吉田 佐和子

【Z BLOG】吉田 佐和子:音楽がお客様に届くまでの導線を優しく丁寧につくる。

先月ふるさと福知山で行った、音楽で福知山(まち)をつなぐ!第13回フレッシュコンサートの動画が完成しました。

ぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=4&v=JAMUSk28szc 

今回のコンセプトである『何処でもない此処へ』という世界観が伝わる映像になったと思います。

実は、音大を卒業した当初は映像をあまり重要

映像を創ることと、音楽を創るということは、それぞれが物凄くかけ離れた遠い場所にあるように感じていたのです。

でも、音楽を聴いていただくまでの導線を優しく丁寧に創ることがとても大事だということに気付いてから映像に関する捉え方が変わりました。

導入の仕方さえ工夫すれば、お客様が音楽を『聴こう』と思っていただるパーセンテージが上がるのです。

ただ単に演奏することだけを考えていると、この部分はないがしろにされがちな部分かもしれません。

実際、私は音大でより良い演奏の仕方は習いましたが、その音楽の伝え方や広め方については教わりませんでした。

どんな言葉で、どんなツールを使って、お客様になり得る人々に音楽を届けるのか?
それは自分で学んでいくしかないし、人それぞれに合ったやり方があるでしょう。

ただ、人は何らかの行動をする前に必ずその行動を起こした結果どうなるかを連想します。

つまり、『その音楽を聴いたらどうなるのか?』という事を想像できるような材料を用意してあげると良いのです。

その点において、動画は視覚と聴覚に訴える、お客様がその世界観に入り込みやすいツールなのです。

まずは自分が何気なく見ている映像から、どんな印象を感じているのか?

自分の音楽から伝えたいものを感じてもらうにはどんな映像があれば良いのか考えてみると良いかもしれません。

【Z BLOG】吉田 佐和子:自分の信念と音楽が交わったイベントが終了

8月15日、ふるさと福知山で自主企画のイベントを行いました。

最初にコンサートをして、コンサートが終わった後に福知山音頭を練習し、そのあとみんなで踊りに行こう!という企画。

久しぶりにホールではない場所を借りたのですが、いつもどれだけ音響・照明スタッフさんたちに助けられているかを実感しました。

ライブハウスなどで演奏する時も、会場にいけばライブが出来る状態になっているのが当たり前といえば当たり前なのですが、自分たちで1から会場を作っていると、会場がある有難さ改めて感じました。

イベントが始まるまでは、6月に行った主催イベント『第13回フレッシュコンサート』の映像を流しました。

開場〜開演までは30分でしたが、その時間も皆さんに楽しんでいただきたいなと。

そして、この日はミコンサートをした後は福知山音頭を踊りに行くわけですから、衣装は浴衣!

ピアニストの山口彩菜ちゃんと一緒に浴衣姿で演奏しました。

演奏が終わったあとは、私のレクチャーで福知山音頭を練習。

自分のまちの踊りって今までちゃんと踊れなかったのですが、今回覚えてみるととても楽しい!

そして踊り続けるのには結構体力が必要なので、体が鍛えられます。

何事もやってみると楽しいもんですね。

そして、何気なく接しているものの歴史に触れた時に、改めて『文化を継承していくことの大切さ』を感じます。

この日は結局あいにくのお天気で、演奏会場から歩いて10分ほどの場所にある広小路商店まで歩いていく途中に雨が降り、その後も再開は難しいということで盆踊り自体がなくなってしまいました。

せっかくなので、残れる人だけで柳町という福知山で有名な鴨すきが有名なお店へ。

コンサートをした時に、お客さんと演奏者という構図が出来上がるけれど、一番面白いのはみんなが仕掛ける側というか『出演者』になってしまうことだと思う。

そういう意味では、このイベントは盆踊りを練習している時に『全員が出演者』になるんですよね。

お客様が喜んでくれた時の達成感とか、コンサートをやりきった時の達成感とか、出演者だからこそ感じられる思いを一緒に感じられるイベント。

また、来年も継続して行いたいと考えています。

吉田佐和子:10月4日は神戸にて第3回NonStringsOrchestraコンサート開催!

