TransAcoustic™ Piano (トランスアコースティックピアノ)
NEW ACOUSTIC LIFE - ピアノの豊かさをいつでも、好きな時に
アコースティックピアノならではの豊かな響きを感じながら、消音・音量調節ができるトランスアコースティック™ピアノ。ピアノの心臓部とも言われる響板と、トランスデューサー(加振器)によって生み出されるどこまでも自然で奥深い音色と、デジタルが叶えるピアノの新しい楽しみ方。
アコースティックという魅力をそのままに、時間や環境を気にすることなく、いつでも自由にピアノの世界に深く浸ることができます。
トランスアコースティック™ピアノとは
アコースティックピアノは、鍵盤の先にあるハンマーが弦を打ち、弦が振動することで音が生まれます。しかし、これだけではまだ小さな音でしかありません。
弦の振動を、ピアノ内部に大きく広がる響板によって増幅させ、ピアノのボディ全体が共鳴体となることで、アコースティック特有の奥深い豊かな響きが生まれます。この響板を中心としたピアノ本来の発音の仕組みを上手く活用しながら音量調整を可能にしたのが、ヤマハ独自のトランスアコースティック™ピアノです。
「響板で音を響かせる」、ピアノ本来の仕組みをそのまま活用
デジタル音源から、体で感じるアコースティックの豊かな響きを生み出す
トランスアコースティック技術の発音構造はスピーカーユニットを必要としません。必要なのは「トランスデューサー」と呼ばれる加振機です。
トランスデューサーは音源の信号を振動に変換し響板に伝え、響板は振動を増幅させピアノ全体が共振します。
このように音源はデジタルであってもアコースティックピアノの仕組みと同じ過程を経ることで、体で感じることのできるアコースティックならではの豊かな響きをそのままに、発音することができます。
さらに音源は、バイノーラルサンプリング(*)で高品位に録音されたヤマハ「CFX」とベーゼンドルファー「インペリアル」の世界で認められた2つのコンサートグランドピアノの音が使用されています。
繊細な演奏表現を叶えるヤマハ独自の「トランスデューサー」&「アーティキュレーション・センサーシステム」
一般的なトランスデューサーをそのまま響板に取り付けると、その重みで響板本来の働きが制限されてしまいます。
そこでヤマハはアコースティックピアノ専用のトランスデューサーを開発。響板側には軽い振動部のみを付加する設計なので、響板の働きを制限することなくアコースティックピアノ本来の響きを忠実に再現します。
さらに最新モデルでは、鍵盤の動きを高精度に検知する「アーティキュレーション・センサーシステム」を採用することで、繊細な鍵盤タッチ、音のニュアンスまで忠実に再現します。
トランスアコースティック™ピアノでできること
アコースティックピアノでありながら音量調整
「トランスアコースティック™モード」に切り替えれば、アコースティックピアノでしか味わえない豊かな響きはそのままで、自由に音量を調節することができます。時間や環境を気にすることなく、いつでもピアノ演奏を楽しむことができます。
ヘッドホンでも、豊かな音で消音演奏
「サイレントピアノモード」を使えば、バイノーラルサンプリングとグランド・エクスプレッション・モデリングによる豊かで自然な音と響きで、ヘッドホンを付けていることも忘れてしまう程、演奏にじっくりと浸ることができます。
2つの最高峰グランドピアノの音
ヤマハのフルコンサートグランドピアノ「CFX」とウィンナートーンで有名なベーゼンドルファー「インペリアル」。
2種類のコンサートグランドピアノの音をお楽しみいただけます。それぞれの音色をその豊かな響き、多彩な音色の変化まで、余すところなく再現します。
アプリと連携で快適操作、楽しさ広がる
「スマートピアニスト」アプリを使えば、音量調節や音色変更などといった多彩な機能を画面を見ながら直感的に操作できます。
自分の演奏を聴いて、残せる
ワンタッチで自分の演奏を録音し、演奏をすぐにチェックしたい時に便利な「ピアノ本体録音機能」とUSBメモリーに自分の演奏をオーディオファイル(WAV形式)で録音して、上達の記録としてパソコンに保存して聴き比べたりすることができる「USBオーディオレコーダー」機能を搭載しています。
Bluetooth® オーディオ再生
Bluetooth対応のスマートデバイス内にあるお気に入りの曲を、ピアノの響板ならではの自然で豊かな響きで奏でることが可能です。オーディオ音源をバックに演奏したり、ピアノをスピーカーとして音楽を聴くことができます。
さまざまな楽器の音色で演奏できる
エレクトリックピアノ、ハープシコード、オルガン、ストリング、クワイアなど25種類の音色を内蔵。弾きたい曲のイメージに合わせて、お好きな音色を選んで演奏を楽しめます。
リズムで、演奏を華やかに演出
打楽器音とベース音で構成された20種類の「リズム」を内蔵。自動で伴奏をつけることができ、お好みのリズムを鳴らしながら、楽しくピアノを演奏することができます。
重ねて楽しむ。トランスアコースティック™レイヤーモードで広がる新たな演奏
トランスアコースティック™レイヤーモードを選べば、アコースティックピアノの音と、電子音を重ね合わせて演奏することができます。クラシックやジャズ、ポップスなど、幅広い音楽ジャンルで新たな演奏表現の可能性が広がります。