ELS-03G, ELS-03X, ELS-03XR, ELS-03XF 取扱説明書 基本編

Ⅱ章 内蔵のレジストレーションをカスタマイズしよう(ロンドンデリー・エア)

レジストレーションは、自由に設定を変更して楽しめることもその魅力の1つです。
この章では、付属の楽譜Ⅱ(ロンドンデリー・エア)を使います。Ⅰ章で使ったレジストレーション「グルービービートボックス」の設定を変更して、ひと味違ったオルガンバージョンのロンドンデリー・エアを楽しみましょう。
変更した設定を、上鍵盤と下鍵盤の間にあるレジストレーションメモリーのナンバーボタンに登録し、演奏中にボタンを押して設定を切り替えることにも挑戦します。

この章のポイント
内蔵のレジストレーションの設定を変更する	34ページ
オルガンフルートの設定をする	35ページ
ライブエクスプレッションコントロールの設定をする
パートオン/オフ機能を使って、オン/オフするパートを指定する	36ページ
レジストレーションをレジストレーションメモリーのナンバーボタンに登録する	37, 39ページ
メロディーにハーモニーを付ける機能(メロディーオンコード)を使う	38ページ
レジストレーションをUSBフラッシュメモリーに保存する	40ページ
USBフラッシュメモリーに保存されているレジストレーションを呼び出す	42ページ
アフタータッチエクステンションの効果を加えて演奏する	44ページ

1. レジストレーション(MEMORY 1)を用意しよう
ここでは、楽譜Ⅱの前半で使う設定を、レジストレーションメモリーのナンバーボタン[1]に登録します。 

1	楽譜Ⅰのときと同じ「グルービービートボックス」をレジストレーションメニューから呼び出し(28ページ)、ボイスディスプレイで上鍵盤ボイス1 (Sドントブレイクマイハート1)を押してオフにします。 
MEMORY 1では、上鍵盤でオルガンフルートボイスを鳴らすため、ほかの上鍵盤ボイスが鳴らないようにします。
(図)
オン(点灯)
オフ(消灯)

2	上鍵盤のオルガンフルートの設定をします。

2-1	[U.ORGAN FLUTES] (上鍵盤のオルガンフルート)ボタンをオンにします。上鍵盤オルガンフルート画面が表示されます。また、上鍵盤では、オルガンフルートボイスが鳴ります。
(図)
[U.ORGAN FLUTES]ボタン

NOTE 
ここでは、上鍵盤のオルガンフルートをオンにすると同時に、上鍵盤オルガンフルート画面を表示させるために、[U.ORGAN FLUTES]ボタンを押しました。オルガンフルートボイスのオン(鳴る)/オフ(鳴らない)の切り替えは、ボイスディスプレイで上鍵盤または下鍵盤オルガンフルートのタイプ名を押すか、オルガンフルート画面で[オン]または[オフ]を押すことでもできます。 
オルガンフルートのオン/オフを切り替えずにオルガンフルート画面を表示させたい場合は、DISPLAY SELECT [VOICE DISPLAY]ボタンを押したまま[U.ORGAN FLUTES]ボタンを押します。 

2-2オルガンフルート画面左上の[VCMオルガン]が選ばれていることを確認します。
(図)
フッテージレバー

NOTE
VCMオルガンとは、トーンホイール方式のビンテージオルガンを忠実に再現したVCM (Virtual Circuitry Modeling)音源で作られたボイスです。 

2-3	[フッテージ]タブで、以下のように設定します。画面内のつまみやフッテージレバーで値を変更します。
ボリューム(オルガン全体の音量): 24
リバーブ(オルガンサウンドにかかるリバーブの量): 12
タイプ(波形タイプ): スタンダード
各フッテージのレベル: 16'=8 、5 1/3'=8、8'=8、その他=0   
(フッテージレバーは一番上の位置が0です。下へ動かすと値が増えます。) 

NOTE 
VCMオルガンでは、ボリューム、リバーブ、タイプの設定は上鍵盤と下鍵盤で共通です。フッテージレベルは上鍵盤と下鍵盤で個別に設定できます。

2-4	上鍵盤を弾いて、設定した音を確認してみましょう。 

NOTE
フッテージは、上鍵盤の左側にあるスライダーを使って調節することもできます(24ページ)。

3	右フットスイッチの機能を設定します。
右フットスイッチには、「パートオン/オフ」機能が設定されています。ここでは、オン/オフするパート(ボイスセクション)を指定します。 

3-1	DISPLAY SELECT [LIVE EXP. CONTROL]ボタンを押してライブエクスプレッションコントロール画面を表示させます。
(図)
[LIVE EXP. CONTROL]ボタン

3-2	[エクスプレッションペダル/フットスイッチ]タブで、[右フットスイッチ]を選び、 [ミキサー] → [パートオン/オフ]が設定されていることを確認します。 
(図)

3-3	[設定]を押してパートオン/オフ設定画面を表示させます。 

3-4	「ペダル2」だけにチェックマークが入るよう設定を変更し、[閉じる]を押します。
(図)

