第三者意見

ヤマハグループでは、さまざまなCSRの諸課題への対応を進めるためには、ステークホルダーの皆様とのより良いコミュニケーションが重要であると考えています。
今後の改善を図るため、佐藤 博明様に第三者意見を頂戴しました。

静岡県地球温暖化防止活動推進センター長(静岡大学名誉教授・元学長)佐藤 博明 静岡県地球温暖化防止活動推進センター長
(静岡大学名誉教授・元学長)
佐藤 博明

東日本大震災への対応

 3.11東日本大震災に対する、グループをあげたいち早い義援金や物資の支援、休日シフト等による節電対応、チャリティーコンサートや梅村充社長が発起人代表の「こども音楽再生基金」による、被災地の幼稚園、小中高校の楽器点検、修理などでの、楽器業界と連携した復興支援活動に、「感動を・ともに・創る」ヤマハらしい、感性と行動力の冴えをみることができます。

グローバル・コンパクトとともに

 今年6月、CSRに関する国際的イニシアチブとして知られる国連の「グローバル・コンパクト」に署名、参加企業となったことは画期的です。人権、労働基準、環境および腐敗防止の4分野にわたる10項目の自主行動原則を支持し、事業活動の中で自発的に取り組んでいく姿勢を内外に表明したものです。昨年制定された「ヤマハグループCSR方針」は、グローバル・コンパクトの主旨にも沿っており、地域社会が抱える諸課題とともに、地球温暖化・生物多様性など地球規模の課題の解決に取り組みつつ、グローバルな事業展開を図る、ヤマハ理念のさらなるバージョンアップということができます。

スマート経営に向けて

 従来、各事業所単位であったISO14001・環境マネジメントシステムを、国内グループの統合認証として取得することにより、グループ一丸となった環境指向の経営推進が期待されます。これを受けて新たに制定された「ヤマハ環境方針」は、「未来に続け、地球とともにヤマハが奏でる協奏曲(コンチェルト)」をスローガンに、グローバル企業としての責任とより良い地球環境への貢献を目指す、グループ全体の方針となっています。まさに、持続可能な地球と社会の実現に向けた、音色あざやかな環境配慮型経営への進化を示す、21世紀のスマート経営です。
 環境負荷の少ない技術の開発と商品の提供を掲げて、材料調達から製造、輸送、使用、廃棄にいたる製品ライフサイクル全体を見通す環境評価手法・LCAの徹底に、「音・音楽」を原点としたヤマハならではのスマート経営の精髄が窺われます。

PDCAサイクルによる着実なCSR推進を

 大切なことは、グローバル・コンパクトにシフトした諸原則や方針・ガイドラインの遵守状況をつねにモニタリングし、「奏でられたコンチェルトの音色」・CSR活動をしっかりレビューして、取り組みの成果を可視化し、「PDCAサイクル」を現場目線で着実に回すことです。そこにこそヤマハの本気度が示されると見ます。

(2011年9月)

第三者意見を受けて

ヤマハ株式会社 上席執行役員コーポレートリソース統括 佐々木 勉 ヤマハ株式会社
上席執行役員コーポレートリソース統括
佐々木 勉

 今年は昨年に引き続き、当社本社を置く静岡県において「地球温暖化防止」の取り組みを推進されている佐藤 博明様に第三者意見をいただきました。心より感謝申し上げます。
 その中で、当社の震災対応やグローバル・コンパクトへの署名について取り上げていただきました。またISO14001統合や、環境負荷低減に向けてのLCAへの取り組みについても高いご評価をいただき、大変うれしく思います。
 これまで音楽普及活動をはじめ地域貢献、植林活動など、自社の特徴を生かした、また身の丈にあった活動に取り組んでまいりました。今後も当社CSR方針やグローバル・コンパクトの主旨に則り、これらの活動を地道に継続してまいります。
 一方、グローバル・コンパクト原則、各方針・ガイドライン遵守状況のモニタリング、CSR活動の取り組み成果の可視化の重要性をご指摘いただきました。CSR活動の進捗・成果を、より明確なかたちで示し、レビューすることによりPDCAサイクルを着実に回すことが重要であるとの趣旨を踏まえ、一連の仕組みづくりを今後の課題として捉えてまいります。

ページトップへ戻る