ヤマハピアニストラウンジ Facebook

国府 弘子の新・ピアノ一丁!∼ピアノへのラブレター∼

威勢のいいタイトルで登場させていただきました、どうぞヨロシク!ちなみにこれは1995年のエッセイ集のタイトル(それで今回「新」が付いているというわけ)。ピアノとともに東奔西走喜怒哀楽。果たしてこの歳月は自分をどれくらい成長させてくれたのか?はたまた老いに向かっているのか? 20年前には手書きの原稿用紙、今はパソコンを打ちながら、私のピアノライフを綴ります。 ( 毎月1日更新予定 )
No. 16

2015.08.03 音でおしゃべりをする歓び(最終回)

16ヶ月もいただいたこのマンスリーエッセイ、あっという間にいよいよ最終回となりました。また、いつブラリとやって来てしまうかわかりませんが(笑)、読んでくださって本当にありがとう。心からお礼を申し上げます。

最新の報告といえば、7月17日の銀座ヤマハスタジオ、今回はソロではなく、長いことチームを組んできた「国府弘子スペシャルトリオ」での出演です。最終回は、私にとって“宝物”でもある、このトリオの自慢をさせていただくとしましょう。

八尋洋一(ベース)、岩瀬立飛(ドラムス)、そして私というこの3人は、トリオで活動して2015年で満17年。私の作るオリジナル曲を一番最初に“料理”してくれるのは彼ら、そしておそるおそる出してみた「生まれたての曲」を、彼らの感性が予想を超えて素敵な音楽に完成させてくれ、時には作曲者にとって「思いがけない形」で生まれ変わったりもします。

ヨーイチこと八尋洋一さんはスペインのカナリア諸島で育った天真爛漫な男、わたしと彼は同い年ということもあり、この17年の間にはいろいろと言い争ったり行き違ったりしたことも(いいオトナ同士が、打ち上げ宴会の席で、つかみ合いのケンカをしたこともありました・・・最近はいたって穏やかですが、先のことはわかりません笑)なにしろ、アニマル洋一というニックネームを付けたくなるくらい、感性のままに生きている男。もちろんベースプレイは誰もが認める、本物のラテングルーヴに満ちたスペシャルなもの、まさにオンリーワンです。

タッピーこと岩瀬立飛(たっぴ)さんも唯一無二のドラマー、とにかく一度でも彼のプレイを見て聴いて感じてほしい。身体のどこにも力みがない状態で、イマジネーションあふれる超絶技巧のリズムが、ごくごく自然に“歌”となり“鼓動”となって、彼から生まれでてくるのです。ワークショップなどではどんなに引っ込み思案な子供たちもいつの間にかタッピーの周囲に群がって、彼の側を離れないんです。

この二人と出会って、トリオを結成して、17年。
まだまだ、ちっとも飽きないしマンネリ化する気配もない。
いつも「計画したのとは全然違う音楽になったけど、こっちの方がステキ!」と舌を巻き、私のコンサートにゲストとして迎えたいろいろなシンガーやソロプレイヤーたちが「こんなに息の合ったトリオは見たことがない」と、その“あうんの呼吸”に驚いてくれる。

まあ、まだまだ3人で成長していきたいので、自慢話をするのはこれくらいにしておきます!

彼らとはいろんなレパートリーがあって、楽器を取り替えてセッションしたり、3人でピアノ連弾したりもするんです。
3人でコーラスしたりも。ヘタだけど(笑)得意な楽器を置いて、あえてヘタクソな事をやることで純粋に音楽を楽しめる、ということも発見(もちろんプロとしては、その際も、お客さまを充分に楽しませることが必須条件ですが)。いわゆる、カッコつけないで自分をさらけ出す、“自分開放”ができるようになったのは彼らと一緒に音楽するようになってから、と確信してます。
ちなみに岩瀬立飛くんはピアニストとしても本当に素晴らしい腕前で、どこかで彼のピアノもぜひ聴いていただきたい。

仲間たちとあちこちのステージで熱い汗をかき(時には冷や汗)、各地のお客さまと時間をともにし、音楽でのおしゃべりは続く。

人生で最高の、私の表現方法です。

みなさま、これからもどうぞよろしくお願いします。
どこかで出会えたら、声をかけてくださいね!

感謝をこめて  国府弘子

国府弘子の「新・ピアノ一丁!」

試聴&購入ができます。

国府弘子の「新・ピアノ一丁!」

「ピアノ一丁!」の楽譜もあります。

No. 15

2015.07.06 極上のピアノ、ヤマハホール「ピアノ一丁!」ソロ公演の至福の時間

2015年6月27日、銀座ヤマハホールにて「ピアノ一丁!」ソロコンサート終了いたしました。
無事に終わったご報告、というよりも、
終わってしまってこんなに残念、と思った“至福の時間”のご報告。

長年ピアノを弾いて参りましたが、
極上の響き、極上のピアノ、それがこのヤマハホールです。

最高の贅沢です。
とても幸せに、ピアノを弾き、弾き、弾き・・・弾きまくりました。
(おしゃべりも同じくらい・・・・)

思えば10ヶ月前に、このホールをお借りして「ピアノ一丁!」のレコーディングに臨んだ時には客席にはこんな顔ぶれしかいなかったのです。

それが昨日は満員のお客さまになり、寄席かと思うような抜群の反応で、拍手や歌声、リクエストのかけ声や笑い声・・・・いやホント、あなたたちは、極上のお客さまでした!!
アナタ、ほれアナタのことよ。
のっけから皆さまに歌わせちゃったり、
首にタオルでピアニカを吹いちゃったり、
リクエストに身をまかせて“プログラムフリー”にしてしまったり。
極上のホールを、自由気ままなライブハウスにしてしまう、これは私の描く理想の「ピアノコンサート」。

