hibikiのベース・エフェクター試奏レポート

WeROCK Vol.044より転載

 

◎hibiki

ライトブリンガー(活動休止中)でメジャー・デビューを飾り、現在はマーデラスやアルハンブラ、そしてサポートや セッションなど多方面で活躍する技巧派ベーシスト。
テクニカルなプレイだけでなく、グルーヴにも定評がある。
レコーディングやライヴでエデンを愛用。

 

注目度高まるエデンからフィルター登場!hibikiがさっそくチェック!!

ハード・ロック/ヘヴィ・メタル系ベーシストにも愛用者が急増しているエデン。そのエデンから、新たにフィルター系エフェクターが登場した。14年の新製品であるコーラスとともにhibikiがチェック!


―― まずは新製品のフィルター系エフェクターのCaliforiWahからチェックしましょうか。

hibiki:フィルター系のエフェクターは、セッション・バンドで使っていますね。ベース・ソロなどでディストーション系のパッチとフィルター系のパッチを切り替えて使うのが多いです。このCaliforniWahはアナログだし、丁寧に作られているだけあって、トーンに人間的な暖かさがありますよ。

―― 音の傾向はどうですか?

hibiki:モデル名にWahと入っていることからもわかりますが、いわゆるオート・ワウとかエンヴェロープ・フィルターですね。いろいろ音を可変できるツールです。ワウを半止めした時のようなトーンも得られるし、ソロなどで、ふつうのベース・トーンとかけ離れた印象的なトーンも出せる。ミッドを強調した音も作れるし、思い切りハイを削ったモワーンというアタック感のない音も出せるし、あえて弦へのタッチを弱くすることでヴォリューム奏法のようなニュアンスも出せる。だから、ソロに向いたパンチの音からソフトなトーンまで持っていると言えます。

―― オススメのセッティングは?

hibiki:ロー・ポイントを1時ぐらい、センシティヴィティを1時から2時の間、レゾナンスとエフェクト・レベルを2時ぐらいにすると、ワウの半止めトーンっぽいサウンドになります。フィルター系エフェクターならではのおいしいサウンドです。あと、好みの音を作って、バッキングであえて踏みっぱなしにして、さらにフェイザーをかけて弾くのもおもしろいと思います。

―― ヴォイシング・スイッチも効果的ですね?

hibiki:押した状態のほうが効果がわかりやすいんですね。押した状態で音を作ってから、オフにしてさらに音を作り込むのがいいと思います。このあたりは、ベースがわかっている人ならより楽しめると思います。

―― どういうベーシストにオススメですか?

hibiki:とくにソロを弾く人は持っていて損はないと思いますが、ジャンルやスタイルを問わず使えるエフェクターですよ。ただ、初心者よりもベースをある程度わかっている人向けでしょうね。

―― 続いては、コーラスです。

hibiki:アナログらしいあったかい音色のコーラス(I90)ですね。デジタルにはデジタルのパリっとした部分があって、それはそれでいいんですけどね。これはベースの原音となじみがいい。浮いてないんですよね。

―― 音色の特徴は?

hibiki:あったかい音を基本に、けっこうエグい音も作れますよ。スピードのツマミをかなり上げて、ミックス・レベルも上げるとモジュレーション系特有の宇宙人ヴォイスっぽい音になるし、スピードを真ん中ぐらいにしてデプスを上げてミックス・レベルも減らすと、バッキングやコード・プレイにも合うクリーンな音も作れる。上も下もきれいに出るベースで使ってほしいですね。あと、ピックで弾くと、倍音もさらによく拾ってくれるので、すごく80年代とか90年代っぽいスタジオ・ベーシストっぽい音も出せます。80年代、90年代の音を求める人にもオススメですね。バイパスした時にミッドが少し出る感じはありますが、劣化する印象はないので、ループでなく直でつなげても安心です。ワウよりは効果がわかりやすいし、スキルを問わず使いやすいと思います。ただ、初心者にありがちですが、ミックス・レベルを上げすぎないようにしましょう。自分は気持ちよくても、バンド・サウンドで埋もれてしまうと意味がないので。

―― 最後に。エデンに求めることは?

hibiki:歪み系ペダルを作ってほしいですね(笑)。