃんと感情移入できると言うか、弾く気にさせてくれるって言うか、アコースティック楽器のような弾きやすさがあると言えますね。
- よく使われる音色は?
ピアノはもちろんですが、エレピのボイスも自分でエディットしたローズ系、ウーリッツァ系、シンセっぽいものなど、常に3音色ぐらい用意してあって、どの音もパッド系の音をレイヤーで鳴らせるようにして使ってますね。それとノブにフィルターやリバーブセンドの機能をアサインしておいて、曲に合わせてピアノの音をちょっとだけ柔らかくしてリバーブの量を増やしてみたりなんてこともやってます。かなり地味な使い方ですけどね(笑)。
エレピなんかだと、モジュレーションホイールにトレモロ(デプス)をアサインして、ノブにはトレモロのスピードをアサインしてあるので、曲のテンポに合わせてリアルタイムでコントロールすることができるんですよ。それからリボンコントローラーにはディレイをアサインして、ソロを演奏してる時なんかに、ここぞってタイミングで特定のフレーズだけにディレイをかけたりすることもありますよ。聞いてる人は僕がリアルタイムでやってるなんて誰も思わないんでしょうけどね(笑)。
- キーボードメガボイスも使いますか?
キーボードメガボイスの音色を使うのが、最近マイブームになってます(笑)。特にアコギの音を演奏するのが面白いですね。フレットノイズやストロークのミュート音、ボディの音とかうまく活用して、ギターリストの仕事を奪うんではないかと言うくらいリアルな感じで入力してますよ、ってこれは冗談だけど。でも、実際に「このギター誰が弾いてんの?」なんて言われたことはありますよ。それくらいリアルなパーツが揃ってるってことですね。
- サンプリング機能はお使いですか?
MOTIF ESでは容量が増えたので、DIMENSIONのライブなどではいわゆるプレイバックサンプラーとして使う機会が増えてきました。スマートメディアにサンプルも含めた形で用意しておき、電源を入れたらオートロードしてくれるので、即音楽に集中できるわけですよ。まさに究極のオールインワン状態ですね。どちらかと言うと僕の場合、ループリミックスとかスライスといったサンプリングジョブを使うより、新しい音作りに活用できるといった捉え方でサンプリングモードを使っています。
- アルペジエーターは?
先日、ライブでリズム系のアルペジオを使ってリアルタイム演奏してみました。聞いている人には打ち込みで用意されたリズムトラックに聞こえたでしょうね。
それからレコーディングでも偶然から生まれるフレージングの面白さに期待して、さまざまなパターンを試してみたり、イマジネーションを膨らませるための道具として利用することも多いですね。
- 最近のご自身の活動状況をお聞かせ下さい。
自分のバンドDIMENSIONのニューアルバムが今年の夏頃にリリース予定になっていますので、まずはこのアルバムに向けてのレコーディングを4月、5月頃に行います。当然MOTIF
ESのサウンドが色んな曲の色んな部分に入ってくるでしょう。
それと平行して渡辺貞夫さんのライブの仕事があるんですが、ここでは主にアコースティックなサウンドの中で、MOTIF ESを使ってさまざまな音世界を表現していくのが僕にとってのチャレンジでもあり、
楽しさでもありますね。それから、今年は自分のソロアルバムをリリースする予定です。これはジャズのピアノトリオなので、それほどMOTIF ESは関係ないかな(笑)。
- ユーザーに一言お願いします。
今楽器を触ってる人は羨ましいなと思いますよ。僕が学生の頃から比べると夢のような世界ですね。MOTIF ESにはホントに使える機能がいっぱいあって、ありとあらゆることができるわけですが、最終的に使ってるのはあくまでも人間であって、みなさんの感性から音楽が生まれて来るわけですから、まずはMOTIF
ESの機能を隅から隅まで触りまくって自分なりの使い方を見つけていくことから始めてみましょう。
- ありがとうございました。
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