MBPインタビュー #1 泉田章子

マーカス・ボナ(MB)の楽器ケースは、プロとして活躍される多くの管楽器奏者の方々にご愛用いただいています。「MBケースのメリットは何なのか?」を伺いながら、普段は見ることのできないアーティストのケースの中身を写真付きでご紹介します。

ここで突然ですが、MBケースをご愛用の皆様をMarcus Bonna Player…略して『MBP(エムビーピー)』と呼ばせていただくことになりました!第一回目のMBPインタビューは、「木管五重奏カラフル」のメンバーで、室内楽やオーケストラでご活躍中のファゴット奏者・泉田章子(いずみだ・あきこ)さんです。

― 泉田さんが記念すべきお1人目のMBPです!

泉田 え!ファゴットが1人目で良いんですか!?(笑)

― もちろんです。MBのファゴットケースは大人気ですので!
早速ですが、現在お使いのMBケースの品番はMBFGですね。ご購入されたのは最近ですか?

泉田 はい。買ってからまだ4ヶ月くらいです。でもこのMBケースは実は2台目でして、1台目は2008年頃に購入して6年間使いました。それでもまだまだ使えそうでしたので、生徒さんにお譲りしました。おそらく今も使っていると思いますよ。ストラップは買い替えていると思いますが。

― 生徒さんが今もお使いいただいているとしたら約10年になりますね!頻繁に買い換えるよりも「良いものを長く大切に使いたい」という方にはMBがピッタリですね。
では、この2台目MBケースのご購入の経緯を伺えますか?

泉田 このケースは楽器店のネットショップで購入しました。使ったことのあるケースだったのでネットでの購入に抵抗はありませんでした。問い合わせへの対応もすごく丁寧でしたよ。家まで届くのもやはり便利ですね。

― MBケースを初めてご購入される場合は、お店で実際に楽器がきちんと入るかを試したり、店員さんに相談したりしながら選ぶのが良いと思いますが、お使いいただいたことがあればネット購入でも安心ですね。
カラーはブラックを選ばれたのですね。

泉田 とにかく早く欲しかったので、在庫のあるカラーの中からブラックを選びました。最初はピンクにしようかと思いましたが、家族から「ピンクはプロっぽくない!」とか言われて(笑)普段ピンクの洋服や小物を身に付けることも多いので、考え直して合わせやすい色にしました。

― MBケースはカラーバリエーションが豊富なので、自分が好きな色や人とかぶらないような色にするのも手ですが、ブラックのケースは今日のお洋服ともすごくマッチしていて素敵ですね!MBのカタログに出ていただきたいくらいです!

― ところでMBケース以外の選択肢はなかったのですか?

泉田 他のケースを使っていた時期もありますが、軽さではMBが一番で、頑丈さも安心できたので、やはりMBに戻りました。周りのファゴット奏者でも移動が多い人ほどMBを使っていますよ。あと学生のときにソフトケースを使っていたこともありましたが、今は満員電車に乗ることもあるので使っていません。

― 演奏に専念するためにも、移動で疲れてしまうのは困りますよね。自分の環境が変わるときに楽器ケースも見直した方が良い場合があるかもしれません。
それではここで、ケースの中を拝見できますか?

泉田 どうぞ。ケースの中で気に入っているのは、まずは小物がたくさん入るところですね。ケースの中に入れている小物は、スワブ、チューナーメトロノーム、ハンドレスト、コルクグリス(生徒用)、デンタルフロス(糸が緩んだときの為)、ストロー(楽器紹介の演出で使う)、滑り止めパッド・・・。外側の譜面バッグにはiPad Pro(楽譜を見る用)、リード工具ポーチ、ストラップ・・・。上のポケットには歯ブラシ、リードケース、フィルムケース、鉛筆・・・。これだけたくさん入るので、リハへ行くときは楽器ケース以外には小さいバッグ1つで済んでしまうのですごく楽です。

― 楽器以外にもこれだけたくさんの小物類が必要なんですね。今日は雨が降っていますし、荷物が一つにまとめられると楽だと思います。そういえば今日来社された時にレインカバーもお使いいただいていましたね。

泉田 今日初めてレインカバーを使ったのですが、ケースにピッタリでとても便利です。1台目のMBケースには付属されていなかったのでビックリしました!

