2017年 11月 の投稿一覧

【Z BLOG】三木 俊雄:「悩みの相談室」

学生のレッスンは時折、「悩みの相談室」になることがある。

考えてみれば彼らは二十歳前後の精神的にもアップダウンが激しい年頃。僕も彼らの頃はそうだった。そしてそういった時期は今から考えれば随分長く続いた。
特に落ち込んでいる時はこれが永遠に続くかのように思ってしまうもの。これらを繰り返すことによって、精神のアップダウンには周期があること、そしてそれが過ぎ去るのを待つことの大切さを経験的に学ぶのには相当の時間を要した。

また人間関係も上手くいかないことが多かった。
「自分がされて嫌なことを人にしてはならない」という社会の共通認識において「自分が嫌でないものでもそれを嫌がる人がいる」ということを理解するのはそれほど簡単なことではない。
共感力が弱く、人の痛みを理解しにくい者は「自分にとっての正しさ」だけを拠り所としてしまう。
そしてその「正しさ」を盾に、ある者は他者との諍いを恐れず戦いながら自分の居場所を獲得していく。
こういう人は音楽の世界にもたくさんいるけれど、何も昨日今日に始まったことではなく、おそらく小さい頃からこんな感じでトラブルの絶えない「生きにくい」状況だったのだと思う。
特に幼少期はひとつ間違えれば酷いいじめにあったり、その結果不登校や引き篭もりになったりもする場合もあるだろう。逆に言えば音楽の世界はそういう者でも能力次第でやっていける救いの場でもあるわけだ。

一方、そういった強さを持たない者は「鈍感さ」に救われることが多い。
トラブルの原因は「空気が読めない」からであり、当然本人には悪気は無いのだが周りの人々にとっては迷惑この上ない。しかしこの「空気が読めない」鈍感さが本人を守っていることも多々あるのだ。

これらは本人の努力で解決するのだろうか?
もちろんいろいろな工夫の余地はあり、それなりの効果は期待できるが、根本的な解決はしないだろう。
僕自身は今でも各方面で問題を起こしてはいるのだが、ある程度は工夫し、ある部分では諦め、そして多くの人に助けられて何とかなっている。

昔は「出来ないのは努力が足りないだけ、現に出来てる奴がいるんだから」と思っていたけれど、最近は皆それぞれの特性があり、それが最大限活かされる道を歩めば良いと思う。道は決して一本ではないのだ。
そして、そういった道の中で、おそらく最も重要なのは、然るべきタイミングで出会うべき人と出会う、ということ。自分の小ささを思い知らされ、謙虚な気持ちの大切さ、そして勇気と励ましを与え進むべき道に導いてくれる人との出会い。その出会いを見逃してはならない。

学生にはそんな話をしている。

【Z BLOG】三木 俊雄:YTS-82ZASP その2

前回に引き続き、11/15に発売された82z ASPについて。

前回の記事
YTS-82ZASP その1

おそらく一番目を惹くのはこの色だろう。よく「特殊な金属なのですか?」と聞かれることがあるが、単に着色されたラッカーで従来のゴールドラッカーと音色その他は変わらない。
非常にユニークな、特に照明が当たるととても綺麗な色ではあるが、僕の個人的な意見としてはその見た目にあまり引っ張られてないでほしい、と思う。
この製品に施されたものはキーレイアウト、部品の形状やその設置方法の変更といった注意深く見比べればわかるものから、内部の溶接痕の除去や部品の軽量化など外からでは分からないものまである。しかし販売サイドとしてはもっとわかりやすい「限定感」を、という要請もあったようだ。
もともとこの「アンバーラッカー」はアメリカ向け輸出仕様としてあったものなので、ならばそれをこのモデルに採用しようということになった。

価格については正直言ってちょっとビックリしている。特別高価な材料などは使っていない。しかし、このモデルは支柱の立て方からオクターブ・キーのレイアウトまで違うので、一から別のラインで組み立てられる。つまり通常より一手間も二手間もかかっているという事だろう

もちろんこのモデルも海外でのモニター調査を行なった。僕の友達のプレーヤーも何人か参加したが、評判は非常に良い。「あれ、いつ出るんだ?」とよく聞かれる。

いよいよ製品化され、販売スケジュールにそって楽器店向けの新製品発表会がある。
サックス以外にも新製品はそれぞれのプレーヤーが従来品と新製品を吹き比べるというデモンストレーションをするのだが、「他の楽器にくらべて明らかに違いがわかって、正直言ってビックリしました」という声を多数頂いた。

