ヤマハグループでは、地球温暖化対策として、生産方法や設備配置の最適化、空調設備の運転方法の改善、エネルギー効率の高い設備の導入、設備稼働時間や空調温度などエネルギー管理の徹底、さらにはコージェネレーションシステムの導入や燃料転換などにより、温室効果ガス排出量の削減に努めています。
2003年12月には、2010年度までに1990年度比で6%削減するとの目標を掲げ、その達成にグループ全体で取り組んできました。
2010年度の国内におけるCO2排出量は、前年度比10%減の6.37万t- CO2となりました。1990年度比では41%の削減となり、目標の6%を大きく上回りました。これは、上記施策に加えて、一部の事業の譲渡と経済環境の悪化による生産量の減少によるものです。2011年度以降の目標については、政府の目標設定状況を踏まえて検討していく計画です。
また、CO2排出量の売上高原単位についても継続的な削減を目指し、前年度比1%削減を目標にしています。2010年度は前年度比3.3%減の23.1.t-CO2/億円となり、目標を達成しました。なお、CO2以外の温室効果ガスについては、CO2換算で0.75万tとなり、前年度より0.07万t減少しました。

- ※ヤマハ(株)本社・工場および国内生産系グループ企業

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ピアノ生産工程の統合による環境効果
ヤマハ(株)掛川工場
ヤマハ(株)では、2006年度より本社工場グランドピアノ生産工程の移転計画を進めており、2010年8月に掛川工場のアップライトピアノ生産工程との統合を完了しました。
この統合により、掛川工場でエネルギー量の増加が見込まれることから、対応策として、工場内へのコージェネレーションシステム導入と、熱供給設備として使用してきた重油ボイラーの天然ガス(LNG)ボイラーへの転換を行う一方、生産工程の省エネ対策を進めてきました。
具体的には、本社工場では5つの建物に分かれていた生産工程を、掛川工場では直結した生産ラインとして再構築することで、1つの建物内に集約し、約33%の省スペースを実現しました。この結果、空調や照明、工程間の移動に要する動力などを削減でき、年間3,000t以上のCO2排出削減になりました。

LNGサテライト設備
| (1) | 室内集塵システムの導入により、空調が施された内部空気の排出量を削減 |
| (2) | 風除室、遮光フィルムで外気温の影響を軽減 |
| (3) | 生産設備の圧縮エアー漏れ対策により、コンプレッサーの負荷を軽減 |

(1)

(2)
物流におけるCO2排出量削減
ヤマハグループでは、物流においても省エネおよびCO2排出量削減を積極的に推進しています。まず、基本的施策となる輸送効率向上を目指して、輸送経路の随時見直し、混合輸送ルートの採用、コンテナ充填率の向上、荷揚げ場所・倉庫配置の合理化、他社との共同輸送などに取り組んでいます。また、廃製品の現地処分化、国際間輸送における航空便の船便への切り替えなど、CO2排出量の削減につながる施策を進めています。
2010年度におけるヤマハグループの国内総輸送量は、前年度比で39%減少して1,878万トンキロ(t×km)、CO2排出量については前年度比で38%減少して3,021t- CO2となりました。この数値の変動は上記の取り組みによる成果を含みますが、一部の事業の譲渡と経済環境の悪化による製品出荷量の減少が要因となっています。
また、物流におけるCO2排出量削減には輸送事業者の協力が不可欠であり、輸送事業者の皆様と連携した体制づくりに努めています。具体的な取り組みとしては、運送委託先との連絡会における環境配慮協力の要請、アンケート調査への環境項目の盛り込みなどを行っています。

- ※ヤマハ(株)本社・工場および国内生産系グループ企業

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