2016年 5月 の投稿一覧

【Z BLOG】中山 浩佑:「DTM & 合宿」

皆さんこんにちは。
たまには演奏仕事以外の活動についてもご紹介しようと思います。
僕はトランペッター以外に、作曲家、アレンジャーとしても活動させて頂いていまして、ここでいつも作業しています。
僕の自宅作業場はこんな感じです。

あまり綺麗ではありませんが。。。

最近、DAWといって音楽を作るソフトを乗り換えました!
DAWで有名なソフトといえば、Pro Tools、Logic、Cubaseなどがあります。他にも多数。
僕はMacに標準的についているGarageBandから入り、そのまま移行が楽だったのでLogicになりました。
その後、DTMマシーンを新調してCubaseに乗り換えたのですが、すぐに新しいDAWに乗り換えました。
「STUDIO ONE3」というDAWに乗り換えたのですが、この子がすごいよくできていて、ざっくりいうとCubaseにいたスタッフが独立して立ち上げたソフトとなのですが、これがすごくよく考えられている上に、音がいいんです。
DTMを自宅でやっている人。意外といらっしゃると思うのですが、DAWによってけっこう音が違いますよね!
このソフトは出すのが難しい奥行き感がすごくあって、音場がフラットになりにくい印象です。(個人的な意見ですが)
最近、某車会社のイベントソングのアレンジ仕事をしましたが、それもこの子で作っています。
仕事の都合上、実名表記できないのですが、某バンドのアレンジや、某アーティスト音源も今この子で制作中です。
音がいいので作っていて気持ちいいし、直感的な作業もしやすいよく出来ているソフトだと思います。
その曲もいずれ発表できたらと思います。
もしDTMに興味がある方。
また、DAW乗り換えで悩んでいる人がいたらオススメです。
マスタリングまで出来て、すごく扱いやすいソフトです!!
無料版があるのできょうみあるひとは是非試してみてくださいねー!!おすすめです。

http://www.mi7.co.jp/products/presonus/studioone/

DTM話が少し長くなりました。
そして最近、日医のビッグバンド「Midnight Sounds Jazz Orchestra」さんとご縁を頂き、指導させて頂いています。
ビッグバンドアレンジなんかも提供しています。
そしてそのビッグバンドの合宿にお邪魔してきました。
合宿場所が富士山の近くだったのですが、偶然ポルノグラフィティのベースでおなじみの、野崎森男さんが近くにいらして、会いに来るついでに、合宿に遊びにきてくれました!!

これには生徒の皆、大盛り上がりで、大喜び。
緊急クリニックまでしてくださいました。
みんな目をキラキラ輝かせて、熱心に話を聞いて学んでいるのが印象的でした。
最後にはバンドセッションまでしてくださり、

一緒に音を出す事で沢山の気付きを得られたようでよかったです。
嬉しいサプライズになりました。
最後に集合写真!

素敵な時間でした。僕まで勉強になってしまいました^^
それでは次回!!

【Z BLOG】吉田 佐和子:東京佼成ウインドオーケストラ第128回定期演奏会

久々に東京佼成ウインドオーケストラの定期演奏会に行ってきました。

会場は東京芸術劇場。

私は小学校の高学年の頃から、インスタントカメラで色んな建物を撮るのが好きでした。
その時期はマンガを描くのが好きで、直線や曲線が織りなす建築美にすごく興味があったことを覚えています。

そんな私は、東京芸術劇場に行くと開放感あるデザインにうっとりしてしまいます。
会場を見渡し、惚れ惚れしながらホールへ続くエスカレーターを登って行きました。

そのとき、『ふと』ここは東日本大震災の時はどうなっていたのだろう?という思いが過ぎりました。

そして、あの時に起こった芸術活動の自粛ムードのこと、そして先日熊本や大分を襲った地震のことを思い出しました。

自粛ムードは必要ない、そう思いながらも被災地で暮らす人々と、いま自分の目の前に映る光景の矛盾に色々な思いを感じながらエスカレーターを上がっていきました。

しばらくして、コンサートがスタート。
団員の皆さんの登場にお客様からの拍手が始まり、指揮者の川瀬さんが登場!
1曲目はスウェアリンジェンの曲が演奏されるはずだったのですが、何だか川瀬さんの様子がおかしいなぁ。。

