急速な経済成長を遂げ日本人の生活習慣が大きく変化した1960年代、エレクトーンは時代の最先端をいく楽器として注目を集め、普及の基礎が築かれていきました。
エレクトーンのラインナップもA-2('60年代)、B-1('61年)、E-1('62年)と徐々に充実。
東海道新幹線が開業し、東京オリンピックが開催された'64年には、ヤマハの全国イベントで最も長い歴史をもつ「エレクトーンコンクール」が始まりました。
そして、ミニスカートが一大ブームとなった'67年に登場したのが、名器D-2B。
オルガントーンを基調とした柔らかく美しい音色、回転スピーカーによる臨場感あふれるサウンドは、多くの人を魅了しました。
'69年には「メイトコース」、「エレクトーン演奏グレード」もスタートし、エレクトーンは本格的な普及期を迎えました。