和太鼓集団「Atoa.」と圧巻のコラボ リフノス4周年記念事業「Atoa.花乱舞 其ノ肆 -心響-」

利府町文化交流センター「リフノス」の開館4周年事業「花乱舞」に神田将スタッフと写真撮影スタッフを兼ねて参加しました。過去3回は宮城県を拠点に活動する和太鼓集団「Atoa.」がメインとなる企画だったところに、24年12月のソロ公演で大反響を呼んだ神田将のエレクトーンが抜擢され、それぞれ独自のステージに加え、和太鼓とエレクトーンのコラボが組まれ、企画の段階から期待が大きく膨らみました。

会場にSTAGEAプロフェッショナルモデルが搬入されたのは、公演2日前。すでに舞台セットや照明セットが完成しており、あとはアーティスト次第という万全の体制に、現地スタッフの意気込みを感じます。

この時点でAtoa.と神田将は初対面。聞けば事前の段取りは何もなく、出会いの瞬間から芽生えたものだけを素材にコラボするとのこと。何はともあれやってみようと始まったリハーサルは、すべてが即興とは思えない阿吽の呼吸で、それぞれの感性の鋭さや引き出しの多さにただただ驚くばかりでした。

演奏だけでなく、照明や音響もコラボに加わり、決め事のないパフォーマンスに注意深く寄り添い、絶妙な光と音の広がりが演出され、すべてが意思を持った生き物のように感じられました。

本番はエレクトーン独奏、太鼓パフォーマンス、コラボステージの三部構成。心に染み入る品格のある音楽、魂を揺さぶるリズムの舞、そして出会いの喜びが突き抜けるコラボと、満席の会場は興奮のるつぼでした。

当日のステージだけでなく、創り上げる過程や、舞台裏の隅々まで目にしたことで、ひとつの公演に注ぐエネルギーの大きさ、細部まで練り上げる心意気をリアルに感じることができ、芸術の偉大さを再認識した思いです。Atoa.の美しい肉体から飛び散る汗の光。大迫力の和太鼓を前に、存在感でまったく引けを取らないエレクトーンの堂々たる姿。すべてを包み込む神田将の深い音楽。最高でした。

著/フォトグラファー・上田海斗

エレクトーン演奏/神田将

Photo/KAITO UEDA

2025年7月5日 利府町文化交流センター「リフノス」

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