【Z BLOG】フジイ ヒロキ:「オリジナルCDの制作」

実は今、初のオリジナルCD制作を行なっています。
以下、一部ライナーノーツからの引用なんですが、こんな想いを込めて制作しました。

 

“「自分名義のアルバムを出したい!」これはミュージシャンなら誰もが夢見る事の一つだと思います。
J-Popのアーティストなども、メジャーレーベルと契約をし、十分な予算をかけ、
立派なスタジオでレコーディングさせてもらえるのは一握りかも分かりませんが、トロンボーンとなるとさらにチャンスは少ないものです。
もっとレベルを上げてから、もっと良い曲が出来てから、もっとお金が貯まってから、
仕事が一段落したらなどと考えるうちにタイミングを逃していたのですが、そう思っていると結局前に進まない、
自主制作でも良いから、今出来る精一杯を形にしてみようと考え、このアルバムが完成しました。
僕の世代は、祖父や父のアナログレコードを聴き、カセットテープが出てきて、CDやMDになり、
現在はパソコンやスマホでの配信が主流になるという、めまぐるしい変化を感じて来ました。
今やらなければ「音楽を手に取れる形にする」という事がなくなるのでは?と考えたのも、
制作に踏み切った理由でもあります。
ジャケットは、日本の文化である紙をチョイスし、棚にしまわれる事なく、
表紙は、表に向けて飾ってもらえるような写真にしました。
また、音だけでは伝えきれない、曲に込めた想いもライナーノーツにしたためる事にしました。
これらは決して配信では伝わらない温かさだと思います。
逆に、パソコンの進歩は、レコーディング技術の進歩でもあり、
自宅でもかなりの事がリーズナブルに出来るようになりました。
10年ほど前に渡米した際にはまだ簡単ではなかった事です。
このメリットを生かし、アメリカで活躍する友人たちにも参加してもらう事が出来ました。
いろいろなメッセージを込め、アナログとデジタルの良さを生かしたこのアルバムを、
全ての五感で楽しんでいただけたら幸いです。”

 

 

これまでも、いわゆるスタジオミュージシャンとしてCMやアーティストさんのバックのブラスを録音するというお仕事は経験させてもらっていますが、
その際は演奏だけ、もしくはそれにアレンジの仕事がプラスされる程度です。

 

自分で全ての段取りをするというのが想像以上に大変だと、今回思い知らされました。

 

どんな曲(オリジナルなのか、カバーなのか)を録音するのか、どんなアレンジ(使う楽器や構成)にするのか、
誰に参加してもらい(演奏者、レコーディングエンジニア、ジャケットのデザイナー,etc.)、どんなスケジュールで、予算はいくらで、などなど。
いわゆる「プロデューサー」のようなお仕事ですね。

 

ライナーノーツにも書いた通り、今回は日本でレコーディングしたベーシックのトラックをメールでアメリカ(ラスベガス、ミシガン)の友人に送り、
そこに音を重ねて送り返してもらうという,、極めて現代的な作業にも挑戦しました。
(これにより、セリーヌ・ディオンやシルク・ドゥ・ソレイユのショーに参加しているトロンボーン奏者たちにも参加してもらう事が出来たのです)

 

こうしてブログを書くお仕事もさせてもらっている位なので、文章は苦手ではないのですが、
アメリカ人の参加メンバーにも内容が伝わるよう、レコーディングの指示をメールで書いたり、英語のライナーノーツを書いたりもなかなかに大変でしたね。
(幸いイギリス人の生徒さんに助けてもらう事が出来たのですが)

 

めちゃくちゃ大変でしたが、こうして制作の過程を学べた事や、クライアントさんに影響される事なく、
自分のやりたい事を100%やり切れたのはとてもやりがいがあり、良い経験になりました。

 

このブログが公開される頃には、すでにリリースされているかも知れませんが、
4月のブログで改めて詳細のご報告が出来たらと思います。