アルバム録音時にお世話になったスタッフ、ジャケット撮影して下さったカメラマンや、楽譜「ピアノ一丁!」をともに作り上げたお仲間たち、20年前のエッセイ「ピアノ一丁!」をともに作った編集者のかた、そしてヤマハホール関係者やミュージシャン仲間たちも本当にたくさんかけつけてくれて・・・
みんなピアノでつながって、ピアノを超えてつながっていく。
自分で作ったアルバムですが、ちょっと言わせてもらっちゃうね、

「ありがとう!“ピアノ一丁!”」

さてさて、まだ銀座ヤマハビルの地下スタジオで、楽しみな夜がございます。
7月17日(金)19時開演、 国府弘子スペシャルトリオ・コンサート。
「毒くわば、皿まで」と申します・・・・!?
ぜひ、お出かけくださいね。

東京・ヤマハ銀座スタジオ・国府弘子「ピアノ一丁!」ライブ

2015年7月17日(金)開場18:30 開演19:00

会場:ヤマハ銀座スタジオ[東京]
料金:6,480円(税込・全席指定)
お問い合わせ:YBSメディアワークス Tel:03-5488-5478(平日10時-18時)

出演:国府弘子スペシャルトリオ
国府弘子(ピアノ) 八尋洋一(ベース) 岩瀬立飛(ドラム)

22枚目の新作CD「ピアノ一丁!」が好調のジャズピアニスト国府弘子。
珠玉のソロピアノの一方で、「国府弘子スペシャルトリオ」での“あうんの呼吸”も大人気。
ピアノ、ベース、ドラムで展開するHAPPYなコクブワールドをお楽しみください。

e+(イープラス) 
FamilyMart「Famiポート」

ヤマハ銀座スタジオでのライブは初めて。100名ほどの小さなスペースです。
お申し込みはお早めに!

詳細はこちら

No. 14

2015.06.02 ~修業時代の冷や汗、振り返れば宝~

新作ソロCD「ピアノ一丁!」のレコーディング場所でもある、銀座ヤマハホールでのコンサートが近づいてきました(来たる2015年6月27日)。楽しみです。もちろん、このCDと同じ完全ソロ演奏。日頃バンド慣れした私ですが、ソロでも共演者はいるのです。「お客さまの反応」そして「ホールの至福の響き」がそれ。ぜひ、ご一緒にしましょうね! (同じヤマハビルの地下スタジオでは7/17に私の自慢の「国府弘子スペシャルトリオ」でのライブもございます!両方来ちゃいけない、なんていう法律はありません)

1995年発売のエッセイ集「ピアノ一丁!」

さて、この新作CDと同じタイトルの単行本、20年前の私のエッセイ集「ピアノ一丁!」を久しぶりに読んでみたら、これが意外とおもしろかった。30代半ばまでの修業日記のような内容。

ちょうど今、NHKの朝ドラ「まれ」を観ていても、主人公のケーキ修業と自分のジャズピアノ修業(失敗談やキツイ日々)が見事に重なり、当時を思い出して涙していたりします。ちなみに、まれちゃんみたいな美少女ではなかったけど。

思い出してもキュンとくる、私の最初の“修業時代”は、音大卒業直後にやってきました。

音大卒業当時の若造ヒロコ。

ご縁あって、ある作曲家の先生のアシスタントに。音大卒の同級生たちがピアノ教師としてすでにお中元をもらったりしている20代前半、自分はかなり異質な環境で、毎日が無我夢中…。事務所でのお茶くみ、コピーは当然として、ドラマ音楽を制作するスタジオ、音楽番組を収録するテレビ局、パーティやディナーショー…etc、とにかく一年中“先生”のお供で休みナシの、気の張る日々(と言っても実際、自分は役立たず)。

「プロになるには練習が一番」と思い込んでいた当時の若造ヒロコ、「あの〜、ピアノにさわる時間をいただけないでしょうか」と談判して「バカヤロウ、練習以外のもっと大事な事を経験させているのがわからないのか!」と怒られたり、日々の目的がわからず悶々と悩んで仕事もウワのそら、先生の番組出演用の衣装を電車の中に置き忘れ紛失、事務所全員の総スカンをくらったり…

番組収録中に私のハイヒール音が雑音となり、「地下足袋でも履いて来い!」と怒鳴られ、本当に地下足袋を履いて行ったらビックリされたり。

そうそう、「お弁当事件」…これは涙なくしては語れない話なのですが、 キリがないので今回はやめておきます(笑)。

マヌケでトンチンカンだけど一途な若者の修業&苦労ネタ、というのはそこら中にありますが、あれは決して大げさな作り話ではない。自分はそれを知っている、そしてそれは大きな栄養になった…と、今やっと、気づきます。エッセイを書いた20年前は、まだそれほど実感できてはいなかったんですよね。当時、修業させてくれた人の年齢になって、やっとわかった感じです。

TBS「天皇の料理番」の小林薫さんが、あの頃のK先生にちょっぴり重なって見えた自分でした。

(コクブのTV録画予約は、そんなわけで、修業モノのドラマ多し!笑)

自分の経験した宝を、すべて音色に投入していきたいです。
これからの経験も、ね。


さて引き続き、新作CD「ピアノ一丁!」もどうぞよろしく。

国府弘子の「新・ピアノ一丁!」

試聴&購入ができます。

No. 13

2015.05.07 ~ポールのライブでエネルギー放電&充電!~

もはや神、ポール・マッカートニー(2015.04.28 東京ドーム)

わたしが13歳の時から今までどれほどビートルズに親しんできたか、語り出したらエンドレス。今でもライブで機会を見つけては特技を披露。それは「ビートルズのリクエストならなーんでも弾けちゃうよ!」というもの。時々思い出せない曲などをいただくと家に帰って即復習、“ひとり反省会”を開くコクブ。それにしても全国どこへ行っても、老若男女が何かしらビートルズの愛聴曲を持っているのって、すばらしいですよね!ビートルズも素晴らしいが、あなたたちもスバラシイ、と。

