﻿N1X
取扱説明書


音を出してみましょう


鍵盤蓋を開ける/閉める
鍵盤蓋を開けるときは、本体正面のくぼみに手を掛け、鍵盤蓋を持ち上げます。閉めるときは、鍵盤蓋に手を掛け、静かに下ろします。

(図)
注意
手や指をはさまないように注意

鍵盤蓋には「ソフトランディング」機構が付いており、鍵盤蓋がゆっくり閉まるようになっています。
注意
・	鍵盤蓋を開閉するときは、両手で静かに行ない、途中で手を離さないでください。また、ご自分や周りの方、特にお子様などが、鍵盤蓋の端と本体の間に手や指をはさまないようご注意ください。
・	鍵盤蓋を閉めるときは無理な力を加えないでください。閉めるときに鍵盤蓋に無理な力を加えると「ソフトランディング」機構が破損し、手指をはさんでけがをするおそれがあります。
・	鍵盤蓋を開けるとき、鍵盤蓋の上に金属や紙片などを置かないでください。本体の内部に落ちて取り出せなくなり、感電、ショート、発火や故障などの原因になります。


譜面立てを使う

立てるとき

(図)
譜面止め

1	譜面立てを手前に起こします。
2	譜面立て裏にある左右2つの金具を下ろします。
3	金具が固定される位置まで、譜面立てを戻します。
譜面止めを使うと、譜面立てに置いた楽譜のページを固定できます。

倒すとき
譜面止めを使っている場合は、譜面止めを下ろしてから、以下の手順で譜面立てを倒します。

(図)
譜面止め

1	譜面立てを手前に起こします。
2	譜面立て裏にある左右2つの金具を上げます。
3	譜面立てに手を添えて、ゆっくり倒します。

注意
譜面立ては、金具が固定されない位置で使用または放置しないでください。また、譜面立てを立てるとき/倒すときは、途中で手を離さないでください。


電源を入れる/切る

1	図の順序で電源コードを接続します。
[AC イン]端子の位置は、｢各部の名前｣(10ページ)をご確認ください。

(図)
(1)
[AC イン]端子(10ページ)
(2)
電源コンセント(AC100V)

NOTE
電源コードを外すときは、電源を切ってから、逆の手順((2)→(1))で行なってください。

警告
・	電源は必ずAC100Vを使用してください。
・	電源コードは必ず付属のものをご使用ください。また、付属の電源コードをほかの製品に使用しないでください。故障、発熱、火災などの原因になります。

注意
本体はコンセントの近くに設置し、異常を感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いてください。

2	[マスターボリューム](MASTER VOLUME)つまみを左に回し、音量を最小にします。

(図)
2
電源ランプ
3
[スタンバイ/オン]スイッチ

3	鍵盤の右側にある[スタンバイ/オン]スイッチを押して電源を入れます。
[マスターボリューム](MASTER VOLUME)つまみの右にある電源ランプが点灯し、画面には起動中を示す表示が現れます。起動が完了すると、画面の表示は消えます。

注記
[スタンバイ/オン]スイッチを入れてから、楽器が完全に起動するまで(約10秒間)は、鍵盤やボタンを押したり、ペダルを踏んだりしないでください。鍵盤の音が正常に出なくなるなど、楽器が誤動作する原因になります。

4	鍵盤を弾いて、音を出してみましょう。
音量は鍵盤を弾いて確かめながら、徐々に上げてください。

(図)
小さくなる
大きくなる

5	もう一度[スタンバイ/オン]スイッチを押して(1秒)電源を切ります。
電源ランプがゆっくり消灯します。

注意
電源を切った状態でも微電流が流れています。この楽器を長時間使用しないときや落雷のおそれがあるときは、必ずコンセントから電源プラグを抜いてください。

オートパワーオフ機能
この楽器は、電源の切り忘れによる無駄な電力消費を防ぐため、オートパワーオフ機能を搭載しています。これは、本体が15分操作されないと自動的に電源が切れる機能です。

初期設定：On(有効)