そう思っていると、コンサートマスターのサックス奏者・田中さんがマイクを持って立たれました。

そして、プログラムの前に、先日の地震で被災した人々に1日でも早く元の日常が訪れますように、菅野よう子さんの『花は咲く』を演奏すること。
亡くなられた方々にご冥福の気持ちを込めて、黙祷をしたい。とおっしゃしました。

このときの『花は咲く』は本当に極上のサウンドで、鳥肌も立ちっ放し。
感動して泣きそうになる気持ちを抑えながら、社会に起こった出来事と人の心を音楽が確かに繋いでくれているのだと感じました。

今回の定期演奏会は、大人気の若手チェリスト・宮田大さんが演奏されたデ・メイ作曲『カサノヴァ』や、リヒャルト・シュトラウスの『 薔薇の騎士』など聴きごたえのある充実したプログラム!

個人的には『薔薇の騎士』の最後の『3重唱』がすごく好きで、初めて吹奏楽で聴くサウンドを堪能しつつ癒されておりました。

演奏会の本編が終わり、アンコールは、予定されていた曲ではなく4月21日に亡くなられた吹奏楽界を代表する作編曲家・真島俊夫さんの『五月の風』が演奏されました。

サックスの田中さんは、言葉がつまる程の思いを押し殺しながらそのことをお話しておられました。

東京佼成ウインドオーケストラと真島さんの絆がどれだけ深く、尊いものだったのかを改めて実感したし、そのあと演奏された『五月の風』は、真島さんが会場に爽やかな風を巻き起こしてくださっているような、そんな雰囲気がしました。

私は、今回のコンサートのキーワードって『絆』じゃないかなぁ。って思います。

社会に起こる出来事に人々は様々な感情を抱きます。

でも、自分ではどうしたらいいか分からないことや、思い悩んでもなかなか結論が出ないことも沢山あるんですよね。

昨日は、そんな行き場のない思いを東京佼成ウインドオーケストラの皆さんの音楽がスッと在るべき場所へと導いてくれたような、何だか魔法のようなひとときでした。

ちなみに、東京佼成ウインドオーケストラにはヤマハの楽器を使っていらっしゃる方が沢山いらっしゃいます。

私が知っているだけでも、サックスの田中さん、フルートの前田さん、クラの小倉さん、オーボエの宮村さんがヤマハの楽器を使用されていますし、ティンパニもヤマハのものだそう。

音楽のジャンルを問わず愛されるヤマハの音色も一緒に堪能させていただきました!

日本が誇る吹奏楽団、東京佼成ウインドオーケストラ。

またその音色を聴きに足を運びたいと思います。

【Z BLOG】三木 俊雄:ミュージシャンとクラブとお客さん

おかげさまでフロントページ・オーケストラこのところ継続して満員御礼です。有難いことです。
一定の固定ファンがおり、また毎回初めてのお客様もいる。

始めた当初はメンバー10人に対してお客8人ということもあったので、なかなか信じられないことだが、なんでも「友達に勧めやすい」らしい。
詳しく話を聞いてみると「一度ジャズのライブに行ってみたい、という友達は結構いるけどそういう人は何を聴いたらいいかわからないし、一人では行きづらい」「それじゃ、一緒に行こうよ」と誘いたいが、誘う方としてもいろいろ考えてしまう。「ボーカルは声の好き嫌いがあるし、ピアノトリオはソリストが限られているので何曲か聴いていると飽きてしまう。」なるほど。
「その点ラージ・アンサンブルはまずその音圧や見た目の豪華さがあり、ソリストもバラエティーに富んでいるのでみんな喜んでくれる」とのこと。
で、それがきっかけでジャズライブの楽しさに目覚めた人も、やっぱり一人では行きたくないので別の誰かを誘う。
実に有難くも説得力のあるお話。

一方、「スケジュールをチェックせずに『あの店に行ってみよう』となるのがジャズクラブの理想の形」とよく言われる。
ジャズクラブに日常的に通う人は耳の肥えたファンであり、そういうお客さんがいつ来ても満足させるだけの内容を常にブッキングするのがジャズクラブのつとめ、というわけだ。
「仕事も片付いたし今夜はジャズでも聴きに行こうか」と思って行きつけの店に入ったら可愛いお姉さんが学芸会みたいな事をやっていて、お店は普段見掛けないひとで一杯、というような事が何度か続けば次第に足は遠のいていくだろう。