さて私、特にポール・マッカートニーへの熱い気持ちは筋金入りであります。
あの歌声、あのメロディたち、スラリとした体型、キュートな顔、お茶目なキャラ、全てに恋をし続けてきた42年間ですが、彼が70歳をすぎて、あのようにフツーに、あのポールのままでいてくれるのは驚異。その陰には、どれほどの節制と努力があることでしょう。今回のコンサートでは特にそれを感じながら大感動の時間をすごしました! 選曲も涙モノ、2時間40分の間、一滴も水も飲まず、あの名曲この名曲、もう息もつかせぬ時間を過ごし、魂抜かれて帰ってきました。そして音楽はすごいな!と。

アリーナ席で興奮する、わたしとヒラメマネジャー。

そうそう、ちなみに私のソロピアノ新作「ピアノ一丁!」で1曲取り上げているビートルズ作品は、「ゴールデン・スランバー」でございます。シブイようで、重要な曲。今回もポールはアンコールでこの曲やってくれて感涙! みなさま、ピアノソロバージョンのこの曲、よろしかったらぜひ聴いてみて下さいね。

国府弘子の「新・ピアノ一丁!」

amazonでも試聴&購入ができます!⇒

あ、アルバムも聴いてほしいけど、演奏を生で聴いていただくのも大歓迎だな!
来たる6月27日(土)の昼間、銀座ヤマハホールで、このアルバムを録音した素晴らしい響きの空間でのソロコンサートです。ここで極上のピアノCFXの響きをともに堪能しましょう! (同じヤマハビルの地下スタジオでは7月17日(金)に私の自慢のトリオ、国府弘子スペシャルトリオのライブもございます!いっそ両方、初夏に銀座に通っちゃって!)

国府弘子のピアノ・ソロ「ピアノ一丁!」コンサート

No. 12

2015.04.01 ~ピアニカに、LOVE!~

アナタは“ピアニカ”を知ってるよね?「小学校の音楽の時間に使ったな」程度に思ってるんじゃ? それがね、ピアニカ、本当に表現力のある、スバラシイ楽器なの。

新作アルバム「ピアノ一丁!」の最後にはオマケのような短い曲が入っておりますが、それは「男はつらいよ」。しかもピアニカのソロ演奏という、ちょっとした暴挙(笑)。

しかしこれがキッカケとなって、私はますますピアニカにラブ。ライブでも必須アイテム。
そこで今回は、特にピアノを弾く人に、改めてピアニカの魅力をお伝えしたいなと。

  1. 1. ピアノと違い、管楽器奏者や歌手のような「息継ぎ」が必要だから、
      ピアノ演奏にもそれがとっても好影響。歌心のある演奏の大きなヒントに。
  2. 2. 息の調整で「ロングトーン&クレッシェンド」ができる。
      生ピアノには不可能なこの快感を、ピアニカなら味わえるのだ!
  3. 3. 動けるから「客席に向かって」パフォーマンスする感覚が身に付く。
      (ピアノに向かうと動けないし、なんかちょっと斜に構えてるじゃない?)
  4. 4. ピアニスト仲間とセッションできちゃうのがウレシイ。
  5. 5. 自分が楽器を持参して、どこへでも出前演奏可能!

・・・目下、新作アルバム「ピアノ一丁!」のご紹介のため出演させていただくラジオ番組にて「ピアニカ一丁!」の生演奏が予想外の人気(笑)。

6/27(土)の銀座ヤマハホールでのソロコンサートでも、CFX目当てと言いつつ、もちろんピアニカ吹いちゃいます。だって、レコーディングの時にあのホールの響きに感動のあまり、思わずピアニカも試したくなって録音してもらったのだもの!(その時の録音のヒミツの作戦については、またの機会に)。

春風亭昇太さんの「ラジオビバリー昼ズ(ニッポン放送)」にて。(1/28に出演しました)

国府弘子の「新・ピアノ一丁!」

amazonでも試聴&購入ができます!⇒

国府弘子のピアノ・ソロ「ピアノ一丁!」コンサート

No. 11

2015.02.25 ∼新作アルバム「ピアノ一丁!」について vol.3∼

国府弘子スペシャルトリオ+ゲストの夏川りみさん。

新譜「ピアノ一丁!」の発売記念コンサートツアー初日のご報告。よみうり大手町ホールにて「HAPPY MUSIC〜ピアノ一丁!」と題したコンサート、とても感慨深く素晴らしい時間となりました。朝には雪がちらつき、帰り道の足も心配な中での満員御礼は感謝のひとことです。ますます一体感を増す鉄壁のトリオ一同、そしてゲストの夏川りみさんとの幸せなコラボは、まさにタイトルどおりのハッピーミュージック。天からのギフトと確信するあの歌声で、「涙そうそう」から「アナ雪」(これが、もう鳥肌モノ!)そして二人で作詞作曲のコンビを組んだ初コラボの「約束〜忘れないよ」、とどめにお客さまにもカチャーシー指導をしてくれ、クラシックホールが総立ちのライブハウスと化したのでありました!

今後も各地で、ソロピアノコンサートあり、いろいろなコラボあり。「ピアノ一丁!」ツアーは続きます。どこかでお会いしましょうね。

ひき続き、試聴&購入ができます。http://amzn.to/1zLddAr

さて前回に続いて、アルバム「ピアノ一丁!」収録曲の解説をお届けしましょう。オリジナル曲、カバー曲、合わせて15曲も収録されている本アルバムですが、今回は後半7曲について。

8.サクセス・ムーン・ダンス
2003年『ピアノ・ヴォイセス』の収録時にはスチール・パンとのデュオ演奏だったオリジナル曲(2006年『サマー・セレクション』にも収録)。その後さまざまな機会にソロ演奏を重ね、時とともに熟成したので(?)、今回はソロバージョンを新録音。ひそやかな夜中のダンス。あふれる歓喜の想いを押さえながら・・・。

9.ゴールデン・スランバー
私の自慢の特技はビートルズリクエストに応えること(おおむね百発百中!)、そんな私の今回のチョイスはビートルズ後期の名盤「アビイロード」B面の壮大なメドレーからの1曲。まさしく珠玉のポール節、心穏やかにして戻らぬ日々を惜しむ・・・そんな曲調です。