10月4日(火)に神戸にてNonStringsOrchestra(通称NSO)の第3回目の公演が開催されます。

2014年の11月に第1回目のコンサートを開催し、第2回目は三重県で公演を開催。
そして、第3回目となる今回は神戸での開催が決定しました。

NSO (NON STRINGS ORCHESTRA) CONCERT Vol.1
10月4日(火)18:00開場 19:00開演
神戸文化ホール 中ホール
http://www.kobe-bunka.jp/hall/ 
一般:(前売)¥3,000 / (当日)¥3,500
高校生以下:(前売)¥2,000 / (当日)¥2,500
指揮:藤井一男

タイトル通り、弦楽器奏者はいません。

本来はオーケストラが演奏する曲目が私たちのレパートリーなんです。

今回のプログラムはこちら。

・交響詩『フィンランディア』/シベリウス
・オーボエ協奏曲 ハ長調/モーツァルト
・交響曲第6番『悲愴』/チャイコフスキー

私は1stヴァイオリンのパートを担当しています。

日本の各地からこの日の為にクラリネット奏者が集まってきます!

大阪と東京のそれぞれで練習をしていますが、全員が集まって合わせられるのは前日から。

弦楽器のパートは全て『クラリネット』が吹きます。

今からどんなサウンドになるのか、凄く楽しみです。

ぜひ独特のサウンドをあなたの耳で確かめて欲しいと思います。

チケットをお求めの方は、是非下記アドレスまでお問い合わせください♪
doublesunrise.music@gmail.com 

【Z BLOG】吉田 佐和子:音楽を生業にする人が持つエネルギー

元気がない時に人は何かと家に閉じこもりたくなるものだけど、そういう時こそ自分が好きな音楽やそれを奏でる人に会いに行くと良い。

音楽とは生きるエネルギーそのものであり、その音楽を生み出す人もまた、とんでもないエネルギーの持ち主だから。

音楽を奏でる。

その美しく自由な行為は、一生かけて大木を削っていくような行為のように思う。
削ることで、生み出されるものがあるから。

私は作曲を始めた3年前から、タイトルのあとに何年に作曲したかを書くようにしてきた。

演奏する度に、その曲が生まれた当時のことが脳裏に浮かぶ。

今歩んでいる道のりのずっと先にある世界はまだ見えていない。
でも、ほんの先は見えている。

過去に生み出した曲と同じ曲は生み出せないように、きっと今だから出来る音楽、演奏、生き方、思考があるのだろう。

そんなことを考えながら、今日も音楽と共に生きるのである。

【Z BLOG】吉田 佐和子:クラリネットアンサンブルの編曲

今まで特に意識したわけではないのですが、自分の曲を同族楽器のサンブル用に編曲することがありませんでした。

しかし、久しぶりにクラリネットアンサンブルがやりたくなり、ライブをすることに。

それなら自作曲をやろう!と思い、手をつけてみました。

フルート・オーボエ・クラリネット+ピアノといった編成用に編曲した譜面はいくるかあるので、そこから音を起こしていったのですが、サウンドを厚めにしたくなる自分を抑えながら、一番聴かせたいサビの部分までお客さんの心が離れないように、バランスを考えて音を組んでいきました。

『バランスを考えて』というのは色んな事に共通で言えることなんだなぁ〜なんて思いつつ。。。

譜面を作る作業の中で、その苦労を身を以て感じましたね。。

ちなみに、クラリネットアンサンブルの譜面というのは沢山出版されているのですが、その多くがアンサンブルコンクール用に作られているものが多いです。

『緩ー急ー緩』で構成されている5分程度の曲や、テクニック的に難しいものは沢山あるんですが、聴いていて感動するような作品はなかなか数が少ないのが現状です。

今回編曲したのは5曲ほどですが、コンサートに気軽に取り入れる事ができる作品としてこれからもクラリネットアンサンブル用に編曲を続けていきたいと思います。

クラリネットを演奏される皆さんには、是非一度吹いていただけたら嬉しいです。

楽譜販売も考えていますので、またそちらも準備が整いましたらお知らせしたいと思います。

【Z BLOG】吉田 佐和子:余白ある生活を送る

今年に入ってから、自分の中で様々な価値観が変わってきました。

そんな 私の心境の変化を表すように、大切にしたい言葉が生まれてきました。

それは『自由』と『上質』という言葉。

その言葉が時間の経過とともに変化して『余白』という言葉を大切にしたいと思うようになりました。

ふとZブログを読み返していたのですが、昨年の11月にこんな記事を書いていますね。

▶︎余白を味わう暮らしhttp://jp.yamaha.com/sp/blog/z_express/6939/

この時とはまた違った心境なのですが、最近意識して『余白』を作ろうとしています。

それは、仕事のスケジュール、自分が良いと思う服、自分がデザインするものなど、あらゆることにそのスタイルが浸透していくということです。

例えば、このあいだ読んでいたこの本は、余白感が絶妙で凄く美しい本なのですが、こういうものを目にする機会を増やすことも大事。

文字のフォントや太さ、一行あたりの文字数なども凄くこだわってあるのが伝わってきて、自分の中のデザイン感覚が研ぎ澄まされていくように感じます。

最近『デザインする』ということに凄く興味があり、自分の創りたい世界をどうデザインして、世の中に伝えていくのか?というところは、もっと工夫出来る部分があるように感じています。

