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おとまち 音楽の街づくり事業

プロジェクト

課題解決に向けた取り組み

  • テーマ:プログラム開発

定禅寺ストリートジャズフェスティバル実行委員会×おとまち

定禅寺ストリートジャズフェスティバル実行委員会×おとまち

Project Report 成長の記録 03
2014.11.14

市民がつくる、市民のための音楽祭へ
おとまちのサポートも4回目!「JSFスウィングカーニバル」

おとまちのサポートも4回目!「JSFスウィングカーニバル」

今年で24回目となる、日本最大級の市民音楽祭「定禅寺ストリートジャズフェスティバル(以下JSF)」が、2014年9月13日(土)、14日(日)の2日間、宮城県仙台市で開催されました。参加バンド数は700以上、ステージ数は46か所という大規模な音楽祭ですが、ほとんどすべてが市民ボランティアの手で運営されています。

JSFでは、過去3回にわたって誰でも自由に演奏に参加できる「JSFスウィングカーニバル」を実施。音楽の街づくりプロジェクトは、企画協力というかたちで、この日本最大級の市民音楽祭と関わってきました。

地元仙台で音楽を楽しむ方たちでホストバンドを構成

地元仙台で音楽を楽しむ方たちでホストバンドを構成JSFスウィングカーニバルには様々な楽器をもった幅広い年齢層の方が集まります。

JSFは「ジャズ」という名称がついているものの、演奏されているのは、いわゆる純粋なジャズだけではありません。46のステージ上では、ゴスペル、フォーク、ロックなどさまざまなジャンルの音楽が奏でられています。そして街なかを歩くと、いつもいろいろな音楽が聞こえてきて、空気のように音楽を楽しむことができるという、言わば仙台という街全体をステージにした音楽祭です。そのJSFのメインステージで、9月14日(日)の11時から13時まで「JSFスウィングカーニバル」を開催しました。

ファシリテーター(指揮者)は今年もサックスプレイヤーの多田誠司氏が担当。また、仙台在住のトランペット奏者である沢野源裕氏もゲストプレーヤーとして参加。さらにはホストバンドは東北大学のNew Forest Jazz Orchestraのメンバーと、老若男女を問わず地元の音楽愛好家が総勢20人参加しました。

地元仙台を中心に活躍するトランペット奏者の沢野源裕氏。 地元仙台を中心に活躍するトランペット奏者の沢野源裕氏。

ホストバンドにはサンリツ楽器やヤマハの音楽教室に通う方にも参加いただきました ホストバンドにはサンリツ楽器やヤマハの音楽教室に通う方にも参加いただきました。

「JSFスウィングカーニバル」の認知が定着してきたのか、会場となった勾当台公園市民広場は、スタートの11時前にはまさに黒山の人だかりでした。また、不安定な天候にも関わらず、楽器を持参しての一般参加者も200名以上に。地元仙台はもちろん、遠く北海道、東京からの参加者もいらっしゃいました。持参した楽器の種類も、サックス、トランペット、トロンボーンといったジャズではおなじみのもの以外に、フルート、ホルン、ギター、リコーダーを持参される方まで多種多様。自由な雰囲気にあふれていました。 さらに、楽器を持っていない皆さんにもその場で演奏に参加してもらえるよう、約200個のパーカッションやサウンドシェイプの貸し出しも実施。家族連れや友人同士など多くの人がそれらを思い思いに手にしていました。

サウンドシェイプを手にして、その場で演奏に参加する方も。 サウンドシェイプを手にして、その場で演奏に参加する方も。

開催に先立ち、実行委員長の大熊崇生さんから挨拶がありました。

開催に先立ち、実行委員長の大熊崇生さんから挨拶がありました。

「今年のJSFには1,200グループの申込みがありましたが、ステージの関係上、700グループしか出演できません。そこで、出演できなかった皆さんにも演奏する機会をということで、この場が生まれました。それではスタートしたいと思います!」いよいよJSFスウィングカーニバルが始まりました。

セッションで盛り上がる会場の一体感

セッションで盛り上がる会場の一体感New Forest Jazz Orchestraによる華麗な演奏でJSFスウィングカーニバルがスタートしました。

まずは東北大学のNew Forest Jazz Orchestraによる『イン・ザ・ムード』の演奏。ついで、その他のホストバンドのメンバーと一般参加者も加わり『上を向いて歩こう』『ロック・アラウンド・ザ・クロック』の2曲へうつります。

手始めに全員で『上を向いて歩こう』を演奏。息があってきたところで、一般参加の皆さんは、多田氏に指導を受けながら『ロック・アラウンド・ザ・クロック』の練習をスタート。テーマ、コーラス、バックグラウンド1、2と進んでいきます。最初はぎこちなさも感じられましたが、慣れていくにつれて次第に音色もなめらかに。これも合奏の醍醐味でしょう。天候の回復に合わせるように、仙台の青空の向こうに楽しげなメロディが広がっていきます。

そして一通り練習が終わったら、いよいよ会場の皆さんを交えてセッションがスタートしました。

昨年もJSFスウィングカーニバルに参加された神奈川県の男性。見事なソロで会場を沸かせていました。 昨年もJSFスウィングカーニバルに参加された神奈川県の男性。見事なソロで会場を沸かせていました。

トランペットを始めてなんと半年の男性も、ソロに挑戦! トランペットを始めてなんと半年の男性も、ソロに挑戦!

