吉田 佐和子

【Z BLOG】吉田 佐和子:1/5(木)は大塚グレコにて新春ライブを行います!

今年ももうあと少しで終わり。。ということで、皆さん慌ただしくお過ごしのことと思いますが、年明けにとても楽しみにしているライブがありますので、お知らせさせていただきます。

【新春ライブ】
2017年1月5日(木)
フルート:丸田悠太
クラリネット:吉田佐和子
ピアノ:野口茜
開場 19:00 開演 20:00
ミュージックチャージ:3600円(季節の一品付き)+1ステージ1オーダー
(通常2ステージ側、入れ替えなし)
大塚グレコ:http://www.greco.gr.jp
 

東京佼成ウインドオーケストラの丸田さん、そしてクラシックもジャズも弾きこなす野口さんと初めてご一緒させていただきます!

プログラムは、1部がクラシック、2部はオリジナル曲をお送りしますので、1晩で2つのジャンルをたっぷりとお楽しみいただけます。

また、クラシックの作品の曲目解説を、『エンタメ新党』の連載が大人気!電通のコピーライター・田中泰廷さんにお願いしました。

田中さんが曲目解説を書かれると、ベートーヴェンの第9もこんな感じになっちゃいます。

ベートーヴェン『第九』【連載】田中泰延のエンタメ新党
http://www.machikado-creative.jp/planning/21673/ 

なぜ私の主催公演はこうも盛り沢山になるのでしょうか。。。

なかなかない貴重なコラボになってしまいました!

どんな夜になるのか!?

今からとても楽しみです!

是非みなさまのお越しをお待ちしています!

【Z BLOG】吉田 佐和子:静かな文章

自分の文章というのは演奏と一緒で、生み出した瞬間は達成感があるけれど、少し時間をおいて見直すと「あぁ、ここはもっとこうした方が良かった」と改善点が見えてくる。

よく音楽という好きなことを仕事に出来ていいね、と言われるけれど、好きなことだからこそ、悩むことも多い。

何年経っても、表現する、ということは、どうしても自分を削ることのように感じてしまう。

振り返ってみると創られているものはあるのだけど、今、過去の自分と比べて、どこがどう変わったのかがあまり分からないのだ。

こうして「文章を書く」という行為もそれと同じで、表現する快感と苦悩を伴う。

必死になってその時のベストを世に送り出すのだけど、生み出した瞬間からそれはすぐに過去のものになって、未来を見ることを余儀なくされる。

そう思うと、表現するということは、果てのない宇宙を彷徨う旅のようにも思う。

宇宙を彷徨う中で色んな人と会い、色んな音楽と出会い、アイデアが生まれ、知識が蓄積された時にやっと自分の中に何か『足された』ような感覚が生まれる。不思議だけど、私はそうなのだ。

いつも『ゼロ』の状態にいて、表現していない時に何かを『足して』、表現する時に『削る』。

そんな感覚だ。

いま私が憧れているのは「静かな文章」

関西人で面白いことが好きな私には、なかなか難しい気もするけれど、読んでいて、僅かに心に波が立つくらいの、でも熱量がこもった文章を書きたいなと思う。

自分の素の文章と全く違うからこそ、惹かれるのかもしれない。

演奏も、同じですね。

自分にはないものに憧れて、そこに少しでも近付けるように、今日も練習を積み重ねるのです。

【Z BLOG】吉田 佐和子:福知山市大江町毛原で行ったクラシックコンサートで生まれたものとは

11月末に福知山市大江町毛原で行ったクラシックコンサートが無事に終演しました。

コンサートでは『NHK朝ドラメドレー』などのポップス、そして見た目にも楽しんでいただける、シュライナー作曲の『だんだん小さく』、 福知山の歴史を題材にした吹奏楽曲、交響詩『福知山』室内楽版の全楽章演奏、そして、アンコールでは新曲『毛原〜1000年先も続く里へ〜』を毛原の風景をスクリーンに映しながら演奏するなど、盛り沢山の内容でお送りしました。
また、6月に行った第13回フレッシュコンサートでもお世話になったカラーズさんが会場装飾を担当してくださり、素敵な空間を作ってくださいました。

終演後に、毛原に住んでおられる方からこんな言葉をいただきました。
“交響詩福知山に心打たれ、新曲まで書き下ろしていただき『毛原〜1000年先も続く里へ〜』で感激の涙。
福知山市の最北端にご来場いただいた皆様に感謝です。これからの活動への元気をいただきました。”
こんな風に言っていただけると、本当に演奏家で良かった、作曲してて良かった。って思いますよね。
多少交通の便が悪くとも、行って良かったと思える場所が福知山には沢山あります。
『音楽でまちを元気に』というキャッチフレーズを使って福知山での活動を始めてから6年。
最近になって、その言葉が自分が想像していた以上のつながりや感動をつれてきてくれているように感じています。
これからもコンサートをする事でその場所に訪れるきっかけを生み出していきたいと思います。

