グランドピアノやアップライトピアノなどのアコースティックピアノ(弦が張ってあるタイプ)は、使用頻度や設置場所の環境によって、時間と共に音程が変化します。演奏者と聴衆であるお客さまに対して、ピアノを常にベストな状態で保つため、定期的な調律をおすすめいたします。
ヤマハ特約楽器店では、専門的な訓練を受けたピアノ技術者が、メンテナンスのご相談を承ります。
調律とは
ピアノによい環境とは?
温度は15℃~25℃、湿度は冬季:35~65%、夏季:40~70%。つまり、人間にとって快適な環境が、ピアノにとってもよい環境です。
温度や湿度が高くなると、どうなる?
木やフェルト、金属の部分(アクション、ハンマー、弦など)に影響が出て、音が出にくくなったり、こもったり、鍵盤が下がったままになったり、金属部分にサビが出やすくなったりします。
それを防ぐには?
雨の日や営業していない夜間などは、お部屋の窓を閉め、ピアノのふたも閉めます。晴れた日は風通しをよくしてください。湿度の高いところでは除湿器の使用をおすすめします。また、定期的な調律もおすすめです。
そもそも調律とは?
「調律」とは、下記の3つの作業をバランスよく調整することを指します。

すべてのピアノに調律が必要?
ピアノには、アコースティックピアノと電子ピアノがあります。
アコースティックピアノは、指先で鍵盤を押し、その力でハンマーを動かし、弦をたたいて音を出します。打弦による振動が響板を伝わって豊かな広がりを生むと共に、たたいた弦以外の弦の共鳴も加わって、独特の響きを生み出します。この響きを保つために、調律が必要となります。
一方、電子ピアノには弦が存在しません。鍵盤は音を出すためのいわばスイッチで、打鍵を感知し電子音源を発音させ、スピーカーを使って増幅しています。そのため、調律の必要がありません。
なお、アコースティックピアノに限りなく近いタッチと表現力を有した、ハイブリッドピアノもあり、こちらも調律の必要はありません。




