演奏規定

演奏規定

入門~上級

  • 受験者が自由に1曲(上級1~3は1曲以上)を選び、演奏してください。
    一般に出版されているピアノのための楽曲から選曲してください。
    ツェルニーに代表される練習曲、ハノンに代表されるドリルを自由曲として選曲するのはふさわしくありません。芸術的に優れた練習曲については、自由曲として選択することが可能です。
    練習曲を選曲する場合は、充分にご検討ください。
  • 課題曲一覧に掲載されている楽曲を自由曲として選択しても構いません。
    その場合、受験級と課題曲一覧で提示している級が異なっても構いません。
    例)初級1を受験する場合、入門3や初級2の課題曲を自由曲として選択できます。
  • 受験者以外による編曲作品(アレンジ曲)も演奏できます。その場合、音楽内容や難易度について、慎重にご検討ください。
  • 中級1~上級3においては、受験者自身による自作曲(オリジナル曲)や編曲作品(アレンジ曲)も演奏できます。
    ※編曲作品の考え方について:原則として編曲許可申請手続きが必要です(但し著作権保護期間が終了した楽曲は不要)。編曲許可申請手続きについての詳細は「ヤマハピアノコンサートグレード 自由曲 における編曲について」をご参照ください。<PDFダウンロードはこちら
    ※上級1~3において、受験者自身の自作曲および編曲作品を演奏する場合は、試験当日に楽譜を1部ご提出ください。楽譜は試験終了後にコメントシートと一緒にご返却いたします。

<中上級~上級>追加規定

  • 課題曲で選んだ作曲家以外の作曲家の楽曲から選んでください。
    例)中上級1を受験する場合、課題曲に「ショパン:ワルツイ短調(遺作)」を選択すると、自由曲にショパンの曲を選択することはできません。
  • ソナチネ、ソナタ等の楽章抜粋、組曲からの抜粋は、抜粋された楽章・曲が1つでも複数でも、1曲として扱います。但し、規定の演奏時間内におさまるようにしてください。
    例)3つの楽章の曲から1~2楽章や1楽章のみを演奏する。
    例)5つの曲で成っている組曲から2~3曲や1曲のみを演奏する。
    例)J.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」第一巻、第二巻はプレリュードのみ・フーガのみというように抜粋可能です。
  • 変奏曲は、時間内に全曲の演奏ができる曲を選ぶことが望ましいですが、規定の時間に収まらない場合、いくつかの変奏を割愛して1曲として扱うことができます。但し、テーマと最終変奏(フィナーレ)は、必ず演奏してください。
  • 受験者による曲の途中の抜粋及びカットは、上述したソナタ・ソナチネ等の楽章抜粋や組曲からの抜粋、変奏曲に関する規定を除いては行わないでください。
  • 繰り返しの有無は受験者の任意とし、評価に影響しませんが、規定の演奏時間内に収まるようにしてください。
  • 演奏時間の規定は受験についてにある表をご参照ください。
  • 演奏時間は、課題曲の弾き始めから自由曲を弾き終わるまでの時間(曲間も含む)とします。
    但し入退場の時間は演奏時間に含まれません。
  • 演奏時間を超えた場合は演奏内容・評価にかかわらず、不合格となる場合があります。
  • 申込書にご記入いただいた演奏時間の合計が既に規定を超えている場合、演奏曲の変更をお願いするか、またはお申し込みをお断りすることがあります。

<入門1~中上級4>

  • 課題曲→自由曲の順番で演奏してください。
  • 暗譜か否かは問いません。評価にも影響いたしません。
  • 譜めくりは、原則として受験者ご本人か、付添いの方が行ってください。
  • 補助ペダルや足台を使用される場合は、お申し込みの楽器店にご相談ください。

<上級>

  • 課題曲→自由曲の順番に、申込書にご記入いただいた曲順で演奏してください。
  • 暗譜で演奏してください。

ディプロマ

1.選曲及び演奏上の注意
<ディプロマ1・2共通>

  • 一般に出版されているピアノのための楽曲から選曲してください。
    純粋にメカニズムのための練習曲や初歩の学習者のために書かれた曲は、自由曲として選曲できません。
  • 同一作曲家から複数の楽曲を選択することはできません。
  • 作曲家群から2人以上の楽曲を選択することはできません。
    例)ショパンの曲を1曲選択した場合、それ以外の曲はJ.S.バッハ、ベートーヴェン、フランク等、作曲家群にない作曲家の楽曲でプログラムを構成して演奏してください。
  • 原典版、校訂版の指定はありません。
  • 受験者以外による編曲作品(アレンジ曲)も演奏できます。その場合、音楽内容や難易度について慎重にご検討ください。
  • 受験者自身による自作曲(オリジナル曲)や編曲作品(アレンジ曲)も演奏できます。
    ※編曲作品の考え方について:原則として編曲許可申請手続きが必要です(但し著作権保護期間が終了した楽曲は不要)。編曲許可申請手続きについての詳細は「ヤマハピアノコンサートグレード 自由曲 における編曲について」をご参照ください。 <PDFダウンロードはこちら
    ※受験者自身の自作曲および編曲作品を演奏する場合は、試験当日に楽譜を1部ご提出ください。楽譜は試験終了後にコメントシートと一緒にご返却いたします。
  • ソナタ・ソナチネ等の楽章抜粋、組曲からの抜粋は1曲として扱います。但し、変奏曲からの抜粋演奏は認められません。
    ※J.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」第一巻、第二巻はプレリュードとフーガの両方で1曲とします。
    例)「シューベルト:ソナタ イ長調 Op.120(D.664)」から第1楽章のみ演奏、または2楽章以上演奏した場合、どちらも1曲として扱います。
  • 受験者による曲の途中の抜粋及びカットは、上述したソナタ・ソナチネ等の楽章抜粋や組曲からの抜粋に関する規定を除いては行わないでください。
  • 繰り返しは受験者の任意としますが、規定の演奏時間内に収まるようにしてください。

<ディプロマ2>

  • 舞台上でマイクを用い、任意に演奏曲の解説などをすることもできます。但し、解説も含み規定時間内に収まるようにしてください。尚、解説は評価には反映されません。

2.演奏時間の注意

  • 演奏時間の規定は受験についてにある表をご参照ください。
  • 演奏時間は、最初の曲の弾き始めから最後の曲を弾き終わるまでの時間(曲間も含む)とします。但し入退場の時間は演奏時間に含まれません。
  • ディプロマ2では、水分補給等のために曲間で舞台袖に一時退場することができますが、この場合、一時退場中の時間も演奏時間に含みます。但し、実演奏時間が20分以上となるようにしてください。
  • 途中で止まってしまい弾き直す場合、弾き直し分も含めて演奏時間とします。
  • 演奏時間が規定に満たない場合、演奏内容・評価にかかわらず不合格となる場合があります。
  • 申込書にご記入いただいた演奏時間の合計が既に規定に満たない場合、お申し込みをお断りする場合があります。

3.その他

  • 演奏曲順は、プログラム構成も含め、受験者の任意とします。但し、申込書にご記入いただいた曲順で演奏してください。
  • 演奏曲は全て暗譜で演奏してください。