3-5	DISPLAY SELECT [VOICE DISPLAY]ボタンを押してボイスディスプレイを表示させ、右フットスイッチを押してペダルボイス2のオン/オフが切り替わることを確認します。確認したらオフにしておきましょう。
(図)
オフ(消灯)
右フットスイッチで切り替え
オン(点灯)

NOTE
このレジストレーションでは、ペダルボイス2にキーボードアサイン機能が設定されているため、ボイスディスプレイには「▲L.K.」が表示されています。ペダルボイス2をオンにすると「PWMブラス ファスト」が下鍵盤で鳴ります。また、ポリの設定がオンになっているため、和音で鳴らせます。これらの設定はボイスコンディション画面(55ページ)で確認できます。詳しくは、「詳細編」をご覧ください。 

4	RHYTHM CONTROL のMAIN/FILL IN [C]ボタンを２回押して、ボタンのランプを点灯させます。
楽譜ⅠではメインBを使用しましたが、楽譜Ⅱでは少しにぎやかにするためメインCに変更します。左フットスイッチにはフィルセルフ機能が割り当てられているため、リズム再生中に左フットスイッチを押すとフィルインCが鳴ります。
(図)
MAIN/FILL IN [C]ボタン 

NOTE
MAIN/FILL INボタンは、同じボタンを押すたびにランプの点灯/点滅が切り替わります。
フィルセルフ機能とは、再生中のリズムパターンのバリエーション(A～D)のまま、フィルインを鳴らす機能です。

5	レジストレーションメモリーボタンの左端にある[M.](メモリー)ボタンを押したまま、ナンバーボタン[1]を押します。
手順1～4で変更した設定が、ナンバーボタン[1]に登録されます。
(図)
押したまま
押す

レジストレーションの登録中は、ナンバーボタンが点滅します。登録が終わると点滅が止まります。

ご注意
ナンバーボタンが点滅している間は、電源を切らないでください。データが記録されません。

以上で、MEMORY 1の用意ができました。次の手順に進み、MEMORY 2も用意しましょう。


2. レジストレーション(MEMORY 2)を用意しよう
ここでは、楽譜Ⅱの後半で使う設定を、レジストレーションメモリーのナンバーボタン[2]に登録します。 MEMORY 1をベースにボイスやリズムの設定を変更するため、レジストレーションメモリーのナンバーボタン[1]を押して、ランプが点灯していることを確認してから操作を始めましょう。 

1	ボイスディスプレイで、下鍵盤ボイス2を押してオンにします。
(図)
オフ(消灯)
オン(点灯)

2	メロディーラインに自動でハーモニーを付ける機能(メロディーオンコード)を設定をします。
下鍵盤で弾いたコードにより上鍵盤で弾くメロディーラインにハーモニーが付き、演奏が華やかになります。 

2-1	DISPLAY SELECT [A.B.C. M.O.C.]ボタンを押して、オートベースコード/メロディーオンコード画面を表示させます。
(図)
[A.B.C. M.O.C.]ボタン

2-2	M.O.C. (メロディーオンコード)の「モード」を「1」に設定します。
モード1では、メロディーに近い音域で最大2音がハーモニーとして付加されます。
(図)

3	RHYTHM CONTROLのMAIN/FILL IN [D]ボタンを押して、ボタンのランプを点滅させます。
MAIN/FILL IN [D]ボタンのランプを点滅状態にしてレジストレーションに登録することで、レジストレーションを呼び 出したときにフィルインDを鳴らせます。
(図)

NOTE
MAIN/FILL INボタンは、同じボタンを押すたびにランプの点灯/点滅が切り替わります。

4	レジストレーションメモリーボタンの左端にある[M.](メモリー)ボタンを押したまま、ナンバーボタン[2]を押します。
手順1～4で変更した設定が、ナンバーボタン[2]に登録されます。
(図)
押したまま
押す

レジストレーションの登録中は、ナンバーボタンが点滅します。登録が終わると点滅が止まります。

ご注意
ナンバーボタンが点滅している間は、電源を切らないでください。データが記録されません。

以上で、MEMORY 2の用意ができました。次の手順に進み、レジストレーションをUSBフラッシュメモリーに
保存しましょう。


3 . レジストレーション(MEMORY 1と2)をUSBフラッシュメモリーに保存しよう
エレクトーン本体に記録したレジストレーションは、ミュージックデータレコーダー(MDR)機能を使って「ソング」としてUSBフラッシュメモリーに保存しましょう。USBフラッシュメモリーに保存しておけば、いつでも必要な設定を呼び出すことができます。

NOTE
USBフラッシュメモリーを使う前に、必ず10ページの「USB TO DEVICE端子の使用に関する注意」をご確認ください。
 
1	USBフラッシュメモリーをUSB TO DEVICE端子に差し込みます。
操作パネルには端子は2つありますが、どちらを使っても構いません。
(図)

2	DISPLAY SELECT [MDR]ボタンを押してミュージックデータレコーダー画面を表示させます。
画面右上の[オーディオ]が選ばれている場合は、[MIDI]を押してください。[オーディオ]ではレジストレーションを保存できません。
(図)
[MDR]ボタン