随分前に高級オーディオの中古品店を冷やかしで覗いたことがある。
いわゆるハイエンド・ピュアオーディオといわれるものがたいそうな値段だというのは知っていたが、そこに陳列されていた中古品のスピーカーケーブルが僕の持っているオーディオセット一式よりずっと高いのにはビックリした。
「マニアの方にはこの違いが分かるんでしょうね…」と店員さんに言うと、かなりムッとした表情で「いえ、どなたが聴かれてもハッキリとわかります!」と言った。
僕がその違いを聴き分けことができるかどうかはさて置き、店員さんの言わんとする気持ちはよく分かる。
この楽器を吹けば、従来品との違いは必ず感じられるはずだと、僕も思う。

この開発インタビューもかなり踏み込んだ内容となっています。https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=745284568997090&id=484419495083600

【Z BLOG】中山 浩佑:「リリース情報」

皆さんこんにちは。こんばんは。
中山浩佑です。
秋もすっかり深まり、過ごしやすく、芸術の秋の到来ですね!
風邪などはひかれていませんでしょうか??
空気が乾燥してきているので、体調管理や火元の処理には気をつけてくださいね!

秋はどうしてもセンチメンタルな気持ちになりがちですが、先日仕事に向かう移動の道中でこんな事がありました。
ふと街を歩いていると、都会の喧騒の中にフワッと香った懐かしい匂い。
「この匂いはなんだったのだろう?」思わず足が止まる。
まるで思い出せないけど、泣きたくなるほど懐かしくて大切だった匂い。
急に呼び起こされた記憶は、香りと共にどこかへ消え去って行きました。
一瞬、タイムスリップした感覚で、何か大切なものを思い出させてくれたような気がする体験でした。

毎日忙しくさせて頂いていますが、その中にも余裕や楽しむということも忘れてはいけないと感じる体験でした。
そしてやはり芸術の秋ということで先日リリースされた物をご紹介致します。

NHKのおかあさんといっしょシリーズの新しいCD「ぱんぱかぱんぱんぱーん」という、ゆういちろうお兄さんはじめてのベストアルバムの中の「おまめ戦隊ビビンビ〜ン」にトランペットで参加しています。

http://d.hatena.ne.jp/asin/B074WW7BS4/akachannel003-22

また以前ブログに書いて、録音していますと記事にしたアルバムがリリースされていました。
織田かおりさんの新しいアルバムに数曲参加しています。

http://www.team-e.co.jp/kdsd-00997-00998/

是非トランペットにも注目して聴いてみてくださいー!!

先日、4starというゲーム音楽のオーケストラで演奏した際、お世話になった作曲家、編曲家の穴沢弘慶さんと久しぶりにお仕事してきました!
本当に色々なご縁に大感謝です。こちらもまたお知らせできる時が来たらここでお知らせ致します!!お楽しみに!!

そして先日、ミュージックステーションや関ジャムという番組にも出演していました。
テレビにも登場しているので、音楽番組を見る時は是非バックバンドにもご注目くださいー!
素晴らしいミュージシャンたちが登場していますよ!

また次回!!

【Z BLOG】三木 俊雄:YTS-82ZASP その1

いよいよ82Zの限定モデル、YTS-82ZASP が発売となった。
ASPとは”Atelier Special”の意であり、このモデルは銀座にあるヤマハ・アトリエ東京5階の工房でリペアマンの中澤春行さんと約7年に及ぶ82Zに加えた試行錯誤がベースとなっている。
いつもお世話になっている中澤さんは、こんな感じの方。

https://jp.yamaha.com/sp/blog/z_express/5720/

よく「これは三木モデルということですね」と言われるが、それを言うならこれは「中澤モデル」だ。
しかしいずれにせよ、原則ヤマハはアーティストのシグネチャーモデルは作っていない。
しかし世界的大企業であるヤマハが一介のジャズミュージシャンの意見を取り入れ、売り上げがアルト中心の動きが多い中、テナーにここまで踏み込んで生産、販売に漕ぎ着けたのは、社内でも驚きとのこと。まさに山が動いた、という感じだ。その点は非常に感謝している。

この中澤さんと僕がアイディアを出し合って82Zに施した改造はこちらを読んでいただきたい。

https://jp.yamaha.com/sp/blog/z_express/5795/

https://jp.yamaha.com/sp/blog/z_express/5821/

https://jp.yamaha.com/sp/blog/z_express/5844/

僕の改造ヤマハを吹いたプレーヤーは皆一様に驚いていたが、結局「でもこれ、売ってないんだよね…」
マーク・ターナーも「なぜこれを売らないだ?みんなが求めているのはコレだよ!」と言っていた。

