【Z BLOG】フジイ ヒロキ:「ジャズの歴史におけるトロンボーンのスタイル」

先日、千代田区の高齢者向けの施設で、

「ジャズの歴史におけるトロンボーンのスタイル」

という講座をやってきました。

この講座は、「かがやき大学」というメインのタイトルが付いていて、60歳以上の千代田区民を対象にした、カルチャースクールのようなものと言えば良いでしょうか。

音楽ではクラシック、そのほかにも美術や文学などの講座があり、その中でジャズの講座はヤマハの協力によって開講されています。

http://www.chiyoda-cosw.or.jp/topics/2018/03/14/4279/

http://www.chiyoda-cosw.or.jp/koureisha-c/wp-content/uploads/sites/7/2018/03/30kagayaki3.pdf

最初にヤマハの担当者からご依頼をいただいた際、「ジャズの歴史について説明するのはいいけど、その中でトロンボーンにスポットを当てるのはさすがにマニアック過ぎないか」と思ったのですが(笑)、ピアノやトランペット、サックス奏者ではなく、僕にご指名をいただけたのは光栄ですし、トロンボーンという楽器を多くのかたに知っていただくチャンスでもあるので、引き受けさせてただく事にしました。

僕がいろいろな時代のスタイル、個性のあるジャズトロンボーン奏者のスタイルをバンドなしでバッチリ吹き分けられるなら良いですが、なかなかそれも難しいので、ところどころ生演奏を挟みつつも、僕が所有しているCDや、YouTubeの音源を利用し、解説していくという方法で90分の講義をさせていただきました。

受講してくださったのは、60代から80代までの約60名。
ジャズに興味があるかたが多いからか、トロンボーンを知らないというかたはほとんどいらっしゃらなかったようです。

ただ、生でトロンボーンの演奏を聴くのは初めてというかたや、今まであまり注目した事はなかったというかたは多くいらっしゃいましたね。

アンケートを見ても、

・ジャズの歴史とトロンボーンの関わりがよく分かった
・懐かしい曲がたくさん聴けて良かった
・トロンボーンの生演奏が聴けて良かった
・今度コンサートやライブに行った際は、トロンボーンに注目してみようと思う

など、おおむね好評をいただけたようで嬉しかったです。

僕自身も、今回の講座をやるにあたって、どうやったらジャズの歴史が簡潔に伝わるかを考え、なおかつトロンボーンのスタイルの違いをうまく表現するにはどうしたら良いかを考え、海外のジャズトロンボーン奏者が作ったジャズの歴史の資料を読み直したり、たくさんの音源を聴き返す事で、とても勉強になりました。

楽器のレッスンもそうなんですが、漠然と自分では理解しているつもりでも、いざそれを言葉で説明するというのは簡単ではありません。それを人に伝えるために整理するという作業は面白いですね。

何はともあれ、こうして数十人のかたにジャズやトロンボーンの魅力を伝える事が出来、有意義な時間でした。

また、こんなマニアックな提案をしてくださったヤマハの関係者のかたにも感謝です。