10.ラプソディ・イン・ブルー
ガーシュインのピアノ協奏曲。人気はご存知のとおりです。ジャズピアニストのためのクラシック曲、と言えるかもしれません。オーケストラとの共演以外にも、ピアノ複数台で演奏したり、さまざまな機会があります。ここではソロ、国府流バーションで。

11.ブラッド・サーキュレイション
指のトレーニングとして即興的に弾いていたフレーズがいつのまにか小品となりました。硬派な曲調に少々ふざけたタイトルを付けました。“更年期に負けるなシリーズ・その1 〜まずは血行促進”。聴き手の血行も良くなりますよ。 今後、その2、その3もお楽しみに。

12.スターランド
2002年『ピアノ・アニヴァーサリー』収録曲。“あうんの呼吸”が自慢の「国府弘子スペシャルトリオ」で、コンサートで何度も演奏してきた曲です。いろいろなゲストにも加わってもらう事が多く、この曲で心をつないできました。ソロバージョンで新録音。時空を超えて、地球というこの星に祈りを捧げます。

13.ハッピー
最近の世界的ヒット曲。ファレル・ウィリアムスの、あのダンサブルなポップチューンを“ピアノ一丁”で料理してみたらこうなりました。とにかくサビのメロディがハート直撃、久々にクセになる曲。そしてジャズでいう「料理」とは何でもアリということです。例のメロディ以外はけっこう自由なアプローチ。

14.コスモスアベニュー
日本の誇るラテンピアニスト松岡直也さんは、ファンにももちろん、ミュージシャン達にも愛され続けた人でした。天国に逝かれた松岡さんに、心からの尊敬と感謝をこめて、彼の数々の名曲の中から、深い情感のこもったこの曲を。

15.男はつらいよ
女だってつらいさ!(笑)・・・最後のデザートは、まさかの寅さん。まさかのピアニカソロ。だってホールの贅沢な響きを、私の大切な“ライブ・ツール”でも聴いていただきたくてね。それに、実はちゃんと、ピアノ(CFX)も参加しているのですヨ。調律の酒井さんとのヒミツの共同作業により、かすかな残響音が生きているのでした!

P.S. ひき続きの「ピアノ一丁!」ツアー、 東京では、3月13日(金)に渋谷セルリアンタワー2FのJZブラットで国府弘子オリジナル作品限定ライブ(5人編成のマイバンドで)。そして6月の27日(土)は、この作品を録音した聖地(!)銀座ヤマハホールでの完全ピアノソロ。ここではまさに「ピアノ一丁!」の音色を再現したいと思っています。ぜひ。

☆二つのコンサートがセット券でピュアハート優先予約のお知らせ☆
いち早くチケットが手に入れる少しお得なチケットです。

6月27日(土)ヤマハホール公演ソロ・コンサート5,400円

7月17日(金)ヤマハ銀座スタジオ公演トリオライブ6,480円

11,880円を セット価格 11,500円で販売いたします。
2月28日(土)23:00までにメールにてお申し込み下さい。

http://kokubuhiroko.net のメールフォームまたはinfo@kokubuhiroko.net
こちらのメールの返信にて受付をいたします。携帯電話からもアクセス、送信可能です。
(確認メールをさせて頂くためこちらからの連絡を可能にしておいてください。)

件名orメッセージに「セット券購入希望」と明記の上、お名前、枚数、日中連絡可能なお電話番号、郵便番号、ご住所をお書き添えの上、送信ください。なお、 枚数の制限はございません。
また、お申込み後のキャンセル・ご変更はお受け付けできませんのであらかじめご了承下さい。
また優先での申し込みはセット券のみと致します。
チケットは後日、ご送付させて頂きます。

国府弘子ピアノ・ソロ「ピアノ一丁!」コンサート
2015年6月27日(土)開場 13:30 開演14:00
会場:ヤマハホール [東京]
料金 5,400円(税込・全席指定)

国府弘子「ピアノ一丁!」ライブ
2015年7月17日(金)開場18:30 開演19:00
会場:ヤマハ銀座スタジオ[東京]
料金:6,480円(税込・全席指定)※3月チケット一般発売予定
お問い合わせ:YBSメディアワークス Tel:03-5488-5478(平日10時-18時)

出演:国府弘子スペシャルトリオ
国府弘子(ピアノ) 八尋洋一(ベース) 岩瀬立飛(ドラム)

ヤマハ銀座スタジオでのライブは初めて。
100名ほどの小さなスペースです。

■銀座で過ごす贅沢な時間。「国府弘子のいい音、いい音楽」
2015年3月14日(土)
【1回目】13:30~15:00 【2回目】16:30~18:00 ※入替制

うららかな春の午後、おしゃれな街・銀座で、いい音、いい音楽に酔いしれる。音楽好きにとっては、これ以上ない贅沢かもしれません。そんな贅沢な時間を過ごしたいあなたに贈る、素敵なトーク&ライブイベント「国府弘子のいい音、いい音楽」。
ナビゲーターに音楽プロデューサー・オーディオ評論家の和田博巳さんを、ゲストにジャズピアニストの国府弘子をお迎えして、ヤマハのHiFiオーディオから流れる国府さんの愛聴盤や最新アルバムをご堪能いただきます。お二人の楽しいトークイベントや、国府さんのピアノ演奏も交えて、盛りだくさんの一時間半。
どうぞ素敵なひとときをお過ごしください。

募集定員:各回30名
会場:ヤマハ銀座スタジオ[東京]
料金:一般4,000円(税込)※ワンドリンク・おつまみ付き FC会員割引あり
詳細・お申込みについてはフィーリングクラブサイトをご覧ください。
お問い合わせ:(株)ヤマハビジネスサポート FC会員企画事務局
03‐5488-6610( 10:00~18:00/土・日・祝日を除く)
出演:ナビゲーター 和田博巳氏、ゲスト 国府弘子

No. 10

2015.01.22 ∼新作アルバム「ピアノ一丁!」について vol.2∼

ピアノ一丁!