しかしそこはやはり大企業のヤマハ。「はいそうですね」と簡単にはいかない。これらの改造にはかなり僕の個人的な好みや、手の大きさなど身体的な条件によるものがあるため、その後海外を含む大掛かりなモニター試験を経て2013年のモデルチェンジに約4割ほどが反映された。
そして今回は限定モデルということで概ね8割ほど踏み込んで反映され、また僕の楽器には施すことのできなかった重要な変更もいくつかある。

(続く)

【Z BLOG】フジイ ヒロキ:「吹奏楽のお仕事」

今年から、NPO法人ネクストステージ・プロジェクト(https://nextstage-p.org/)という団体のお手伝いをさせて貰っています。

若い音楽家に演奏などの機会を提供する事が趣旨のNPO法人なんですが、先日、学校法人持田学園 有馬白百合幼稚園さんの50周年記念行事にご招待していただき、50人編成の吹奏楽で参加させていただきました。

今回は何と、トロンボーン奏者としてではなく、指揮者という立場で。

珍しく真剣な顔してます(笑)。
一応このNPOの音楽ディレクターという肩書きで、音楽面で、プロデュース面で全責任を追っていたからなんですが、なかなかに貴重な経験でしたね。

打ち込みなど、デジタル音楽が台頭しているこのご時世に、50人編成の吹奏楽の依頼というのはかなりレアで、有難い事だと思います。

事前の打ち合わせから参加させていただく中で、「園児たちに本物の生の音を聴いて貰いたい!」という、園長先生をはじめ、スタッフ皆さんの熱い思いが伝わって来て、こちらとしても微力ながら精一杯力になりたいと思うイベントでした。

僕自身、ジャズやクラシック、年代やどこの学校卒などで垣根を作りたくないという思いが常にあるので、今回は多方面で活躍しているプレイヤーに集まっていただきました。

「Z Express Big Band」からもサックスの福井健太さん、河村緑さん、トランペットの古屋ひろこさん、トロンボーンの石橋采佳さんが参加してイベントを盛り上げてくれました!

先ほども書きましたが、デジタルの台頭により、生演奏を生業としている我々の価値は、残念ながら以前よりどんどん下がって来ていると思います。

そんな中で、幼少期にこのような演奏を聴かせてもらえるという体験は、とても素晴らしい体験になったのではないでしょうか?

この子どもたちが大人になる頃には、AIの発達などにより、今以上にデジタル化された世界になっているのは間違いないと思います。

そんな中でも、人間が大勢で作り出すという、ある意味いい加減で、非効率な物事の良さ、価値が残っていて欲しいと強く感じますね。

こんな事を考えさせられ、自分自身も大変勉強になるイベントでした。

幼稚園の関係者の皆さま、演奏に協力してくださったメンバーの皆さま、それを支えてくださった全てのスタッフさんに感謝です。
ありがとうございました!!

↓イベントの詳細はコチラにも掲載してます。是非ご覧下さい♪
https://nextstage-p.org/archives/3191

【Z BLOG】中山 浩佑:「コンサート終了!!」

先日ここのブログでも宣伝していた「K’s Factory」1st LIVEが無事に終了後致しました!!
お陰様で満員御礼で、チケットもsold outしました。
この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!
次回のK’s Factoryは3月の暮れを予定しています。
是非是非、お楽しみにしておいてください。

さて、実はこの日シークレットゲストが2名登場してくださいました!!超豪華な二人はこちら!
はい!どどん!!

そうです。なんとこの日シークレットゲストにエリック宮城さんと木幡光邦さんという超豪華ゲスト。
この日きたお客さんは超ラッキーでしたね!

本当に素晴らしいバンドメンバーの皆さま。
そしてLAからのスペシャルゲストのKonaちゃん。
プロデューサーの佐々木賢作さん。
そして会場に足を運んでくださったお客さんの皆さまに大きな感謝を送ります。

本当にありがとうございました!

K’s Factory
中山浩佑(Tp Flugel)
山口宗真(T.Sax Fl)
SUNAO(Gt)
森丘ヒロキ(Pf Key)
野崎森男(Bass)
松尾啓史(Drums)

Special Guest
Kona Rose Jackson(Vo.)

Secret Guest
Eric Miyashiro(Tp Flugel)
木幡光邦(Tp)

そしてその次の週は群馬県は桐生市の桐生市文化会館の小ホールにて、中山浩佑 Horn Fascinatonの単独ホール公演がありましたー!
素晴らしいホールでのコンサート。
多くのお客様にご来場頂き、こちらも大盛り上がりで終了致しました!!

