2015年 4月 の投稿一覧

【Z BLOG】中山 浩佑:マイブーム

たまには趣向を変えて、最近僕のマイブームをご紹介したいと思います!!!
まずはこちら!!ダンッ!!







こちらです!ちょっとマニアックな人ならすぐに分かると思います。
これはマウスピースやオイルなどを売っているメーカーのWARBURTON(ワーバートン)社の「P.E.T.E.(ピート)」というアンブシュアの筋トレをする器具で、各方面から好評なアイテムです。
実は4~5年前に発表され、すごく有名な器具なのでなにを今更と思う方もいらっしゃると思います。



が、しかし!!驚く事なかれ。これは「新商品」なのです。
昨年あたりからこの商品の噂は聞いていました。
そして、今日本に限定的ではありますが、発売されています。
都内にある店舗しかわかりませんが、Joy Brassさんと、山野楽器 Wind Crewさんで取り扱いされています。
たまたま楽器屋に行ったら「3日前に入りました!」と聞いて、速攻入手しました。



これすごくいいんです。
新しくなった「P.E.T.E.(ピート)」は「P.E.T.E. Pro」と言う名前で発売され、今までのP.E.T.E.よりも、より負荷のかかる器具となっています。
本体はこんな感じです。エクササイズの説明書もついています。(英語ですが。)







この本体の円盤状の部分を唇と歯の間に挟んで引っ張って使うのですが、今回の新しいP.E.T.E.の具体的な変更点は、この円盤状のディスクが小さくなっています。
その分引っかかる部分が少ないので、より負荷がかかるということになっています。



そして円盤が小さくなっている分ノーマルのP.E.T.E.よりウェイトが軽くならない様に円盤部分がすこし厚くなっているそうです。
すごくいい器具なので皆さん、是非お試しください!!
主にスタミナ。そしてレンジに対してのトレーニングになります。



楽器が吹けない時や、唇を休ませたい時に特に重宝しています。
また次回、僕のマイブームをご紹介したいと思います。
それでは!!

【Z BLOG】朝里 勝久:フジイヒロキさん

こちらのZ BLOGにて、私と同じように執筆されているトロンボーン奏者のフジイヒロキさん。
今年の3月末に久しぶりにLiveで一緒に演奏しまして、せっかくだからコチラに一緒に登場してみようという話になりました(笑)







彼とは、お互い高校生の頃からの付き合いです。
クラシックの独奏コンクールにお互い出演していて、楽屋で話をしたのが最初だったと思います。
今数えてかなり驚いたのですが、その頃私は16才だったのでもう20年の付き合いになります。
当時から本当に色々な事を勉強していて、知らない事を沢山教えて貰いました。
当時私はほぼクラシックしか聴いていなかったのですが、ポップスやジャズなどでトロンボーンが活躍する音源も色々聴かせて貰い、またそういったLiveに連れて行ってくれたのも彼でした。
そしてLiveでも演奏を聴くだけでなく、積極的に演奏者に話しかけて何かを得ようとする姿勢が高校生の頃から既に備わっていました。
日本を代表するトロンボーン奏者、村田陽一さんとこの頃お話をさせて頂けたのも言うなれば彼のおかげで、とても大きな財産です。
そうそう、前述のコンクールの時に出来た仲間達と一緒に、ストリートでトロンボーンアンサンブルをしたのも良い思い出です
(冬だったから寒かったのですが…)




コチラはその頃の写真。



その後、彼が先に所属していた早稲田大学の「ハイソサエティーオーケストラ」に誘ってもらい、私の人生のターニングポイントになりました。
また、プロになってからの責任、厳しさなども、実は彼から学んだ事が非常に多いです(年齢は彼の方が一つ下ですが、プロでは先輩なのです)。
今まで私は本当に色々な方に支えられてきたのですが、彼はその中でも大恩人の一人です。



うーん、なんか持ち上げ過ぎたかな(笑)でも本当なんですよね。
ちなみにここでは書けませんが、勿論若かりし頃特有のアホな事もたくさんやりました!
今現在の彼の活躍はいちいち私が書く事ではないので省きますが、一般的な枠に収まらないその活動は、見ていてとても励みになり、また嬉しく思います。
今後もお互い刺激を与え合う関係でいたいです!

