パーソナルスタジオ™ STJ

Brass Resonance Modeling™は「ミュートを付けずに演奏した時の金管楽器の特性をモデル化し、ミュートを付けている時の音色を補正する」ヤマハ独自のデジタル技術です。3つのプロセスを同時に行い、金管楽器のリアルな音色を再現します。

プレーヤーモード

1.ミュート独特の「音のクセ」を取り除く

ピックアップミュート先端部のマイクロフォンで取り込んだ音をデジタル処理することで、ミュート独特のこもった音を緩和します。

2.楽器本来の響きを加える

ミュート未装着時の「楽器のベルから自分の耳元に返ってくるまでの響き」を加えることで、まるでミュートを付けずに吹いているかのような音を再現します。

3.奏者の位置で音の左右のバランスを調整する

演奏者の左右の耳に聞こえる時間、音量、音色差をそれぞれ調整し、さらにリバーブ(残響)を加えることで、部屋やホールで、あたかもベルから音が出ているかのような音空間を創り出します。

サウンドモードを切り替えることにより、演奏音を奏者が自然に感じる音(PLY:プレーヤー)か、聴き手が自然に感じる音(AUD:オーディエンス)かのいずれかを選べるようになりました。AUDモードを使えば、実際に楽器の前で聴いているかのような音に簡単に切り替えることができ、演奏の録音やオンラインレッスンに最適な機能です。

オーディエンスモード

1.ミュート独特の「音のクセ」を取り除く

ピックアップミュート先端部のマイクロフォンで取り込んだ音をデジタル処理することで、ミュート独特のこもった音を緩和します。

2.楽器本来の響きを加える

ミュート未装着時の「楽器のベルから聴衆の耳元に届くまでの響き」を加えることで、まるでステージから客席へ届いたような音を再現します

3.聴衆の位置で音の左右のバランスを調整する

聴衆の左右の耳に聞こえる時間、音量、音色差をそれぞれ調整し、さらにリバーブ(残響)を加えることで、自身の演奏をあたかも客席で聴いているような音空間を創り出します。

リバーブの調整幅が広がったことで、響きの少ない練習室からに豊かに響く大ホールまで響きを変化させることができ、演奏者の好みの響きのなかで演奏できるようになりました。

パーソナルスタジオ™STJとPCやスマートデバイスを付属のUSBケーブルで接続すれば、自宅で簡単に録音やオンラインレッスンが楽しめます。パーソナルスタジオ™STJは複雑な配線も必要がなく、簡単に接続する事が出来ます。これからのサイレントブラスは、個人練習のためのツールから、自宅にいながら世界とつながるツールに変わります。

※スマートデバイスとの接続にはアダプタが必要です。

パーソナルスタジオ™STJはヤマハが無料で提供している”Rec’n’Share”アプリと接続することができます。 Rec'n'Shareは、デバイス内のオーディオデータに合わせてご自身の演奏を録画/録音し、SNSで共有することができるスマートデバイス用アプリケーションです。原曲のテンポを変えて再生する機能や、特定の区間のみを繰り返し再生するABリピート機能、原曲を解析してクリック音を付加する機能などもありますので、曲に合わせた楽器練習の際にも有効にお使いいただけます。