これからも沢山面白い事を企画していきますので、是非遊びに来て、楽しんで貰えたら嬉しいですー!
沢山の若い世代のプレイヤーたちとも楽しい企画を考えています。こちらもお楽しみに!!

Horn Fascinaton
中山浩佑(Tp, Arrangement )
大田垣正信(Tb)
大内満春(Sax,Cl,Fl)
石川佳秀(Tub)
松尾啓史(Dr)

また次回!

【Z BLOG】三木 俊雄:Jeff Coffin

彼とは数年前にもワークショップの通訳を務め久しぶりの再会。
日本人の奥さんを持ち、その時はプライベートな来日だったが、今回はダダリオ(D’Addrio)のマウスピースとリードのプロモーションを兼ねての来日で前回書いた目黒ブルースアレイ・ジャパンでのZ Express Big Bandのゲスト、そして翌日の三宿にある国立音楽院でのワークショップ&セッションでご一緒した。

ちょうど3年前の今頃、Gordon GoodwinのBig Phat Bandなどで活躍するアルト奏者Kevin Garrenがアルトのマウスピースのプロモーションで来日した。その時の記事はこちら。

https://jp.yamaha.com/sp/blog/z_express/6033/
https://jp.yamaha.com/sp/blog/z_express/6069/

世界最大のリード・メーカーであるリコ(Rico)がダダリオの傘下に入り、コンピュータ制御による100%マシンメイドという画期的なマウスピースを発表したのだったが、やはりサックスの世界はアルトが中心であり、テナーはまだ時間がかかるとの話だったが、今回ようやくテナーのマウスピースが発表されたのだ。

そしてこのテナーのマウスピースの開発設計に携わったのがジェフ。
彼が長年使用していたグレゴリー(Freddie Gregory)のマウスピースを元に作られた。

ジェフはテネシー州ナッシュビルを拠点に活動するサックス奏者。
ナッシュビルといえば我々にとってはカントリー&ウェスタンのイメージが強いが、音楽産業の経済規模としてはニューヨークに次ぐアメリカ第2位の規模を誇り「ミュージック・シティー」のニックネームを持つ。
近年はジャズ、フュージョン系のミュージシャンも多く移り住みシーンは非常に活性化しているという。

明るく大らかで、非常に知的な人物。教え方も実に上手いし、こういう人の通訳はとてもやりやすい。
アメリカでは確固たる地位を築いている彼だが、日本でももっと知られてほしいテナープレーヤーだ。

【Z BLOG】中山 浩佑:「BCMC」

どうも!いつもブログをご覧頂きましてありがとうございます。
ブログ楽しく見ていますという暖かいお言葉をちらほら頂いています。
これからも頑張って書いていくので、是非チェックしてくださいねー!!

さて、兼ねてよりの友人であり、色々な所で大活躍しているタレントさん。
Nelson Babin-Coy(ネルソン バビンコイ)君という仲間がいます。
本当に才能のある人と言うのは居て、それを感じさせてくれる素晴らしい人物で、ナレーション、翻訳、番組MC、シンガーソングライター、俳優などマルチすぎる活動をしていて、英詞などの提供も有名アーティストにしています。

そんな素晴らしいネルソン君の新しいプロジェクト。
BCMC(BabinCoy Music Collective)というプロジェクトがあり、僕もトランペット。そしてアレンジャーとして関わっています。
このプロジェクトの面白いところはチームを募って全体でプロデュースしていけるチームになっているところです。
また音源や映像のリリースを月に1曲ペースで、「自分たちで」出していくという新しい取り組みを行なっている所です。

周りに優秀なスタッフが多いチームになっているのでこれからのBCMCにも是非ご注目ください。

BCMCの新曲を2曲ここで公開します。
「To The Ocean」
http://smarturl.it/totheocean

「Shadows」
http://smarturl.it/7ekzz7

To The Oceanはアルタビジョンや某テレビ番組でも使われております。
ちなみにオープニングのトランペットも僕です。
コンサート終了後、そのまま海へ移動して早朝一発で撮影、同時録音しました。
周りにお家があってラッパの鳴りが心配になりながら演奏してましたが、いい感じに録音できていて一安心しました。

是非チェックしてみてください!!

また次回!!