【Z BLOG】三木 俊雄:プレイバック

自分の演奏のプレイバックを聴くこと、これは僕の最も苦手なもの一つだ。
と言う訳で普段からあまり自分の演奏を録音しない。
自分の録音を聴くというのは最も厳しい自己反省であり、それは殆ど拷問に近い。
もちろん、自分の演奏を毎回録音してその都度聴き返す人もいる。皮肉ではなく凄いなと思う。
僕も何度かやってみたことはあるが、どうしてもダメだった。



しかし例えば報道などのテレビ放送などではオンエアー後に反省会が開かれるという。
これは出演者やスタッフなど複数の当事者によるチェックにその効果が期待されるのだが、さて果たしてそれをするミュージシャンなりバンドがジャズの世界であるだろうか?あったらあったで大変な事になりそうだ。
スタジオレコーディングの現場ではこれに近い状況があるが、実際は皆概ね自分の音しか聴いていないし気にしていないもの。



若い頃なら尊敬する先輩や信頼する仲間のアドバイスが大いに頼りになったものだが、そういう機会も少なくなってくる。
自分のプレイがどうだったのか、演奏中は無我夢中だったので冷静な耳で改めて聴いて判断し、客観的な反省材料とする、という考え方はとても誠実で建設的なものだ。



しかし演奏直後にプレイバックを聴いて相当落ち込んだものをしばらく、時には数年経って再び聴き返すと、それ程悪くないと思えることがよくある。
録音されたものは変わっていないので、それを聴く耳が変わった、あるいは評価基準が変わった訳だ。
自分の演奏を自分で聴くわけだから当然と言えば当然だが、つまり自分のプレーの録音を聴き返すことは、それ程「客観性」のあることではない。



演奏の良し悪しを判断する基準は多岐に渡り、また人によって大きく違う。
自分にとって許せないミスや嫌な部分も他の人にとってはどうでもいい些細な事かもしれないし、またそれを気にするあまり見落としてしまっているより重要な欠点があるかもしれない。



自分の演奏の酷さを突き付けられるがツライからと、それから逃避するのは決して良い事ではない。
しかし、その酷さに慣れてしまうのはもっと怖い気がする、というのは一種の言い訳であるが。

【Z BLOG】田中 充:道成寺

サポートしているバンドのツアーの途中、神戸から和歌山への移動日がありました。
和歌山で何か面白い散歩コースは無いものか、と探していたら、国宝の千手観音像のあるお寺を見つけました。
道成寺(どうじょうじ)というお寺です。
最近、仏像に興味が出てきていたこともあって、ここに行こうと決めたのですが、そういえば聞き覚えのあるお寺の名前・・・
そう、能や歌舞伎他の演目としても有名な、安珍清姫伝説の「道成寺」ではないですか!
好きになった男を追ってきた女性が蛇になって、釣り鐘の中に隠れた男を焼き殺す、という、あの道成寺です。
これは行くしかない!ということで行ってきました。







和歌山から電車に揺られること1時間くらい。途中、緑とオレンジのみかん畑を見ながら到着。



まずは仏像を見に行きました。国宝の千手観音は、すさまじい存在感でとても惹き付けられます。
見ていると吸い込まれていきそうで、目が離せない。ぼんやりと立ったり座ったり、どれくらい見ていたでしょうか。







そして、道成寺と言えば、鐘!あの鐘ですよ。
・・・と見に行ったらば、このお寺にはないのだそうで、今では京都にあるのですね。知りませんでした。
能の道成寺に乱拍子という舞の部分があるのですが、それはこの門前の石段を登る清姫の姿を現しているのだそうで、
今度道成寺を見るときに、またイメージが広がりそうです。



【Z BLOG】中山 浩佑:新しい楽器

先日僕の生徒でもあり、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで大活躍している素晴らしいチェリストである西方正輝くんが、
新しいトランペットが欲しいとの事で、一緒に選定しに行ってきました!!!
最近ソロCDも発売されました!!是非チェックしてみてください!!



