CL3 Firmware V5.50 (旧バージョン)

CL/QL Firmware V5.50において以下の不具合が見つかりました。

  • MATRIXバスをステレオ設定後、該当のMATRIXバスのセレクテッドチャンネル画面を表示した状態でFROM MIXタブを切り替えたり、別のMATRIXバスに切り替えたりすると以下のエラーが表示されます。
    [ 12] [lcd_message] Code=3293
    このエラーメッセージは音声を含む実際の使用には影響を与えません。
  • MIXバスまたはMATRIXバスをステレオ設定にしたときにMATRIXバスのセレクテッドチャンネルのFROM MIXのタブからONスイッチ、センドレベルを操作すると、以下に示した症状などが発生します。
    • MIXバスをステレオ設定後、セレクテッドチャンネル上でタブ切り替え時に表示位置が同じMATRIXバスとMIXバス(例えばCLのMIX9,10とMATRIX1,2、QLのMIX1,2とMATRIX1,2)について、MATRIXバス奇数チャンネルのセレクテッドチャンネル上でFROM MIXのタブ上の表示が正常でなくなります。また、FROM MIXタブ上のONボタンが別のMIX番号のON/OFF動作となるなど正常に機能しません。
    • セレクテッドチャンネル上でタブ切り替え時に表示位置が同じMATRIXバスとMIXバス(例えばCLのMIX9,10とMATRIX1,2、QLのMIX1,2とMATRIX1,2)を両方ステレオ設定にしたとき、次のチャンネルのMATRIXバス(例えばMATRIX3)のセレクテッドチャンネル上でFROM MIXのタブ上の該当する偶数MIX(例えばCLのMIX10、QLのMIX2)のONボタンがMATRIX1,2へのFROM MIX1,2と連動してしまう。
  • 回避方法
    • 該当MIXバスのセレクテッドチャンネル画面上でMATRIXタブを選択してONボタンを操作する。
    • 該当MIXバスを選択後、SENDS ON FADERモードに入ってからパネル上のONキーを操作する。

このリリースノートはCL/QLをV5.50にアップデートする場合に使用します。下記をご一読いただきアップデートを行なってください。

アップデートについての注意点

  • "cl*_firm550.zip"(*は機種番号)を使用してアップデートしてください。
  • 「CL_SUBP_V550.BIN」ファイルと「MCLP5_50.PGM」ファイルをUSBメモリーのルートディレクトリーにコピーして、アップデートガイドに従って作業を行なってください。Danteファームウェアのアップデートも必要です。DanteファームウェアもUSBメモリーでアップデートできます。この方法では、「CL_SUBP_V550.BIN」ファイルや「MCLP5_50.PGM」ファイルと併せて一度にアップデートできます。
  • CL V1.61以前からアップデートする場合やV5.50にアップデートした後で「NAME SUB CPU NEEDS FIRMWARE UPDATE」というメッセージが出る場合は、”CL*_firm550\NAME SUB”(*は機種番号)にある「CL-MD101.BIN」ファイルをUSBメモリーのルートディレクトリーにコピーして、アップデートガイドに従って作業を行なってください。この方法では、「CL_SUBP_V550.BIN」ファイル、「MCLP5_50.PGM」ファイル、Danteファームウェアと併せて一度にアップデートできます。

*注意*

ファイルをコピーする前に、USB メモリーのルートディレクトリーに拡張子.PGM と.BIN のファイルがすでにある場合は、すべて削除してください。V3.0まではCLシリーズとQLシリーズは、同一ファイル名(*「C-MD1.BIN」)の異なるファイルを使用してアップデートしていました。そのため誤った「C-MD1.BIN」ファイルがルートディレクトリーに入ったままアップデートを行なうと、正常に動作しなくなる恐れがあります。
USBメモリーを使ったDanteファームウェアのアップデートは30分程度かかります。

Danteネットワーク内では、ネットワークスイッチのEEE機能(*)を使用しないでください。

EEE機能に対応したスイッチ間では、消費電力の相互設定が自動で調整されますが、相互設定の調整が正しく機能しないスイッチもあります。これにより、Danteネットワーク内の不適切な場面でスイッチのEEE機能が有効になってしまう可能性があり、クロック同期性能が悪化して音声が途切れる場合があります。

そのため、以下の点にご注意ください。

  1. マネージドスイッチを使う場合、Danteを使用するすべてのポートのEEE機能をオフにしてください。EEE機能がオフにできないスイッチは使用しないでください。
  2. アンマネージドスイッチを使う場合、EEE機能に対応したスイッチを使用しないでください。これらのスイッチはEEE機能をオフにできません。

