材質、重量と表面仕上げ

MOUTHPIECES 金管用マウスピース

金管マウスピース

材質、重量と表面仕上げ

材質

真鍮製

金管用マウスピースとして一般的に用いられているのが真鍮(比重8.5)です。また、古いフレンチホルンのマウスピースには洋白製(比重8.8)のタイプもありますが、真鍮に比べるとやや固い響きになります。

銀製

銀製のマウスピースは、ダークな響きを特長とし、パワフルな演奏が可能です。現在の音楽シーンでは、やや暗めの音色を好む傾向があり、これに応えるために、ヤマハでは、総銀製のマウスピース、カスタム・シルバーを新たに開発しました。カスタム・シルバーは高級品のフルートで使用されているスターリングシルバー=「Silver925」(比重10.4)を採用。特別な抵抗感を持っているため、吹きこなすには高度な演奏技術を必要としますが、これまでに経験したことがないようなダークサウンドを得ることができます。

重量

一般に、軽いマウスピースは、反応が良く柔軟性に富んでいます.逆に重いものは、パワフルな演奏が可能です。ヤマハのスタンダード・ラインナップは、中庸な重量を持たせてあり、吹きやすい性格を持っています。これに対して、カスタム・ラインナップや、カスタム・シルバーラインナップには、より高い音楽表現能力を得るための、特別な重量バランスが与えられています。

表面仕上げ

銀メッキ

真鍮製マウスピースとの最適なマッチングを持つのが銀メッキです。充分な膜厚を施すことで密着性も良く、剥がれにくく耐久性があります。響きはややダークになります。また、銀メッキは、安全面において信頼性の高い仕上げです。なかには、現在でも銀メッキの下にニッケルメッキを施しているマウスピースメーカーもありますが、マウスピースは、直接唇に触れるものであり、好ましくありません。また、ニッケルメッキは、長年の使用でメッキが剥がれて表面が凸凹になります。

金メッキ

金メッキマウスピースは、唇への感触が非常に滑らかです。そして、この滑らかさが唇の自由な移行を助け、柔軟性を生んでいます。ヤマハのカスタム・シリーズは、マウスピースの内径にまで金メッキを施したインナーゴールド仕様。このため特有のきめ細かな響きとスムーズな息の流れを得ることができます。また、現在市販されているマウスピースのなかには、金メッキの厚さが極端に簿いためにメッキが短期間で剥げてしまうものがあり、注意を要します。

バフ仕上げ

メッキをかけず素材そのものを磨きあげる方法。高級品のフレンチホルンによく採用されている仕上げです。素材そのものの持つ響きの良さを損なわずに、自然のままに引き出すことができます。カスタム・シルバー・シリーズにはこのバフ仕上げが採用されています。なお、総銀製マウスピースは、総銀製食器同様、定期的な手入れを怠ると表面が黒く変色してしまいます(磨き直せば元通りの輝きを得ることが可能です)。

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