【ボイスリフト使用事例レポート】株式会社ユーテック 様 / 会議室 / 東京
Japan/Tokyo Aug. 2026
ネットワーク構築からオフィス家具の導入まで幅広く手がける株式会社ユーテック。1989年の創業以来、企業のインフラ構築やオフィス環境整備を総合的にサポートしてきました。
同社では、オフィスリノベーションの提案における音響・映像(AV)ソリューションの一つとして、ヤマハの遠隔会議システム「ADECIA」を標準提案しています。
今回、同社が提案、導入を担当した会議室では、天井設置型のシーリングアレイマイクロフォン「RM-CGW」とシーリングスピーカー「VXC2P」、遠隔会議用プロセッサー「RM-CR」を採用。広い部屋でも明瞭かつ自然な会話を可能にする「ボイスリフト」に対応し、マイクを意識せずに発言できる会議環境を実現しました。
「ADECIA」を標準提案する理由や、実際の導入効果について、代表取締役社長 青木 寿人 氏と、エンジニアリング部 エグゼクティブ 溝口 進一 氏、さらに導入先の総務ご担当者にお話をうかがいました。
同 エンジニアリング部 エグゼクティブ 溝口 進一 氏(左)
まず、株式会社ユーテックについてご紹介ください。
青木氏:
弊社は1989年に通信ネットワーク事業を中心に創業し、今年で37年目を迎えました。東京本社のほか大阪・埼玉に拠点を持ち、IBM社内のインフラサポートや、オフィス家具大手・オカムラとの協業によるオフィス環境の提案、さらに自社開発の会議室予約システム「ROOMLEAD」を全国約5,000室で運用するなど、企業のICT環境整備を幅広くサポートしています。また、外資系ホテルのシステム導入や、少し変わったところでは宝石店向けのシステムも全国に展開しています。ニッチな領域ですが、その分野ではトップシェアを獲得しています。
近年、オフィスリノベーションの需要が高まっていると聞いています。
青木氏:
背景にあるのは働き方の大きな変化だと思います。コロナ禍を経て在宅勤務が定着した一方で、「オフィスに来る意味」が問い直されるようになりました。単なる作業場所ではなく、「人が集まることで価値を生むオフィス」への関心が高まっています。
こうした流れは大企業だけではなく、中小企業にも広がっており、ブランドイメージの向上やリクルート対策などを目的としたオフィス投資も活発化しています。特に役員会議室は、来客対応や重要な意思決定の場として投資の優先度が高く、ご相談をいただく機会が増えています。
溝口氏:
弊社がオカムラと協業してオフィス空間を提案する中で、ここ数年で伸びているのがオーディオ・ビジュアル(AV)の領域です。以前はネットワーク構築や配線工事のご依頼が中心でしたが、お客様からの引き合いは明らかにAV機器へとシフトしています。その中でも、ヤマハの遠隔会議システムや音響機器は、お客様のニーズに非常にマッチしていると感じています。
「ADECIA」は使いやすく高音質で、管理もしやすい
貴社ではオフィス環境を提案する際の遠隔会議システムとして、ヤマハ「ADECIA」を標準提案していただいていると伺いました。その理由を教えてください。
溝口氏:
最大の理由は操作のシンプルさです。複雑なシステムの場合、担当者が異動した途端に「どう使えばいいのかわからない」というお問い合わせをいただくことはよくあります。その点、「ADECIA」なら、タッチパネルに設定したスイッチを押すだけで簡単に使用できます。もう一つはヤマハならではの高音質です。世界的な楽器メーカーであると同時に、遠隔会議システムでも豊富な実績があり、それが音質に如実に表れていると感じています。
システムの納入や設定を行うインストーラー側としての「ADECIA」の使い勝手はいかがですか。
溝口氏:
それも大きなポイントです。遠隔会議システムの導入後には「このボタンの名前を変えてほしい」「ボタンの配置を変えてほしい」など、何らかの変更依頼をいただくことがあります。これまではその都度専門業者に依頼していましたが、相応の時間がかかります。しかし「ADECIA」であれば、操作画面をデザインするアプリ「ProVisionaire Control PLUS」が使えるので、パソコンさえあれば、その場でボタンの名称や配置を変更できます。お客様と打ち合わせしながら、画面のレイアウトや名前を即座に変更できる点は、インストーラーにとって大きなメリットです。