<収録曲>
1.ピアノ一丁!のテーマ(国府弘子/新作オリジナル)
2.ユー・チューン・マイ・ハート(国府弘子/新作オリジナル)
3.ソー・イン・ラヴ (C.ポーター/「日曜洋画劇場エンディングテーマ」)
4.サムホェア (L.バーンスタイン/「ウエストサイド物語」より)
~組曲「ピアノテラピー」 ~  (国府弘子/新作オリジナル)
5 I.独りの時間
6.II.眠りの森
7.III.瞑想
8. サクセス・ムーン・ダンス(国府弘子)
9. ゴールデン・スランバー (Lennon & McCartney/「アビイ・ロード」より
10. ラプソディ・イン・ブルー (G.ガーシュイン)
11. ブラッド・サーキュレイション(国府弘子/新作オリジナル)
12. スターランド(国府弘子)
13. ハッピー (ファレル・ウィリアムス)
14. コスモスアベニュー (松岡直也)
15. 男はつらいよ 映画「男はつらいよ」より)*ピアニカ

国府弘子
2015年1月21日発売 VICJ-61708 / 3,000円+税

いよいよ出ました、愛情たっぷり、「ピアノ一丁!」。
(このキャッチコピーは、例えば「薬味たっぷり、ニシンそば一丁!」的な感じね笑)
どうか皆さま、ともかくこのアルバムの「幸せになれるピアノの音色」を、体感していただければありがたいです。

ちなみに以下は、ビクターのCD通販サイトです。試聴&予約ができますのでぜひ!
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A001492.html

以下、ご参考になればということで、曲解説。オリジナル曲、カバー曲、合わせて15曲も収録されておりますので、今回は前半7曲について。

1. ピアノ一丁!のテーマ
 人生、なんだかんだでトホホな気分にもなるけどさ。
 でもまた、一歩先に進んで行こう、って思えたらこっちのもんよ!
 ヒロコ流“上を向いて歩こう”です。

2. ユー・チューン・マイ・ハート
 長年お世話になった、ピアノ調律師さんがいました。
 「今日のピアノは、そんなに力んで弾くもんじゃないです」と
 ボソッとお説教されたりしました。
 ピアノと一体になれた演奏の後は、涙を浮かべて満足げにうなずいてくれました。
 天国の小沼則仁さんに、感謝をこめて捧げます。

3. ソー・イン・ラヴ
 コール・ポーター作。日本では「日曜映画劇場のテーマ曲」として有名かもしれません。
 クラシックの要素もジャズの要素も混ぜ込んで、コクブ流の味付けです。

4. サムホェア
 L・バーンスタインの「ウエストサイド物語」は名曲ぞろい、
 中でもこの曲の持つ“静かなるパワー”は格別です。
 美しい響きのヤマハホールで極上の名器CFXを弾くなら、この曲を、と。

5. 6. 7  ~組曲「ピアノテラピー」 ~
 今まで体験したことのない、苦しかった心身不調の時期(2009年の夏から5年間)に、
 自分自身(あるいは同じように弱っている人)に向けて“聴く薬”として作った小品集。
 今回は以下の3曲を収録しました。
Ⅰ  「独りの時間」(組曲「ピアノテラピー」より)
 自分の内側を見つめる時間。
 すべてはそこから始まり、そこに戻っていく。
Ⅱ 「眠りの森」(組曲「ピアノテラピー」より)
 深い、深い眠りの向こうには、森がある。
 時の止まった楽園のようなそこでは、からまりあった記憶の糸も、
 すべては溶けて消えていくのだ。
Ⅲ 「瞑想」(組曲「ピアノテラピー」より)
 「こんな夜中も、想うままにピアノを奏でていいの?」
 「かまわないの、大丈夫」。と彼女はキーを置いていきました。
 独りになってゆっくりと、深夜1時のピアノの前で、自分の中の宇宙に旅をしました。


さて、1月30日(金)には、まず東京・大手町の「よみうり大手町ホール」で国府弘子スペシャルトリオの仲間たち、そしてゲスト夏川りみさんとともに“HAPPY MUSIC”と銘打ったコンサートがありますが、その後も全国で、この「ピアノ一丁!」をお届けする機会がありますので、皆様ぜひお出かけくださいね。ちなみに東京では、3月13日(金)に渋谷セルリアンタワー2FのJZブラットで国府弘子オリジナル作品限定ライブ(5人編成のマイバンドで)も。そして6月の27日(土)は、この作品を録音した聖地(!)銀座ヤマハホールでの完全ピアノソロ。
ここではまさに「ピアノ一丁!」の世界を再現したいと思っています。
ぜひ来てくださいね!

コンサート情報

▼1月30日 よみうり大手町ホール

1月30日 よみうり大手町ホール

▼6月27日 銀座ヤマハホール

6月27日 銀座ヤマハホール

「ピアノ一丁!」リリース記念のミニライブ
1月24日(土)15時よりヤマハ銀座店1階ポータルにて開催します!

No. 9

2014.12.26 ∼新作アルバム「ピアノ一丁!」について vol.1∼

私にとって2014年は、穐吉敏子さんや仲間達との「ジャズピアノ6連弾」全国ツアー、岩崎宏美さんとの「ピアノ・ソングス」全国ツアーなど、“ホールの響き”を堪能した1年でした。そして夏の終わりには、ホールを借りて新作アルバムのレコーディングもいたしました。大好きな銀座ヤマハホールでの、完全ピアノソロ。しかも極上フルコンサートグランドピアノCFXとの蜜月。想いは叶えるものですね。久しぶりの自分の作品を一言で表すと、音色に全神経を集中した一作である、と。一音一音、ウカツに鳴らしてはイカン。奏でるは語りたい音のみ。そんな事を自分に命じ、幸せになれる極上音色を追求した今作。そのためのマイク位置や録音に心血を注いでくれたスタッフ一同の“プロフェッショナル”にも支えられ、ソロなのに全く孤独じゃない、歓びに満ちたレコーディングでした。

左から青木氏(録音スタッフ)、私、酒井氏(調律)、藁谷氏(録音)

左から青木氏(録音スタッフ)、私、酒井氏(調律)、
藁谷氏(録音)

録音時の限定観客は4名(4匹?)

