﻿NU1XA 取扱説明書

ピアノ演奏を楽しむ
この楽器には、2つの本格的なグランドピアノ、ヤマハ「CFX」とベーゼンドルファー「インペリアル」の音色(ボイス)が搭載されています。また、そのほかにもそれぞれに魅力的なピアノの音色が搭載されています。お好みや曲調に合わせて、ピアノの音色を選んで演奏してみましょう。

2種類のグランドピアノを選ぶ
(図)

1	[CFX GRAND]ボタンまたは[BÖSENDORFER]ボタンを押して、ピアノの種類を選びます。
ボタンに対応するピアノの音色(ボイス)が選ばれ、画面に表示されます。
(図)
ボイス画面
ボイス名

CFX グランド
ヤマハコンサートグランドピアノCFXの音色です。弱く弾いた音から強く弾いた音までの音域の幅が広く、表情豊かな演奏ができます。あらゆるジャンルの演奏に最適な音色です。

ベーゼンドルファー
ウィンナートーンで有名なベーゼンドルファー社のコンサートグランドピアノ、インペリアルの音色です。ピアノの大きさを感じさせる広がりある音が特徴で、曲の優しさを表現するのに最適です。

2	鍵盤を弾いてみましょう。

ピアノの特徴をつかむには
デモ曲を聞いて音色の特徴を確認できます(28ページ)。

他のピアノを選ぶには
[左]/[右]ボタンを押すと、CFXグランド/ベーゼンドルファー以外のピアノも選べます。
[VOICE]ボタンを押して選ぶこともできます(26ページ)。


ピアノの響きやタッチ感度を変えて楽しむ(ピアノルーム)
この楽器のピアノグループの音色(ボイス)は、弦やペダルの共鳴音や屋根の開閉など、音の響きを調節したり、タッチ感度を調節したりできます。さまざまな要素を調節して自分の好きな音を作ってみましょう。
(図)
[戻る]ボタン

NOTE
ピアノグループの音色(ボイス)とは、「音色(ボイス)一覧」(94ページ)の「ボイスグループ」が「ピアノ」のボイスです。

1	[PIANO ROOM]ボタンを押して、ピアノルーム画面を表示させます。
(図)
ピアノルーム画面

NOTE
• ピアノグループ以外のボイスを選んでいる場合、ピアノルーム画面を表示すると自動的に「CFX グランド」に切り替わります。
• [PIANO ROOM]ボタンを押すと、デュオ(32ページ)は解除されます。

2	[上]/[下]ボタンで項目を選択します(24ページ)。

3	[左]/[右]ボタンで設定を変更します(24ページ)。

4	設定が終わったら、[戻る]ボタンでピアノルーム画面から抜けます。


ピアノルーム画面で設定できること
(表)
項目		アイコン	説明	初期設定	設定範囲
大屋根の開閉			グランドピアノの屋根の開き具合を変えたときの音の変化を再現します。	フル(全開)	フル(全開)、ハーフ(半開)、クローズ(閉)
ブライトネス			音の明るさを調整します。	音色(ボイス)による	0～10
タッチ			鍵盤を弾く強さに対する音の強弱の付きかた(タッチ感度)を変更します。使う音色(ボイス)や演奏する曲、好みによって使い分けてください。	ミディアム	ソフト2、ソフト1、ミディアム、ハード1、ハード2、固定
リバーブ			さまざまな場所で弾いているような臨場感が得られる、リバーブの種類を選びます。選んだリバーブは、鍵盤演奏音、ソング再生音、外部から入力されたMIDIデータすべてにかかります。	音色(ボイス)による	リバーブタイプリスト参照(29ページ)
	リバーブの深さ		現在選択されているリバーブの深さ(かかり具合)を調整します。「リバーブ」がオフの場合や設定値が0の場合、効果はかかりません。	音色(ボイス)による	0～40
音の高さ(マスターチューニング)			全体の音の高さを微調整します。ほかの楽器との合奏やCDの再生に合わせて演奏するときなどに、それらのピッチ(音の高さ)と楽器本体のピッチを正確に合わせたい場合に使います。	A3=440.0Hz	A3 = 414.8 Hz～466.8 Hz (約0.2 Hz単位)
VRM			VRMのオン/オフを設定します。VRMの機能については「VRMとは」(25ページ)をご覧ください。
デモを聞く 
この画面を開いているときに[PLAY/PAUSE]ボタンを押すと、VRMのデモ曲が再生されます。VRMがオンのとき、オフのときのデモ曲を聞いてみましょう。