【Z BLOG】フジイ ヒロキ:「コガマサルさんワークショップ」

先日、僕のビッグバンドクラスの木管楽器の生徒さんのために、サンフランシス
コから来日していた日系アメリカ人のサックス、フルート、尺八奏者、コガマサ
ルさんのワークショップを開催しました。

マサルさんは、タナアキラさんという、やはり日系アメリカ人の世界的なドラ
マー率いる「OTONOWA」(http://www.otonowa-usa.com/)というバンドのメン バーで、3年前、東日本大震災の被災地をチャリティーライブ公演で周っている 際、陸前高田で偶然お会いし、飛び入りで共演させていただいてからのご縁とな ります。

「ふるさと」や「上を向いて歩こう」のような日本の曲をかっこいいジャズアレ
ンジで演奏されていたのですが、我々日本に住む日本人よりも日本をリスペクト
した上で、自分たちの音楽に取り入れているコンセプトや、逆に、日本人にはあ
まりない「ドネーション」の精神でチャリティーライブを精力的に行っている姿
勢、そこからにじみ出る温かいサウンドに感動したのを覚えています。

それ以来お会い出来ていなかったのですが、今回はツアー後に東京に寄って下さ
るという連絡をいただいたので、マサルさんの素晴らしいサウンドを僕の生徒さ
んにもシェアしたいと思い、ワークショップを企画しました。

大宮クラス2人、船橋クラス7人、友人のフルート奏者1人が参加してくれて、2ヶ
所で3コマのクラスをやっていただいたのですが、僕自身もとても参考になる内
容でした。

中でも印象に残ったのは、

「このワークショップが終わった後、どうなっていたいですか?」

と生徒さんに問いかけていた点です。

日本人って義務教育のせいもあり(?)、受け身な姿勢でレッスンに臨む人も多
く、自分がどうなりたい、何を学びたいといった内容を明確化していない人が多
いように思うんですよね。

こうしたレッスンもそうですが、普段の練習でも、今日の目標、今週の目標、今
年の目標など、その行為の前と後の自分自身を具体的にイメージする事は、より
スキルアップに繋がるのではないかと感じました。

また、マサルさんの音そのものや即興のフレーズ、レッスンでの考え方などが、
全て彼の人生の一部であり、自分と比べても、もっと生活に密着した身近なもの
として付き合っている印象を受けました。

僕もそうありたいですね。

ワークショップ後の美味しい焼肉パーティーまで、楽しい有意義な時間を過ごさ
せていただきました。

来日スケジュールの問題もありますが、今後も機会があれば、このようなワーク
ショップを企画出来たらと思います。

マサルさん、ありがとうございました!

【Z BLOG】三木 俊雄:フェイスブックおじさん

ヤマハ・アーティスト(ヤマハの楽器を使っているプレーヤー)によって結成されたビッグバンド、Z Express Big Band。旗揚げ公演の時には招待状が届いた。
「あぁ、そうなんだ…」
実は数年前、まだパーマネントなバンドとして活動する前は僕もメンバーとして何度か参加していたのだ。
最近は若手の台頭もめざましく、もうおじさんはお呼びでないのだなぁ、と思っていたら3回目の今回はゲスト枠になっていた。

リーダーでトロンボーンの三塚君は20年ほど前にアレンジャーの内堀勝さんのビッグバンドで一緒だった旧知の仲。なのに今回久しぶりに打ち合わせのメールをもらったら「お忙しいところ大変恐縮ではありますが…」などと随分他人行儀ではないか。月日が経つというのはこういう事なのか、などとシミジミと思う。

このバンドにはこのZブログでもお馴染みの執筆者、トロンボーンのフジイ君、朝里君、トランペットの古屋さん、サックスの河村さんがいる。
みなさんそれぞれ写真を交えた、いわゆる楽しいブログを載せている。
それにひきかえ僕はと言えば…

最近は若者は「フェイスブック離れ」が著しいというのを聞いたことがある。ネガティヴな議論を延々と続けるフェイスブックに辟易した若者、特に若い女性はポジティブなメッセージを写真で発信するインスタグラムに移行している、というもの。そしてそういう若い女の子はフェイスブックで理屈っぽい長文を投稿するのを「フェイスブックおじさん」と呼び敬遠するって、おいコラ!オレのことじゃねーかよ!
などと叫んでしまいそうになる訳です。

本番の楽屋でも「初めまして、いつもZブログとフェイスブック読んでます!」
あぁ、この若者たちにも面倒臭さい「フェイスブックおじさん」と思われてるんだろうな…などと思いつつ、「今日は有難うございました」などと皆んなすごくナイスにしてくれる。あぁ、これも月日が経つということなんですね…

そしてこの日のピアノの佐久間さんは、何と昔同じアパートに住んでいたことが判明!彼女は僕の上の階に住んでいて、一度干していた洗濯物を僕のベランダに落として取りに来たことがあったのだ!いやぁ、世の中は狭い。といってもこれも15年ほども前の話。

自分で言うのもナンですが、そんなに面倒臭さい人間ではないつもりなので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。