2017年 2月 の投稿一覧

【Z BLOG】三木 俊雄:長所と短所 その2

自分の短所と言っても、自分の考える短所と他者から見たそれは違うもの。

(前回の記事:長所と短所 その1)

しかし周りの人がそれとなく教えてくれる短所に比べて、ずっと難しいのが長所の自己分析だ。

自分の考える長所というのは往々にして他人から見た短所の裏返し。つまり「それが長所でもあり短所でもある」というもの。
すなわち「理屈っぽく、思ったことをすぐ口にする、デリカシーのなさ」を、自分では「論理的で率直な裏表のない言動」と考えていることが往々にしてあり、またそれが客観的にみた短所が直らない原因とも言える。
したがって、これを長所として述べたところで「それ、さっき言ってたよね」となるに違いない。

では他人から見た自分の長所は何であろうか?

前回書いたように、人の欠点は酒の肴になるが美点はお茶受けにもならない。つまり、そもそもそういう話題にならないので「周囲の認識は一致していて当の本人は気づいていない」長所というものはなかなか見つからない。

で、いろいろ考えてなるべく短所の裏返しではない長所を探してみる。

数分間じっと考えてみた結果、僕の場合は「あまり怒らない」というのが辛うじて当てはまるような気がする。自分で言うのも何だが、わりと温厚な性格だ。少なくともこの数年間に怒鳴ったりした記憶がない。
その裏返しとして「臆病」というのが考えられるが、どうもそのように思われているようでもない。

よし、これだ。「私の長所は、あまり怒らず穏やかなことです」と答えよう。

「あなたは確かにあんまり怒らないけど、それって別に慈愛に満ちているとかじゃなくて、本当にいろんなものが気にならないのよね」

うーん、そうか、怒らないの裏返しは臆病ではなく、「鈍感」。つまりは「デリカシーのなさ」なのか…
よく「バカは風邪を引かない」と言うが、バカだから風邪を引かないのではなく、バカは風邪を引いたことに気が付いていない、ということらしい。

そういえば前回、「ミュージシャンの周りは基本的に良い人ばかりだ。」と書いたが、それも僕の勘違いかも知れない。

以前、あるピアニストに「ピアニスト同士って、自分の楽器を持ち運ばないせいか、あんまり仲良く話しをしてるイメージがないですね。その点、サックスは一緒にも吹けるし、楽器やマウスピースの話で盛り上がれるので、みんな仲良いですよ」と言ったら「そう思ってるのお前だけじゃないのか?」と言われたことがある。

いずれにせよ、僕は面接には通りそうにない。

この春、社会に出る卒業生の前途に幸多からんことを。

【Z BLOG】古屋 ひろこ:活力はご飯から

楽器を演奏すると、本当にお腹がすくものです。
コンサートの前にたくさん食べても、コンサートが終わるとなぜかお腹がペッコペコになっています。

トランペット奏者にはなぜかお肉好きがとても多いように思うのですが、私ももれなくその一人です。
トランペットといったらなんか肉食系攻め攻めなイメージがありますよね。私だけ?

写真は自宅近くのお気に入りの焼き肉屋さん。ご飯の大盛りが、日本昔ばなしみたいでいいでしょう?

特に頑張った本番の後や、誕生日など特別な日にたらふく食べに行きます。いやぁ、おいしいんですよこれが。

お肉に限らずですが、おいしいものを食べると、またいい音で演奏出来るように頑張ろう!!!と活が入るわけですね。

あと、最近ミュージシャンの中で釣りが大変流行っていますね。中にはかなりの本格派で、カツオやマグロなんか釣っちゃう方もいらっしゃるみたいです。す、すごい…。私も釣りをすることは好きですが、2年ほど前に行った黒ムツ釣りが最後だったかな。確か海は出航時から大荒れで、立ってるだけで大変だった記憶が…

しかしこの時はビギナーズラックも手伝って、黒ムツ三匹に姫鯛にスルメイカも釣れました。自分で釣った魚を捌いて刺身や昆布締めにしたり、塩辛を作ったりしましたがとても美味しかった…(あれ以来塩辛は俄然手作り派)これがまた白いごはんに合って美味しいんですよね。
今年は釣りにもまたチャレンジしてみたいなぁ。
庭の広いお家に住んで、野菜の自家栽培も夢です。