もちろんこれも言うは易く行うは難しでそれを乗り越えた時間の厚みのみが持つ「空気」がある。

フロントページ・オーケストラは偶数月の最終木曜日というふうにスケジュールが決まっているのでお店の常連の方もバンドのファンの方もいちいちスケジュールをチェックしなくても良いという利点もある。
ここまで徹底して定期的なスケジュールを組んでいるのはこのバンドくらいかも知れないが、周りを見渡していても継続的に上手くいっているバンドはあまりいろいろな店に出演するのではなく、ホームグラウンド的に決まったお店に定期的に出演しているようだ。

ミュージシャンあってのクラブだし、クラブあってのミュージシャン。
そしてそのどちらもお客さんあってのもの。その良い関係性は必ず少しずつ拡がっていくと信じている。

6月のフロントページ・オーケストラは6/30(木) 南青山ボディー&ソウル。
ご予約はお早めに、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

www.bodyandsoul.co.jp

【Z BLOG】吉田 佐和子:『音大卒の戦い方』を読んで感じたこと

今回はヤマハミュージックメディアから出版されている『音大卒の戦い方』を読んでみた感想を書いてみたいと思います。

■買おうと思ったきっかけ
2月下旬に『音大卒の戦い方』出版記念として開かれた出版記念シンポジウムに興味をもったのがきっかけです。

シンポジウムの開催はTwitterを見ていて知ったのですが、あいにく予定があり伺うことが出来なかったため、本を買ってみました。

■これから身に付けたい5つのスキル
本を読んで、一番良いと思った部分は『これから身に付けたいスキル』という部分でした。

全部で5つあります。

1.自分をマネジメントする

2.戦略的思考を持とう!

3.王道を行くか、ニッチを目指すか?

4.自分の能力をいかに差別化するか

5.音楽+αを身に付けよう

これは音楽を諦めたくないという方に向けての内容だそうですが、それぞれの内容を私なりに噛み砕いてみました。

■1.自分をマネジメントする
自分がもしマネジャーだったとしたら、どんなプランでアーティストを売り出すだろう?
と考えてみるとわかりやすいかもしれませんね。
プロフィール写真・HP・ブログなどをつくり様々な方法でPRしていきます。
価格設定なども、最初は戸惑うかもしれませんが自分の価値を変に下げすぎたりすることがないように、取り組んで欲しいと思います。

■2.戦略的思考を持とう!
自分が目指す目標を決め、それに向かって決めた期間内においてどのような内容で取り組むのかをしっかりと決めましょう。

■3.王道を行くか、ニッチを目指すか?
これは明確にしておくとすごく楽になりますね。
私はむかし王道まっしぐらコースを目指していましたが、今はニッチを目指してます。

■4.自分の能力をいかに差別化するか
自分を選んでもらえるように、他の人と違う部分を出していきましょう。

■5.音楽+αを身に付けよう
自分の楽器が演奏出来るのは当たり前ですが、それ以外に一般の方が興味を持つ雲がいるので、お

さいごに、
先日私が普段書いているブログの方で、下記の記事を書いたところ、たいへん沢山の方々に読んでいただきました。

ぜひ併せてお読みいただければと思います。

音大を出て職がない!!という前に自分にどんな力が欠けているのか検証すべし。
http://sawakoyoshida.com/archives/5015

音大を卒業するまでにやっておくべき10のこと
http://sawakoyoshida.com/archives/4908

【Z BLOG】三木 俊雄:King of Pops

ジャズ界のパトロンとして有名なニカ男爵夫人によるジャズミュージシャンのショートインタヴュー集 “Three Wishes”
文字通り「3つの願い」を多くのジャズマンに聞いているのだが、その中でバリー・ハリスは

“The end of all ‘ soul, ‘ ‘ funk, ‘ and ‘ rock ‘n’ roll jazz ‘ ! ”
「すべてのソウル、ファンク、ロックンロールジャズの滅亡」

と言っている。
「ビーバップの伝道師」と言われるいかにもバリー・ハリスらしい言葉だ。

この言葉が収録されたと思われる1960後半〜70年代はロックの台頭によりジャズがそのエンターテイメントのパイを大きく減らした時期である。
ジャズミュージシャンはエレクトリックな楽器に持ち替え、ロックビートを演奏するか、さもなくば仕事を失うかという状況。それはジャズミュージシャンにとっての一つの敗北と言っても良かった。