【Z BLOG】吉田 佐和子:ギタリスト竹中俊二さんのバースデーライブ10daysがとんでもなかった話

10月はベテランギタリスト、竹中俊二さんのバースデーライブに出演させていただきました。
竹中さんの誕生日は10/23なのですが、その前後10日間ずっと違う編成、違う曲目でライブをされたそう。

10日間、毎日違う編成と曲。
想像しただけでもとんでもないボリュームです。

そして、そんな素晴らしい企画にご一緒させていただくことが出来、大変貴重な経験をさせていただきました。

お誕生日という大切な日に一緒に音楽を奏でることが出来、とても嬉しかったです。

竹中俊二Birthday Live Week 10Days!7日目

10/23二子玉川KIWA
「Wild Ensemble Orchestra」
竹中俊二(Ac,El.Guitar)
渡辺剛(Piano,Key)
岡田治郎(El.Bass)
田中栄二(Dr)
酒井麻生代(Flute)
吉田佐和子(Clarinet)
平山織絵(Cello)
アンディ・ウルフ(Sax)

この日は竹中さんのオリジナル曲を中心に、ジャコ・パストリアスの「Cha-Ch」などを演奏しました。
フルート、クラリネット、サックス(全員で演奏する時は主にソプラノサックスが多かったです)、チェロのアンサンブルを支える強力なピアノ、ベース、ドラム、そしてギター。
もう、強力過ぎて音圧が半端なかったです。

こういう編成のライブで得られるリズム感、発音、スピード感などのあらゆる要素がクラシックの音楽とはまた全然違っていて、その違いが本当に楽しいんですよね。

竹中さんは、連日のライブのお疲れもあると思うのですが、その感じを一切出さず、終始笑顔で和やかに場をまとめておられるお姿を見て、いつか自分もこんなミュージシャンになりたいと感じました。

【Z BLOG】吉田 佐和子:変化のタイミング

今年の9月はなかなか気候が安定しませんでしたね。
私の楽器、アーティストモデルの接合部分を覆うコルクは凄く膨張していて、楽器を組み立てる際はいつもよりコルクグリスを多めに塗らないといけない状態が続きました。

また、下管も膨張していたので、内径を少し削ってもらったりして。
内径を削るってちょっとドキドキする行為ですが、本来あるべきサイズに戻さないと全体に支障が出ます。

自分の目では分からないことを判断してくださるリペアの方。
楽器を演奏していく上で、欠かせない存在です。
楽器を演奏するということは、楽器と演奏者の二人三脚なのかもしれませんが、その二人三脚が出来るのはリペアの方がいらっしゃるからなんですよね。

歳をとればとるほど、楽器の状態に関してシビアに感じるようになってきました。
以前はこんなに楽器の状態に敏感でなかったのに、いつからこんな風に思うようになったのか?ということを考えて見ると、ちょっとしたことで楽器の状態が全然変わるということを知ってからだと思います。

1ミリ、2ミリ、もしくはもっと細かい世界で、ほんの少し変えるだけで楽器全体に作用するものがある。
それを知ったから、こだわることが当たり前になったのです。

これってきっと何でも同じことで、最初は何気ない変化だったんですよね。

最近、『そういう考え方をするようになったきっかけってあったんですか?』と聞かれたことがあった。

それは音楽家の発信方法に関する考え方。

より沢山の人々に伝わるようにするにはどうしたらいいのか?
そのためにどういう情報を入手すればいいのか?ということにアンテナを張るようになったのは、きっと大学生の頃からビジネス本ばかり読んでいたのが大きいと思う。

なぜビジネス本を読むようになったかと言えば、高校生の頃から自分のダメなところに心底うんざりしていて、よく自己啓発本を読んで、どうしようもない自分に常に突っ込みを入れていたからだ。

私がいつも発信をチェックしている人は、音楽家だけではなく一般の方が多い。
あらゆる分野の最先端をいく人たちの発信する内容をチェックし、興味をもった内容に目を通す。
一度その情報がそこにあるという事を覚えておけば、必要に迫られた時にまた見返すことが出来る。

そんなことを続けていたら、音楽家らしからぬ思考を持つようになった(らしい。周りにはそう言う人が多い。)

最初は何気なく始めたことでも、何年も取り組むことでいつの間に新しい価値観というか、視点が定着するんですよね。『変化のタイミング』ってこんな風にゆるりとしたものだったりするからとても面白い。

【Z BLOG】吉田 佐和子:名盤が生まれる瞬間

世の中には色んな演奏家がいる。

調べてみたことはないけれど、演奏だけをやる人が一番多いのだろうか?