西方正輝くん Blog : http://ameblo.jp/nishikatamasateru/



新しい楽器を買いに行くっていついってもワクワクとドキドキがあります。
今回はYAMAHAのYTR-8340EMに絞って楽器を選びに行きました。
が、今回新しく入って来たEMを吹いてびっくり。
僕の楽器より全然いいかも。。っていうくらいの楽器があって驚きました。
最近新しく出ている楽器はいい個体が多いです。



どんどん楽器の質自体がよくなっている様に感じ、本当に感動しました。
今回は選定だったので諦めましたが、今度またいい子に出逢ったら、速攻買おうと思います(笑)



本当にYAMAHAの素晴らしい技術に感銘を受けます。
今後の楽しみが増えました。
めっちゃいい楽器を手に入れてええ顔の西方君。







もしYAMAHAの楽器を試した事の無い人がいたら是非試してみてください!!驚きますよ^^



また次回!!

【Z BLOG】朝里 勝久:Bass Trombone吹きが集まると

毎日楽器を使って演奏をしている訳ですが、私にとって楽器とは、私の音楽を表現する為の「道具」です。
そして、私は音楽が大好きですが、この道具も大好きです。
中学の頃に初めて楽器を買って貰った時は、嬉し過ぎて一緒の布団で寝た事があります(決してマネしないでください…しないか)



仕事現場で、トランペット奏者達はたいがい楽器やマウスピースの話をしています。
トロンボーン奏者は、トランペット奏者に比べるとだいぶ頻度は落ちますが、たまにそういった会話をしていることがあります。
ですが、ベーストロンボーン奏者同士は現場で会う事が殆ど無い為(現場に2人以上居ることはごく稀)、こういった話が出来ないのです!
そのせいか、たまに複数ベーストロンボーン奏者が集まると、それはそれは盛り上がる事が多いです。
ちなみに、これによって自分の何かを変えるという事は正直ほぼ無いです。
そして見聞を広げるというより、ただ普段出来ない話がしたいだけなのです…。



先日仕事で広島にお邪魔したときのこと、数名レッスンをさせて頂いた後にみなさんで呑みに行こうという話になりまして。



じゃーん。




勿論マウスピースを置く際は、傷つかないようキレイに拭いていますよ(笑)
呑みの席でこんな事して何か意味あるのか?とお思いの方もいるでしょう。
はっきり言っておきます。意味なんて全く無いです。なんだか楽しいだけです。







一緒に写っているのは生徒さんであり、このマウスピース達の持ち主さんです。



マニアックな雰囲気を少しだけ感じて頂けましたでしょうか?(笑)

【Z BLOG】三木 俊雄:ジャズハーモニーと理論 その2

音楽の習得は言語のそれに似ているとよく言われる。
例えば、日本語において「私は」「私が」、この「は」と「が」の違いを説明出来る人は少ないだろう。
しかしその違いを説明出来なくても、皆ちゃんと使い分けている。
つまり、日本語を話すことと、日本語の使い方を人に説明するのはまた別だと言える。
しかしこれをもって「日本語の習得に文法は要らない」と言えるだろうか?
確かに「日本語の習得」には要らないような気がする。
しかし、少なくとも「は」と「が」の違いを知りたい、という者にとってその知的好奇心を満たす為の追求は単に「それが役に立つかどうか」とは別のものだ。



たとえば、このようなブログを書いていて、「漠然と思っていたことを文章にしてくれてスッキリした」という感想をもらうことがある。

これはまさに自分にも言えることで、何も他人だけに向けたもではなく、自分自身が「スッキリしたい」ために書いているのだ。
そしてハーモニーの理論について考えるのもほぼ同じ理由からである。



理論を知りたいというのは音楽におけるミステリーを解き明かしたいという欲求であり、楽しみである。
たとえば僕が幼い頃、一番最初にハーモニーについて抱いた疑問は「なぜメジャーは楽しく、マイナーは悲しく響くのだろうか?」
残念ながらこの疑問に答えてくれる理論を、僕は未だ知らない。



しかし僕の個人的経験で言えば、たとえばそれまで絶望的に古臭く感じていたデューク・エリントン、モノトーンの色合いしか感じられなかったウェイン・ショーター、これらの音楽に鮮やかな、またある時は微妙な色彩や香りを感じられるようになったのはハーモニーの学習を通してであった。つまり聴こえ方が変わったのだ。
味や匂いと同様、ハーモニーの響きもそれに意味が与えられることによって、それぞれの引出しに記憶し、認知することが出来る。
人間はそれを「認知」して初めて感動出来るような気がする。
最近の脳科学の研究によればハーモニーを認識するのは脳の言語を司る部位であるとの事。とても納得できる話である。