録音時の限定観客は4名(4匹?)

収録曲については次回語らせていただくとして・・・まずはアルバムタイトルをお知らせしておきましょう。「ピアノ一丁!」これが、今回の新作アルバムのタイトル。あれっ?このエッセイのタイトル?そうです、そしてそれは、20年前の単行本のタイトルでもあり・・・つまり、この新作CD、20年も前から構想していたのか!?自分でも不思議な、ご縁のたまもの。 さあ、あなたも試しに、声に出して言ってみよう、“ピアノ一丁!” ・・・ホラなんか元気が出ませんか? 2015年はこの新作とともに、全国へ出前演奏に出かける私です。どうぞヨロシクね!

新作アルバムの詳細・ご予約はこちら

「ピアノ一丁!」リリース記念のミニライブ
1月24日(土)15時よりヤマハ銀座店1階ポータルにて開催します!

Web音遊人で紹介されました!

■1月17日放送分の文化放送
「楽器楽園~ガキパラ~」の”Yamaha Presents「思いっきり、音楽。」コーナーに出演します。
http://www.joqr.co.jp/gakipara/index.html

No. 8

2014.12.01 ∼石塚まみさんとのデュオピアノ共演 at ヤマハホール∼

至福のデュオピアノ!

10月24日、銀座ヤマハホールでデュオピアノコンサートをいたしました。
今まで様々なピアノ仲間と出会ってきましたが
「自分と、音楽的趣味が、こんなに近い人が、いた!」
と共感・驚嘆するお相手、それが石塚まみさんであります。
もちろん違う個性を持った二人なのは確かですが、この出会いが特別なものである事も、確か。

初演は一昨年、豊橋の山本達雄先生主催の音楽会。
その時の東京での音合わせを見て「うちでもぜひやりましょう」と言ってくれたヤマハの女性プロデューサーの言葉も、本当に嬉しかった。
二人とも同じ国立音大でクラシックを学び、ジャズに恋をしてバンド修業。
自作の楽曲には「心に響く、温かいメロディ」が必須。4ビートと同じくらいサンバやラテンやロックのリズムも重要。

それから日本やアジアの音楽も大切にしていて、多彩なジャンルのアーティストと共演の機会を惜しまず・・・etc、共通項が多くて驚くばかりです。
あ、ちなみに、大きな違いは、彼女の場合はピアニストであると同時に、素晴らしいシンガーでもあるという事(うう、うらやましいっ)。
ついでに言うと、出会うまでに時間はかかったけれど、実は20年近く前に、ある作品に参加していた彼女の歌とピアノに感動至極の私が、そのアルバムの帯にキャッチコピーを書いた事があるのです。
ご縁はつながり、お互いに経験を重ね、これからもこのデュオピアノユニットは、活動を続けていきたいと思います!

大成功の笑顔

大成功の笑顔

石塚まみさん(左)と私(右)

石塚まみさん(左)と私(右)

P.S. 次回はいよいよ、久々の新作についての報告を!

No. 7

2014.11.04 ∼レジェンドはお料理上手!穐吉敏子さん宅にて~
NY滞在記(2)∼

日本が誇るジャズ・マスター、穐吉敏子さん。20代で単身アメリカに渡り、ビッグバンドを率いて本場ジャズシーンで活躍。
「ロング・イエロー・ロード」「孤軍」など、ジャズと日本音楽の融合を見事に成功させた彼女の曲は、世界のジャズファンに愛されました。
私は30年前のニューヨーク修業時代によく彼女のライブを観に行き、厳しい表情で指揮をしピアノを弾く彼女の姿に、いつも「アナタなんて、まだまだ甘い!」と叱られ気分(?)でした。実際叱られたわけではなく、勝手なイメージで(笑)。
それから30年後の、まさかのご縁。ちゃっかりご自宅に上がり込み、穐吉さんの手料理をごちそうになっている・・・夢の一夜の報告です。前菜の“マグロのタルタル”から、ぷりぷりの海老いっぱいのジャンバラヤ、デザートの抹茶アイスクリームまで、全て美味しかったです!

穐吉敏子さんとカンパイ!

いろんなお話を聴いたのですが(今年の春の「6連弾」ツアー打ち上げの続き)、
フツーに出てくる名前がスゴい。
「歌手で日本人の私に一番親切だったのはビリー・ホリデイ」「マイルスが、おまえ緊張してるだろ、ってさりげなく気遣ってリラックスさせてくれて、セッションは上手くいった」・・・etc。 どひゃー、とマヌケな相づちを打ちながら、極上のワインをいただき、お嬢さんのマンデイ満ちるさんには地下のワインセラーまで案内していただきました。
たくさんの苦労、孤独な闘い、いろいろありつつ、レジェンドは基本的に “人生エンジョイ派”。公平で、スパッとしてて、お茶目で、「なんとかなる!」が合い言葉の穐吉さん。
おもてなしへの感謝に加え、共感いっぱいの、ウレシく忘れられない夜でした。

デザートまでお手製。

デザートまでお手製。

お宝のワインセラー

お宝のワインセラー

ではみなさま、11/24(月祝)川崎駅前のラゾーナ川崎(14時開演)にて、お待ち申し上げます。
私のピアノと、絶好調のあうんのコンビ、フライド・プライドのカッコいいお二人が、肌寒い晩秋の午後を、あっという間に熱帯リゾートへと変えてみせましょうぞ!