3	[ソング]タブで、保存先とするソング(ここでは空白のソング)を選び、[ユニット編集]を押します。
今回は新規にデータを保存する方法を説明するため、データの入っていない空白のソングを選びます。
ユニットについて詳しくは、「詳細編」をご覧ください。
(図)

4	ユニット編集画面で[保存]を押します。
今回は新規にデータを保存するため、保存先として「ユニット1」が表示されます。表示されたら、[閉じる]を押します。
(図)

5	[ソング]タブに、自動的に付いたソング名「SONG_001」が表示されていることを確認します。
(図)

6	[ツール]タブで、[名前変更]を押してソング名を変更します。
表示された画面で、ソング名を「ロンドンデリー・エア」としましょう。カタカナを入力するには、画面右側で、[カナ]を選びます。「・」は[記号]を選んで入力します。文字の入力方法について詳しくは、「詳細編」をご覧ください。
(図)

以上で、レジストレーション(MEMORY 1と2)のデータをUSBフラッシュメモリーに保存できました。次の手順に進み、楽譜を見ながら演奏してみましょう。


USBフラッシュメモリーに保存されているレジストレーションの呼び出し
前の手順に続けて楽譜Ⅱ(ロンドンデリー・エア)の演奏をする場合は、以下の操作は必要ありません。次ページの
「4. ロンドンデリー・エア(楽譜Ⅱ)を演奏しよう」へ進みます。ここでは、USBフラッシュメモリーに保存しておいたレジストレーションをエレクトーンに読み込んで使う方法を簡単に説明します。詳しくは、「詳細編」をご覧ください。 

1	データの入ったUSBフラッシュメモリーをUSB TO DEVICE端子に接続します。 

2	DISPLAY SELECT [MDR]ボタンを押してミュージックデータレコーダー画面を表示させます。
画面右上の[オーディオ]が選ばれている場合は、[MIDI]を押してください。 

3	[ソング]タブで、読み込みたいレジストレーションデータの入ったソングを選び、画面下部にある[再生]を押します。
(図)

4	レジストレーションメモリーのナンバーボタンを押して、レジストレーションを読み込みます。
(図)


4 . ロンドンデリー・エア(楽譜Ⅱ)を演奏しよう
登録したレジストレーションを使って、楽譜Ⅱ(ロンドンデリー・エア)を演奏してみましょう。演奏を始める前に、楽譜をひととおり確認しておきます。また、設定状態が確認できるよう、DISPLAY SELECT [VOICE DISPLAY]ボタンを押して、ボイスディスプレイを表示させておきましょう。 
(楽譜省略)

1	レジストレーションメモリーのナンバーボタン[1]を押します。
レジストレーションメモリー1の設定が呼び出されます。 

2	INTRO [1]ボタンを押してから[START]ボタンを押して、リズムをスタートさせます。
楽譜のINTRO①, STARTは、この操作を意味します。イントロ1が再生されたあとに、メインCのリズムパターンが再生されます。 

3	リズムに合わせ、鍵盤を弾きましょう。
(図)

43ページの楽譜が示す位置で、以下の操作をします。 
A: 右フットスイッチを押してパート(ペダルボイス2)のオン/オフを切り替えます。
B: 左フットスイッチを押してフィルインCまたはフィルインDを鳴らします。フットスイッチを押すタイミングを変更してアレンジを楽しむのもおすすめです。
MEMORY 2 (r.h.): レジストレーションメモリーのナンバーボタン[2]を右手で押してレジストレーションを切り替えます。 

4最後の小節の1拍前で、左手でENDING [2]ボタンを押します。
楽譜の ENDING② (l.h.)は、この操作を意味します。エンディング2が再生されたあとにリズムが停止します。


アフタータッチエクステンション
楽譜Ⅱの3小節目と7小節目にある「A.T.」は、アフタータッチを意味します。アフタータッチは、鍵盤を押したあとに、さらに押し込むことによって音量と音質をコントロールする機能です。
ELS-03シリーズではさらに、「アフタータッチエクステンション」の効果を加えることができます。この曲では、アフタータッチによって音質が変わり、音がうねるような効果が得られます。実際に音を聞いて確認しましょう。 

NOTE
アフタータッチエクステンションには5つのテンプレートが用意されており、設定はボイスコンディション画面で確認できます。詳しくは、「詳細編」をご覧ください。 

1	右フットスイッチを押してペダルボイス２ (PWMブラス ファスト1 ▲LK)をオンにします。
このレジストレーションでは、ボイス「PWMブラス ファスト1」にアフタータッチエクステンションの効果がかかる設定があらかじめされています。
(図)

2	下鍵盤で1拍目の和音を押さえ、ゆっくり鍵盤を押し込んでアフタータッチをかけてみましょう。
鍵盤を押し込むことで、音質が変化します。
(譜例)

アフタータッチの効果を確認できたら、楽譜の「A.T.」のタイミングに気をつけながら、もう一度、曲の最初から最後まで通して演奏してみましょう。


このファイルの内容は以上です。