世の中にはまだまだ知らない美味しいものがあるんでしょうね。今年はまだ行ったことない土地に行って、美味しいものにめぐりあいたいです。

では、また。

古屋ひろこ

【Z BLOG】吉田 佐和子:ギタリスト小畑さんと渡仏前最後のデュオライブ

4月からフランスに移住することになった。
あともう少し時間があると思っていたら、あっという間に渡仏の時期が近づいてきた。

2月15日には日暮里にあるBar Poroで、ギタリストの小畑和彦さんとデュオライブを開催した。

小畑さんは、わたしが東京に来て一番お世話になっている音楽家の1人。
東京で一緒にライブした回数が多かったのも小畑さんだった。

2013年の夏。
まだコードも何もわからなかった私は、本当に最初のころメロディーと伴奏に欲しい音を書いて小畑さんのところへ持って行った。
今から思えば本当に丁寧に対応してくださったと思う。
そこで、ドミソはCメジャーということを知り、自分が鳴らしたい音はどんな記号で表すのかを知った。

そこから一気に曲を書くようになり、2014年の春には全曲オリジナルの1stアルバム『heart voice』をリリース、2015年には2ndアルバム『Letter』をリリースした。
そのどちらもが、小畑さんとのデュオによるものだ。

FaceBookにはタグ付けという機能があり、演奏後に写真をアップすると、私のタイムラインと小畑さんのタイムラインに写真が掲載される。
『小畑さんとよくやってる人だよね』といろんなところで言われた。
誰にも知られていなかった私の知名度を上げてくれたのは、小畑さんだ。

そんな小畑さんとの最後のデュオライブ。
どんな感じになるのか、検討もつかなかった。
その日、小畑さんから私に向けた新曲『旅立ち』という曲をいただいた。
今までのいろんなことが蘇って、リハーサル中に、泣きそうになりながら演奏した。

本番は、その日来てくださったお客様のあたたかい空気感に包まれて、とても良い夜となった。
1曲終わるごとに、お客様のあたたかい熱気が伝わってきた。
いくら演奏者が良い時間にしたいと思っても、ライブに来ておられるお客様の空気感というのは無視できない。
「さよなら」じゃなくて、「またね」という声が聞こえて来るようなお客様の雰囲気に、感謝の気持ちでいっぱいだった。

ここに来てくださったお客様のために演奏したい。
ーあんなに強く思って演奏した日はこれまでなかったと思う。

演奏的に、もっとこうできたとか、あぁしたかったとか、反省はあるけれど、自分のことよりも、とにかく精一杯音を届けたいと思った。
お客様の気持ちに応えたい!という気持ちでいっぱいだった。

そんな経験が出来たことを心から嬉しく思ったし、私と小畑さんがあの日紡いだ音楽も、来てくれたお客様も、本当にみんな最高だと思った。

『ありがとう。』
そんな気持ちで渡仏出来る私は、本当に恵まれている。

パリに行ってどんなことが待っているかはわからないけど、きっと、この日のことはずっと忘れられない。

そんな素敵な一夜になった。

【Z BLOG】三木 俊雄:長所と短所 その1

卒業式のシーズン。
ミュージシャンの道に進む者もいれば、就職する者もいる。今年は企業の求人状況も良いようだ。
本人の能力とは無関係な、たまたまその年の景気による求人状況に左右される新卒一括採用制度には疑問を感じるが、とりあえず当分このシステムは変わりそうにない。

さて、その就職の面接でよく聞かれる質問に「あなたの長所と短所を述べてください」というのがあるという。
自己分析能力と自己評価をみる設問だろう。いわゆる就活本にはこういう質問に対する模範解答が載っているが、もちろんその答えは面接官も知っていて、さらに就活生もそのことを知っている。

僕は就職も就活もしたことがないので、こういう面接を受けたことがないが、もし何かの機会にこの質問をされたらどう答えようか、と考えてみた。

長所、短所と言っても、それが「自分の考える」なのか「他者から見た」あるいは「他者はおそらくこう見ているだろうと思う」という3つが考えられる。そして特に3つ目が他の2つとどの程度一致しているかが問題となる。

一般にフリーランスの仕事をしている人間、特にミュージシャンは組織に属していないという点では人間関係がそれほど固定的ではなく、どうしても嫌な人と顔を突き合わせる必要も機会もあまりない。したがって基本的に周りの人は良い人ばかりだ。
しかしそんな中にも「あいつはイイ奴なんだけど、惜しむらくはあそこが玉に瑕だな」という部分が見えてくるのはよくあること。多くの場合その認識は周囲の人間の一致するところであるが、当の本人は気づいていない、あるいは薄々気づいていながらなかなか直せない、というもの。

人間というのは噂話が好きで、大体においてそれは良い話ではない。しかしこれは自分の短所を客観的に知る上でとても重要な情報と言える。
そのことを昔Facebook に書いたことがある。誰でも読めます。

https://www.facebook.com/mikitoshio/posts/509247072476673 

僕の場合は、「理屈っぽい」「思ったことを言葉にしすぎ」「デリカシーに欠ける」などどよく言われていることに薄々気づいてはいる。しかしなかなか直せないでいる。あるいは根本的に何かが欠如しているのかもしれない。