* EEE (Energy Efficient Ethernet) 機能とは、ネットワークのトラフィックが少ないときにイーサネット機器の消費電力を減らす技術。グリーンイーサネットやIEEE802.3azとも呼ばれています。

Danteファームウェアについての注意点

  • Dante-MY16-AUDをCLシリーズと組み合わせてお使いになる場合は、Dante-MY16-AUDのファームウェアをV3.3.9以降にアップデートしてお使いください。
  • Windows用Dante Firmware Update Manager v1.4.16.6以降は、Windows XPに対応していません。Windows 7,Windows 8.1, Windows 10をお使いください。
  • アップデートする場合は、“CL5/CL3/CL1ファームウェアアップデートガイド”にしたがってアップデートしてください。
  • アップデート時にDante設定の初期化が正常に行なわれず、CL/QLとRシリーズ間のDante設定に不整合が発生する場合があることがわかりました。Dante Latencyを0.25msまたは0.5msに設定していたときのみ発生する場合があります。したがって、アップデート後にConsole ID #1のコンソールでLatencyを一度1.0msに設定してから、元の設定に戻してください。これにより、このコンソールおよびマウントされているRシリーズのDante設定の不整合が除去されます。ただし、Console ID #1のコンソールにマウントされていないRシリーズのLatency設定は、Dante Controllerで変更してください。

CL/QL/RIVAGE/R/Tioシリーズ Editor/Firmware/R Remote 互換表

CL EditorやQL Editorを使用する際は、必ず下表に基づいてファームウェアと互換性のあるバージョンのEditorをお使いください。互換性の無いバージョンを組み合わせて使用した場合には、予期せぬ振る舞いを引き起こす可能性があります。
Firmware Setは本体ファームウェアとDanteファームウェアのセットです。Firmware Setのバージョンは、本体ファームウェア(MAIN)のバージョンと同じです。Firmware Setの詳細は各ファームウェアのリリースノートを参照してください。

互換表

Dante I/Oサポート対応機種

V5.50の新機能

  • ProVisionaire Controlのシステムモニタリング機能に対応しました。

V5.50の改善点

  • MUTE GROUP関する設定を変更するときに、ミュート一時解除をクリアするようにしました。

V5.50で修正した不具合

  • フェーダーキャリブレーションページから抜けるとパネル上のLEDの輝度が最大になる不具合を修正しました。
  • コンソールの64チャンネルすべてのDANTE INPUT PATCHが設定されている状態のときに、コンソールの[STORE]キーを押しながら電源を入れて起動メニュー画面を表示すると、すべてのDANTE INPUT PATCHが解除されることがある不具合を修正しました。
  • Firmware V4.00以降のバージョンにおいて、MIDI Control ChangeによるSpecific CUE, Clear CUE等のCUEの制御ができない不具合を修正しました。
  • 管理者権限のままコンソールを再起動したとき、パスワードの入力ダイアログ表示中にゲスト権限では制限している操作が一時的に可能となっている不具合を修正しました。
  • 異なる設定のMIX バスをステレオ設定にするとL/Rいずれかのバスに送られない、またはオン/オフを変更できないことがある不具合を修正しました。
  • USBメモリの挿入時、接触不良などによる誤認識で、CL/QL本体が不適切な状態になることがある症状を改善しました。(以下の補足情報を参照ください)
    補足
    Ver5.10以前のファームウェアを使用した場合、USBメモリのデータ破損や接触不良などによる誤認識により「kernel sysdwn」のメッセージが表示され操作が出来ない症状に陥ることがあります。
    この状態に陥った場合機器の再起動が必要となり、再起動後(*)Danteの設定を含む全てのデータが初期化されます。
    本バージョンにて発生頻度は改善されていますが、USBメモリの状態に依存するため依然同様の症状が発生する可能性があります。
    事前に使用するUSBメモリに問題がないことを確認し、本番中のUSBの抜き差しは極力行わないようにお願いします。
    また、適時データのバックアップをお願いいたします。
    (*)Danteが初期化された場合デイジーチェインモードになります。リダンダント接続環境ではDanteネットワークケーブルを取り外した後にDanteの設定を再度実施してください。
  • CL/QL Editor、CL/QL StageMixなど多数のミキサーコントローラーが接続されているときにDanteデバイスを、24台フルにデバイスをマウントできないことがある不具合を修正しました。
  • DANTE INPUT PATCH 画面でAES67 Flowとのパッチが表示されない不具合を修正しました。
  • USBメモリーから本体ファームウェアとDanteファームウェアを更新するとき、Danteファームウェアのみ更新を失敗する不具合を修正しました。
  • CL/QL StageMixからGEQ FLAT操作を行なった場合に、オンライン状態のCL/QL Editorには反映されない不具合を修正しました。
  • MTX-MRX Editorを同期した後に、CL/QLシリーズとMTX/MRXシリーズのパラメーターの値が一致しないことがある不具合を修正しました。
  • Shure社製デバイスをマウントした場合に、DEVICE LISTフィールドの空欄の位置でDEVICE IDENTIFYボタンが有効になる不具合を修正しました。
  • 8Band PEQをステレオリンクする際RESET BOTHを選択すると、EQ タイプが一致しないことがある不具合を修正しました。
  • その他軽微な不具合を修正しました。

