2016年 11月 の投稿一覧

【Z BLOG】フジイ ヒロキ:「大船渡サンドパイパーズ・オーケストラ」

9月10日&11日、盛岡市で行われた「いわてジャズ」というイベントで、大船渡市のアマチュアビッグバンド「サンドパイパーズ・オーケストラ」(以下SPO)さんと共演させていただきました。

SPOとは2年前の3月、大船渡で行われたチャリティーコンサートでご一緒して以来のお付き合いになります。

今年3月に、僕がリリースしたチャリティーCD(http://hirokifujii.com/cd)と、収録されているビッグバンドアレンジのオリジナル復興支援ソング「You’ll Never Walk Alone」の譜面を送らせていただいたのですが、「早速9月のいわてジャズで使わせていただきます」という連絡をいただき、今回の共演が実現しました。

SPOは、大船渡市で45年以上活動を続けている由緒あるビッグバンドで、過去には中本マリ、金子晴美、高橋達也、震災後は、ボブ・ジェームス、ランディ・ブレッカー、日野皓正、寺井尚子、松居慶子、松田聖子(敬称略)とも共演も果たしています。
2011年の東日本大震災では、メンバーほとんどの自宅が全壊や半壊の被害を受け、職を失った方もいらっしゃったのですが、メンバー自身やそのご家族と、海沿いにあるプレハブの練習場は流されずに無事で「奇跡のバンド、奇跡の練習場」と言われたそうです。

本番の1ヶ月前、大槌町でのライトアップニッポンの後、こちらの練習場にもお邪魔させていただきました(天井のハリの辺りまで津波が来たとの事)。

「奇跡のバンド」の皆さんは本当に力いっぱい生きていて、普通に接していると被災者である事を忘れてしまう位です。この日の練習後は、トランペットの吉田光也さんのお宅に泊めていただき、大宴会を催していたのですが(笑)、彼も自宅を津波で流され、現在も仮設住宅に住んでいます。なぜかトランペットだけが無事だったので、「楽器を吹き続けなさい」という天の声だと思って演奏をしているそうです。

このような経験をされたバンドの皆さんの演奏はとてもエネルギッシュで、こちらが逆に元気をいただいています。

いわてジャズでは、SPOとYou’ll Never Walk Aloneを演奏させていただいた他、各参加団体のピックアップメンバーにも混ぜていただき、セルジオ・メンデスさんとマシュケナダで共演、渡辺貞夫さんとも初めてお話する事が出来ました!

SPOとの出会いをきっかけに、いろいろなご縁が広がっている事に感謝です。

とはいえ、生活レベルでは未だ自宅再建が出来ていなかったり、公営住宅に入居出来なかったり、課題は山積みで、ふと我に帰ると、やはり復興はまだまだという事を感じざるを得ません。

バンド活動のレベルでは、被災地や地方の町という事情もあり、メンバー集めも大変のようです。トランペットも2人になってしまったので、大募集しています。岩手県での活動場所を探している方がいらっしゃいましたら、条件が合えば参加してみてはいかがでしょうか?(やや遠方から通っている方もいらっしゃるようです)

SPOとの関係は直接支援と言えるかは分かりませんが、これからもお付き合いが続けばと思っています!

You’ll Never Walk Alone Project

【Z BLOG】朝里 勝久:「練習環境」

先日仲間達との飲み会の時に「普段どういう場所で練習しているか」が話題になり、それぞれ色々な工夫をしていることを知りました。ちなみに私はその中では割と普通な感じだったのですが、今回はそんな自分の練習環境について書いてみたいと思います。

自宅で練習する際、特に音の大きな楽器の奏者にとってまず第一に考えるのが近隣への騒音問題です。気にせず音を出していればご迷惑をかけてしまい、気にしながら音を出していたら上達の妨げになりかねません。また近隣に音が出なくても、自宅内で大きな音を出してしまうと、家族に迷惑をかけてしまいます。私は数年前からアビテックスという組み立て式の防音室を愛用しています。小さいものだと0.8畳の大きさのものからあるのですが、伸び縮みするトロンボーンはその広さでは演奏出来ないので、それなりの広さのものを購入しました。

こんな感じ。
フォームチェックの為に全身鏡を置いています。ボウルはツバ抜き用、左に写っているのは電子ピアノです。

右奥には他の楽器も。

練習する場所のすぐ左には小物たちが。念のため、真ん中のホルンのマウスピースは練習で使うだけです。下の録音機材でたまに録音し、隣にあるスピーカーに繋いですぐ聞けるようにしています。

棚にはこれまた小物やマウスピースなど…汚くてすみません。ちなみに上から2段目のジッポオイルは、スライドの掃除用で使っています。
文頭の飲み会で色々なアイディアを友人から貰ったので、もっと良い環境にしたいと思います!

