CFX

希望小売価格: 23,100,000 円(税込)

2022年3月 発売

ピアニストの情熱を実際の音に変え、共に作り上げた音楽を、コンサートホールの広い空間いっぱいに満たします。匠たちの技と叡智により結実した、ヤマハコンサートピアノです。

私と、響き合う。

「ほしい音は、私が表現したいことをかなえてくれる音。」

ヤマハが作りたいのは、単に美しい音が鳴る楽器ではありません。

全身全霊をかけて鍵盤に向かうピアニストの情熱を実際の音に変え、時に繊細に、時に力強く、響かせることができるピアノ。

そのために、多くのピアニストと対話を重ね、長い年月をかけ、ピアノという楽器と向き合ってきたのです。

ヤマハが新しいCFXに込めた設計思想「ユニボディコンセプト」は、すべてが、ピアニストの想いを実現するためにあります。

ピアノ自身が弾く者の意思を感じているかのように反応し、演奏者と楽器が一体となって響き合うことで生まれた音が、コンサートホールの空間を満たしていく。

これこそ、ヤマハが追い求めてきた瞬間に他なりません。

人の心を動かす音は、ピアノだけが奏でるものではなく、ピアニストとともに作りあげていくものだから。

UNIBODY CONCEPT-CFX設計思想「ユニボディコンセプト」-

ピアニストの想いを込めた打鍵が躯体を駆けめぐり、純然たる音となるために大切なのは、ピアノの中の「隔たり」を可能な限りなくすこと。全てのパーツが巧みに合わさり一体化したボディは、伝達のエネルギーロスを最小限に抑え、結果としてピアニストがピアノと一体化し、音楽の世界に深く没頭できる。

伝えたいと願う音の強弱を、緩急を、音間に潜むドラマまでをも、まるでピアニスト自身が謳い奏でるかのごとく、意のままに語ることができる。その思想が、「ユニボディコンセプト」として新たなCFXに体現されています。

対話を重ね、技を尽くし、挑み続けるピアノ作り。

ヤマハが作りたいピアノは、ピアニスト一人一人が思い描く音楽表現に、確かに応えられるピアノ。だから、ヤマハのピアノ作りにはアーティストとの対話が欠かせません。

ヤマハの楽器開発部門には、世界中の一流演奏家とつながり、日頃からリアルな声に耳を傾けるグループが存在します。

アーティストが本当に奏でたいと願うのは、どんな音なのか。どこに課題を感じ、どんな理想を目指しているのか。その対話は、楽器作りの学びや新たな気づきに満ち溢れています。

また、私たちには長きに渡るピアノ作りで培った、多くの知見があります。どのような設計が、どのような響きやパワー、音色を生み出すのか。最新のシミュレーション技術なども積極的に取り入れながら、最後には人の目が、耳が、そして手が、微細な変化を鋭く捉え、楽器としての完成度を高めていくのです。

かくして、ヤマハの作りたいピアノの姿を突き詰めていくという、全く新しいアプローチから生まれたひとつのピアノが誕生。

これまでにない弾き手との一体感、至高の音を追い求め、多くの知と技、たゆまぬチャレンジを重ねた先に結実したヤマハピアノの最高峰。 それが、CFXです。

特器を生む、手。

ヤマハのグランドピアノ工場には、ごく限られた技術者のみしか立ち入ることのできない一角があります。

それこそ、ヤマハピアノの最高峰、CFXを生み出す「特器工程」です。

ピアノ作りには大変な困難を伴います。ピアノは約8000のパーツでできており、そのほとんどが木材や羊毛といった天然素材。特に多くの部分を占める木材は、音の振動をピアノ全体へスムーズに伝えるため、常に自然体である必要があります。しかし、木は“生き物”。

その日、その場所、その瞬間の環境により刻々と変化します。作り手は、わずかな違いをもキャッチする鋭い感度と、ピアノ1台1台の個性を見極める確かな目、最適な加工を施すための膨大な時間と労力を厭わない根気が求められます。