既知の不具合

  • 予期せぬエラーが発生時に「kernel sysdwn」のメッセージが表示され操作が出来ない症状に陥ることがあります。
    この状態に陥った場合機器の再起動が必要となり、再起動後Dante(*)の設定を含む全てのデータが初期化されるため、適時データのバックアップをお願いいたします。
    (*)Danteが初期化された場合デイジーチェインモードになります。リダンダント接続環境ではDanteネットワークケーブルを取り外した後にDanteの設定を再度実施してください。
  • DDM(Dante Domain Manager)に参加しているデバイスが、まれにDEVICE MOUNT画面でVIRTUALの表示のままになることがあります。その場合はREFRESHボタンを押して下さい。
  • Dante ControllerでCLシリーズにDVS(Dante Virtual Soundcard)をパッチしている状態でCLシリーズを再起動してもパッチが再現されないことがあります。その場合はDante ControllerでDVSを再度パッチしてください。なお、Windows版の3.2.0より前のDVSでは、41CH以降のパッチがCLシリーズからできません。
  • V1.15までのバージョンで作成されたファイルをロードすると、接続していたRシリーズ以外のDante機器のマウント情報を引き継ぎません。DANTE INPUT PATCH LIBRARYをリコールしても同様です。必要に応じてV1.51以降でマウントやパッチ、DANTE INPUT PATCH Libraryを設定しなおしてください。

お知らせ

  • CL/QL/RIVAGE PM10/PM7コンソール、R Remoteから下記の各機器をリモートコントロールすることができます。同時に各機器をリモートコントロールできるCL/QL/RIVAGE PM10/PM7コンソール、R Remoteの台数は次のとおりです。
    • RMio64-D/RSio64-D/Tio1608-D(V1.04以降): 最大4台のCL/QL、あるいは6台のR Remote
    • Rio/Ri/Ro/Rio3224-D2/Rio1608-D2: 最大4台のCL/QL/RIVAGE PM10/PM7+別途6台のR Remote
  • MonitorMixは最大10台まで接続できます。
  • Dante Controllerでレイテンシーを設定する場合は、送信機器と受信機器で大きい(遅い)方の設定が有効になります。
  • コンソールなどからSUPPORTED DEVICEとして認識できるようにするためにはデバイスラベルの先頭にY###-(###は0~Fまでの16進数)という五文字の識別番号が必要です。
    • ヤマハ製Dante対応機器ではデバイスIDなどを参照して自動的に付与されます。(AIC128-Dなど一部製品では手動設定が必要です。)
    • Dante-MY16-AUD2を含むDante対応サードパーティ製品では手動で設定する必要があります。
    • Shure社製ワイヤレスレシーバーについてはセットアップガイドを確認のうえ設定してください。
    • デバイスラベルの制限
      • Y###-**********
      • # は0 ~ 9、A ~ F(大文字)の16進数3桁(000 ~ FFF)
      • * は任意の文字(英字(大文字または小文字)、数字、-(ハイフン)が使用可)
      • Yを含めて31文字まで対応しています。
      • RシリーズについてはY###-で示されるIDが大きさの違うRシリーズ間でも重複しないようにしてください。
  • カスタムフェーダーバンクの設定は、ユーザー設定に含まれているだけでなく、V2.0からシーンデータにも含まれています。ログインしているユーザーや、読み込んだデータのタイプやバージョンによって、呼び出されるカスタムフェーダーバンク設定が異なりますので、以下の点にご注意ください。
    • ALLタイプのコンソールデータをAdministratorでロードすると、セーブされていたAdministratorのカスタムフェーダーバンク設定が呼び出されます。Guestや他のユーザーでALLデータをロードすると、セーブされていたカレントシーンのカスタムフェーダーバンク設定が呼び出されます。
    • V1.70以前で保存したALLデータをロードした場合、シーンにはカスタムフェーダーバンク設定が含まれていないため、ロードしたときのカレントシーンのカスタムフェーダーバンク設定がすべてのシーンに適用されます。したがってこの場合は、ALLデータをロードする前にユーザーを切り替えたりしてカスタムフェーダーバンクを希望する設定にしておくか、カスタムフェーダーバンクにリコールセーフをかけておくことをおすすめします。
  • CL V2.xx、CL/QL V3.xx、V4.xx、V5.xxファームウェア対応のファイルコンバーターV5.0.0を用意しています。