【Z BLOG】古屋 ひろこ:マジカルミライ2016!

こんにちわ。新米が美味しい季節ですね。炊きたてのお米をおかずに白米を食べてもいい、お米大好き古屋ひろこですこんにちわ。

先日は、今や国民的トップアイドルの一人である初音ミクさんの大イベント、マジカルミライに参加してきました。私古屋ひろこ、YAMAHAさんのブースにてデモ演奏と、楽器体験のお手伝いをしてきました!

デモ演奏のライブは皆様のよくご存知の千本桜や銀河鉄道999などを愉快なメンバーでワイワイやらせていただきまして、その合間に行われる楽器体験ではYAMAHAのブースにいらっしゃるお客様がたに混じり私も色々な楽器を体験させて頂きました。ほぼ全部体験致しましたが、体験してみてエレキギターの無敵さはズルいヤバイカッコよすぎだと思いました。手に入れたまま使わずじまいのギターを帰宅後ケースから出して見ました。ほんとに目覚めそうです。
こちらの楽器体験では、久しぶりに楽器に触れる方、初めて楽器に触れる方、様々な方がいらっしゃいましたが、皆様老若男女問わず音が出た時に本当に嬉しそうにされるんです。お手伝いさせて頂いてそんなお顔を拝見出来ると、こちらまでとても嬉しくなります。

では私も体験させて頂きました楽器をちらりご紹介。

私はトランペット奏者なので、ベースのゴリゴリの低音にないものねだりでとても憧れております。


サックスの音も大好きです。とりあえず、Careless Wisper(Wham! featuring George Michael) を練習してみました。難しい!色気要研究ですね。


いやぁカッコイイ。最初にギャー!と音を出した時の気持ちよさと言ったら。自称ロックミュージシャンの私としてはとても気持ちの良い時間でした。

そして今更ですが初音ミクさん可愛いですね。みんなが好きなわけが今回分かった気がしました。ツーショットも撮らせていただきました

【Z BLOG】三木 俊雄:「嘘つきはアガリのはじまり」

このブログでも何度か取り上げたことのある問題、それは緊張すること、いわゆる「アガル」というあの感覚だ。

呼吸が浅くなり、鼓動が速くなる。身体の中心がどこにあるのか分からなくなり、今まで普通だったもの、例えば楽器を触る指先まで違和感を感じる。
「緊張するのはアドレナリンが分泌されているため。良いパフォーマンスにはむしろ必要なのでそれを楽しめばいい」というような話はよく聞いていて、全くその通りなのだが、僕はどうしてもそれ楽しむことが出来なかった。

先日あるコンサートで久しぶりにそれがやって来た。出番の前にコーヒーを飲み過ぎたのもあった。
バンドのリハーサル不足に加え、ステージでは音響機材のトラブルもあり、「これはダメかもしれない」「でも何とかしなければ」そして「まぁ、オレのせいじゃないし」というような思いが交錯していた。
僕は久しぶりに襲ってきた「あの感覚」の正体を突き止めようとしていて、ふとあることに気がついた。

すなわち、演奏以外でこの感じに身に覚えがあるのは「嘘をつき、そのついた嘘がバレるのではないか」とビクビクしている時だ。

僕は自分自身のことを割と誠実で、嘘をついたり人を騙したりしない人間だと思っていた。しかし実際は人に害を与えないもの、あるいは自分自身に対してのものを含め日常的に無数の嘘をついている。
いや、人間である以上、嘘をついたこのの無い者などいないだろう。それはそれで、まぁ良いとしよう。
問題はそれを認めず隠そうとすること。
そのために新たな嘘をつくこともある。
しかし自分のついた嘘が嘘を生み、それがバレやしないかとヒヤヒヤする、あの感じは演奏時にやって来る「あの感覚」とそっくりだ。

僕は今でも「私は決して上手いプレーヤーじゃないんだ」と開き直っている感じのプレー、あるいはプレーヤーはあまり好きでない。
しかし、「下手な自分を覆い隠そう」と空っぽな音符を羅列するプレーはとっても嫌いだ。
そして時として僕はそういうプレーヤーであることを自覚する。あの吐き気のするような「あの感覚」が襲ってくるのはそんな時だ。

「そうか、オレは嘘をつこうとしているのだ。しかし誰に?何のために?」

そう思った途端「あの感覚」がスーッと無くなった。とは言ってもその余韻みたいなものは残っている。ちょっと奇妙な感じだった。
ひょっとして何かを掴んだのだとすれば良いのだが。