自分の伝えたい音楽までの導線を、もっと優しく、丁寧に創りたいなと。

自己のサイトや紙媒体のものなど、自ら発信しているもの総てが導線と言えるでしょう。
その導線にもっとこだわれば、その先に在る音楽に辿り着く人が増えると思うんです。

また、余白のある音楽についても考えてみました。
そして、余白のある音楽とは、おそらく聴いている人に、何か意識して考えさせる部分をつくるものなのではないか、という仮定に辿りつきました。

つまり、分かりやすい=楽しい、嬉しい、悲しい、だけではなく、ただ「凄い」だけではなく。。
音楽を通して何かを考える余裕が自然と生み出される音楽を余白のある音楽というのではないかと。

この『余白』を意識した生活が何を生み出すのかはまだ未知数ですが、しばらく意識して生活してみようと思います。

【Z BLOG】吉田 佐和子:ふるさと福知山にて第13回フレッシュコンサート終了!

先日、音楽で福知山(まち)をつなぐ!第13回フレッシュコンサートが無事に終了しました。

改めて、ご来場くださった皆さん、スタッフをしてくれた皆さん、コンサート開催にあたり支えてくださった全ての方々に御礼申し上げます。
 
東京からはるばる来てくださった4人の演奏者ーフルートの多久さん、オーボエの宮村さん、ピアノの志宏さん、パーカッションの石川さん。そして、この日の為に新作落語を書いてくださった桂三扇さん、落語内で踊りを披露してくださった福知山踊振興会の皆さんに、心から感謝します。
 

2010年から『ふるさと福知山に音楽が気軽に聴ける場を少しでも増やしたい』という思いで厚生会館の2階にある小会議室で始めたこのコンサート。(アップライトピアノしかない場所です。。)

気付けば、福知山市内の方々だけではなく、東京・神奈川・埼玉・岐阜・三重・京都・大阪・神戸・西宮・鳥取と様々な都市からお客様が来てくださるようになりました。
 
自分が1番聴いて欲しい音楽と、福知山の魅力を楽しく知ることが出来る落語、美しい福知山音頭、そして福知山を題材につくられた4楽章構成からなる吹奏楽曲、交響詩『福知山』の演奏。ロビーでは私の大好きなお店に出店してもらい、スイーツとカフェも楽しんでいただきました。