一方、自分ではかなり致命的な短所だと思う所、例えばアガリやすい、プレッシャーに弱い、といったメンタルな弱さは周りからはあまりそうは見えないようだ。
そういった個人的性向はよほどの場合でない限り他人に不利益や不快感を与えないので、そもそも関心の対象にならないのだろう。

(つづく)

【Z BLOG】吉田 佐和子:春からパリに行きます

旦那さんの転勤に伴い、春からパリに移住することになりました。

東京の拠点を離れる、と決めたのは昨年の6月末。
旦那さんの転勤が決まったのは9月の初旬でした。
11月末に、編集長をつとめる福知山の魅力発信WEBマガジン『ふくてぃーやま』をスタートさせました。
スタートしてから1週間後にはウェブことりっぷとの連携も決まりました。
これからも、やりたいことはまだまだ沢山あります。
距離が離れても、自分に出来ることを探して、引き続き『福知山に関する取り組み』と『自分がやりたい活動』に取り組んでいきます。
このことは、なかなかみなさんに言い出すことができませんでした。
いつも私は『これからこんなことをします!』と宣言して動いてきたからです。
でも、いくら考えても、今回はフランスでやりたいことが明確に見つからず、気づけば1月末になっていました。
何をするか決めずに大きく環境が変わるのは初めてです。
いったいどんなことが待っているのか分かりませんが、自分の心を少し遠くから眺めるような感じで、いろんなことと静かに向き合いたいなと思います。
このタイミングでフランスにいくのは、きっとちゃんと意味があって、何かやるべきことがあるんですよね。
自分の運命、というか使命を受け入れて、さらにパワーアップして帰ってこられるよう、がんばります。

【Z BLOG】吉田 佐和子:吉田佐和子×丸田悠太×野口茜『新春ライブ』終了!

1/5(木)に大塚グレコで『新春ライブ』をおこないました。
共演いただいたフルート&ピッコロの丸田悠太さん、ピアノの野口茜さん、飛び入りで入ってくださった坂上領さん&宮村和宏さんと。

曲目解説は、映画評論『田中泰延のエンタメ新党』で人気のコピーライター・田中泰延さんにお願いしました。

前半はクラシック、後半はオリジナルを中心にお送りしたのですが、丸田さんのピッコロとクラリネットとピアノが交わり、凄く心地よいサウンドでした。
特に、美しい棚田の景色が有名な福知山市大江町の毛原を題材にした曲は、ピッコロの低めの音域が本当にぴったりきてびっくりしました。
ほんわかした話口調と力強い演奏が素敵なピアニストの茜さん。
いつか共演させていただきたいなぁ。。と思っていた方だったので、とっても嬉しかったです。
丸田さんと茜さんの出身地である新潟のお酒『真稜 至 純米にごり酒』と、私の地元・福知山の毛原でつくられた『大江のどぶろく 棚田の里』も愉しんでいただきました♪
これからも音楽と福知山を大切に、歩んでいきます。

【Z BLOG】古屋 ひろこ:ケースに全部詰め込んで

トランペットは他の楽器より恵まれているなぁ、と思う点はいくつかありますが、飛行機に乗って一緒に旅に出る時、手荷物として機内に持ち込めるといういい点があります。

日本はまだ安全ですが、海外の飛行機では係の人が預け荷物をばんばん投げているのを何度も目撃しているので、長いフライトの間とても気が気じゃなくなってしまうと思うんですよ。

最近私が手に入れたケースは、トランペットが四本入るし、フリューゲルホルンにしてもトランペットは二本も入ってしまう、しかも手荷物機内持ち込みokのシロモノでして、とても気に入っております。

大抵のお仕事や活動では、トランペットを一本しか持ち歩きませんので、最近はその空いたスペースに衣装やミュートなんか入れちゃったりも出来るんですよ。外付けのポッケには楽譜や手帳やなんやかんや色々と。すごい。優れもの。助かる!!

リュックタイプなので両手も空くし、とても楽チン。
これで今年も全国いろんな場所に両手を広げてお邪魔できそうです!もちろん海外もね。

写真はまだ行ったことのない場所で私が是非訪れたいと思っている台湾。なんてキレイなんだろうか。食べ物も美味しいって。今年はいけるかな…?フフフ
行った際にはまたレポートさせて頂きます。

では、また。

古屋ひろこ

【Z BLOG】朝里 勝久:「人生最後の担任の先生 その2」

前回の続き
(前回:人生最後の担任の先生 その1)

その後、何事もなく高校卒業。無事音大に進み、4年後こちらも卒業。

大学を卒業してからすぐの1年目に頂いた仕事の中に、とある有名な歌手のバックバンドの仕事がありました。テレビにも少し映ったりして、親や友人も喜んでくれて。そんな折、母校の高校吹奏楽部の定期演奏会にゲスト出演する事になりました。事前のリハーサルの為に久し振りに高校に行き、久々にお会いする先生方に、この間、歌手の〇〇さんのバンドで演奏していたんですよ、などと近況報告。先生方は一様に、凄いね、頑張ってるねと言ってくれました。あの担任の先生以外は。

