【Z BLOG】フジイ ヒロキ:「吹奏楽コンクールでジャズ!?」

今回、大槌高校吹奏楽部がコンクールに出場するためのアレンジをさせていただき、先月に引き続き、再び岩手県大槌町に行って参りました。

今まで沢山の現場でアレンジをやって来ましたが、吹奏楽コンクール用のアレンジは初体験です。

曲は、ジョージ・ガーシュウィンのラプソディー・イン・ブルー。クラシックとジャズの要素が見事に融合した曲としても有名ですよね。

実は大槌高校吹奏楽部は、多くの学校が普通にクラシックを演奏する中、コンクールでもジャズ色の強い曲を演奏する事で、地元でもちょっと有名らしいです(そんな訳で、クラシックの作編曲はほほやらない僕に白羽の矢が立ったのだと思います)。

大槌町は、震災の影響で人口の流出、少子化も進み、吹奏楽部はわずか7人(トランペット、ユーフォニアム、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックス、チューバ、ドラム)しかおらず、小編成の中でもさらに小編成で、この編成でラプソディー・イン・ブルーをやるというのはちょっと厳しいと思ったのですが、僕が以前自分のバンドのために書いたアレンジを生徒さんたちが気に入ってくれて、頑張って挑戦したいという事で、この編成でも何とかなるように、各自の技量も考えながら書かせていただきました。

大槌高校の良い所は、このように、先生に言われた曲をただやるのではなく、自分たちの自主性を尊重している点と、コンクールだからこういう風に(ミスのないように?)演奏すべき、こういう曲でないと勝てないみたいな既定の概念がない点だと思います。

僕のブログにも書かせていただいたのですが、目的と手段を混同し、「良い音楽」、「中高生らしい音楽」をするなどの目的でなく、コンクールで金賞を取る事自体が目的となってしまっている学校も残念ながら少なくありません。

Mt.Fuji Music

大槌高校の皆さんには、結果云々ではなく、「人数が少なくても、大槌高校らしいジャズの演奏」を、コンクールで思う存分楽しんで来て欲しいですね。

そして、「大槌高校は面白い、他の学校と違う」という事がもっと評判になり、町に吹奏楽をやりたい若者が集まって来てくれると嬉しいです。

P.S.食べ物も美味しいので、皆さん、是非大槌町に足を運んでみて下さい!