GO44 生産完了品

FireWire(IEEE1394)接続のマルチチャンネル入出力

『GO44』はコンピュータとFireWire(IEEE1394)ケーブル1本で接続できる高品位なオーディオインターフェースです。『GO44』は4イン/4アウトのマルチチャンネル入出力をサポート。アナログ入出力端子はバランス接続が可能なTRSフォーン端子をそれぞれ2系統ずつ、デジタル入出力端子はS/P DIFのコアキシャル端子(※)を用意しており、シンプルながら高音質なレコーディング環境が簡単に構築できます。入出力をシンプルにまとめることで音楽を制作する場合はもちろん、少し贅沢な音質でコンピュータから音楽を再生したいという用途にも応えます。

※ コアキシャル端子:同軸端子(Coaxial)、S/PDIFフォーマットでのデジタル入出力が行えます。

アナログ入出力24bit/192kHz(※)、デジタル入出力24bit/96kHz対応の高音質なレコーディング環境を実現

アナログ入出力ではクラス最高の24bit/192kHz(※)、デジタル入出力では24bit/96kHzに対応。ボーカルの息遣いやアコースティックギターの細やかなニュアンスを逃すことなく録音する、ハイクオリティなデジタルレコーディングにも活躍します。 ※ 24bit/192kHzで録音を行う場合は、MIDIの入出力ができません。

モバイル性抜群の堅牢でコンパクトなボディ

『GO44』はいずれもバックに入れて気軽に持ち運べるようにコンパクトな筐体デザインを採用。モバイルオーディオインターフェースの名にふさわしいコンセプトを体現しており、ノートパソコンと『GO44』があれば、どこでも高品位なレコーディング環境が実現します。また本体には軽量で堅牢なアルミダイキャストを使用しており、持ち運び時の耐久性を高めています。

バスパワー対応

6pinのFireWire(IEEE1394)端子を搭載したコンピュータと『GO44』を接続した場合は、コンピュータから『GO44』へ直接電源の供給が可能。ACアダプターを持ち運ぶことなく録音が行え、野外での録音やコンセントの少ない場所でもスタンバイ可能です。(※)

※ お使いのコンピュータ及び使用環境により、FireWire(IEEE1394)端子からの電源供給(バスパワー)が不安定になることがあります。その場合は付属のACアダプターをお使いください。また、4pinのFireWire(IEEE1394)端子を搭載したコンピュータと『GO44』を接続する場合には付属のACアダプターからの電源供給が必要になります。

低レイテンシーを実現するオーディオドライバー

Macintosh環境ではCore Audioに対応したオーディオドライバーを、Windows環境ではASIOドライバーを付属し、いずれの環境においても遅延の少ない低レイテンシーな録音/再生が行えます。またVSTエフェクトをリアルタイムにかけて演奏したり、VSTインストゥルメントをMIDIキーボードで演奏する場合でもストレスのない環境を実現します。

レコーディング環境がすぐに整うソフトウェアとのパッケージ

Steinberg社の開発したシーケンスソフトウェア「Cubase LE」に加え、ドラムパターンを生成するVSTインストゥルメント「Groove Agent SE」、サンプリングされたサウンドやフレーズをMIDIデータで呼び出せるVSTインストゥルメント「HALion SE」を同梱。コンピュータに付属のソフトウェアをインストールし、『GO44』本体にFirewire接続すれば、すぐにハードディスクレコーディングが行えます。最大48トラックのオーディオ/MIDIトラック、VSTプラグイン対応、豊富なエフェクトをプリセットで用意しており、シンプルな操作で本格的な音楽制作が行えます。

AC-3/DTSのパススルー出力に対応

『GO44』のデジタルアウトは一般的なデジタルサラウンドフォーマットであるAC-3およびDTSのパススルー出力に対応。AC-3およびDTSのサラウンド再生に対応したソフトウェアがあれば、サラウンド対応のAVアンプなどを接続して、迫力のあるサラウンド再生が可能です。

Cubase LE

バンドルソフトウェアのCubase LEは、世界中のトップアーティストが支持する、Steinberg社製の音楽制作&プロダクションシステムCubaseシリーズの1つです。録音から、編集、加工、ミックスダウンに至るまでの必要なツールを備え、すばやく、簡単に、音楽制作が可能です。最大48のオーディオトラックと64の MIDIトラックを持ち、多彩なVSTプラグインソフト(VSTインストゥルメント、VSTプラグインエフェクト)を装備、MacとWindows PCの両プラットホームに対応しています。プロジェクトウィンドウをメインとし、録音した各トラックの編集には様々なウィンドウが用意されており、そのデータに適した編集しやすいエディットウィンドウを選ぶことができます。

データの入力方法もいくつかありますが、CubaseLEでは特別な機材を用意しなくても、データの作成が可能です。たとえば、スコアエディターを開いて、マウスで1音ずつ楽譜に音符を置いていく(ステップ入力)ことで、MIDIを使ったデータが作成できます。その打ち込んだ音は、Cubase LEに標準装備されているVSTインストルメント(ソフトウェア音源)を使用して確認ができます。

VSTインストゥルメント

Cubase LEには、LM-7、VB-1、Universal Sound Moduleの3種類のVSTインストゥルメントが用意されています。もちろん、フリーウェアのVSTインストゥルメントなども追加可能で、最大2つまで同時起動させることができます。一般的な音楽制作では、ドラムトラックはLM-7で作成し、そのリズムを再生させながらVB-1のサウンドでベーストラックを作成します。これでベーシックなリズムトラックが完成します。次にこれらのリズムトラックに合わせて、Universal Sound Moduleのピアノやストリングスやブラスの音色を使ってバッキングトラックを重ねていきます。つまり、これらのVSTインストゥルメントを使えば、外部のMIDI音源を用意しなくても、簡単にアンサンブルが作れます。このトラックに合わせて、オーディオトラックへボーカルやギターなどの楽器を録音していけば、楽曲が完成します。

VSTプラグインエフェクト

さらに、VSTプラグインエフェクトも標準で用意されています。リバーブ、ディレイなどの空間系はもちろん、ディストーション、ロータリースピーカー、フィルター、モジュレーションなどを使ってサウンドの加工やエフェクトでの演出が可能です。最後にミキサー画面でオートメーションの書き込みをすると、ミックスダウンの完了です。そして、GO44との組み合わせでは、CD、MDやアナログレコード、カセットテープなどのアナログソースの録音や、ビデオ制作にも威力を発揮します。例えば、ビデオカメラで撮影した映像にナレーションやBGM、効果音が必要な場合、ビデオカメラからCubase LEにムービーをインポートし、それに合わせて録音ができます。録音した効果音やナレーションに、VSTプラグインエフェクトを使えば、リバーブを使って爆発音を強調したり、ボコーダーを使ってロボットボイスを作るなど、映像に必要なサウンドの加工/編集も自由自在です。その他、ポッドキャスティング用のファイル作成やインターネットラジオ番組の制作、オリジナルリミックスの作成、オリジナルCD制作など、可能性は無限です。

Groove Agent SE

演奏スタイルを選ぶだけでグルーブ感あふれるドラムを演奏してくれる、VSTインストゥルメント形式のドラムマシン。各種のリアルタイムコントロールにより、フィルインの雰囲気を変えたり、徐々に演奏がエキサイトしていく様子も表現できます。