「ADECIA」の操作に加え、IDK社製ビデオスイッチャーの映像切り替え、PTZカメラのプリセット切り替え、プロジェクターの電源操作など、会議室内の機器を一括操作が可能。
プロによる音響調整が、ADECIAなら自動調整でスムーズに
導入時の音響調整の面ではいかがですか。
溝口氏:
インストーラーとしての「ADECIA」の最大のメリットはそこかもしれません。音響調整にかかる時間を大幅に短縮できます。これまで、「ボイスリフト」を含む会議システムの音響調整は、専門の業者に依頼して数日程度かかるのが普通でした。それが「ADECIA」では、「自動ボイスリフト設定機能」により、設計から設定、調整までの作業を大幅に効率化できます。実際の現場でも、設定・調整自体はわずか20〜30分で完了しました。もちろん、最終的な微調整は行いましたが、自動調整だけでも非常に高い精度に仕上がりました。これには大変驚きましたし、インストーラーにとって大きなメリットだと感じました。
→「自動ボイスリフト設定機能」詳細はこちら
「役員会議室にはヤマハ」を標準モデルに
実際の「ADECIA」導入例として、先日納入した会議室について聞かせてください。
溝口氏:
先方からの要望は大きく2つありました。一つは、20人規模の会議室で、参加者が声を張らなくても部屋全体に声が届くようにしたいというものでした。もう一つがMicrosoft Teamsによるリモート会議への対応です。また机や椅子を動かして使用する部屋でしたので、その都度マイクをセッティングする必要がないシーリングマイクの採用も、必然的な選択でした。
この案件で印象に残っていることはありますか。
溝口氏:
先ほどお話しした、音響調整にかかる時間の短縮ですね。「ADECIA」の自動調整機能のおかげで、「ボイスリフト」を含む調整が非常にスムーズでした。ボイスリフトの音質も素晴らしいです。
今後の展開についてお聞かせください。
青木氏:
今回の案件をモデルケースとして「役員会議室にはヤマハ」というパターンを標準モデルにできればと思っています。来年3月には、弊社の1階フロアを全面リノベーションする予定です。そこにも「ADECIA」を導入し、「ライブオフィス」として整備することで、お客様に実際にご体験いただける場を作りたいと考えています。
導入企業ご担当者様の声
「ADECIA」のボイスリフト導入で発言しやすい環境が生まれ、会議の質が向上
導入後、実際に使ってみての感想をお聞かせください。
総務ご担当者:
いちばん驚いたのは、「ボイスリフト」の自然さです。拡声されていることに気がつかないほどナチュラルで、役員に「実は天井マイクで声を拾って、スピーカーから拡声されているんですよ」と説明しても、最初は信じてもらえないほどでした。操作もシンプルで、説明書1枚で十分に運用できています。リモート会議の音質についても、導入後のトラブルは一切なく、相手方から「非常によく聞こえる」とお言葉をいただいています。
会議の準備の労力も激減しました。パソコンにUSBケーブルを1本接続するだけで会議が始められるため、マイクの充電確認や配布作業が一切なくなりました。
シーリングスピーカー「VXC2P」(奥)
会議の質という面での変化はありましたか。
総務ご担当者:
ボイスリフトは常時オンで使用していますが、これは想定以上の効果でした。マイクを意識せずに発言できる環境になり、若手や声の小さい方も気軽に発言できるようになりました。以前は「マイクが回ってこないから発言しない」といった雰囲気がありましたが、それがなくなったことで、コミュニケーションが活発になりました。発言しやすい環境が整うだけで、会議の質そのものが変わってくるものだと実感しています。
現在の活用状況と、今後の展望を教えてください。
総務ご担当者:
この会議室は稼働率が8割を超えており、会議だけでなく、部会や来客との打ち合わせ、講義形式のミーティングなど多用途に活用されています。
現在新入社員の研修は本社に一定期間集合して実施していますが、今後は、今回ADECIAを導入した会議室を活用し、研修の一部をリモートで行うことも検討しています。拠点をまたいだ研修の質を底上げできる可能性も感じています。
この会議室を見て、別拠点でもこのシステムを導入したいという話も出てきています。今後は会議だけにとどまらず、社内のコミュニケーション全体を支えるインフラとして活用の幅を広げていきたいと考えています。
この度はありがとうございました。
株式会社ユーテック
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