オートパワーオフ機能の簡単解除
左端の鍵盤を押したまま電源を入れると、オートパワーオフ機能が解除された状態で電源がオンになります。

(図)
左端の鍵盤(Aマイナス1)

画面には「PoF」が表示されます。

オートパワーオフ機能のオン/オフを切り替える
電源が入った状態で、[ファンクション]ボタンを押したままA5の鍵盤を押します。A5鍵盤を押すたびにオン(有効)/オフ(無効)が切り替わります。画面には「On」/「OFF」が表示されます。

(図)
右端の鍵盤(C7)

NOTE
ここでの設定は、電源を切っても記憶されています。


楽器のバージョンを確認する
お使いの楽器のバージョンを確認できます。

[ファンクション]ボタンを押したまま、B5の鍵盤を押します。画面に現在のバージョンが表示されます。

(図)
右端の鍵盤(C7)

ヤマハ製品では、機能や操作性向上のために、予告なく製品本体のファームウェアをアップデートすることがあります。本体ファームウェアのアップデートや最新情報については、下記ウェブサイトの「ソフトウェア」のページからご覧いただけます。

サポート・お問い合わせ　https://jp.yamaha.com/support/


音量(マスターボリューム)を調節する
鍵盤を弾いて音を出しながら、[マスターボリューム](MASTER VOLUME)つまみを左右に回して、全体音量を調節します。

(図)
小さくなる
大きくなる

注意
大きな音量で長時間使用しないでください。聴覚障害の原因になります。

インテリジェント・アコースティック・コントロール(IAC)
IACとは、楽器の全体音量の大小に応じて、自動的に音質を補正する機能です。音量が小さい場合でも、低音や高音がしっかりと聞こえるようになります。IACは、この楽器のスピーカーからの出力音のみに有効です。

●	IACのオン/オフ設定
[ファンクション]ボタンを押したまま、C0鍵盤を押すごとにオン/オフが切り替わります。画面には「On」/「OFF」が表示されます。

初期設定：On(オン)

●	IACのかかり具合の調整
[ファンクション]ボタンを押したまま、A0からDシャープ1鍵盤のどれかを押して補正のかかり具合を調整します。

(図)
左端の鍵盤(Aマイナス1)

設定範囲：	マイナス3から3
初期設定：	0

IACのかかり具合の値が大きいほど、音量が小さいときの低音や高音がよりしっかりと聞こえるように補正されます。


ヘッドフォンを使う
ヘッドフォンを使う場合は、楽器本体底面の左側にある[フォーンズ]端子に接続します。ヘッドフォンを接続すると自動的にスピーカーから音が出なくなります。[フォーンズ]端子は2つありますので、ヘッドフォンを2本接続して2人で演奏を楽しむこともできます。
ヘッドフォンハンガーにはヘッドフォンを掛けることができます。

(図)
ヘッドフォンハンガー
ステレオ標準フォーンプラグ

注意
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しないでください。聴覚障害の原因になります。

注記
ヘッドフォンハンガーにヘッドフォン以外のものを掛けないでください。本体またはヘッドフォンハンガーが破損する場合があります。

ヘッドフォンでも自然な音の広がりを--バイノーラルサンプリングとステレオフォニックオプティマイザー
この楽器では、ヘッドフォン使用時に臨場感のある音をお楽しみいただくため、音色により以下の2つの方式を採用しています。

●	バイノーラルサンプリング(音色「CFX グランド」のみ)
バイノーラルサンプリングとは、演奏者の耳と同じ位置に専用のマイクを備え付け、聞こえてくるピアノの音をそのままサンプリングする方式です。ヘッドフォンを通して聴いても、あたかもピアノ本体から音が響いてくるような臨場感をお楽しみいただけます。ヘッドフォンの圧迫感も少なく、長時間の演奏でもストレスなくお楽しみいただけます。初期設定の音色「CFX グランド(17ページ)」を選んでいるときは、ヘッドフォンを接続するとバイノーラルサンプリングの音に切り替わります。