ジャズの奏者だと、クラリネット・サックス・フルートの3管を吹けるのが普通だったりする。
それに、アレンジをする人。作曲をする人。
色んな人がいる。

私の場合はというと、他の楽器は吹けないけれど、作曲やアレンジはする。
最近は音楽を人に届ける際に必要なコンテンツを生み出すことに興味が出てきて、HP制作、チラシデザイン、PV制作、写真撮影もするようになった。

もちろん外注することもあるのだけど、良きデザイナーさんに恵まれ、その方々とやりとりをするうちに自分の中で色々とアイデアが出てきて、結果的に自分でもやるか。となった次第。
演奏する人の魅力をどう伝えるか?という部分を総合して魅せるプロデュースの仕事もするようになった。

先日は、オーボエ奏者の宮村和宏さんの2ndアルバムレコーディングに立ち会わせていただいた。

来年2月17日に銀座にあるヤマハホールで行われる『宮村和宏 オーボエリサイタル デビュー20周年&2ndアルバムリリース記念コンサート』の宣伝に使用するPVを制作する為だ。

レコーディング内容は全てモーツアルト。

日本で最高峰のメンバーが集まり、奏でられた音楽は極上そのものだった。


オーボエ:宮村和宏
ヴァイオリン:長岡聡季
ヴィオラ:吉田篤
チェロ:朝吹元
ピアノ:鈴木優人

こういう音楽に出会った時、観客として幸せな気持ちに浸り、裏方としてその良さを伝えられるものを創ろうと努力し、演奏者としてとても衝撃を受ける。

刺激、というよりも衝撃の方が正しいと思う。
別格の凄さを感じた。

そしてそんな感情はこのメンバーでないと生まれないだろうな、とも感じた。

素晴らしいメンバー。
素晴らしい作品。
素晴らしいホール。
素晴らしい録音スタッフ。

『あぁ、名盤ってこうやって生まれるのだな』

そう感じた時間でした。

そんな場に立ち会うことが出来てとても嬉しかったし、演奏者として自分がステージに立つ側に回れるよう、さらに精進しようと思ったのでした。

【Z BLOG】吉田 佐和子:1000年つづく里を目指す福知山市大江町毛原でコンサートに出演します。

私のふるさと、京都府北部に位置する福知山市は一市三町が合併した人口約8万人のまちです。
芸術の秋、ということもあり、この時期の週末は福知山の至る場所でイベントが行われ、音楽を聴くことが出来る機会も増えます。
11月末はこちらのコンサートで演奏します。

このコンサートは京都府主催の『大江万燈絵巻』という大江町の魅力を再発見する事業の一環で行われており、私の出演するコンサートはその最終日となります。

当日は、福知山を題材にした吹奏楽曲、交響詩『福知山』を室内楽版で全楽章演奏します。
演奏前には、福知山にある魅力を改めて感じていただけるように、スクリーンで曲の成り立ちと題材となったまちの歴史や貴重な文化財についての説明も行います。
この日のために新曲も書き下ろす予定で、それには映像も併せて準備したいなぁと。

今回は、楽曲の選曲、舞台美術、照明、映像と空間そのものを全てプロデュースして舞台を創り上げていきます。

この毛原地区は30人ほどの集落で、地域を紹介するパンフレットには全員の名前がフルネームで書いてあります。
住む人々全員が一丸となり、地域を盛り上げようとされているのです。

また、毛原地区に住む人々は『1000年つづく里』を目指しており、私はその思いに大変感動しました。
100年、という単位でその言葉を聞いたことはありますが、1000年という数字は、本当に覚悟がないと口に出来ないと思うんですよね。
その文字を読んだ瞬間に、鳥肌が立ちました。

皆さんの思いに感動したということを、言葉ではなく私は音楽や空間を創ることで表現したいなと。
そういう風に思っています。

今年はこのようなプロデュースのお仕事をさせていただく機会が多くあり、そのたびに沢山の人と1つのものを創り上げていく楽しさを感じています。
昔から、みんなで何かをするということが大好きでした。
でも、音大進学時くらいからかな。個人プレーが多くなっていったように思います。
最近は、気付いたら抜け出していたその世界に、巡り巡ってまた戻ってきたような感じです。

