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リアルで鮮明な音に会場中が聴き惚れる~HiFiスピーカーNS-5000発売記念イベントレポート

2016年6月2日(木)、ヤマハ銀座スタジオで「ヤマハスピーカー NS-5000発売記念プレミアムイベント」が開催されました。NS-5000の魅力がたっぷり紹介されたこのイベントの模様をレポートします。

NS-5000は、2016年7月発売のフラッグシップモデルで、化学繊維ZYLON®を使用したユニットの採用など、次世代の技術を投入したHiFiスピーカーです。このイベントでは、ゲストナビゲーターとして指揮者の飯森範親さん、チェロ奏者の新倉瞳さんが登壇し、音楽家ならではのコメントとともに、自ら指揮、演奏をしたディスクの再生を行いました。

舞台に堂々とセッティングされたNS-5000で、飯森範親指揮/チェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団によるオーケストラをはじめ、マリンバパーカッション、クラシックギターのソロなど、さまざまなジャンルの曲を次々と再生。コンサートホールでの演奏が目の前で再現されたような、リアルで鮮明な音の響きに、会場の参加者も聴き惚れている様子です。

「ものすごく良い音ですね!NS-5000の実力がフルに発揮されています」。飯森さんも自らの演奏がここまで忠実に再現されたことに感激しています。現在は日本センチュリー交響楽団首席指揮者に就任している飯森さんは、実はクラシックの指揮者や演奏家には数少ない「オーディオ好き」として知られています。ご自宅でも、高級オーディオを揃えていて、「オーディオにゴールはない」と言うほど、今もより良いオーディオを追求しているそうです。
一方、「生演奏が一番!」という新倉さんも、本格的なオーディオシステムでの音にはちょっと驚かされたようで、「演奏家は新しい楽器に学ぶことがあります。楽器が新しくなることで自分の演奏にも変化が現れるのですが、NS-5000はいままで聴こえていなかった音が聴こえ、こんな音もあったんだとびっくりしました 」と、その音の良さを認めていました。

試聴する曲について当時の思い出や聴きどころを交えながら紹介するトークを楽しみながら、参加者も夢中で音楽に聴き入り、音の良さに感心しています。NS-5000は最近ではあまり例がない口径30cmの大きなウーファーを搭載していて、しっかりとした低音でオーケストラを雄大なスケールで再現します。この低音の素晴らしさには飯森さんも太鼓判を押します。音楽家、そしてオーディオ好きとしての鋭いコメントがたくさん聞けました。

イベントの後半ではなんと、新倉さんがチェロを持って舞台に上がりました。NS-5000と新倉さんの演奏を聴き比べるという、びっくり仰天の試みです。まずはNS-5000で彼女にとって思い出深い『鳥の歌』(カタロニア民謡/カザルス編曲)を試聴。舞台上に座っている新倉さんは音楽を聴きながらゆらゆらと体を動かし、すでに音楽に入り込んでいる様子。続いて、いよいよご本人の演奏です。コンサートホールよりもぐっと近い距離で聴く等身大のチェロの調べはまさに極上でした。
「壇上でNS-5000の音を聴いていると、自分がCDの中にいるようでした。クラシック音楽って素晴らしいなと改めて感じましたね」と満足な表情です。

NS-5000 Web音遊人

数々の素晴らしい演奏が終わり、イベントの最後を飯森さんが締めくくります。「私が通っていた学校にはNS-1000M※があったので、その血統を継ぐNS-5000の登場はうれしいですね。このモデルは2015年9月の発表以来、ずっと音のチューニングや改良が加えられていて、入念に仕上げられています。今までも開発中の試作機などの音を聴いていたのですが、ここで聴いた音はベストなもので、欲しくなってしまったほどです(笑)」。その音の実力には大満足のよう。大きな盛り上がりの中イベントは終了しました。
※1974年に登場した世界初のベリリウムスピーカー。発売23年間で20万台以上を売るロングセラーとなりました

NS-5000の試聴イベントは、今後も全国のオーディオ専門店などで行われる予定なので、ぜひとも一度NS-5000の音に触れてみてください。リアルな音の感触に驚くこと間違いなしです。
試聴会の情報はこちら

■NS-5000

従来のスピーカー設計の枠に捉われない新概念の技術と素材に挑戦し、これからのHiFiスピーカーの理想を指し示す新たな標準器として開発したフラッグシップ3ウェイブックシェルフスピーカー。
製品の詳細はこちら

 

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