ここでソロをとったのは、30名ほどの皆さん。中学1年生からシニアの方まで、年齢も楽器演奏のキャリアもさまざまですが、「音楽が好き!」という思いはひとつです。
最初は遠慮がちだった方も、多田さんの「大丈夫! やってみよう!」という言葉に背中を押されるようにマイクの前に立つと、見事なアドリブを演奏してくれました。
さらに、ときには多田さんのフォローあり、トランペットのバトルセッションあり、いやでも会場は盛り上がります。

ときには多田氏がステージから降りて、ソロを勧める場面も。 ときには多田氏がステージから降りて、ソロを勧める場面も。

会場で手にしたサウンドシェイプでパーカッションソロを披露する方も! 会場で手にしたサウンドシェイプでパーカッションソロを披露する方も!

管楽器、打楽器。弦楽器...。あらゆる音色が交じり合いながらも、気持ちをひとつにして演奏する。こうして音楽に浸っているうちに、あっという間に2時間が経過。今年のJSFスウィングカーニバルが終了しました。

市民の手による「JSFスウィングカーニバル」

市民の手による「JSFスウィングカーニバル今年も進行を務めた多田氏。熱いトークで会場を盛り上げました。

今回も「JSFスウィングカーニバル」のファシリテーターを務めた多田氏が、企画の魅力を語ってくれました。
「会場に集まった一期一会の皆さんと生の音楽を楽しむ。合奏に参加してもらい、満員の会場でソロのアドリブまで吹いてもらう。JSFスウィングカーニバルは、今まさに音楽が生まれている!という生命力を感じてもらえる企画です。もちろん、参加される皆さんの腕前や楽器のバランスを見ながら、ヒントを出したり共演したり、ファシリテーターとしては本当に大忙し。でも、演奏する側と聞き手側の垣根がすうっと取れていく瞬間に疲れも吹っ飛びます。」

ホストバンドの一員 東北大学New Forest Jazz Orchestraの皆さん。 ホストバンドの一員 東北大学New Forest Jazz Orchestraの皆さん。

また、今回ホストバンドに参加してくれた、音楽愛好家の皆さんにも感想を伺いました。
「サックスを始めてまだ半年です。まだまだ人前で演奏できるとは思っていませんでしたが、事前のホストバンド練習会での丁寧な指導もあり、緊張しましたが楽しんで吹くことができました!」
「普段は個人で練習をしているので、皆で演奏することがこんなに楽しいとは!また参加したいです。」

参加者からも
「ずっと引き出しに仕舞っていたリコーダーで参加しました!」
「北海道から来ました。ソロでは自分を表現できた。楽しい!」
「毎年JSFに出演したいと思っているけれど、なかなかその機会がなかった。だから今回、こうして皆で楽器を演奏できたのは本当にうれしい。来年も絶対に来ます!」という言葉を聞くことができました。

このステージで演奏するために遠方からやってくる参加者も増えた今年のJSFスウィングカーニバル。それはまさしくJSFが仙台の音楽のお祭りとして地域に根付き、そのなかでJSFスウィングカーニバルが仙台という街の音を奏でる一助になっているということではないか。
そんなことが感じられた一日でした。

ボイス
定禅寺ストリートジャズフェスティバルは仙台では9月の風物詩。20年以上かけて、毎年70万人を越える人が楽しむフェスティバルとなり、今では仙台4大祭りの一つとなっています。それだけに、演奏で参加したいという方も多く、全国からの希望者のうち半数にしかステージをご用意できない状況でした。試行錯誤の末、3年前から始まったこのJSFスウィングカーニバルは、誰でも参加し、活躍できるチャンスに溢れた画期的な企画です。"音楽の喜びを全ての方と共有したい。"そんな志で運営してきた私たちJSFの看板企画に育っていくことを期待しています。
定禅寺ストリートジャズフェスティバル実行委員会 運営部会 統括/日下邦明様
定禅寺ストリートジャズフェスティバル実行委員会
運営部会 統括/日下邦明様
ボイス
現在、私たちが把握しているだけで、全国に400以上の市民音楽祭が存在しています。さきがけである定禅寺ストリートジャズフェスティバルには、全国から音楽祭の実現を志す方々が訪れ、企画運営のあり方を参考にしています。市民全員が街ぐるみで楽しむ今日の音楽祭文化の盛況に、JSFは深く寄与したと言えそうです。そんなJSFとおとまちが一緒に作り上げてきた、誰もが参加できるオリジナル企画"スウィングカーニバル"。盆踊りのように、日本中の老若男女が楽しみ、交流するお祭りの一形態となることを夢見ています。 おとまち 東北担当ディレクター 兼 定禅寺ストリートジャズフェスティバル 実行委員会 運営部会/木村真介
おとまち 東北担当ディレクター兼 定禅寺ストリートジャズフェスティバル 実行委員会運営部会/木村真介
おとまち 東北担当ディレクター
兼 定禅寺ストリートジャズフェスティバル 実行委員会
運営部会/木村真介
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