【Z BLOG】フジイヒロキ:槌音プロジェクト・チャリティーコンサート





僕は東日本大震災後、主宰するバンドでのチャリティーライブを開催したり、時々被災地を訪れたりという活動を続けています。



http://hirokifujii.com/charity



昨年の3月に「楽器 for Kids」の活動の一環として、岩手県大槌町を訪れ、現地の「大槌ウィンドオーケストラ」(http://otsuchiwind.jimdo.com)さんとも一緒に演奏させていただいたのですが(一番下の写真)、そのご縁で、東京のサントリーホールで開催された「槌音プロジェクト・チャリティーコンサート」に足を運んで来ました。



NHK交響楽団や東京交響楽団といった、日本を代表するオーケストラのプレイヤーや、世界を股にかけて活躍するバイオリニストやピアニスト、アマチュアの合唱団など、多くの方が出演されていて、とても心のこもった温かいコンサートでした。



出演者の多くは、今も大槌町へ出向き、コンサートや子供たちの音楽指導を続けているようです。素晴らしいですよね!



自分自身、微力ながらチャリティー活動を続けていて思うのは、
震災から4年以上が経ち、このようなチャリティーコンサートを開催する演奏家や団体は随分減ってしまったな、という事です。



現地に行くと、震災当時の爪痕は今もほぼそのまま残されていますが、このような報道も確実に減って来ていますよね
(写真は昨年3月、現地で僕が撮った写真です)。











前述した「大槌ウィンドオーケストラ」さんは、地元の中学校や高校の吹奏楽部のOBが集まっている若い団体のようですが、
震災後いろいろな事情で町を離れてしまう若い人たちも多く、メンバー集めすら大変なようです。



震災当時は、生きるために必要な物質的な支援が優先されたかも知れませんが、
長期で考えると、「音楽を楽しむ環境」とか、もっと精神的な支援が必要とされて来ると思います。
音楽家に出来る支援はむしろ、これからなのかも知れません。



今回のチャリティーコンサートを主催した「槌音」(http://tsuchioto.com)さんでは、「音楽ホールを作ろう」という夢もあるそうです。
僕も何かお手伝いが出来たらと思っています。



ちょうどこの日、サントリーホールの大ホールは「ディズニー・オン・クラシック」が華やかに開催され、カップルや家族連れで賑わっていました。
もちろんそれ自体も素晴らしい事ですが、このようなチャリティーコンサートが今も開催されている事や、
今もなお、今だから出来る被災地と音楽との関わり方が一人一人にあるという事をこの場を借りてお伝え出来れば幸いです。