今回のこの企画も自分自身で愉しみながら準備しています。
この感覚を沢山の方々と共有出来たら嬉しいです。
ぜひご来場くださいませ。

【Z BLOG】吉田 佐和子:言語と音楽の関係性

私は高校まで京都府北部にある福知山で育ち、大学進学と同時に大阪へ移住し、3年前に東京にもお家を持つようになりました。

大阪と東京の違いについて色々と感じることはあるんですが、私が特に感じたのは言語からくる音楽へのアプローチの違いです。

今はもう慣れましたが、関西弁と標準語って同じ日本語なのに全然イントネーションが違いますよね。

最初はかなり驚いたのを覚えています。

また、同じ言葉なのに全然語尾の処理が違うんですよね。

関西弁:そうやんなぁ。
(語尾は伸びる)

標準語:そうだよね。
(語尾は伸びない。)

大阪弁は『後押し』のような語法を日常的に使っているんです。

これは、知らない間に演奏する音楽にも影響が出てきます。

音楽のフレーズの語尾を不適切に歌ってしまうとか、伸ばしてる音を後押しした上で音程を変えたりとか。

関西弁に慣れ親しんだ私からすると、標準語を冷たく感じる時もありましたが、耳がその音が慣れてくると、適切な音のみを発言する言語のように感じています。

音楽が関西人なまりのようになってしまう人は、まず耳を『標準語耳』にするのをおすすめします。

なるべくニュースやラジオなどを通して、標準語に触れることで音楽も変わってきます。

また、標準語を聴くだけでなく英語のラジオなどを聴くのも良いですね。

普段は無意識だけど、とっても影響を受けている言語と自分の音楽の関係のお話でした。

【Z BLOG】吉田 佐和子:自分に楽器を合わせる

レッスンをしていると、よく『楽器に自分を合わせている』人をみます。

本当はもっと楽に吹きたい!と思っているのに、楽器の状態に合わせて、少し我慢して吹く。

少し吹きづらい箇所があるのに、楽器の状態に合わせて、少し我慢して吹く。

どちらにしても『我慢』しているわけです。

この『我慢』は取り払えるということを、何故か多くの人は知りません。

『吹きにくい』ということに関して、いつもどんな時もとにかく自分が悪いと思ってるわけです。

な、何故なんでしょうか。。。??

これは多分楽器を始めた時、周りの人に指摘された内容に対する解決策がよくなかったり、出来ていないことそのものを指摘するだけで解決策は与えられなかったからではないかと推測しています。

指摘するだけなら誰でも出来ますが、具体的な解決策をちゃんと言える人って意外と少ないんでしょうね。

もちろん、楽器を始めたばかりで自分が吹きやすい状態がどんな状態なのか分からない人にはこの話をするのが少し早いかもしれません。

しかし、自分の好みの音色や吹奏感が見えてきたのであれば、是非もっと自分の欲求に楽器を合わせてみることにチャレンジして欲しいと思います。

求めないと、効果は出ません。

あと、何にでも言えることなんですが、『その情報を知っている上でそれを選択しない』のと『その情報を知らなくてそれを選択しない』というのは天と地ほどの差があります。

自分に楽器を合わせたらいい。

という視点を持っていないのと持っているのとでは、全然違います。

楽器はもっと吹きやすくて、自由で、自分に寄り添ってくれるものだということを是非もっと多くの人に実感して欲しいし、楽器と楽しくお付き合いを続けて欲しいと思います。

【Z BLOG】吉田 佐和子:音楽家も個人で発信する時代。

最近、美容師の皆さんが個人でブログを持ち、発信している事が当たり前になってきました。

美容師として自分の店を持っている人だけではなく、大きな店舗に働いている人も、アシスタントの時代からブログを持ち、InstagramやTwitterで自分のお客様となる人を獲得しているのです。

美容室のイメージや口コミはインターネットで調べられるわけですが、個人のことは見えません。

しかし、最近は個人でブログなどのツールを使って自分の考えていることや、ヘアアレンジのやり方をまとめて発信する人が凄く増えました。

それによって、ユーザー側はより自分の好みにあった美容師さんを見つけ出すこことが出来るようになったのです。

きっと音楽界にも3年後にはこの流れがくるのではないでしょうか。

なぜなら、今の若い子たちは小学生からスマホを持つのが当たり前、TwitterやInstagramを使いこなしていたりと、インターネットが生活の中にある状態が自然な環境で育っているからです。

その子たちが音大生になる頃には、きっと個人のネットツールを持っていない事自体が珍しくなると思うのです。

そして、1人1人の発信力が高まれば、演奏者と音楽に興味がある人をつなぐことも出来るはず。

そう思いながら、いつかくる未来に向かって私もそれまでに更に発信力を高めていきたいものです。