●	ステレオフォニックオプティマイザー(｢CFX グランド｣以外のピアノ音色)
ステレオフォニックオプティマイザーは、ヘッドフォン使用時にバイノーラルサンプリングのような自然な音の広がりを再現するエフェクトです。「CFX グランド」以外のピアノ音色(17ページ音色リスト2から5)を選んでいるときは、ヘッドフォンを接続するとこのステレオフォニックオプティマイザーがかかります。

オン/オフを切り替える
初期設定では、ヘッドフォンを接続すると楽器から出力される音は、バイノーラルサンプリング、またはステレオフォニックオプティマイザーの音に自動的に切り替わります。これらは、ヘッドフォンで最適になるように作られているため、下記のようなケースでは機能をオフにして使用することをおすすめします。

機能オフをおすすめする例：
・	楽器に接続したヘッドフォンでその音をモニターしながら、外部オーディオ機器やミキサーと接続して、楽器の音を外部スピーカーで再生する場合
・	ヘッドフォンを使用しながらオーディオ録音(28ページ)し、その曲をスピーカーで再生したい場合(録音した曲をあとでスピーカーで再生したい場合は、録音前から機能オフにしておきます。)

NOTE
外部オーディオ機器を接続する前に、必ず「楽器の音を外部スピーカーから鳴らす―AUX アウト [R][L/L+R]端子」(36ページ)をお読みいただき、機器を正しく接続してください。

[ピアノ/ボイス]ボタンを押したままC6鍵盤を押してオン/オフを切り替えます。画面には「On」/「OFF」が表示されます。

初期設定：On(オン)

(図)
右端の鍵盤(C7)


ペダルを使う
ペダルには、右のペダル(ダンパーペダル)とまん中のペダル(ソステヌートペダル)、左のペダル(ソフトペダル)があります。これらはピアノ演奏で使われます。

(図)

右のペダル(ダンパーペダル)
このペダルを踏んでいる間、鍵盤から指を離しても弾いた音を長く響かせることができます。ペダルを踏むのをやめると、すぐに持続している音は止まります。この楽器のダンパーペダルはハーフペダルに対応しています。

(図)
ここでダンパーペダルを踏むと、このとき押さえていた鍵盤とそのあと弾いた音すべてが長く響く

●	ハーフペダル機能
ペダルの踏み加減で音の伸び具合が調節できる機能です。ペダルを踏みこむほど音が長く伸びます。ペダルを踏んで音が響きすぎたとき、踏み込んだ状態からペダルを少し戻して音の響きを抑える(音の濁りを減らす)ことができます。

●	ハーフペダルポイントの設定
どの程度踏み込んだらハーフペダル効果がかかるか(ハーフペダルポイント)を、設定します。
[ピアノ/ボイス]ボタンを押したまま、Aシャープ4からE5の鍵盤のどれかを押します。
ハーフペダルの効果は、数値(マイナス2から0から4)が小さいほど浅い踏み込み位置でかかり、数値が大きいほど深い踏み込み位置でかかります。

(図)
右端の鍵盤(C7)

設定範囲：	マイナス2から4
初期設定：	0

GPレスポンスダンパーペダル
この楽器のダンパーペダルは、ペダルを踏んだときの感覚をよりグランドピアノに近づけたGPレスポンスダンパーペダルです。ハーフペダルのポイントを体感しやすく、ハーフペダル効果をかけやすいのが特長です。

まん中のペダル(ソステヌートペダル)
このペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけを、鍵盤から指を離しても長く響かせることができます(ダンパーペダルが踏まれたかのように)。ただしペダルを踏んだあとに弾いた音には効果はかかりません。たとえば他の音をスタッカートで弾いているときに和音を長く響かせることができます。

(図)
ここでソステヌートペダルを踏むと、このとき押さえていた鍵盤の音だけが長く響く

NOTE
オルガン音色(17ページ音色リスト12から15)では、まん中のペダルを踏むと、音が減衰せず、踏んでいる間、鳴り続けます。

左のペダル(ソフトペダル)
このペダルを踏んでいる間、ペダルを踏んだあとに弾いた音量をわずかに下げ、音の響きを柔らかくすることができます(ペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音には効果はかかりませんので、効果をかけたい音を弾く直前に踏みます)。


このファイルの内容は以上です。