以下の5項目は、「VRM」がOnのときに設定できます。	On (オン)	On (オン)、Off (オフ)
	ダンパーレゾナンス		ダンパーペダルを踏んだときに加わる、VRMによる弦共鳴音のかかり具合を設定します。	5	0～10
	ダンパーノイズ		VRMによるダンパーノイズのオン/オフを設定します。ダンパーノイズについて詳しくは25ページをご覧ください。ダンパーレゾナンスの設定が「0」のときは、この機能は無効です。	On (オン)	 On (オン)、Off (オフ)
	ストリングレゾナンス		押鍵したときに加わる、VRMによる弦共鳴音のかかり具合を設定します。	5	0～10
	アリコートレゾナンス		VRMによるアリコートの響きを調節します。
詳しくは「アリコートとは」(25ページ)をご覧ください。	5	0～10
	ボディレゾナンス		VRMによるピアノ本体(響板や側板、フレームなど)の響きを調節します。	5	0～10
グランドエクスプレッション			グランド・エクスプレッション・モデリングのタイプを選びます。「ダイナミック」では、鍵盤を弾く強さやタッチに応じて、アコースティックピアノのように音が微妙に変化します。「スタティック」では弾き方を変えても、音はさほど変化しません。グランド・エクスプレッション・モデリングについて詳しくは、下記をご覧ください。
グランド・エクスプレッション・モデリングは「CFXグランド」と「ベーゼンドルファー」の音色(ボイス)のみに効果がかかります。
デモを聞く 
この画面を開いているときに[PLAY/PAUSE]ボタンを押すと、この機能のデモ曲が再生されます。「ダイナミック」のとき、「スタティック」のときのデモ曲を聞いてみましょう。	ダイナミック	ダイナミック、スタティック
ハーフペダルの位置			右ペダルを踏み込むほど音が長く伸びる「サステイン(連続)」の効果が、ペダルをどのくらい踏み込めば効き始めるのかを設定します。右ペダルに「サステイン(連続)」が割り当てられている場合(80ページ)のみ有効です。	0	－2 (浅い位置で効く)～0～＋4 (深い位置で効く)
(表　終わり)

NOTE
• ピアノルームでの設定を、電源を切ったあとも保持したい場合は、バックアップ設定の「ボイス」と「その他」をオンにしてください。詳しくは92ページをご覧ください。
• これらの項目は、ボイスメニュー(77ページ)やシステムメニュー(85ページ)でも設定できます。ピアノルーム画面でこれらの設定を変更すると、メニュー画面での設定も変更されます。逆に、メニュー画面で設定を変更すると、ピアノルーム画面での設定も変更されます。
• 各設定画面で値を変更したあと、初期設定に戻したいときは、[メニュー]ボタンを長押しします。


VRM (Virtual Resonance Modeling/バーチャル・レゾナンス・モデリング)とは
アコースティックピアノでは、ダンパーペダルを踏んで演奏すると、弾いた鍵盤の音が伸びるだけでなく、その鍵盤の弦の振動が他の弦や響板へ伝わっていき、それぞれが影響しあって豊かで華やかな共鳴音が広がります。この楽器に搭載されたVRMは、そのような弦と響板の複雑な相互作用を、仮想的な楽器(物理モデル)の上で忠実に再現することで、よりアコースティックピアノに近い響きを作り出します。鍵盤やペダルの状態に合わせて、瞬間瞬間の共鳴音を作り出しているので、鍵盤を押さえるタイミングや、ペダルを踏むタイミングと深さを変えることで、多彩な響きが得られます。

アリコートとは
他の弦と共振する、共鳴専用の弦をアリコートといいます。他の弦と共振することで、倍音を響かせるので、豊かな響きが得られます。アリコートにはダンパーがなく消音されないので、鍵盤から手を離しても、アリコートの響きが残ります。

ダンパーノイズとは
アコースティックピアノでダンパーペダルを踏んだ時に生じるノイズ音です。ダンパーノイズは、ダンパーペダルを踏む速さによって、音色や音量が異なります。ダンパーペダルをゆっくり踏むと、ダンパーヘッドが弦から離れた際のノイズ音が小さく鳴ります。ダンパーペダルを勢いよく踏むと、その振動が弦に伝わり、低い大きなノイズ音が混じります。


グランド・エクスプレッション・モデリングとは
アコースティックピアノでは、鍵盤を押してから離すまでのタッチを変えることにより、音を微妙に変化させることができます。たとえば、鍵盤を底までしっかり押せば、鍵盤が棚板(鍵盤下の板)に当たってコツンと鳴り、その衝撃が弦に伝わって音がわずかに変化します。また、音が消える寸前(ダンパーが弦に触れる瞬間)の音も、鍵盤から指を離す速さにより微妙に変化します。このようなタッチによる音の微妙な違いを再現する技術がグランド・エクスプレッション・モデリングです。強めのタッチでアクセントを付けたり、やわらかなタッチで輝かしい響きを付けたり、と多彩な音色を奏でることができます。また、スタッカートで弾いたときには歯切れのいい音を、ゆっくり指を離したときには長く余韻を残す音を表現できます。


このファイルの内容は以上です。