▼コンサート情報
モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン・イン・かわさき2014
2014年11月24日(月) 開演14:00(開場13:30)
開場:神奈川・ラゾーナ川崎プラザソル
料金:3,500円 全席指定
チケット:チケットぴあTel:0570-02-9999 Pコード241-095
お問合せ:モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン・イン・かわさき2014実行委員会
Tel:044-222-5800(月曜~金曜 9:30~17:00)
出演:国府 弘子 with Fried Pride

No. 6

2014.10.03 ∼生きる自信もトホホな想いも、この街がくれた~ NY滞在記(1)∼

秋のニューヨークに来ております。24歳の時に1年半ジャズ修業をしたこの街。 私にとって特別な場所です。

今年前半に「ジャズピアノ6連弾」のツアーでご一緒した穐吉敏子さんが「ニューヨークの我が家に遊びにいらっしゃいよ」なんておっしゃり、丁度NYが恋しかったので、もうワクワクしながらチーム代表(?)でやって来ました。実は今からお訪ねするのです。だからそのレポートは次回、乞うご期待。

さてNYで行きたい場所、会いたい人はいっぱい。今回どこへ行ったのかって?まずヤンキースタジアムで引退直前のジーター選手そしてイチロー選手を応援。そして大好きなキャロル・キングの半生を描いたミュージカル「Beautiful」観劇。 本人かと思うような主演女優さんの歌とピアノに感激。
それからジャズピアニストのケニー・ワーナーのライブや、矢野顕子さん×上妻宏光さんのステージで、ヤマハCFXの極上の音色を確認。それから新進気鋭のジャズ作曲家狭間美帆さんの作品発表ライブ。それからハドゾン川沿いで観た、美人ラッパーの野外ライブ、超カッコよかった!イギー・アゼリアという白人女性、要チェック!ただ街をてくてくてくてく歩く時間も好き。

タイムズスクエアにて

タイムズスクエアにて

ヤンキースタジアムにて

ヤンキースタジアムにて

30年前の若造ヒロコの不器用な情熱を想い、心配かけた家族や支えてくれた人達を想い、 そして今の自分にハッパをかける。これが私のニューヨークin 2014秋。

30年前(!)セントラルパークにて

<追伸>
来年1月にピアノソロアルバムをリリース決定。タイトルもこのエッセイと同じ「ピアノ一丁!」。
ヤマハCFXの素晴らしい音を皆様にお届けいたします。
来月のエッセイにはその様子もお届け出来るかも!?
乞うご期待!!!!

No. 5

2014.09.01 ∼ピアニカが私を変えた・ハッピーな演奏ツール∼

ピアノ一丁!というタイトルなのに、今回は「ピアニカ」のお話。 小学校の音楽の授業で、白いホースをつけてピアニカを吹いたことがある人、いるよね?人前でピアノを弾くようになってしばらくたった頃スタッフからプレゼントされ、私はこのカワイイ楽器と再会。おそるおそるライブで使ってみた後かれこれ20年以上、コイツとは大親友。ピアノと比べるべくもない素朴な楽器ではありますが、どっこい大きな力を秘めている。ピアニカのおかげで、ステージの自分がどんどん開放されていったのです。

ジャズフェスティバルでも即興セッション

ピアノという楽器は、ステージ上で客席に対して斜めに位置することもあり、恥ずかしさや緊張を抱えたまま「ピアノに隠れる」ような感じで長いこと弾いていた私・・・ピアノを弾くアナタも、思い当たるフシがありませんか?私はまさにそうだったんです。
しかし!ピアニカを持って歌手のようにステージ中央に立ち、客席に向き合い、息継ぎが必須のこの“歌う楽器”を吹くうちに、メロディにどんどん魂がこもり、聴き手にも共演者にもどんどん近づいていく新しい自分を発見、それはもう快感(リバーブをかけたマイクで音を拡声すると、それは素敵な音色ですよ)。

ある時から、客席に降りて「歩き吹き」も。そして思ったのです。ピアノも、こういう気持ちで弾けばいい、と。今ではピアノも、首を右にねじってお一人お一人の顔にガンとばしながら弾くようになっちゃった(笑)。 番組出演などでこの楽器の話をする時は公平を期して「鍵盤ハーモニカ」と言うんですが、私の愛器はヤマハだから、ここでは堂々と“ピアニカ”宣言。
10/24(金)ヤマハホールでのデュオピアノコンサートでも、相棒の石塚まみさんのピアノでピアニカを吹くのが楽しみ。大好きなピアニストと、歌手のような気持ちで共演できる。これもピアニカの醍醐味なんです。

花嫁姿でもピアニカ!

花嫁姿でもピアニカ!

看護婦さんもピアニカ!(石塚まみさんと私)

看護婦さんもピアニカ!(石塚まみさんと私)

※国府さんも愛用されているヤマハのピアニカが30年ぶりにモデルチェンジ! 詳しくはこちら→

No. 4

2014.08.01 ∼ワークショップへの誘い・初心者歓迎!∼

これを読んで下さってるアナタは、きっと音楽がお好きですよね。もしかすると、小さい時にピアノを習ったことがあるかたも多いかも。もしそうでなくても「聴くのが好き」という気持ちを、この秋にもう一歩進めてみる、というのはどうでしょう?つまり、奏でる方の気持ちを体験してみるのです。しかも、独りでオトシマエをつける必要はなく、仲間と皆で“バンド”をやるんです。まだ出会っていない、新しい仲間と。そんなお誘いに、過去何人もの人が私のワークショップに参加してくれました。

昨年の参加者と

目下継続中なのは神奈川県相模湖交流センターでの二泊三日のプチ合宿。初日はまず、私たちトリオのコンサートを鑑賞してもらい、その夜に顔合わせの食事会。翌日は一日中音楽三昧、タイコでおしゃべりする岩瀬立飛さんのまわりには、コドモからご高齢の方までドラム希望者がいっぱい。私のピアノを囲んで、ピアノやピアニカ、ほかのいろいろな楽器奏者が課題曲の練習。目的は急にテクニシャンになることじゃなく、「みんなで一緒にセッションできるようになる」こと・・・つまり、聴く耳を持つこと!これはバンドの基本でもある上に、実はコミュニケーションの基本。相手の言葉に耳を傾けることって、友達作りの一番の近道なんだよね!この合宿におそるおそる参加した人が、帰る時にはみんな笑顔いっぱいで、連絡先を交換し合って帰って行くのを見るのが大好きです。今年は9月13~15日の連休に開催。興味のあるかた、お気軽に問合せてね。アナタの新しい扉を開くお手伝いをしちゃうよ!