また、スタッフは学生〜社会人まで若い子がたくさん集まってくれました。
和歌山や岐阜からコンサートを聴きに聴きにきてくれた上にスタッフをしてくれた子も。
  
今回のコンサートは、皆が知っている曲は1曲も演奏しませんでした。

でも、コンサートが終わった翌日に広小路商店街で撮影をしていたら、80代くらいのおばあちゃんがこんな言葉をかけてくれました。

『私、ずっとあなたの演奏聴かせてもらっとるんやけどね、昨日は本当に良かった。もっと皆来ちゃったらいいのにって』

この言葉を聞けて、私は凄く嬉しかったです。

知らない音楽でも人の心を打つものが必ずあると信じて、伝えたかったものは、ちゃんと伝わってたんだと、そう思えた瞬間でした。
 

自分には、何も特別な力なんてない。
年を重ねるほどに、そう思います。

でも、そんな自分でも何とかしたいことがある。
もっと頑張りたいことがある。

だから、不器用だけど、これからも頑張っていきたい。
今回のコンサートを終えて、そんな風に感じた自分がいました。

そして、遠方から来てくださった方が写真に納められた風景を新鮮な気持ちで見ながら、まだまだ福知山には愛すべき部分が沢山あるのだと再確認することが出来ました。

これからも、自分に出来ること、そして自分にしか出来ないことで福知山のまちの魅力を伝えていきたいと思います。

【Z BLOG】吉田 佐和子:新しいものを使用する時に気をつけること

先日レッスンに来られた生徒さんが、ストラップをつけておられました。

楽器のストラップは近年バリエーションも増えてきましたし、これからも様々な改良がなされていくでしょう。

ストラップを使う主な理由としては、楽器を支える指の負担を軽減することや、それにより楽に演奏出来ることが挙げられます。

ストラップをお使いになったことがない方は、実際に使ってみられると自分の指がどれだけ楽器を支えてくれているのか理解することが出来るでしょう。

また、ストラップをつけることによってより自由に楽器を吹く事が出来ると感じる人も多いかと思います。

この『差』は実際に体感していただかないと分かり難いと思うので、クラリネットを演奏される方は是非一度試してみていただきたいところです。

このストラップを使用する時に限らず、新しいものを使用して演奏する時は、いつもそれを使用した時と使用しない時の差を色々な方向から検証して欲しいのです。

この日レッスンにきた生徒さんは、特定の箇所でストラップがあることが障害になっているように感じました。

でも、一度ストラップを外して本来の自然な体の動きを認識してから、もう一度ストラップをつけて演奏してもらうと、その不自然な体の動きはなくなりました。

体の動きの違いはレッスンなどで第3者に見てもらう機会があると大変分かりやすいのですが、1人ではなかなか気づきにくかったりします。

ぜひ新しいものを使用した際は、鏡などで体の変化にも気をくばって欲しいと思います。

ちなみに、ストラップをつかって吹く時は、ストラップをかけている首の部分と、右手の指かけの部分の双方を意識すると良いでしょう。

楽器を無理なく吹くために、体の色んな部分に協力してもらい音を出す感覚を持つのがオススメです。

その為には、それぞれの部位がどのように動き、どのように支えてくれているのか把握する必要があります。
ぜひ色々とトライして自分の体と対話してみてください。

【Z BLOG】吉田 佐和子:楽器に名前をつけていますか?-楽器との対話

中学校や高校の吹奏楽部へ指導へ行くと、楽器に名前をつけている生徒に出会うことがあります。

男の子だったり、女の子だったり。
日本人だったり、外国人だったり。

他に持っている楽器や、前に持っている楽器と姉妹だったり、兄弟だったり。

色んな名前がついてるんですよね。

私は楽器に名前をつけるのは何だか気恥ずかしくて、未だに自分の楽器に名前はつけられないのですが、それもありだなぁと思った出来事がありました。

楽器を持つと、その瞬間にどこが最適の状態でないかということが分かります。

その時に楽器から伝わってくるものが、先日、まるで楽器が喋っているように感じたのです。

『ここのキィがもう限界だよ』

とか

『無理なく吹けるのはあとこれくらいの期間だよ』

みたいな感じで楽器が話しかけてくるんですよね。

そう感じてから『楽器も1人の人間』なんだなぁ。。

と思ったりして、それなら名前をつけるのもアリだなぁ〜と感じたのです。

楽器との対話はいつも新しい発見があり、自分の表現の幅が更に広がる可能性を感じます。

ほんの少し変えるだけで大きな変化が起こることも多々あります。

いつもヤマハの技術者さんを通して、楽器と対話をするこ時間は、いつもドキドキする時間です。 

【Z BLOG】吉田 佐和子:曲の創り方

年間通して色んな本番がありますが、5月に行ったフルートの関井うららちゃんのバースデーライブ&パーティーはとても思い出に残る良いライブでした。

このライブの開催にあたり、彼女からの依頼を受けて新曲を書き下ろしました。

曲を書き始める時って色んな始め方があるんですが、色々と迷った末に『彼女へのメッセージを音楽で表現しよう』と決めました。

私と彼女は同じ年。
伝えたいメッセージについて、色々考えました。

『これからも頑張ってね』という意味を込めた応援歌…?
それもいいけれど、『頑張って』と言わなくても彼女は頑張っているし、何だか違うなぁ。と。

あぁでもない、こうでもないと色々考えた時に思い浮かんできた言葉がありました。

それは、『自由に生きて欲しい』という思い。

その思いから、鍵盤の前に座って

『この12音の中で一番自由な音ってどれだろう?』

と考えました。

それぞれの音を弾いて、そこで感じる音を確かめていき、自分が『自由』を感じる感覚と音が唯一一致したのが『ラ』の音でした。

そこから、まずは『ラ』から始まるサビを作り、お客様も一緒に口ずさめるような曲になるように、なるべく分かりやすい旋律に。実際、ライブでは皆さんと一緒に歌うことが出来ました。

さて、こんな経緯で曲が誕生したわけですが、タイトルを決めなければいけません。

自由に生きて欲しい。。

その思いは『人生を生きていく中で色々と迷うこともあると思うけれど、いつも自分が決めた『答え』を信じて自由に歩んでいって欲しい』という気持ちからきていたものでした。

なので、新曲の名前は『Answer』と名付けることにしました。

この曲に込めた思いや経緯をMCで話していた時に彼女が泣いてくれたので、個人的にはとても嬉しかったです。

曲を生み出すという行為はなかなか大変ですが、やはりお客さんや依頼者の方が喜んでくれているのを見るととても嬉しい気持ちになりますね。