そして80年代に入りまるで救世主のようにジャズシーンに現れたのがウィントン・マルサリス。
彼はある意味、バリー・ハリス以上にファンクやロックを非難する。
彼のビデオ ” Blues and Swing “ではインタヴューの中でタムタムをたくさん並べたロックドラマーの真似をし、
” Tuk Tuk Tuk Tuk Tuk Tuk Tuk Tuk ,Bull shit! ”
と手厳しく揶揄している。
無論そんな彼に対する風当たりも強く、多数のミュージシャンや評論家を巻き込んでの論争が起こった。
しかし彼によってストレートアヘッドなジャズが息を吹き返したのは事実であり、例えば “Black Codes” や “Live at Blues Alley” といったアルバムは確かに80年代ジャズを代表する素晴らしいものだ。

僕がサックスをやり始めたのがちょうどその頃で、やはりジャズとその周辺の音楽しか聴かなかった。そのためマイケル・ジャクソンもプリンスもマドンナも名前くらいしか知らなかった。

しばらくしてジョシュア・レッドマンが現れ、最も影響を受けた音楽としてジェームス・ブラウンとプリンスを挙げていた。僕はちょっとビックリしたが、依然としてそれらを今聴くべき音楽として捉えていなかったため、結局そういったものに触れる機会を逃してしまった。

マドンナはまだ生きているが、その他のキング・オブ・ポップスの訃報が伝えられる度に改めてそれらを耳にしその素晴らしさに初めて気がつく。
出来ればあの時代にそれに気が付いていればと少し後悔している。

【Z BLOG】中山 浩佑:「2016 XIA THE BEST BALLAD SPRING TOUR CONCERT vol.2 in JAPAN」

皆さんこんにちは!
すっかり春めいてきましたがいかがおすごしでしょうか?
中には花粉症で辛い時期かもしれませんが、4月といえば新たなスタートを切る。そして出逢いの季節ですよね。
これから新入生や社会人になられたい方々は、新しい環境で不安と、ワクワクを兼ね備えていると思いますが、自分からどんどん発進して色んな人と繋がって、交流して、新しい環境を楽しんでくださいねー!!これから色々な事が待ち構えていると思いますが、動じず楽しんでください。
さて、少し話が戻ってしまいますが、3月は韓流アーティストでJYJのXIA JUNSUさんの「2016 XIA THE BEST BALLAD SPRING TOUR CONCERT vol.2 in JAPAN」に参加させて頂いていました。
まずは浩佑目線!!

2年前にもあったベストバラードコンサートから続き、本当に素晴らしいコンサートでした。

リハーサル中になんと無事、31歳の誕生日を迎える事が出来まして、みんなにお祝いしてもらいました!!感激!!
感激しすぎて、異常に汗をかいてしまいました(笑)本当に嬉しかったです。
発起人は、ギターの山口和也さん!!
僕のリーダーバンドでもお世話になっている、本当に優しい兄貴です。
本当にありがとうございました!!!

そしてサイドTpに田沼慶紀くん。言わずもしれた素晴らしい若手トランペッターです。

そして、なんと指揮者にはYOKANさん!!!

トランペッターから見たら、すごい事だと一撃で分かっていただけると思います。
アレンジャー、指揮者として僕たちをかっこよく引っ張ってくださいました!!YOKANさんの指揮はわかりやすくかっこいいです!!
そして今回のホーンセクションの皆様と。本当に素敵な人たちとご一緒させて頂けて楽しかったです。

ジュンスさんの歌声も本当に素晴らしく、演奏しながら惚れ惚れしていました。
本当に素敵なアーティストで、そんな人と演奏させていただける機会を頂けて感謝です。
僕たちは仕事柄、本当に素晴らしいアーティストの皆様と共演させて頂ける機会が多いです。その度に刺激を貰えています。
ジュンスさんは今年もう一度、日本にツアーで来られるそうです!!
是非チェックしてみてください!!歌声は勿論ですが、ダンス。そしてトークも本当に素晴らしいですよー!!(今回はかっこいい指揮をされるシーンまでありました。。!!)

http://junsu-live.com

最後にオケのみんなで撮った写真でーす!(若干人が足りていませんが。。)

そして韓国のコーラス隊の人達が撮ってくれた写真です!本番前!!貴重なショット!

それではまた次回!!

