なぜ日頃のお手入れやメンテナンスが大事なの?

人間は体調が悪いと能力を十分に発揮できません。それは楽器も同じです。安定した美しい音の演奏は、演奏者の演奏技術はもちろんですが、楽器の状態の良し悪しにも大きく左右されます。
もし楽器の状態が悪ければ正しい音を出すだけでも演奏者に大きなプレッシャーとなり、豊かな音楽表現の余裕はありません。楽しい演奏活動、より豊かな音楽表現のためには楽器をよりよい状態に保つことが不可欠です。
演奏者による普段のお手入れはもちろんですが、人間に医師の定期診断が欠かせないように、楽器にも専門技術をもった技術者による定期的なメンテナンス(点検・修理)が必要なのです。
定期的なお手入れ・メンテナンスを怠るとどうなるの?
日頃のお手入れや、定期的なメンテナンスを怠ると、
- 音がスムーズに出なかったり、正しい音程が得られない。
- 息漏れがして、鳴りが良くない。
- ひいては楽器の寿命を縮めてしまう。
ということになりかねません。例えば…

楽器の中に残留物(さび、ほこり、汚れ)などがあると・・・
管楽器は吹奏後、唾を確実に抜かないと、管体の内部に汚れがたまり、局部的に管体内径を小さくさせ空気の流れを妨げ、正しい音程が出ない原因となります。

抜差管端面が変形すると…
金管楽器やフルートの抜差管を組み立てるとき、平行でない状態で無理に押し込むと、変形の原因となり、正しい音程が出ません。

木管楽器のタンボの破れ、金管楽器のヴァルブ、唾抜きコルクが摩耗すると
管楽器の鳴りを著しく低下させます。
お手入れのおすすめ
楽器の状態の悪化は日頃の取り扱い、お手入れ、メンテナンス等により防げるものもあります。正しいメンテナンス方法を身につけるために、故障の確認方法について専門知識を持つ販売員や技術者から指導を受けることをおすすめします。
たとえば、学校のクラブ活動の場合は、新入部員が入部した時期にメンテナンス指導を実施、1ヶ月後にもう一度実施する方法が効果的です。

トランペット/バルブオイルの注入

クラリネット/管体のスワブ通し

- 楽器に精通し、高度で確かな技術と豊かな経験、そして音楽への深い理解をもって点検修理にあたることができます。
- 楽器の状態や修理金額など、あらかじめ把握していただけます。
- メンテナンスの方法について把握していただくことができます。
- 本来楽器がもっている性能・機能を十分発揮し、常に楽器を最良の状態でご使用いただけます。
- 故障が生じた場合でも早い対処が可能になり、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。
- こまめなメンテナンスは結果的には修理費用の軽減につながります。また修理のために楽器を長期間使えないといった事態を避けることができます。
- 楽器の寿命を伸ばしいつでも、いつまでも安心してお使い頂けます。
メンテナンスのおすすめ
楽器を常に最適な状態に保つために、専門技術者による年1~2回程度の定期点検をおすすめします。
点検により、ネジの締め、オイル補充、全体バランス調整など修理の伴わないメンテナンスを行います。修理が必要と判断された場合は見積もりをご案内した後に、修理いたします。
こうした定期的な点検・修理は、トータルで考えた場合、修理コストの節約や楽器の寿命を延ばすことにつながります。

フルート/タンポの交換

お手入れのおすすめ ホルン/ロータリー調整

