MOTIF NEWS
Voice From Top Artist
キーボーディスト・作/編曲・アレンジャー
モチーフの名の通り頭の中でフレーズが浮かんだ時に
すぐ使える音が豊富
 
- MOTIF ESの印象はどうですか?
YAMAHAさんのスタジオではじめてMOTIF ESを触らせてもらったんですが、以前からMOTIFシリーズを使っていたので、外見的には大きな違いを感じなかったんですけど、中身は別物と言っていいほど変わっていたって言うのが最初の印象なんですよ。それからMOTIFシリーズの時のカラーも好きだったんですけど、実際にMOTIF ESを使いはじめると、やはり外見もブルーを採用したニューカラーの方が洗練されてて新しいと感じるようになりました。ノブやスライダーやスイッチ類もしっかりしてさらに使いやすくなり、直感的にコントロールできるパラメーターも増えたので、リアルタイムでの操作がとてもやりやすくなったと思います。

- 普段どのようにお使いですか?
ライブでは通常複数のキーボードを使うんですけど、以前はどのキーボードをマスターにしようかっていう悩みがあったんですが、MOTIFシリーズが出てからはコントローラーの充実度や使いやすさを考えた上でMOTIFをマスターキーボードとして使うようになりました。今ではMOTIF ES7をマスターキーボードとして使用して、その他MOTIF ES6、MOTIF‐RACKなどすべての音源類をコントロールできるようにセッティングしてます。

- それじゃ、マスター機能なんかもお使いですか?
そうですね。ライブではMOTIF ES7に接続してあるすべての機器を同時にコントロールできるよう、あらかじめマスターモードで演奏する曲単位のマスターを設定してあります。ES7でマスターを切り替えるだけで、他の機器のプログラムなどもすべて同時に切り替わるのでとても便利ですよ。僕の場合ミキサーの設定も切り替わるようになってます。ちなみにYAMAHA 01Vを使ってるんですけど。

- MOTIF ESの鍵盤タッチはどうですか?
鍵盤と言えば、ちょうど面白い話なんですけど、ある時他のシンセの鍵盤ではどうしても弾きづらかったフレーズが、どういうわけかMOTIF ESの鍵盤ではスムーズに弾けたんです。何が違うのかなって考えたら、やっぱ鍵盤のレスポンスが違うわけですよ。とても馴染みやすいタッチ感を持つ優れた鍵盤だと思いますね。
それからこれは余談ですけれど、僕はもともと最初に買ったシンセがSY85だったこともあって、モジュレーションホイールやピッチベンドホイールもYAMAHA仕様のものに慣れてるんですよ。よくオルガン音色などでロータリー効果をかけるのってモジュレーションホイールだったりすることが多いわけですけど、YAMAHA仕様のホイールだとロータリーをかけっぱなしできるので、左手でモジュレーションを押さえたまま演奏しなきゃいけないってことにならないわけですよ。

- レコーディングなどではどうお使いですか?
様々なハイクオリティな音色がプリセットされているので、プリプロやレコーディングでもMOTIF ES7をメインキーボードとして使ってますね。プロデューサーの五十嵐さんのスタジオで最終的な細かい音作りをするんですが、五十嵐さんもMOTIFがお気に入りでMOTIF-RACKを2台持ってますよ。それでMOTIF ESが出てからは僕がESをお薦めしてるとこなんです。2月18日に発売されたばかりのday after tomorrowのアルバムでもMOTIF ESの音をたくさん使ってますよ。

- どんな音色がお気に入りですか?
特に気に入っているのはアコースティックピアノの音ですね。高音がよく延びて説得力がある音だし、弦を叩いている感じがするリアルさが素晴らしいんですよ。YAMAHAのピアノ音色は以前から好きなんですけど、MOTIF ESのピアノはさらに重厚感が増した感じですね。それからシンセブラスとかリード系の音をよく使いますね。ただ、プロデューサーの五十嵐さんはプリセットの音を使わない主義なので、レコーディングの時は必ずボイスエディットしてます。それに作った音色はセーブしないんです。

- えっ? セーブしないんですか?
五十嵐さんの考えでは、作った音をセーブすると何度も同じ音を使っちゃうことになるのでダメなんです。なので、レコーディングのオケ作りの時なんか朝から夜まで時間をかけて一度にやってしまわなければならないんで大変なんです(笑)。もちろんライブ用の設定なんかはスマートメディアでデータストレージしてますけどね(笑)。

- その他にもよく使う音色はありますか?
そうですね、FMベースの音をよく使いますね。これも余談ですけど、ある日ソフトシンセのFMベースの音を試してて、自分のイメージとちょっと違うな、どうしようかなって思った時に目の前にあるMOTIF ESに気が付いて、「そうだ、MOTIF ESってFMサウンドの元祖YAMAHAの製品だ」ってことで探してみると、ちゃーんとイメージ通りのシンセベース音がありました(笑)。
プリプロではアコースティックギターの音もよく使っていますね。アルペジエーターを使ってアコースティックギターのストロークを演奏して録音してますよ。最終的にこんなギターを入れたいって言うアピールのための作業なんですけど、かなりいい雰囲気のギター伴奏が実現できてて、本番の時にその通りに弾いてもらうなんてこともありました(笑)。
とにかくオールジャンルに対応していて、モチーフの名の通り頭の中でフレーズが浮かんだ時にすぐ使える音が豊富だと思います。
そう言えば、カテゴリーサーチ機能がとても使えるんですよ。MOTIF ES は膨大な音色を持っているのでその中からイメージに近い音を探すのにはこの機能がとても便利。それに、カテゴリーを選んだ後の音色の並び方(グループ分け)も選びやすくできていると思いますね。

- エフェクターについてはどうですか?
とてもハイクオリティなエフェクターだと思います。ライブの時には欠かせないものになってますし、プリプロなんかでは自分好みの音を作るのに使ってます。例えば、ちょっと音を歪ませたいなって時はアンプシミュレーターなんかを使ってみたりしますね。それからバイパススイッチがあるんで簡単にエフェクトを外して元の音を鳴らせるのも便利です。でも、エフェクトをバイパスすると全く使えない音色になっちゃう、なんていう他のシンセによく見られる現象はMOTIF ES の場合はないですね。

- 最近のご自身の活動状況をお聞かせ下さい。
2月18日に2nd full album 「primary colors」が出たばっかりで、現在はプロモーション活動で全国各地を飛び回ってます。僕らはファーストアルバムの時からMOTIFシリーズの音を使っているんですが、今回のアルバムにもMOTIF ESの音をたくさん使いましたよ。このプロモーションが終わるとまた制作期間に入るんで、さらにMOTIF ESを使い倒すって感じですかね(笑)。

- ユーザーに一言お願いします。
最近DTMユーザーにとってはソフトシンセなどが身近になって、ハードウェアのシンセサイザーに触れる機会が減ってるような気がするんですね。そこでこれから音楽を始めるって人には、ぜひMOTIF ESを使ってほしいですね。圧倒的な高音質と音色数を持ってて、アルペジエーターもサンプラーも付いて、名前の通りこれ1台で楽曲のモチーフを描けるハードウェアのシンセサイザーと言うと、まずMOTIF ESしかないでしょう。
それからプロの方にはMOTIF ESの音は随分浸透してきてるわけですが、まだこのサウンドを体験してない方にはぜひお薦めします。

- ありがとうございました。


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