【Z BLOG】古屋 ひろこ:北海道とジャズといろいろ

毎年恒例となりました、北海道ツアーに行ってまいりました。最近は年に二回以上行けていて嬉しい限りであります。

今回は、ビッグバンドと、コンボジャズのライブに出演すべく、札幌までひとっ飛び。

今回で3回目のビッグバンド、THE SUPER BIG BANDⅢでは、ギンギンのリードパートに加えソロも盛り沢山やらせて頂きまして、とても愉しいコンサートでした。ビッグバンドはいいですよね、人数が多い分パワーがすごい。トランペットは一番後ろに立っていますので、みんながよく見渡せるんです。とても愉しい時間でした。

そして後日、ワインを片手にコンボジャズを愉しもうというコンサートにも出演致しました。
私はスタンダードジャズにも好きな曲がたくさんありますが、その中の一曲、Night&Dayなどを演奏させて頂きました。その中より一節ご紹介。

Night and day
You are the one
Only you ‘neath the moon
Or under the sun
Whether near to me or far
No matter, darling where you are
I think of you
Night and day

昼も夜も、月の下でも太陽の下でも、近くにいても離れていてもあなたのことを想っています

……何とも情熱的でロマンチックな歌詞に泣きのメロディ、うーんステキ
こんな恋愛に月並ですが女子は憧れるものです。30越えて何言ってんだとお叱りの声も聞こえてきそうですが、女はいくつになっても女子なのですね、オホホ。いや、ウフフ。

それはさておき、今回のコンサートの衣装、
“自分の好きなお酒をイメージさせるもの”

ここで集合写真を見てみましょう

私は特注のハイネケンTシャツにBEERと書かれた靴下、そうですもちろんビールです。
他の皆様は、森のハイボールにワイン(ソムリエ)に二階堂(麦焼酎)にチューハイ、と見事にバラバラ。MCタイムもとても盛り上がりましたとさ。

二回のコンサートで、東京から持参したCDも完売。今回もお世話になったピアニスト松本先生をはじめ皆々様、本当にありがとうございました!

今回も合間に美味しいものをめちゃくちゃ食べたし、噂の危険すぎる?!動物園ことノースサファリパークにも行けましたし、とろっとろの温泉にも入ったり会いたい人にも会え最高の北海道ツアーとなりました。不変の最高な相棒のトロンボニスト、北海道が産んだスター枡家小雪ちゃんをはじめ小雪ちゃんの家族、恩師、友達、皆皆々様本当にありがとうございました♡

また来年、もっとパワーアップして北海道に行きます!

余談ですが、先日我が叔父のDixieバンド、Dixieland On My Mindの45周年記念ライブがありました。
私がトランペットを始めるきっかけの一人である叔父、胎教の段階から叔父の演奏を聴いていたかと思いますが、立派な職務につきながらの45年もの音楽活動、本当に頭が下がります。私も演奏に飛び入りさせて頂きましたが、まともに一緒に演奏したのはほぼ初めてで、何とも感慨深いかけがえのない時間でした。
お酒は熱燗が好きで、熱燗を呑んでから温泉に浸かっていい~気持ちでアドリブソロを考えるのが一番の幸せなんだそうです。なんと粋な。ずっと憧れの人間でありミュージシャンです。おめでとうございました!

さて今回は割とジャズ成分多めに長々つらつらと書きましたが、今回も最後までご愛読いただいた皆様、ありがとうございました。また、次回。

古屋ひろこ

【Z BLOG】吉田 佐和子:音楽家も個人で発信する時代。

最近、美容師の皆さんが個人でブログを持ち、発信している事が当たり前になってきました。

美容師として自分の店を持っている人だけではなく、大きな店舗に働いている人も、アシスタントの時代からブログを持ち、InstagramやTwitterで自分のお客様となる人を獲得しているのです。

美容室のイメージや口コミはインターネットで調べられるわけですが、個人のことは見えません。

しかし、最近は個人でブログなどのツールを使って自分の考えていることや、ヘアアレンジのやり方をまとめて発信する人が凄く増えました。

それによって、ユーザー側はより自分の好みにあった美容師さんを見つけ出すこことが出来るようになったのです。

きっと音楽界にも3年後にはこの流れがくるのではないでしょうか。

なぜなら、今の若い子たちは小学生からスマホを持つのが当たり前、TwitterやInstagramを使いこなしていたりと、インターネットが生活の中にある状態が自然な環境で育っているからです。

その子たちが音大生になる頃には、きっと個人のネットツールを持っていない事自体が珍しくなると思うのです。

そして、1人1人の発信力が高まれば、演奏者と音楽に興味がある人をつなぐことも出来るはず。

そう思いながら、いつかくる未来に向かって私もそれまでに更に発信力を高めていきたいものです。