しかし理論の学習は時として「音楽の楽しみ」を失わせるものでもある。
僕のクラスの学生の中には「この授業を取って、昔好きだった音楽を久しぶりに聴いたら、あまりにも幼稚なコード進行でガッカリしました」という話をよく聞く。
これはこれで考えものではあるが、「美味いものを知る」ということは今まで食べていたものの不味さに気が付くということでもあるのだ。



まぁこれに懲りず、美味いものにどんどん出会ってほしいと思う。
そうしているうちにまた一回りして、つまらなく感じた音楽に再び魅力を見出す時も来るだろう。

【Z BLOG】田中 充:散歩

3月はホーンセクションとしてサポートしているバンドの全国ツアーで、ひと月のうち3分の2くらいは旅をしていました。



旅の楽しみとして、各地の居酒屋さんに行っておいしいものをいただく、と言うのがあることは以前書きましたが、
それとは別に昼間の楽しみとして、散歩をするのが好きです。
最近少し「和」なものに興味が出てきていて、
今回訪れた高松では栗林(りつりん)公園、金沢では兼六園と、2つの日本庭園を楽しんできました。



栗林公園は、和船が浮かぶ大きな湖が印象的でした。
その船に乗って船頭さんに庭園を案内してもらうことも出来ます(今回その時間は無かったのですが。)
兼六園も湖がありますが、それよりも園内を流れる小川や江戸時代に作られた、日本最古とも言われる噴水が印象に残りました。
(両方「水」に関係がありますね。)
どちらもとても素晴らしい庭園でした。



本当はどちらも梅林があるのですが、まだ少し時期的に早かったようでちらっとしか咲いていませんでした。惜しかったなあ・・・。
おまけに熊本城の梅の写真も載せておきます。








栗林公園と、梅林の梅。








兼六園と、梅。




熊本城の梅。

【Z BLOG】中山 浩佑:Kosuke Nakayama 30th Aniversary Concert

皆さん。こんにちは。こんばんは!
中山浩佑です。
3/10(火)は僕の30歳の誕生日でした。
30歳になる記念すべき誕生日ということで、横浜の赤レンガ倉庫にある、Motion Blue Yokohamaにて、
「Kosuke Nakayama 30th Anniversary Concert」と題しまして、バースデーライブを行わせて頂きました。
平日のすごく忙しい時期でしたが、本当にたくさんのお客様にお越し頂く事が出来、最高の30歳をスタートさせることが出来ました。
本当にありがとうございました!!



ライブ内容も今回、特別な内容を用意して準備してきました^^
色々とお客様にライブに参加して貰える様な部分を作るべく、趣向を凝らして準備して来ました。
どんな事をしたか?はライブに来てくださった方だけのお楽しみですが、
ライブの様子と、リハの様子(前回も少し紹介しましたが)ををせっかくなのでここで少しご紹介したいと思います。



僕らプロのバンドになると、意外と事前リハーサルなしでライブをするということがありますが、
僕のバンドの時は、忙しいメンバーなのは承知なのですが、リハーサル時間を取ってもらって、リハーサル時間を必ず作る様にしています。
素晴らしい皆様のお陰で、リハーサルの時からワクワクした時間を過ごさせて頂いています。^^ 







そして、今回は色々とサプライズショウを仕掛けてあったので、その為の小道具を買いにいきました。
こういう買い物をするのって大学生ぶりくらいで少しテンションのあがる時間でした(笑)







急にこの画像を見た方は驚かれたかもしれませんが、実は今回のライブ。
お客さんへのサプライズショウとして、ドラムの松尾啓史くんをフューチャーしたスティックトリックショウを企画しました。
ちなみに彼は某夢の国でも、バケツや椅子を叩くようなショウをやっている時期があり、
それ以外でも、スティックコントロールをメインにおいたプロジェクトをやっているのを知っていたので、
僕への誕生日プレゼントってことで無理を言ってやってもらいました^^
結果的にすごくバラエティに飛んだステージ作りが出来ました!!
またどこかで披露できる事が出来る様に頑張ります!また是非ライブに見に来てくださいね!!