▼さがみこ音楽創造ワークショップ2014
問合わせ先:相模湖交流センター 042-682-6121
http://www.sagamiko-kouryu.jp/event/

こんな生徒はいるわきゃないっ!

こんな生徒はいるわきゃないっ!

ピアノを囲んで

ピアノを囲んで

No. 3

2014.07.08 ~「10代の自分」と「今」をつないでくれる、ディーヴァ・岩崎宏美さん。「岩崎宏美 ピアノ・ソングス with 国府弘子」デュオツアー中です。~

全国12カ所でのホールコンサート「ピアノ・ソングス」ツアーをやっています。デビュー39年目を迎える歌姫、岩崎宏美さんのご指名で、たった2人きりのステージ。彼女のヒット曲をコクブ流のピアノで料理し、普段歌っていない曲も提案し、「こんな自由にやらせてもらっちゃって大丈夫?」というくらい、身をまかせてくれる宏美さん。ピアノ一台で淋しくないよう、別の魅力を増すよう、ジャジーにクラシカルに、時にはロックに、工夫をこらすわけですが、「あ、この感じイイ」と許容範囲広く(竹を割ったような潔いお人柄!)、おかげで心おきなく“音楽”してます。

只今「ピアノ・ソングス」ツアー真っ最中。岩崎 宏美さんとのバックステージでのひととき。

改めて勉強してることは、耳に親しんだ原曲アレンジのぶ厚い楽器編成を、ピアノ一台で再現しようとしてガシガシ弾きすぎないようにすること。「引き算」「ガマン」が効果大。天性の声は、時には無伴奏で、充分満ち足りているのであります! 思い返せば39年前、ピアニストを夢見つつ「ロマンス」や「思秋期」を口づさんだ高校生ヒロコは、想像できたでしょうか?夢がかなった上に、将来こんなデュオツアーをしているとは。あの頃の自分と今をいっきにつなげてくれた、岩崎宏美さんに感謝。(そして客席でそれを感じている同世代の人達との一体感がうれしい!)

開演前。緊張してると言いつつも、そこはベテラン2人組。

開演前。緊張してると言いつつも、そこはベテラン2人組。

ラジオ収録時、2人とも「スッピン」。むしろ、イケてます。

ラジオ収録時、2人とも「スッピン」。むしろ、イケてます。

No. 2

2014.05.30 “ヒロコ流ピアノパーティ”を育んでくれた
STB139の贅沢空間

東京・六本木のライブレストラン「STB139」のクローズが決まり、万感の想いでラス トステージを終えました。
一度でもライブを聴きに訪れたことのある人なら、蔦とレンガの外観、開放感あふれる吹き抜け空間に心が踊ったことでしょう。贅沢かつフレンドリー、広々としているのにどの席からもステージが近く、料理もお酒も美味しく・・・私も客席で随分エンジョイしましたが、何といってもパフォーマーとして得た経験はあまりにも大きく、ここで重ねた20回弱の自主ライブ「ひろこ倶楽部」が“自分流のハッピースタイル”を作ってくれた、と感謝の想いでいっぱいです。

5月17日:STB139「ひろこ倶楽部vol.17」ゲストの鳥山雄司(gt)、露崎春女(vo)そして客席の皆さんと

STB体験前と今とで、ステージに立つ自分の姿勢は随分変わったと思います。30代までは「発表会(一方通行)」それ以後STBで覚えたのは「ショー(一体感)」。客席の笑い声も手拍子も涙もダイレクトに届く場所だからこそ、うんと幸せな人達を見たいし、幸せな自分を見せたい。これからも様々な場所で、それをめざして修業していきます。これは個々の自由なんだけど、私が思うに、ピアニストもただ上手に弾くだけじゃなく、歌手のようにお客さんとしっかり向き合って、楽しく対話すると、自分が開放される気がしませんか!

STB139の外観 

2000年6月、自身の結婚報告ライブにて

No. 1

2014.05.02 極上のピアノ天国!「ジャズピアノ6連弾」

初回のご報告はピアノ一丁ならぬ、ピアノ6台の豪華コンサートツアー。「ジャズピアノ6連弾」、先日終了したサントリーホールでの大成功も記憶に新しいのですが、6台の極上CFXが響き合う贅沢、各自アドリブからの息ぴったりのアンサンブル・・・自分が参加しておいて言うのもナンですが、名手&名スタッフが揃ってこその超スペシャルなエンタテイメント。佐山雅弘・小原孝・塩谷哲・佐藤允彦・私、そしてジャズ界の誇る穐吉敏子(敬称略)。それぞれピアノを思いきり自由に個性豊かに奏で(同じピアノでも皆違う音色)、「ラプソディ・イン・ブルー」を紡ぐ様を聴いていただけたら、クラシックとかジャズとかジャンル分けはもはや無用。ピアノ族は全ての音楽を栄養にしているのです!

高松にて打ち上げの様子

ジャズピアノ6連弾 集合写真

Profile:国府弘子 Hiroko Kokubu

ピアニスト/作・編曲家。
国立音楽大学ピアノ科卒業後、単身渡米しジャズ修行。帰国後1987年のデビュー以来、第一線で活躍し、アルバムの制作、ライブでのパフォーマンス、テレビやラジオのDJをはじめ活字メディアにもエッセイを寄稿するなど多彩な活動で全国的な人気を集める。 幅広い表現力を持ったインプロヴァイザーとして、音楽シーンをリードしてきたジャズ・ピアニストであり、また温かく心に響くメロディーを創造する作曲家としても評価が高い。2015年1月にピアノソロアルバムをリリースします。

プロフィールの続きを読む

Column Index

ヤマハピアニストラウンジ Facebook

ページトップへ戻る