あの先生のところに行き、同じように近況報告すると、半ば呆れたような顔をされ「…朝里、前からそれがどうしてもやりたくて頑張ってたのか?」とだけ言われました。

喜んで、褒めて貰えると思い込んでいた私はショックで、また初めて先生の感情を見た気がして複雑な気分になりました。何故そう言われたのかは、その時はあまり分かっていませんでしたが、今思うと、色々と見抜かれていたのでしょう。勘違いして貰いたくないのは、そういった仕事自体の良し悪しの話は全くしていません。というか、今も素敵な仕事だと思っています。ただ、元々自分自身が何を成し得たかったのかを忘れそうになっていたのかなと。ヘラヘラして、油断していたと思います。同じような状況であのように言ってくださる方って、なかなかいないと思います。そして何より、先生がずっと見てくれていた事、楽しみにしていてくれた事を知りました。

今お会いしたら、どういう近況報告をするだろうか。とりあえず、苦労してますけど頑張ってます、かな。うーん。

【Z BLOG】古屋 ひろこ:最新動画が公開されています。

私のホームバンド、東京アクティブNEETsは昨年末に今までの10枚のアルバムの集大成としまして東方爆音ジャズのベストアルバムをリリースしましたが、それに併せて動画も公開しております。動画がこんな風にYouTubeやニコニコ動画でご覧いただける、とても便利な時代になりましたね。

https://youtu.be/qnUYchoKzA4 

こちら、最新作のベストアルバムの美味しいとこをお見せお聴かせする動画になります。ありがたいことに一カ月足らずでほぼ五万回再生も頂いております。手前味噌ですがとてもカッコいい一枚になっておりますので皆様も是非一度ご覧くださいませ。

https://youtu.be/uFiGgIksTIM 

そしてこちらは、大人気艦これの音楽のカバーアルバムの美味しいとこどり動画。こちらも約八万回も再生頂いております。とても渋く切ない一枚なので是非ご覧ください。

年末のコミケや、諸々ゲームのイベントなんかでも何度もお世話になっています、東京ビッグサイト。今年も既にイベントで即売会やライブをさせて頂いておりますが、今年もとてもお世話になると思います。よろしくお願い申し上げます。

東京アクティブNEETs HP
http://neets.tokyo/ 

イベント参加予定や、諸々載っています。
是非チェックしてみてくださいね!

では、また。
古屋ひろこ

【Z BLOG】朝里 勝久:「人生最後の担任の先生 その1」

前回の投稿で目標の話を書いていたら、恩師のお一人を思い出しました。私が高校三年生の時の担任の先生。

書道がご専門で、なんとも不思議な空気感を纏った方でした。普段はなんだか適当というか、不真面目な感じのおじさん。当時流行していた「たまごっち」を、自分が並びたくないから生徒に買いに行かせたという話が、何故か印象に残っています。書道は選択科目で、私は音楽を選択していたので、ホームルーム以外の接点はありませんでした。

私は当時、音大受験生。高校はそこそこの進学校だったので、一般大学を目指す生徒が大多数で、私はかなり珍しいタイプでした。
今思うと本当に酷いし、真似は絶対にお勧めしないのですが、私は高三からは特に勉強は疎かにしており、普段の授業も勝手に楽典をやるか寝ているか、下手すると午前中は学校に来ないで楽器を吹いている、といった感じ。ですが、その先生は(ここでは詳しくは書きませんが)色々と見逃してくれていました。「目標に向かって努力しており、楽しみである」と、成績がボロボロの通知表に勿体無い達筆で書かれていました。

色々見逃してくれるおっさんが担任でラッキー、としか思っていなかったのですが、ある日書道室の前を通った時に、初めて先生の作品を見て衝撃を受けたのでした。あのおっさんが書いたものとは全く思えない、迫り来る、まるで生きているかのような文字。いや、そもそもこれは文字なのか…?衝撃で額の前から動けなくなっていると、通りがかった書道部員から、あの先生は実は相当有名な書道家である事を教えて貰いました。これは後で知ったのですが、干支文字の切手とかに作品が採用されていたらしいです。「普段あんな感じだけどね」と書道部員は笑っていましたが、いやいや、ギャップが凄すぎて笑えない…。たまごっち…。

朝のホームルームは相変わらず適当。言ってることも基本適当。当時の印象に残っているお言葉なども皆無。怒っているところはおろか、感情の起伏を感じる事もほぼありませんでした。でもあの作品、只者ではないと心の中では思っていました。

意外と長文になりましたね…続きは次回。