馬目 里子先生(福島県いわき市「さとうpianoきょうしつ」)

生徒たち、そして自分自身のために。より充実したピアノとの時間を楽しんでいます。

- C3X espressivoとの出会いについて教えてください。
長年愛用しているグランドピアノがありましたが、一方で買替えも検討していました。しかし、東日本大震災が起こり自宅も被害を受けた為、一度は諦めていました。そして、ずっとピアノへの想いを胸に秘めたまま年月が経過した矢先、今度はコロナ禍による緊急事態宣言下になり、私のピアノ教室をやむを得ず暫く休講することになったのです。欝々とした気持ちを抱えていたその時、ヤマハのwebサイトでespressivoを演奏している動画を視聴し、その心地良い音色を耳にしたのが、espressivoとの出会いでした。

- 長年に渡るピアノへの熱い想いが、C3X espressivoのご購入決断へ結び付いたのですね。
はい。ピアノ教室が休講していた時期に、私自身の演奏時間も増えて、同時にピアノと向き合う機会が増えました。そこで改めて「自宅での1回1回の練習において、心地良く演奏できるピアノが必要。明るい気持ちでピアノと向き合いたい。」と感じたのです。また、生徒たちのためにも、良いピアノを用意して、コロナ禍だからこそレッスンの時間を存分に楽しんで頂けるものにしたい、という想いも強く湧き上がってきました。 緊急事態宣言下だったこともあり主にウェブで色々なピアノを調べたところ、espressivoの演奏動画の響きの良さが決め手となり、espressivoこそが私にとって相応しいピアノだと直感しました。

- 初めてespressivoをレッスン室へ迎えたときのご印象はいかがでしたか?
まさに私が望んでいた響きで、レッスン室の雰囲気にもピッタリで感激しました!ピアノ教室を再開したとき、espressivoを見た生徒たちから歓声が上がったのですよ。生徒が、「良い音」「弾きやすい」と言ってくれて嬉しかったですね。私もespressivoで演奏することを、心から楽しんでいます。毎日、「もっと弾きたい」という気持ちになるのです。とても満足しています。

- 生徒さんのご成長にも変化はありましたか?
これまで“譜面通りに弾くことだけ”を考えていた生徒が、最近は、曲想や表現を考えて“こんな音にしたい”というイメージを持つようになりました。生徒曰く、「espressivoは自分が思った通りに音が出せるピアノ」だそうです。弱音も綺麗に出せるようになり、音色を意識するようになりましたね。ご年配の生徒は、これまでピアノを弾くと手にご負担を感じていたそうですが、初めてespressivoを演奏した時、「あら、今日は上手く弾けるわ」と喜んでいました。生徒もespressivoの響きや弾き心地の良さを感じていますね。
コロナ禍で発表会は出来なかったのですが、参観日の様にレッスン室に親御さんをお呼びして、生徒が演奏を披露する機会が増えましたので、生徒にも親御さんにもespressivoの素敵な音をもっと楽しんで頂きたいと思っています。

- 先生ご自身の演奏に何か変化はありましたか?
私はドビュッシーをよく演奏しているのですが、ペダルのニュアンスを研究するのが楽しくなりましたね。espressivoはペダルで細やかなニュアンスを実現できますし、響きのバランスも上手くとれます。以前よりも、ペダルの使い方やニュアンスに対して深く考えるようになりました。響きが自然に広がって、彼方此方から音が混ざり合っていく感じが、自然で心地良いのです。毎日楽しく、満足して演奏しています。私にとって、espressivoに出会えたことは幸運なことだったと思います。