話が反れましたが、いよいよ当日!!
会場に着くとお花や、贈り物が段ボールで沢山届いていました。
本当に感激しました。ライブ来れないからと言われましたが、そういう風に気にかけて頂いているだけでも本当に嬉しいです。
ありがとうございました!!











一通りリハーサルも終わって







本番前にお店とメンバーにお誕生日を祝って頂きました!!!幸せでした。







いよいよ本番スタート。
本当に色々な場面がありました。ここからはダイジェストで!







































本当に素晴らしいメンバー、モーションブルーのスタッフの皆様に助けられ、無事終了致しました^^
本当に笑いあり、涙ありのステージで、やっている僕らもすごくお客さんからパワーを頂きました。
また皆さんの前で演奏出来る様に頑張って準備して行きたいと思います。


今回のライブの様子はポコアポコ四月号(フリーペーパー)でライブレポートがでますので、是非ご覧下さい!!
ありがとうございましたー!!!







「Kosuke Nakayama 30th Anniversary Concert」
中山 浩佑 (Tp/Flugel/Picc.Tp/Compose & Arrange)
岩尾 浩史 (Tp/Flugel/Doremi Pipe)
清水 亮(Flute/S.Sax/A.Sax/T.Sax/Doremi Pipe)
榎本 裕介(Tb/Doremi Pipe)
堀 倉彰(Keyboards)
寺尾 陽介(E.Bass/A.Bass/Doremi Pipe)
松尾 啓史(Drums/Special Show)
– Special Thanks –
深澤 恵梨香(Arrange)
谷口 誠
湯川 雅宗
赤堀 圭



また次回!!

【Z BLOG】朝里 勝久:スタジオレコーディングの仕事

先日の投稿で、自分の仕事の内容を色々と書いたのですが、
今日はその中から「スタジオレコーディングの仕事」について書きたいと思います。



主にレコーディングスタジオにて、CD等を作成する為や、映画やアニメで使用される音楽(劇伴という言い方をします)、
CM等の商業用音楽などを録音する為に演奏するお仕事。基本的に、事前に知らされる情報は時間と場所のみ。
たまにミュージシャンの編成。楽譜が事前にあることはごくごく稀。
殆どの場合、現場に着いてから譜面が渡されて、少し目を通し、一度確認した後にせーので録音開始。
モノによっては確認で演奏する事も無くいきなり録る事も。
そして、その場でアレンジャー、ディレクターの様々な要求に応えながら演奏していきます。
ですので、演奏者には楽器演奏能力だけでなく、アンサンブル力、音感、リズム感、応用力、素早い適応力など非常に幅広く高い能力が求められます。



私は本当にたまにこのような現場で仕事をさせて頂くのですが、いつも事前の音出し中に胃が痛くなります…。







初めてこういった録音の仕事に参加させて頂いたのはたしか21才、大学生の頃だったのですが、
その頃は本当に何も分かっておらず「テレビで自分の音が流れちゃうようなお仕事が出来て嬉しい!」としか思っておりませんでした。
上記に書いたような怖さや責任についてあまり考えておらず、勿論精一杯演奏していたつもりではいるのですが
「これは◯◯のCMなんだ!」とか、そういったことが嬉しくて仕方ない感じでした(苦笑)



今でも、勿論そういった感じで自分の音が流れるのは光栄な事とは思っているのですが、
最近はとにかく与えられた自分の仕事をこなすことに集中しています(当たり前ですけどね…)
そのせいか、結局その音楽が何に使われるのかを知らないまま仕事が終わる事もしばしば。まあ、これはこれでどうかとは思うのですが。
今まで色々な録音に参加させて頂きましたが、Bass Trombone奏者は基本的には他の管楽器の方と一緒に録音する事が多いので、
本当に数多くの素晴らしい先輩方とご一緒させて頂きました。
21才の自分が演奏しながら考えていた事を1とするなら、先輩方は20くらいの事を考えながら演奏させていたのかなと、
今思うと分かります。自分は少しは成長出来たのだろうか。いまだ20も考えられていないのは明白なのですが。
でもやはり経験をさせて頂く事によって色々な事を勉強出来ます。自分は本当に運が良いと思います。



誤解を恐れず言うと、楽譜を正確に、完璧に演奏する事が音楽において絶対必要な能力という訳では決してありません。
ですが、より良いものを作る為に必要な多くのものの中の大切な一つだと思います。今後も精進します!