― MBはどんどん仕様や付属品を改良していっているのです。ケースの材質も良くなっていますし、ストラップは過去にはフック式やクリップ式だった時代もありますが、今はベルト式で、堅牢性もかなり向上しています!肩にも心地よくフィットして背負いやすく、「楽器が軽くなった気がする」と評判です!このストラップは単品販売もしていますので、長くMBケースをお使いいただいている方でストラップを使い古している場合などは買い替えをオススメします。

― 他に以前より良くなったと感じられるところはありますか?

泉田 一番はやっぱりここ!バランサーを付けたまま収納できるところです!ここの仕切りに穴が空いているんです。バランサーを毎回外すのは地味に面倒なので。しかもここにバランサーがあるおかげで収納時に楽器自体も安定する気がします!

― やはりここですか!ちょっとしたことですが、楽器を吹いたあと毎回バランサーを外す手間というのは、ファゴット奏者にとっては大きなことなんですね。MBはこういう「かゆい所に手が届く」ケースなんです。 ところで、テナージョイントにこの可愛いピンクのクロスをいつも巻いているのですか?

泉田 一応ですけどね。ヤマハのファゴットはジョイントヒンジが無いので(オプション扱い)、テナージョイントとバスジョイントのそれぞれのキイがぶつからないように、なんとなくテナージョイントにクロスを巻いています。でも実際には当たらないと思いますよ。ケース自体がちゃんと当たらないよう計算された構造になっているので。クロスの収納場所的にも良いかなと思ってなんとなく巻いています。

― ケースがいくらしっかりしているとしても、みずから楽器を意識的に守るという心がけは必要ですね。日頃から楽器を大切に扱う意識や習慣を持つことはもちろんですが、収納時に管体やキイに無理な力が加わっていないか、楽器がきちんと固定されているかなどを注意深く確認することも必要です。

泉田 そうですね。あとこれは生徒さんにもお伝えしているのですが、楽器をしまった後には必ず持ち手のハンドルカバーも閉めるという癖をつけています。万が一ジッパーが開いてしまっていても、ハンドルカバーを閉じていればケースが開くのを防止できます。

― なるほど。ハンドルカバーがあるのもMBメリットですね。他に収納時の工夫や注意点などはありますか?

泉田 ケース内の緩衝材は購入後に少し動かしたと思います。楽器に合わせて緩衝材の位置を調整できるのは良いですね。あと私は2つのボーカルポーチをこの場所に付けていますが特に問題はないです。ボーカルが中でガタガタすることもありません。どこに置くのが正解なのか分からなくて色々試してみましたが、キイに当たらないよう配置すれば良いと思います。

― 楽器自体がメーカーによって微妙に形状が違ったりもするので、まずは楽器を入れてみて、無理な力が掛かっている部分がないかをしっかりご自身で確認しながら、クッションやボーカルポーチの位置を調整していくのが良いです。
― 今日はこんなマニアックな取材を受けてくださりありがとうございました!

泉田 まさかケースの取材を受けるなんて考えてもみませんでした(笑)楽しかったです。

取材日:2019年3月7日
イチオシポイント

・長持ち。10年以上使えるかも。(ストラップの買い替えは必要)
・丈夫で軽い。
・小物をたくさん収納できる。iPad Proも入る!
・レインカバーが付いてくる。
・バランサーを付けたまま楽器を収納できる!
・ハンドルカバーでハンドルを閉じて固定できる。
・緩衝材を楽器に合わせて動かせる。
・ボーカルポーチが2つ付いてくる。

注意していること

・収納時はキイや管同士が当たっていないかよく確認する。
・ボーカルポーチは楽器のキイが当たらない場所に配置する。
・楽器収納後はハンドルを閉じてうっかり事故を防ぐ。

商品情報

泉田さんご愛用のケース

ファゴットケース MBFG 4ピースモデル用
MBケースのカラーバリエーションは全33種。詳しくはMBカタログをご覧ください。

<ストラップが古くなっている方へ>

ストラップ単品の買い替えも可能です。
バックパックストラップ
ショルダーストラップ

MB(Marcus Bonna)

MB(Marcus Bonna)は軽くコンパクトで斬新なデザインが人気のハンドメイド管楽器用ケースブランドです。世界中の奏者に愛用されているMB社は管楽器ケースのトップブランドとしての地位を確立しています。

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