失敗しないためのアコースティックピアノ選びのコツ

一生ものだからこそ
知っていてほしい。

失敗しないための
アコースティックピアノ選びのコツ

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わたしたちはこれまで、たくさんのお客様の「はじめてのピアノ選び」をお手伝いしてきました。だからこそお伝えしたい、アコースティックピアノ選びを失敗しないポイントや、よくあるお悩みについてご紹介します。

アコースティックピアノ選びで一番重要なことは
『お子さまの「こう弾きたい!」に応えてくれるピアノ』です

弾き方によって変化する音の表情

アコースティックピアノは、弾き方のわずかな違いによって、奏でられる音が毎回微妙に変わります。どう弾いたらどのような音が出るかを試しながら、自分の「こう弾きたい!」に近づいていくことが、ピアノを学ぶ一番の楽しさかもしれません。
(先生とのレッスンでも楽譜通りに指を動かすだけでなく、曲のイメージや感情を音であらわすことを学んでいると思います)

もしかしたらお子さまは今はまだ、「こう弾きたい」という自分なりのイメージをあまり持っていないかもしれません。ですがこれからどんどん、そのような気持ちや感性が育っていきます。

お子さまが「こう弾きたい!」とイメージを膨らませ、それに応えてピアノが様々な音を奏でてくれる。それを繰り返す中で自然とお子さまが上達していき、ますますピアノを好きになってくれることを、わたしたちは願っています。

イメージする音を出すための
アコースティックピアノの仕組み

  • ”響板”をはじめ、多くのパーツは木材から作られ、その木材がピアノ特有の深みがあって温かい響きを作っています。天然の素材なので、弾き方が少し変わるだけでもそれに応じて響きも変わります。

  • アクション

    ピアノの内側では"アクション"と呼ばれる部分が鍵盤の動きをハンマーに伝え、そのハンマーが弦を打つことでピアノの音が生まれます。弾き方のわずかな違いも音の違いに反映されるのは、この精巧なアクションのおかげです。

  • ハンマーと弦

    ハンマーは天然の羊毛で内部は固く外側は柔らかく作られており、弦を打つ強さやスピードによって様々な音色を生み出します。また、ハンマーで打たれた弦だけでなく、他の弦も共鳴することで、豊かで深い響きも生まれます。(弾き方やペダルによって響き方を変えられるのも、アコースティックピアノの楽しさの一つです)

ピアノ選びを失敗しないためのポイント

参考になりましたでしょうか?他にも気になることがあれば、ぜひヤマハの店頭スタッフにお気軽にご相談ください。

ピアノ選びの際によく頂くご質問

お子さまが「こう弾きたい」という気持ちをもって、そしてそれに応えてくれるピアノで練習すれば、自然と上達し、そしてピアノがますます好きになってこれからも長く続けてくれると思います。もちろん、お子さまのその時の状況に応じて弾く時間の長さは変わっていくかもしれませんが、きっとお子さまのこれからの人生の中で、「私にはピアノがあって良かった」と思う時が何度も来るはずです。ぜひお子さまがピアノをずっと続けられるよう、サポートしていただければと思います。
メーカーによって「華やかな音」「落ち着いて深みのある音」など音のキャラクターの違いはある程度ありますが、ヤマハは、「出したい音が出せる」「様々な変化をつけられる」ピアノ作りを目指しています。ピアノにとって一番大事なのは、弾く人がその時に出したい音を出せること、お子さまの「こう弾きたい!」という気持ちに応えられること、とわたしたちは考えているからです。
響板が大きくなり、弦が長くなります。そのことで、音色の変化がよりきめ細やかになり、お子さまが「こう弾きたい!」と思う音を出しやすくなるでしょう。多彩な変化をつけやすくなって、様々な演奏表現もしやすくなります。
グレードが上のシリーズになるほど、音色の変化がよりきめ細やかになり、お子さまが「こう弾きたい!」と思う音を出しやすくなるでしょう。多彩な変化をつけやすくなって、様々な演奏表現もしやすくなります。
住宅の居室の床の「積載荷重」は法令で 「1平方メートルあたり約180kgの荷重に耐えること」と定められています (建築基準法施行令の第八十五条)。b113は重量194kg、YU11は228kgの重量がありますが、ピアノは1平方メートル以上にまたがって設置されますので、通常であれば設置に問題ありません。(ご不安な場合は、住宅の施工店様または建築会社様、マンションの場合は管理業者様などにご相談いただくことをおすすめいたします)
ヤマハのアコースティックピアノなら、ヘッドホンでの演奏も可能な「サイレントピアノ」や、ヘッドホンを付けなくても音量調節も可能な「トランスアコースティックピアノ」もあります。ご近所への配慮だけでなく、ご家庭内の状況(ご兄弟が勉強中、赤ちゃんがお昼寝中など)にも応じて音の出し方が選べます。
中古ピアノは、新品に比べリーズナブルな価格で販売されることも多いので、「お買い得」なこともあります。ですが、これまでの使われ方やメンテナンスによって、状態が一台一台大きく異なります。中には、どのように弾いても同じような音になってしまう、というピアノも。レッスンを続けて上達しても、お子さまの「こう弾きたい」というイメージにピアノが応えられないのではもったいないですね。(中古ピアノを買って数年後に、新品ピアノに買い替えるケースも珍しくありません)最初から価格だけで中古ピアノに決めてしまうよりも、新品も含めて、「こう弾きたい」という想いに応えてくれて、色んな音を出しやすいピアノをご検討いただければと思います。
・置き場
アップライトピアノの場合、背面は10~15cm、上部は40cm、左右は調律作業用に大人がひとり入れるくらいのスペースを空けていただくのが理想的。