【Z BLOG】朝里 勝久:「VOLTZ中国地方ツアー」

Jazz Trombone Quartet VOLTZで、岡山県と広島県で演奏してきました。3日間5箇所での演奏、ライブハウス、フレンチレストラン、お寿司屋、駅のイベントスペース、そして走る電車の車内(!)と、本当に様々な場所で演奏しました。

そんな中でも特に印象的だった電車での演奏の事を。

電車の中で演奏というのは私自身初めての事で非常に楽しみにしていたのですが、同時に揺れたりしないかなど不安もありました。ちなみに私はいわゆる「鉄道好き」では全くないのですが、やはり実際目の当たりにするとものすごくテンションが上がりますね。なんなんでしょう、あの感じ。

お客さんは美味しそうなお弁当とお酒を持って、1両まるごと貸切の電車に乗車、2時間半の旅でした。演奏はいつも通り出来たのですが、やはり多少揺れているので普段より足腰を使いましたね(笑)お客さんは各々食事や景色を楽しんだり、音楽で盛り上がったりと、とても温かい雰囲気でした。

駅員さんが帽子を貸してくれました!(笑)

今回も本当に素敵な旅でした。関係者の皆様、本当にありがとうございました!!

 

 

 

(おまけ)
雨男で有名なリーダーが、天然記念物「雨乞の楠」でパワーアップを果たしました。
(この直後、晴天だった広島県が曇天に包まれた事は言うまでもなく…)

【Z BLOG】フジイ ヒロキ:英語とジャズ

僕は2004年の9月から2006年の1月までアメリカに滞在していました。
当時もきちんと英語が喋れた訳ではないのですが、やはり喋る機会が減れば減るほど衰えるので、少しずつではありますが、勉強を続けています。

改めて思うのは、

「英語の学習とジャズの練習は似ている」

という事。

英語学習の4つの要素といえば、「リスニング、ライティング、リーディング、スピーキング」が挙げられると思いますが、ジャズのインプロビゼーション(即興演奏)をやってみようと思った場合、例えばJ.J.ジョンソン氏のCDを聴き(リスニング)、それを譜面に起こし(ライティング)、書いたものを読んで(リーディング)、演奏(スピーキング)をします。いわゆる耳コピですね。

また、これら4つの要素を効率良く学ぶために「文法」というのがあると思いますが、それが「スケールやコード、Ⅱ-Ⅴ-Ⅰなどのコード進行」に当たると思います。

日本は、僕の世代でも中学1年生から英語の授業がありましたが、ほとんどの人が喋れるようになりません。その理由が文法中心だからであるという問題は、ずっと言われ続けていますよね。

さらに、日本人は真面目なので、教科書の1ページ目から順番通りに進み、最後までくまなく学ぶというような完璧主義の人や教育システム(カリキュラム)が多く、出来るようになってから何かをやろうとしているように感じます。

これをジャズに当てはめると、スケールやコードを全てのキーできちんと覚えて、全部出来てからセッションに行こうと思っているような感覚です。極端な例かも分かりませんが、この感覚でやっていると、膨大な文法に押し潰されて、楽しむ前に嫌になってしまいますよね。

英語でも、まずは旅行に行くといった目標を決め、それに必要な最低限の会話文を覚え、とりあえず使ってみる。それで何とかコミュニケーションが取れた方が嬉しくて、もっと勉強したいと思うようになる気がします。このような感覚の方が、もっとジャズを身近に感じ、楽しむ事が出来るのではないでしょうか?

日本人は「人の目を気にする」人も多く、「下手だと思われてるんじゃないか?」などと考える人も多いですが、そういう事は気にせず、どんどんやってみた方が良いと思いますね!

ちなみに管楽器には「タンギング」という技術があり、これが正に「英語の発音」そのものだと思います。この件に関しては僕のブログに詳しくまとめてあるので、興味のある方は是非読んでみて下さい!

ジャズのタンギングについて Vol.1
http://hirokifujii.com/one-point-lesson/2634.html

ジャズのタンギングについて Vol.2
http://hirokifujii.com/one-point-lesson/2651.html

ジャズのタンギングについて Vol.3
http://hirokifujii.com/one-point-lesson/2667.html

※トップの写真は僕の先生、ブルース・ポールソン氏です(バディ・リッチ・バンド、秋吉敏子バンド、ドク・セベリンセンのトゥナイトショーバンドのトロンボーン奏者。スティービー・ワンダーやフランク・シナトラなどとも共演)。

【Z BLOG】吉田 佐和子:第13回フレッシュコンサート

私の地元・福知山で2010年より継続して行っている『フレッシュコンサート』。
第13回目を6月18日に行うことになりました!