ソフトウェアのご使用条件

ヤマハ株式会社(以下「弊社」といいます)では本ソフトウェアのお客様によるご使用およびお客様へのアフターサービスについて、<ソフトウェア使用許諾契約>を設けさせていただいており、お客様が下記条項にご同意いただいた場合にのみご使用いただけます。

本ソフトウェアをご使用いただく前に、本契約書を充分にお読みください。お客様が本ソフトウェアを使用可能な状態にされた(ダウンロード、インストールその他の行為を含むがこれに限定されない)時点で、本契約書にご同意いただいたものとみなします。ご同意いただけない場合は、ダウンロードまたはインストールを中止するか、本ソフトウェアのファイルを削除してください。

ソフトウェア使用許諾契約

  1. 著作権および使用許諾

    弊社はお客様に対し、本ソフトウェアを構成するプログラム、データファイル及び、今後お客様に一定の条件付きで配布され得るそれらのバージョンアッププログラム、データファイル(以下「本ソフトウェア」といいます)を、お客様ご自身が所有または管理するコンピュータ、楽器または機器においてのみ使用する権利を許諾します。
    これらの本ソフトウェアが記録される記録メディアの所有権は、お客様にありますが、本ソフトウェア自体の権利及びその著作権は、弊社または弊社のライセンサーが有します。

  2. 使用制限

    本ソフトウェアは著作権を持つ情報を含んでいますので、その保護のため、お客様が本ソフトウェアを逆コンパイル、逆アセンブル、リバース・エンジニアリング、またはその他の方法により、人間が感得できる形にすることは許されません。
    本ソフトウェアの全体または一部を複製、修正、改変、賃貸、リース、転売、頒布、または本ソフトウェアの内容に基づいて二次的著作物をつくることは許されません。
    本ソフトウェアをネットワークを通して別のコンピュータに伝送することも許されません。
    本ソフトウェアを利用することにより入手できる著作権曲については、商業的な目的で使用すること、著作者の許可無く複製、転送または配信したり、不特定多数にむけて再生および演奏すること、入手できるデータの暗号を権利者の許可無く解除したり、電子すかしを改編したりすることは許されません。
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  5. 責任の制限

    弊社は、本ソフトウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生や第三者からの賠償請求の可能性があることについて予め知らされた場合でも、一切責任を負いません。

  6. 第三者のソフトウェア

    弊社は、本ソフトウェアとともに、第三者のプログラム、データファイルおよびそれに関するドキュメンテーション(以下「第三者ソフトウェア」といいます)を提供する場合があります。
    別の規定に従い取り扱われるべき旨の記載が、本ソフトウェア付随のマニュアルに記載されている場合には、本使用条件にかかわらず、その別の規定に従い取り扱われるものとし、弊社によるアフターサービスおよび保証などについては、以下の規定が適用されるものとします。
    弊社は、第三者ソフトウェアに関しての操作方法、瑕疵その他に関してアフターサービスを提供するものではありません。
    弊社は、第三者ソフトウェアの商品性、および特定目的に対する適合性の保証その他一切の保証を、明示であると黙示であるとを問わず、一切いたしません。
    第三者ソフトウェアの使用もしくは機能から生じるすべての危険は、お客様が負担しなければなりません。
    弊社は、第三者ソフ卜ウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生があることについて予め知らされた場合も、一切責任を負いません。

  7. お客様がアメリカ合衆国政府またはその関連機関である場合の制限
    U.S. GOVERNMENT RESTRICTED RIGHTS NOTICE:

    The Software is a "commercial item," as that term is defined at 48 C.F.R. 2.101 (Oct 1995), consisting of "commercial computer software" and "commercial computer software documentation," as such terms are used in 48 C.F.R. 12.212 (Sept 1995). Consistent with 48 C.F.R. 12.212 and 48 C.F.R. 227.7202-1 through 227.72024 (June 1995), all U.S. Government End Users shall acquire the Software with only those rights set forth herein.
    本条において、"the Software"という語は、本契約における「本ソフトウエア」を意味するものとします。

  8. 一般事項

    本契約は、日本法の適用を受け、日本法に基づいて解釈されるものとします。万一、この使用許諾契約に関連してお客様と弊社との間で紛争が生じた場合は、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所とします。