ヤマハグループでは、従業員の環境に関する知識や技能のレベルアップを目的として、さまざまな環境教育を実施しています。環境教育は「一般教育」「専門教育」「緊急事態対応訓練」などに分けられ、各事業所や業務のニーズに合わせて行っています。そのほかに内部環境監査員の養成セミナーやブラッシュアップセミナーを実施し、環境保全活動の総合的なレベルアップに努めています。また、従業員一人ひとりが環境保全への意識を高めるための啓発活動も行っています。
環境セミナーの実施
ヤマハグループでは、6月の「環境月間」期間内に「環境セミナー」を開催しています。このセミナーはヤマハ(株)社長を含む役員、従業員、協力会社などを対象に、環境への幅広い知識と理解を深めることを目的としたものです。
環境セミナー開催実績
| 2010年度 (370名参加) |
「宇宙から見た地球環境問題 ―人間圏とは何か―」 講師:松井孝典氏(千葉工業大学惑星探査研究センター所長 |
| 2011年度 (330名参加) |
「森林と企業 ―責任ある木材調達の時代へ―」 講師:橋本務太氏(WWFジャパン自然保護室森林担当プロジェクトリーダー) |

2010年度環境セミナー
「宇宙から見た地球環境問題 ―人間圏とは何か―」
環境保全実務担当者への専門教育
廃棄物管理者や排水処理施設運転管理者など、専門知識を必要とする業務従事者を対象に、個別カリキュラムによる教育を実施しています。
また、環境汚染物質の漏洩事故などを想定した「緊急事態対応訓練」では、各事業所のISO14001運用マニュアルに基づき、想定された緊急事態をテーマに対応訓練を行っています。
内部環境監査員の養成とブラッシュアップ
環境マネジメントシステムの運用のレベルアップを図るには、環境保全の自主管理活動を実践する人材の養成が不可欠です。ヤマハグループでは、外部機関による「内部環境監査員養成セミナー」を毎年開催しています。
2010年度は5月にヤマハ(株)本社にて開催し、15名が受講しました。1998年3月の第1回開催以来、14年間で今回を含めて37回開催しており、合計1,000名以上がセミナーを受講し、内部環境監査員として登録されています。
さらに、2010年度からISO統合マネジメントシステムに移行したことを踏まえて、その年の内部監査を担う監査員を対象に、さらなるスキルアップを目的とした「内部環境監査員ブラッシュアップセミナー」を開催しています。このセミナーは、事業に直結した環境活動についての監査スキルの取得を図るもので、2010年度は5月にヤマハ(株)本社にて開催し、23名が受講しました。

内部環境監査員ブラッシュアップセミナー
従業員一人ひとりのエコ活動への取り組み促進
ヤマハグループでは、個々の従業員が環境意識を高め、日常生活でもエコ活動に取り組んでいくことを促進するため、サポートや啓発活動を行っています。
(1)環境家計簿「スマートライフガイド」
ヤマハグループでは、ヤマハ労働組合と共同で、環境家計簿「スマートライフガイド」活動を2003年度から8年間にわたって実施してきました。この活動は、家庭での電気やガス、ガソリンなどの使用量を、環境家計簿「スマートライフガイド」に記録することによって、日常生活によるエネルギー消費やCO2排出状況を自覚し、地球温暖化対策への取り組みを促進するものです。
この環境家計簿はヤマハ独自に作成したもので、家庭でお子様と一緒に取り組めるよう、キャラクター「エコロン」を採用し、環境への取り組みメッセージを「Myエコ宣言」として記入するオリジナルの塗り絵シートを配布するなど、さまざまな工夫を凝らした結果、毎年2000世帯を超える参加があり、8年間の累計では、17,000世帯が取り組みました。
2011年度からは、記録を付けることから、より実践的な活動へと進化させるべく、各家庭の状況に応じた取り組みを自主的に選択いただく新たな活動として「我が家のスマートライフ宣言」をスタートしています。

環境家計簿「スマートライフガイド」と
「Myエコ宣言」ぬりえ
(2)従業員家庭における「緑のエコカーテン」活動の促進
ヤマハグループでは2009年度から、各事業所における「緑のエコカーテン活動」 と並行して、従業員の自宅でのエコカーテンづくりを促進しています。
従業員に向けたカーテンづくりの情報発信を行うとともに、希望者にアサガオやゴーヤなどつる性植物の種を配布しています。
今後は家庭からの報告を増やしていけるよう、社内通信などを通じてさらなる情報発信に努めます。




従業員への緑のカーテン用種配布、社内報による情報発信など
