【Z BLOG】フジイ ヒロキ:ジョージ・ロバーツ氏との思い出(再会/日本編)





前回のブログで紹介させていただいたジョージ・ロバーツ氏とは、その後もたびたび再会する事が出来ました。



トロンボーンフェスティバルで初めて会って以来、しばらくの間文通をしていました。
もちろん当時、Eメールはまだないので、手書きです。



今はSNSを使って海外のアーティストと繋がる事もそれなりに容易になりましたが、
手紙や写真でのやり取りが残っているのは本当に貴重な財産だと思います。
このような「温かみ」が失われていくのは時代の流れとはいえ、寂しい気もしますね。







恐らくトロンボーンフェスティバルの翌年、僕が高2の時だと思うのですが、ライブハウスで彼と共演する事となります。
慣れない英語で頑張ってコミニケーションを取っていたのですが、



「次回の来日の際、『さくらんぼ』というお店で演奏するので、一緒にやろう!」



と書いてあったのを全く理解出来ていませんでした(英語は中1ですでに挫折していました。笑)。
そんなわけで、ただ聴きに行ったつもりが、ステージに上げられてしまい、演奏する事になってしまいます!!



当然のド緊張のため、どんな演奏だったかは全く覚えていませんが、ジョージ・ロバーツ氏をはじめ、
共演していたパーシー・フェイス・オーケストラのメンバーのロイド・エリオット氏やジャック・レッドモンド氏、
さくらんぼのマスターの岡田澄雄さん、そして沢山のオーディエンスの方々から温かい拍手をいただいたのを覚えています。



この時のお客さんの中には、ジョージ・ロバーツ氏の音を聴き逃すまいと、プロの方も大勢いらっしゃっていたようですが、
高2の僕には知るよしもありません。



その後、僕がプロとして現場に呼んでいただくきっかけになったのも、
この時の演奏を覚えいて下さった方がいらっしゃったからですし、それ以外にもいくつもの現場で、



「藤井君ってあの時の高校生だよね?僕、お客さんで聴いてたよ!」



と声をかけていただき、その度に冷汗をかいたものです(笑)。
普通はこちらが先輩方のお名前を把握していて、自分が売り込んで覚えていただくものですからね。



「さくらんぼ」は、調布市にある小さなお店ですが、
超一流のスタジオミュージシャンだったマスターの岡田さんが音にこだわり抜いたライブハウスで、
トロンボーンプレイヤーを中心に、世界中のジャズアーティストがここで演奏する事から、
「トロンボーンの殿堂」と称されています。



http://sakuranbojazz.com



ここにも自分のグループで何度も出演させていただいているのですが、
それもやはり、ジョージ・ロバーツ氏との共演がきっかけとなりました。



彼と日本で会ったのはほんの数回ですが、こうして僕にプロへのレールを敷いて下さったんですね。
本当に感謝しても感謝仕切れません。



次回は、思い立ってアメリカまで会いに行った話を書こうと思います!