今回はいま一番聴いて欲しい音楽と落語をお届けします。

京都府北部の福知山。

京都駅からも特急で1時間以上ある場所に、既に大阪や三重、そして遠くは東京からご予約
がありました!

今からとても楽しみです!

全体は3部構成でお送りします。

第1部は吉田佐和子クインテットによる私のオリジナル作品を中心にした演奏。

1月に東京で演奏したこの動画
のメンバーで福知山に行っちゃいます。

そして、第2部は桂三扇さんの落語をお楽しみいただきます。

福知山市出身の落語家、桂三扇さんには福知山のオモシロ話が伝わる新しいお噺を考えていただきました。
福知山踊振興会の皆さんにもご協力いただきます♪

最後は、第3部は恒例となっている交響詩『福知山』の演奏。
原曲は吹奏楽曲ですが、今回は5重奏版を初演します。

今回、今まで考えてきた『子供から大人までみんなが楽しめるコンサート』というコンセプトから外れることにしました。

たとえ、子供向けの曲、大人向けの曲を演奏したとしても、それは1曲くらい。

全曲を全員が楽しめるプログラムなんて、現実的にいうとないと思うのです。

このことについては、私が個人的に運営しているブログにも書かせていただきましたのでこちらをお読みいただければ嬉しいです。

遠方でも行きたい!と心が動くのはファミレスのように何でもある場所ではなく個性的で魅力あふれる場所である。
http://sawakoyoshida.com/archives/5085

そもそも、美術展に行った際に『絵画はその作品について分からなくても感動するものがあり、それで良い』のに、なんで音楽は『理解できないと楽しめないといけない』んだろう?と疑問に思ったわけです。

感動していただける音楽、そして福知山の魅力を届けたい。
第13回目のフレッシュコンサートは前回よりもパワーアップしたものになりそうです。

どうぞ、ご期待ください。

みなさんのご予約、お待ちしております!

お問い合わせはこちらまでどうぞ。

Double Sunriseフレッシュコンサート運営事務局
doublesunrise.music@gmail.com


【Z BLOG】三木 俊雄:音楽家の基礎練習

20世紀の作曲家にパウル・ヒンデミットという人がいる。ドイツ生まれでナチスの迫害を逃れスイスそしてアメリカに亡命、イェール大学の教授となった。
彼はオーケストラの楽器をすべて演奏できたという。

1940年、ちょうど彼がアメリカに渡ったときに出版された有名な本に”Elementary training for musicians”がある。(日本版は『音楽家の基礎練習』坂本良隆、千蔵八郎訳 / 音楽之友社 / 1957年;1998年新装)
これはいくつかの日本の音大でも必須になっていると聞くが、僕の通っていたバークリーの授業でもテキストとして使われていた。

内容は右手と左手で違うリズムを叩くというのに始まり、それにメロディーを乗せて歌う。そのメロディーもト音記号からヘ音記号、ハ音記号など各種音部記号からそれらをまたがったもの、もちろん調号もさまざま、そして各種聴音といったもの。
“Elementary training”というにはかなり高度な内容で僕もこれにはずいぶん苦しめられた。

しかし何と言ってもパンチが効いているのはこの本のヒンデミット本人による序文だ。
曰く
「私は我々の崇高な作曲家同志の輪から才能の無いアホども(the nitwits and the ungifted)を除去する為のいかなる方法も歓迎されるべきと考える」
とか
「この本のエクササイズが簡単に出来ないような者はプロとしてのいかなる音楽活動にも向いていない」
さらには
「そのような淘汰は我々の音楽文化全体にとって有益である」
と、まあ何とも手厳しい。

僕などは完全に「淘汰されるべき」存在だ。久しぶりにページをめくってみたが、益々淘汰されるべきと感じ、暗澹とした気分になった。

いや、待てよ。僕は何度かマイケル・ブレッカーのマスタークラスを受けたことがあるが、そのとき彼のはこう言っていた。
「ヒンデミットのピンク色の表紙の本の知ってるかい?前書きに凄いこと書いてあるだろう。やめた方がいいって。最初のページの最初のエクササイズ、実は僕も未だに出来ないんだよ!Hahaha!」

いや、こういう言い訳をしてはいけませんね…がんばります。