アコースティックピアノと電子ピアノの違い

ピアノと電子ピアノの一番の違いは、発音形式です。生のピアノは、指先で鍵盤を押し、その力でハンマーを動かし、弦を叩いて音を出します。打弦による振動が響板を伝わって、豊かな広がりを生むと共に、叩いた弦以外の弦の共鳴も加わって、独特の響きを生み出します。

一方、電子ピアノには弦が存在しません。鍵盤はいわば音を出すためのスイッチで、打鍵を感知し電子音源を発音させ、スピーカーを使って増幅しています。

ピアノは、弾き手のタッチによって、音色が無限に変わります。曲想をつけて表現豊かに弾くことで、情操を養うことができる楽器です。

一方、電子ピアノもテクノロジーの進歩に伴い、生のピアノに、より近い音の再現が可能になり、鍵盤のタッチ感にも様々な工夫が凝らされるようになりました。

なお、ヤマハでは、ピアノ木製鍵盤と本物のピアノアクションを搭載し、アコースティックピアノに限りなく近い自然なタッチと表現力を可能にした「ハイブリッドピアノ AvantGrand」を販売しております。ヤマハのピアノづくりの伝統と最新のテクノロジーが、電子ピアノの便利さを楽しみながら、リアルなタッチ感と豊かな音色で本物を弾く喜びもお届けします。

特徴

アコースティックピアノ

ピアノ音楽の長い歴史の中で発達してきた完成度の高い楽器です。弦の共鳴作用や倍音による自然で豊かな響きがあり、「生の音の魅力」を楽しめます。また、弾き方によって無限の演奏表現が可能です。

電子ピアノ

軽量、コンパクトで調律の必要がなく、音量の調節ができます。アコースティックピアノの演奏表現力に近づけたピアノ音以外にもさまざまな楽器の音色を出すことや、楽器本体への録音なども可能です。

発音のしくみ

アコースティックピアノ

長い歴史の中で発達した完成度の高いしくみ。

アクションという打弦機構により、ハンマーが弦を打ち、その振動が駒→響板へと広がります。楽器全体が共鳴体となりますので、豊かで複雑な響きが生まれます。

電子ピアノ

鍵盤の微妙な動きをセンサーが感知し、デジタル録音されたグランドピアノの音をアンプで増幅して、スピーカーから発音します。またデジタル技術で音の広がり感・余韻を表現します。

タッチ

アコースティックピアノ

約5,500個もの精密な部品から成るアクションと呼ばれる打弦機構が、指先の微妙な動きをハンマーに伝えます。手に自然についてくるタッチです。

電子ピアノ

さまざまな仕組みを応用してグランドピアノのタッチを再現しています。メーカーや機種により、鍵盤のタッチ感は異なります。

音色

アコースティックピアノ

弾いていない弦も自然に共鳴し複雑な効果をもたらすため、弾き方によって、音色、音質が変化します。この変化が弾き手の表現力を豊かにします。

電子ピアノ

デジタル技術を駆使し、ピアノらしい音を再現。ヤマハの電子ピアノは、一流の調律技術者によって最高の状態に仕上げられたコンサートグランドピアノを、様々な条件で丁寧に録音(サンプリング)した音源を使用しています。また、ピアノ以外にも様々な楽器の音が搭載されています。

表現力

アコースティックピアノ

アコースティックピアノは、音が鳴りはじめてから消えるまで、長い時間をかけて減衰していく楽器です。また、タッチの強弱によって音量だけでなく、やわらかい音から、するどい音まで音色が変化することで豊かな表現力を生んでいます。

電子ピアノ

ヤマハの電子ピアノは、ピアノの響きを長くていねいに録音することで深い余韻を再現。さらに、独自の技術でタッチの強弱による音色変化を無段階でスムースに実現しています。最新技術によりアコースティックピアノの表現力を追い求めます。

耐久性

アコースティックピアノ

磨耗部分の取り替えや定期的な調整により、長期間の使用が可能です。

電子ピアノ

電気部品の耐用年数基準によります。