・温度湿度
温度湿度が急激に変化することは避け、できるだけ以下の範囲内で保っていただくことをお勧めします。
温度・・・15~25℃
湿度・・・35~65%

※床暖房について
ピアノは本体のほとんどが木材などの天然素材でできているため温度・湿度の影響を受けやすく、床暖房による熱が木材の反りや収縮により調整の狂いを発生させる可能性があります。床暖房のお部屋にピアノを設置する場合の注意点は以下のとおりです。
・重量的に設置可能か床暖房メーカーへご確認ください
・床暖房の熱源の真上への設置は避けてください
ピアノの弦は一本平均90kgという強い力で張られています。また、アクション部は約6,000個もの部品で成り立ち、その大半は木材などの天然素材なので、常に少しずつ変化しています。これらの状態を整えてあげることが「調律」です。調律することによって、ピアノは弾き方の違いに敏感に反応できる状態になって、お子さまが「こう弾きたい」と思った音を出しやすくなるでしょう。アコースティックピアノはいわば「生き物」です。定期的に整えてあげることで、色んな音が出せる健康な状態に保ってあげてください。
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まずは2~3種類程度に絞り込んでみて、実際に店舗で触ってみるのがおすすめです。

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Function

お悩みや不安を解決、さらに楽しみ
方が広がるピアノ

ご近所やご家族にピアノの音が迷惑になってしまうのでは、という不安を解決するだけでなく、新しい楽しみ方が広がるピアノもご紹介します。

周囲への音を気にせず楽しみたい!

Message

最後にヤマハ担当者がお伝えした
いこと

ここまでご覧いただき本当にありがとうございます。最後に親御さまへお伝えしたいことがあります。
ピアノは毎日の地道な練習の積み重ねがどうしても必要です。上達を実感できないときは、お子さまご本人はもちろんご家族の方も気持ちが疲れてしまうことがあると思います。お子さまがピアノを「単調な指のトレーニング」と感じていたらなかなかやる気が出ないでしょうし、ご家族の方も「練習しなさい」と何度も言わなければならないとしたら大きなストレスになってしまいますよね。

そんな時こそ、お子さまがピアノを始めたときのことを思い出してください。 「ピアノを楽しんで弾けるようになってほしい。プロのピアニストにはならなくても、自分なりの演奏を楽しめるようになってほしい。そしてそのことが、この子のこれからの人生をより豊かなものにしてくれたら」というお気持ちだったのではないかと思います。
ぜひ最初のお気持ちのまま、お子さまのピアノレッスンを応援頂けたらと思います。

曲から感情や物語をイメージすること、そしてそれを音に込めて「自分の音」「自分の演奏」を色々と試してみること。それが自然と上達につながり、ピアノがもっともっと楽しくなっていく秘訣だと思います。

お子さまのこれからの成長や受験・進学などで、ピアノを弾く時間や曲は変化すると思いますが、お子さまがこれからもピアノとともに過ごして頂ければと願っています。きっとお子さまのこれからの人生の中で、「私にはピアノがあって良かった」と思うときが何度も来るはずです。

ぜひお店で実際にピアノに触れてみてください

まずはお電話で来店予約からまずはお電話で来店予約から

お電話でご希望やお知りになりたいことをお伝えいただければ、それに応じた適任のスタッフが当日はご来店をお待ちしております。大切なピアノ選びからちょっとしたご相談まで、ピアノにまつわることなら何でもサポートさせていただきます。ぜひお電話でご来店予約をしてください。

気になる機種を思う存分試し弾きできます

気になる機種をぜひじっくりと一台一台思う存分に試し弾きください。ただ、お子さまの場合、いつもと違う場所では緊張してなかなか弾けないこともしばしば。いま練習中の曲など、試し弾きする曲やフレーズをお子さまとお話のうえでご来店いただくとスムーズです。弾いてみるフレーズは出来れば一つだけではなく、「優しい気持ちで弾く」「元気よく弾く」など違う種類のものがいくつかあるとなお良いですね。

何回でもご来店ください

一度のご来店でピアノを決めるお客様はほとんどいらっしゃいません。一生ものの大切なお買い物だからこそ、ぜひ何回でもピアノを触りにご来店ください。

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