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2015年ショパン国際コンクール本選レポート

「黄金の秋」と呼ばれるワルシャワのもっとも美しい季節、10月1日から23日まで3週間にわたって第17回ショパン国際ピアノコンクールが開催された。88年のコンクールの歴史に新たなページを刻んだ若き才能の競演をレポートしよう。

精鋭たちの演奏を支えたヤマハCFX

 今回のコンクールには、ヤマハをはじめ4社の公式ピアノが使用されたが、1次予選前のセレクションで36名のコンテスタントがヤマハCFXを選び、4社中最高の選定率となった。ヤマハを選んだコンテスタントたちからは「弾きやすい」「音がきれい」「タッチがなめらかでコントロールしやすい」などの声が聞かれ、ヤマハCFXの多彩な音色が36名のコンテスタントの演奏を力強くサポートした。2次予選では19名、3次予選では9名、ファイナルでは5名のコンテスタントがヤマハCFXを演奏。第2位のシャルル・リシャール=アムランは「最高のピアノでした。このピアノなら心に思い描いたすべてのことが表現できると感じました。とくに弱音のコントロールが信じられないほど繊細にでき、音色のグラデーションを楽しみながら演奏しました。このピアノに出会えて幸せです」、第5位のイーケ・(トニー)・ヤンは「鍵盤に触れた瞬間に弾きやすいと感じ、音色の色彩感に惹かれました」、第6位のドミトリー・シシキンは「イマジネーションが刺激されて、気持ちよく演奏できました」、アリョーシャ・ユリニッチは「リリカルな音色で歌ってくれる素敵なピアノでした」、ゲオルギス・オソキンスは「デリケートな表現もダイナミックな表現も自由自在にできました」と、絶賛と信頼の言葉を語り、世界の舞台で高く評価されているヤマハCFXを強く印象づけるコンクールとなった。クラシック音楽界の未来を担う入賞たちの今後の活躍を期待したい。

温かみ溢れる演奏で第2位に入賞したシャルル・リシャール=アムラン

※写真はご本人達の承諾を得て掲載しております。無断転載は禁止します。

ライター Profile

森岡 葉

森岡 葉(もりおか よう)
慶応義塾大学法学部政治学科卒業。音楽ジャーナリスト。著書に『望郷のマズルカ―激動の中国現代史を生きたピアニスト フー・ツォン』(ショパン)、『知っているようで知らないエレクトーンおもしろ雑学事典』(共著、ヤマハミュージックメディア)、訳書に『ピアニストが語る! 現代の世界的ピアニストとの対話』(焦元溥著、アルファベータブックス)、『音符ではなく、音楽を! 現代の世界的ピアニストたちとの対話 第2集』(焦元溥著、アルファベータブックス)

書籍

望郷のマズルカ―激動の中国現代史を生きたピアニストフー・ツォン
望郷のマズルカ―激動の中国現代史を生きたピアニストフー・ツォン
ピアニストが語る! 現代の世界的ピアニストたちとの対話
ピアニストが語る! 現代の世界的ピアニストたちとの対話
ピアニストが語る! 音符ではなく、音楽を! 現代の世界的ピアニストたちとの対話 第二巻
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