「特器工程」ともなると、求められるスキルは必然として高いものに。

その顔ぶれは、木工加工に秀でた職人や著名ピアニストのコンサート調律を手掛ける技術者など、各工程におけるその道のスペシャリスト達。皆、常に自分の仕事に対する強い信念やこだわりを持つことはもちろん、より良いモノ作りのため、さらなる知識や技の追求に余念がありません。

設計思想を体現した唯一無二のフラッグシップは、こうしたピアノ作りを知り尽くした熟練工の心・技・体が合わさり生み出されるのです。

-CFX設計思想「ユニボディコンセプト」-

- 本体 -

- 鍵盤アクション -

- エクステリア -

支柱

曲練支柱には、音質に温かみと深みが出るブナ材とマホガニー材を使用し、一体となって振動をスムーズに伝えることができるよう継ぎ合わせました。CFXに適したA.R.E.(Acoustic Resonance Enhancement) 技術を用い、木材の内部応力を開放させると同時に、含水率を下げることで振動減衰を抑制しています。直支柱は、緻密な機械加工を施した後、手作業による最終調整を行い、曲練支柱の状態に合わせて隙間なく組み込みます。

フレーム

自社工場で、1台ずつ手込め方式にて鋳造しています。剛性を最適化し、かつ軽量化を実現しました。新たなリブ形状と飾り輪の配列を採用することで、より開放的な響きが生まれます。

響板

響板材には、厳選されたヨーロッパスプルースを採用しています。軽さと強さを両立し、弦圧に負けず、振動効率性の高い響板に仕上げました。新たな湾曲構造(クラウン)を採用することで、響き・伸び・太さのある中低音を実現しています。さらに響棒の幅、高さ、えぐり位置を変更することで、幅広いダイナミックレンジを獲得しました。

駒

性質の異なるメープル材を組み合わせ、強さと質感を兼ね備えた練り駒を採用しています。次高音部に新仕様の駒形状を採用し、有効弦長を伸ばすことで、次高音から高音に含まれる低い周波数のアタック音を増強させると同時に、音域間のバランスを最適化しました。駒全体の厚みと弦の圧力バランスを最適化することで、音のスケール感向上にも繋がっています。

ハンマー

フェルトにはドイツ製のこだわり抜かれた良質なフェルトを、ハンマーウッドには自然な発音で伸びの良いウォルナットを採用しています。原反の加工方法や、貼り込み型の形状、貼り込み時の温度を刷新しました。これにより、弱打から強打、低音から高音といった音色のグラデーションと豊かな色彩感を実現しました。

鍵盤アクション

打鍵された力が漏れなく伝わるよう、各パーツの接点部を最適化しました。鍵盤とアクションの接点位置変更やキャプスタンスクリュー上面の新形状採用により、初動の摩擦を低減しました。ローラーは最適な弾性を実現するとともに、静止摩擦力と動摩擦力の差が少ない素材にこだわりました。弱打では指に吸い付き、強打では弾き応えのあるタッチを実現しています。

屋根

ステージ上での照明の反射を抑えるため、標準仕様として上面に半艶仕上げを採用しています。角蝶番は、曲練支柱と屋根の振動特性を考慮した最適位置に取り付けました。

ペダル

繊細なペダルワークもより安心感をもって演奏できるよう堅牢な構造にこだわりました。本体との一体感をより際立たせるような美しいデザインです。

腕木・脚

外観は音色を印象づけるシルエットにこだわりました。腕木はピアニストの視点から見た時にフラットで演奏に集中できるデザイン、脚は装飾を排除して楽器としてのシンプルな美しさを追求しました。

鍵盤

白鍵は、手触りや色合いを天然象牙の性質に近づけた吸湿性のあるアイボライトを使用。安定した弾き心地を実現しました。黒鍵には天然素材の黒檀を使用しています。

ヤマハロゴ

2台ピアノなど、あらゆる演奏スタイルでもヤマハブランドを認知いただけるよう、高音部側・低音部側の両サイドにヤマハロゴを配置しました。

譜面台

室内楽などの楽譜を使用する演奏でも、自然な音抜けを感じられるよう、デザインも考慮した孔あき譜面板を標準仕様として採用しました。軽量化により、抜き差しの負担も少なくなりました。

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※仕様は予告なく変更される場合があります。掲載しているカラーや仕上げは実際の製品と異なる場合があります。

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